前回の記事に引き続き今回も水の都シャスタエリアのトレイルをご紹介いたします。今回も美しい湖が点在するトレイルをご紹介です。
このトレイルは夏は湖で泳げます。どの湖も本当に美しく、体をクールダウンしてリラックスするには最適の場所です。しっかり歩いて、暑い日にはそのままレイクへダイブ!体全身で大自然を楽しめるハイキングコースです。
今回は中級から上級者向けのコースです。高低差もあり、急な坂も後半は続きますが、山頂からの眺めは行く価値あり。
トレイルも絶景ポイントが多く、途中にある湖で泳ぐのも良し、バードウォッチングやネイチャートリップなどをするのも良しのトレイルです。
目次
シャスタ周辺のおすすめトレイル(中・上級者向け)、Mount Eddy Trail マウント・エディ・トレイル ハイキングガイド
データ
- 中級者以上向け
- シーズン6月から10月
- トレイルヘッド標高:約1918m
- Mt. Eddy 標高:約2751m
- 往復: 約19.952km (12.47mile )
- 高低差:約778.46 m(2,554 ft)
- コースタイム:往復5時間から6時間 (休憩含む)
ハイキングに携行すると便利な持ち物
- 飲み物 (夏は多めに、3リットル位。)
- 気温の調整できる防寒着 (風があると寒い日もあります。)
- 帽子
- サングラス
- 日焼け止め
- ハイキング中に食べるスナックなど
- 常備薬などがある場合は薬やバンドエイドなどのファーストエイド
- 水着(夏場は湖で泳げます。着替える場所はありませんが必要な場合は持参しましょう。)
- その他、通常ハイキング装備
マウントシャスタへの行き方(車にて)
- サンフランシスコから車でI-5を北へ約5時間。直線距離で約245マイル(392km)
- サクラメントからは3時間。同じく車でI-5を北へ
- シャスタに近い空港はレディングまたはメッドフォード空港から車で、約1時間~1時間半(I-5を利用)
トレイルヘッド
住所: Forest Rte 42N17, Mt Shasta, CA 96067 もしくは Deadfall Meadow Trailhead(GPSにここを入れるとトレイルヘッドに到着します。)
トレイルヘッドには駐車場があり、お手洗いもあります。写真は9月の頭の平日で午前10時に駐車場に到着しましたが、1台しか停まっていませんでしたので駐車場には余裕がありました。
ハイキング出発
平坦な道がまずは続き、木々も多いトレイルが続きます。
この時期にちょうどカリフォルニアの至る場所で森林火災が発生していたので、景色が煙で見えないか心配でしたが、午前中はわりとクリアに周りの景色が見えました。もちろん普段に比べたらヘイジーでしたが、それでも空は相変わらずの青さ。
出発から1時間ほどで Dead fall lake(デッドフォールレイク)に行く分岐が出てきます。
今回のトレイルでも幾つかの湖を見ることになり、泳ぐこともできますが、そのメインになってくる湖がデッドフォールレイクになり、ローワー、ミドル、アッパーと3つの湖に分かれています。
まず最初に行ったのが、上の地図の1にあたる、ローワー・デッドフォールレイクになります(出発から約6.5kmほどの場所にあります)。
とても小さなかわいらしい湖です。水の透明度が高く、休憩にはぴったりの場所。
泳ごうと思えば泳げますよ。
でもまだ湖は続くのでここを後にし、ミドル・デッドフォールレイクへ向かいます。
ローワーデッドフォールレイクから小道が出ていてミドル・デッドフォールレイクへも5分ほどで到着します。
地図の2にあたるのがミドル・デッドフォールレイク。
今回のトレイルの中では一番大きな湖です。少し風が強く、湖が波立っていましたが、私以外だれもまだハイカーがいなく、とても良い天気だったので、荷物を置いて泳ぎました!最高です。
大自然の恵みとはまさにこのこと。体全身にシャスタのエネルギーが染み渡る感じで本当にリフレッシュできます。
そしてひと泳ぎした後は、またトレイルに戻って先へ進みます。湖で泳ぐことで一気に疲れが飛ぶ感じがするのも、お気に入りの一つです。
メインのトレイルにもどります。ここのミドル・デッドフォールレイク以降は坂が続いていきます。
徐々に木々もまだらになってきて森林限界線が近い事がわかります。そしてさらに進むとまた違う湖が(地図の3番目)。
この湖も小さめで穏やかな場所です。
そしてここから先に進み、すぐに出てくるのがメインになるアッパー・デッドフォールレイク(地図4)です。
奥にはマウント・エディーも見えていて、山々に囲まれたとても美しい湖。
ここのアッパー・デッドフォールレイクは立地や雰囲気なども含め今回のトレイルの中で1番美しい場所ではないかと感じます。湖も一周できるので、好きな場所を見つけて休憩するといいと思います。もちろん泳ぐ事も可能ですよ。
いつまでも湖の麓でボーとしていたいくらい……とても気持ちの良い場所で名残惜しいのですが、マウン・トエディーが目の前に佇み、ゴールを見ながら、あのサミットまで行くんだ!という期待を胸に更に先に進んでいきます。
さらにここから坂が続きます。ラストスパートです。所々で絶景ポイントがあり、休憩を兼ねて景色を楽しみます。
標高が上がるにつれ景観も広がり、山火事でいたるところから煙が出ているのも見てわかります。
最後の方はジグザグな急な坂があり、そこを登りきると……出発から約3時間後にサミット到着です。
煙で周りの山々が雲海の様にも見えました。手応えのあるハイキングルートですが、サミットからの絶景と、途中途中にある湖とのコンビネーションはとても素晴らしく、個人的にとてもお気に入りの場所です。
ここでしっかり休憩して、また同じ道を帰っていきますが、暑い日は是非湖に入ってみてください。本当にきもち良く、癒されます。
今回は休憩諸々含め、トータル5時間40分かかりました。しっかり歩きたい方にオススメのシャスタハイキングルートです。
新型コロナウィルス感染拡大に関するご注意
2021年1月現在、各国では検疫体制強化に伴う入国制限をはじめ、国立公園への入園規制や国内の移動制限など、さまざまな状況があり得ます。そうした条件は予告なく変更になる場合がございますので、旅行の際には必ず各国の大使館・領事館及び外務省海外安全ホームページ(感染症危険情報)、国立公園ホームページをはじめとした現地情報を入手し、乗継地および渡航予定国、訪問予定地周辺の情報を確認してから無理のない計画・行動をしてください。
加藤 さやか