山歩きはこれ一着でOK!おすすめの登山向けレインウェア10着

Mountain Hardwear Quasar Lite Jacket

快適性★★☆ 防水性★★☆ 透湿性★★★ 機能性★★☆ デザイン★★★ コスパ★★☆

今回の10着中、唯一の2.5層タイプですが、独自開発の防水透湿素材であるドライQシリーズのフラッグシップ、ドライQエリートを採用し、生地の厚さも40Dと冬でも難なくいけるスペック。多くの防水透湿メンブレンがウェア内外での湿度差を利用して透湿するのに対し、ドライQエリートではウェア内の湿度上昇を待たず「着た瞬間から透湿」する驚異の透湿を可能に。つまり蒸れる前に発散してくれる(はず)という、まさに待ち焦がれていたレインウェア。

2.5層ということで、コーティング感のあるペタペタした裏地に多少不満はあるものの、スタイリッシュで立体裁断による動きやすいフォルムも相まって、何というか、着ていてテンションが上がるジャケットです。機能面でも細かく調節できるフードやベンチレーションにもなる大きなポケットなど、抜け目ない機能が盛りだくさん。個人的には昨年からデザインも使い勝手もかなり好み。しかもこのパンツがまたレインウェアのパンツとは思えないくらいに動きやすくていい。

NORRONA falketind Gore-Tex Jacket

快適性★★★ 防水性★★★ 透湿性★★☆ 機能性★★★ デザイン★★★ コスパ★☆☆

昨年気になりつつも試せなかったのですが、感動的なプロテクション性能の高さに脱帽です。

ノルウェーを代表するアウトドア・ブランド、ノローナのオールシーズン使用可能な、軽量マウンテン・シェルジャケット。独自開発の裏地素材 RGR interlock backer は特徴としては他ブランドでいう Gore Micro Grid Backer に近く、高い耐久性と透湿・軽量性をもち、さらにこの素材にしかない価格に見合った極上の着心地よさがかなりポイント高いです。

具体的な厚みは不明ですがかなりしっかりとした生地厚(それ故に軽くはない)に、脇下ベンチレーションジッパー、ハーネスに干渉しないよう配置されたポケット、ヘルメット対応の大きなフード、肩や肘への補強などは、夏のトレッキングから冬山での使用まで、あらゆるフィールドで使用可能な軽量性と耐久性を兼ね備えています。ほぼハードシェルといっても間違いではないくらい。

それにしても北欧のブランドって、どうしてこんなにイイ感じの色合いが出せるんでしょうねぇ。惚れ惚れします。

finetrack エバーブレス バリオジャケット

快適性★★☆ 防水性★★☆ 透湿性★★☆ 機能性★★☆ デザイン★☆☆ コスパ★★☆

日本ならではのアウトドアにフォーカスし、常に独自のアプローチでユニークかつ高機能なギアを世に送り続けるファイントラックが提案するレインウェアは、厳冬期を除くオールシーズン対応の防水透湿シェルジャケット。ハイキングから残雪期登山、バックカントリースキー、沢登り、カヤックなど季節やフィールドを問わず幅広いシーンへの対応を謳ったまさに日本のアウトドアに最適化されたオールラウンドな防水透湿シェルジャケットです。

十分な防水透湿性を備えた20Dの独自素材エバーブレスは、確かに思ったほど薄さが感じられずしっかりした感触。3層タイプのしなやかな肌触りに加え、生地全体がかなりの伸縮性をもち、身体の動きを妨げません。独自のベンチレーション「リンクベントⓇ」は他のファイントラック製ウェアと合わせて着ることにより、蒸れの排出効果を最大限に高めることが可能です。

Rab FIREWALL JACKET

快適性★★☆ 防水性★★★ 透湿性★★☆ 機能性★★★ デザイン★★★ コスパ★☆☆

イギリスのハイパフォーマンス・ブランド、Rab の2016年最注目モデルであるファイアーウォールジャケットはさまざまな点で新しい試みが見られる、今年新登場のなかでは飛び抜けて面白いモデルです。

相変わらず細身でスタイリッシュなシルエットにも関わらず、立体裁断で微妙にストレッチの効いたは上質な着心地は大きく腕を振り上げるなどの動きでも違和感なく快適そのもの。一方で裏地の肌触りはやや平凡か。

また Rab がここ最近プッシュしている機構である、脇から手首まで大きく開くエスケープアーティストピットジッパーが、コイツを単なるレインウェアから雪でも使えるハードシェルにまで可能性を拡げてくれています。公式の紹介ではジャケット内の温度調整だけでなく腕が解放され疲労感も抑えられる、といいますが、確かに温度調節的にはメチャクチャ快適そうだけど疲労感も押さえるとか本当かな。

HOUDINI 4Ace Jacket

快適性★★★ 防水性★★☆ 透湿性★★☆ 機能性★☆☆ デザイン★★★ コスパ★☆☆

なにこのブランド、デザイン攻めすぎで怖いわ(いい意味で)。

最後にどうしても入れておきたかった、スウェーデン生まれのレインウェア。「最高の着心地」を目指す同社のウェアは確かにどれも例外なく至高の快適さを誇り、その上色合い・デザイン・フォルムといった単なるスペックでは計れない部分で常に心を鷲掴みにしてくれます。

独自のAce 3L Hardshell™ 3レイヤー素材は全体的にしなやかで、さらに微妙に起毛した裏地が心地よく、その上薄くて軽量。ここまで軽いと場合によっては超軽量レインウェアといってもよいかもしれず、その意味ではおそらく防水性・耐久性といった面では安心できず、フードの調節もそこまで細かくできないため冬でも万全かというとそこは慎重な判断が必要なレベルです。ただ無雪期のレインウェアとしての性能は十分。春夏中心、とにかくシンプル・軽量・スタイリッシュ・高機能な一点モノを選ぶとしたらこれ以外にないでしょう。

まとめ

今年もデザイン・機能・重量・耐久性となるべくバラエティに富んだ10着をバランス良く選出するのは悩ましくもあり、楽しくもあり。あらためて今期モデルのレインウェアで気になったのは、3層タイプの高機能 GORE-TEX レインウェアにおいて「Gore Micro Grid Backer」から「C-KNIT」へのシフトが起こっていることですね。まさに世の中的な耐久性から快適性・軽さへのニーズの表れといえます。

ただ、新しいからといってすべての性能が向上しているとは限らないことには注意が必要。すべてにおいて優れた生地・素材は今のところ存在せず、それぞれに得意・不得意な面があります。それらを踏まえたうえで、素材の性質や生地厚、作りなど総合して自分の目的と使用範囲に合致するモデルをチョイスするのがベストな選び方です。とはいえ、上に挙げた10着のなかであれば直感を信じて見た目や着心地で選んでもほぼ後悔しない優れものばかり。あまり細かい違いばかりに気をとられるのではなく、気楽に悩んでみてください!

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