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Review:mont-bell ストームクルーザー ジャケット 快適性が大幅UP!生まれ変わったモンベルのマスターピース

新素材の採用でさらに雨具としての完成形に近づいた

ストームクルーザーといえば、1982年から現在まで常に日本での安定した人気でロングセラーを続ける、モンベルの代表作とも言えるレインウェア。安心感のあるオーソドックスな機能と手ごろな価格にはぼくも学生時代、大いにお世話になりました。正直しばらく興味からは離れていたのですが、それが今年、突如として生まれ変わってぼくらの目の前に現れました。何がどう変わったのか?早速2015年モデルのレビューをみていきましょう。

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詳細レビュー

アイテム名(価格)

mont-bell(モンベル)ストームクルーザー ジャケット(参考価格:19,872円)

正面・背面

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主なスペックと評価

評価
防水性★★★★☆
透湿性★★★★☆
快適性(肌触り・着心地)★★★★★
機動性(動きやすさ)★★☆☆☆
重量★★★★☆
耐久性★★★☆☆
機能性(使い易さ)★★☆☆☆
デザイン★★☆☆☆
価格★★★★☆
総合点★★★★☆
スペック
生地GORE-TEX with GORE C-KNIT Backer Technology[表:20デニール・バリスティックR ナイロン・リップストップ]
レイヤー3 layer
カラーバリエーションダークティール(DKTL)
フラッシュオレンジ(FOG)
グリーン(GN)
インディゴ(IND)
マスタード(MST)
プライマリーブルー(PRBL)
シグナルレッド(SIRD)
重量257g
ポケット2(左右)
ピットジップなし
フードトライアクスルフード(ヘルメット◯)
収納方法スタッフサック

ここがスゴイ!

十二分な防水性の高さと、超快適・しなやかな肌触り

さすがのGORE-TEX、他のどんな防水透湿素材に比べて撥水力の持ちが良い!かなりの激しい雨に打たれてもずっとこんな感じ↓です。

DSC07047

 

さらに今回のリニューアルによる一番の進化はこの裏地。その秘密はこれまで何度かご紹介してきましたが、4年に及ぶ試行錯誤の末に開発された丸編みのニット「GORE C-KNIT Backer Technology」にあります。極細の糸を丸編みした生地を貼り付けた3レイヤーは、特殊処理しただけのPacliteのような2.5レイヤーよりも格段に肌触りがよくしなやか。どれだけ汗をかいたり雨が降ったりして内側の湿度が上がってもサラサラ感を維持しますDSC07182

袖口のフィット感・十分な大きさのポケット

モンベルのレインウェアではおなじみですが、タブ付きベルクロ調節カフス部分にはゴムも付いているため、風雨の侵入を防ぐだけでなくより手首にフィットして快適

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そしてポケットはヒップベルトやハーネスで塞がれない位置にきちんと配置され、大きさも十分

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軽量・コンパクト・低価格

2015モデルのストームクルーザーがどれだけ軽量・コンパクトになったか、同じモンベルから軽量レインウェアの位置づけとしてラインナップされている mont-bell トレントフライヤー ジャケットと、同素材を使用した他社製品である THE NORTH FACE Climb Very Light Jacket をベンチマークとして比較してみます。

評価mont-bell ストームクルーザー ジャケットmont-bell トレントフライヤー ジャケットTHE NORTH FACE Climb Very Light Jacket
防水性
透湿性
快適性
動きやすさ
重量257g215g250g
耐久性
価格19,872円22,680円39,960円
生地GORE-TEX with GORE C-KNIT Backer Technology(20D)GORE-TEX Paclite(12D)GORE-TEX with GORE C-KNIT Backer Technology
ピットジップなしありなし

この表からお分かりのとおり、ストームクルーザーの2015年版の登場によって現状トレントフライヤーの大きな特徴であった軽さのアドバンテージはほとんどありません。逆に透湿性・快適性・耐久性では大きく差が広がったことで、現状ではトレントフライヤーを選ぶ明確な理由が無くなってしまいました。モンベルもこのことはもちろん分かっているでしょうから、トレントフライヤーはおそらく近いうちにモデルチェンジしてくるでしょう。とにかく、それくらいにストームクルーザーの進化ぶりは凄まじいです。

また、同素材を使用したTNFのクライムベリーライトジャケット(こちらも秀作)のと比較すると、重量やフィット感・動き易さでは劣るものの、価格では約2倍の差。耐久性もストームクルーザーの方がより厚手の生地で信頼できます。ちなみに、収納したときのサイズは下の写真のとおり、3つともほとんど変わりません。

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左からストームクルーザー、トレントフライヤー、クライムベリーライト。収納したときの大きさはほぼ変わらず。

ここがイマイチ

フィット感、機動性

これまでよりも「すっきりした無駄のないシルエット」というわりにはやはり胴回りゆったりめ、腕・裾が短めな裁断で、満足のいくフィット感を得るまでにはいきません(異論は認めますが)。機動性に関しても、肘は一応立体裁断となっているもののそれ以外の関節部分、例えば腕を上げたときの脇部分、首を動かしたときのフード周りなど、動かしてみたときの突っ張りが気になりました

内側の裾調整ドローコード

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ポケットの中から裾周りの調節が可能なモンベルのオリジナル機構「リードインコード・システム」というヤツです。はじめてみる仕組みですが、やや邪魔です。何かの表示に引っ掛けそうだし、すぐに切れてしまいそう。

まとめ:どんな人におすすめ?

細かいこと言わなければめちゃくちゃ快適で使い易いレインウェア!

日本の技術力が4年間に及ぶ努力によって編み出された新素材の威力は絶大です。初心者からベテランまで、活動の種類を選ばず誰が使っても後悔しない逸品です。流石に厳冬期のハードシェルとしては心許ないですが。

2015年シーズン、モンベルの雨具はこれ一択!

ゴアテックスを使用していないレインウェアは機能的にも信頼度が低い、トレントフライヤーは軽いといってももはやコップ1杯の水ほどの違いも無くなってしまったとなれば、このモデルを選ばない理由はありません。

モンベルに関してはお約束のように「基本性能での優秀さとコスパの高さ」に度肝を抜かれ、「細かい部分の使い勝手とデザインで・・・」というパターンが続いていますが、今回もその基本線は変わらず。ただ雨具として一番重要な「降雨時の快適さ」についてこれほど文句の付けようがない今回は、そうした物足りない部分を補って余りあるといえるでしょう。日本人であるならば一家に一枚のおすすめレインウェアです!

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