引き続き、マウント・シャスタ周辺に点在する、宝石のような素晴らしいスポットをご紹介します。今回は プルート・ケーブ(Pluto’s Cave)です。
シャスタの隣町ウィードには天から光が降り注ぐ神秘的な洞窟が。まさに秘密の隠れパワースポットがあります。シャスタは深い!
シャスタの北側に位置するこの場所はドライな砂漠地帯になっていて火山によって作られた谷間にできた洞窟がいくつか存在します。ハイキングをして気軽に観に行くことができるこの洞窟はとてもユニークで珍しい場所です。
シャスタバレーの特に南部には、多数の溶岩流、噴石丘、火山ビュートがみつかります。ここは北米で最大の火山があるエリアに非常に近接しているため、かなりの量の火山活動の跡を残してきていて、広大な溶岩流の下にこのような溶岩洞(洞窟)があることは驚くべきことではありません。この地域には他にもいくつかありますが、プルート洞窟ほど印象的な洞窟はまだ発見されていません。
シャスタのダウンタウンから隣町のウィードのプルートケーブまで車で約40分。
水場や木々の多いシャスタシティーとはまた雰囲気が変わり、ドライな砂漠地帯が広がるウィード。
この洞窟は19万年前のものと言われていて、1863年(日本では江戸時代)に発見されました。溶岩が固まってできた洞窟ということですが、まさに自然界のアート。洞窟の岩穴から入ってくる太陽の光がとても神秘的で光に舞う砂埃は光のベールという感じです。
シーズンや時間帯にもよりますがお昼頃から3時頃が特に光の入りが強いと思います。
洞窟も大きなものから小さなものまで合わせ3箇所くらいありますが、メインとなる光の洞窟は一番奥にあります。光の差すエリアまで洞窟の入り口からそこまで遠くは無いのですが、途中で真っ暗な岩場のエリアを歩いて行くことになるのでヘッドライトや懐中電灯をお忘れなく。
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ルート・ケーブ 散策情報
- 駐車場(トレイルヘッド)住所:Parking lot, 43N30, Montague, CA 96064
- 距離:往復約1.12km(ほぼ平坦)
- 散策所要時間:片道約10分
- 持ち物:トレッキングシューズ、お水、ヘッドライトはお忘れなく。
トレイルヘッドから10分程度で洞窟の入り口に到着しますが、あらかじめGPSをダウンロードしておくと迷わずにスムーズにいけると思います。
注意:ちなみにグーグルマップでPluto’s Caveと入れるとPluto’s Caveのトレイルヘッドではなく裏側の駐車場にいく道が表示される事がありますので、グーグルマップで検索するときはPluto’s Cave Trail Head と入れましょう。裏側の駐車場はもっと洞窟に近い場所にあり、歩く距離もカットできますが、行くまでの途中の道がオフロードで道路状況があまり良くありませんのでお勧めしません。
洞窟の入り口は付近からも美しいシャスタが見られます。
トレイルを歩くと洞窟入り口が見えてきます。そこから降りていくと左右に大きな洞窟が。
左側の洞窟はある程度入っていくと行き止まりになり、コウモリの尿の匂いがします。なので右側へ進んで行きます。
右の方へ進んでいくとすこし開けたエリアがひろがり、岩のトンネルをくぐると、すぐ右側に背の低いまた違う洞窟があります。この洞窟も行き止まりになる小さなものです。
なのでそこを通りすぎ、メインとなるさらに奥にある洞窟へ。ここが光の洞窟があるメインの場所への入り口です。
ここの洞窟がメインとなる場所で、ここからはいよいよヘッドライトが必要です。
足場も岩岩しいのでゆっくり足元に注意しながら行きましょう。
洞窟を進み、暗闇をすぎたエリアで前方を見れば光の入る模様がすぐに見えていきます。
入り口から割とすぐなのでご安心を。入り口から5分ほどもあれば到着です。
時間帯によって、天気によって、その日によって光の見え方も雰囲気も変わります。
入ってくる人のエネルギーを読んで光の雰囲気も変わる。。なんて人によっては言う方もいます。
ぜひ足を運んでみてください。また違うシャスタの魅力を感じられるはずです。
新型コロナウィルス感染拡大に関するご注意
2021年8月現在、各国では検疫体制強化に伴う入国制限をはじめ、国立公園への入園規制や国内の移動制限など、さまざまな状況があり得ます。そうした条件は予告なく変更になる場合がございますので、旅行の際には必ず各国の大使館・領事館及び外務省海外安全ホームページ(感染症危険情報)、国立公園ホームページをはじめとした現地情報を入手し、乗継地および渡航予定国、訪問予定地周辺の情報を確認してから無理のない計画・行動をしてください。
加藤 さやか