ここの所人気爆発中のシューズ類に渋谷店移転オープン、合わせたイベントも大盛況と破竹の勢いが止まらないサロモンですが。
イベントレポート
この度高尾山をハイキングしながら清掃活動をするというHIKE&CLEAN UPという素敵なイベントを開催するという事で参加者様達と同じ目線で体感出来たら面白んじゃないかなと思いましたのでちょっとお邪魔してきました。
https://salomon.jp/a/archives/events/3700
当日朝、Mt. TAKAO BASE CAMP(以下高尾ベース)に到着です。
山へのエントランスである高尾山麓の山小屋というコンセプトでカフェでもあり宿泊施設でもありそして山のライフスタイルとカルチャーを発信し続ける場所として様々なイベント企画・運営もなさっているというマルチな施設であります。
今回はその中でも元々高尾ベースが提案・活動のひとつとしていた子供から大人まで楽しめるクリーンアップ・ハイキング、山にゴミを持ち込まない大切さを学ぶ山ごはん体験をサロモンとのコラボ企画としてアレンジしたイベントとなっております。
到着して間もなく続々と参加者様達が集合、今回は参加して頂いた皆様全員に顔出し了承頂いておりますのでありのままをお送りいたします。
普段は有料である貸出品ですが、今回は特別に無料(!)にてサロモンシューズをお借り出来ます。
高尾山でサロモンシューズを体感できるという事で大体の参加者様は借りていたと思います。その靴の感想もしっかり頂きましたのでそれは後ほど。
といった所でちょっと脱線、なんと同施設内・他イベントに個人的にお世話になっているフルマークス勤務のオガワさんが居るじゃないですか!? 彼は今海外遠征に…って帰ってきたばかりと。その内容が物凄くて6000と8000m峰を上ってきたばかりなのですよ!
そんな彼とバッタリ会いましてとても驚きと無事帰ってこれたんだという安堵で嬉しかったです。そうこの日は施設内で四つもイベントが同時開催されていましてとても活気にあふれていました。そろそろ本線に戻ります。
クリーンアップハイキングなので一人一人に高尾山の標高が刻まれたビビットなカラーの袋とトングが手渡されます、陰の主役ですね。
そして山頂で頂くお弁当!
高尾ベース店長の加藤さんからご説明、Hydro Flaskのランチジャーに入ったFOR EARLY BIRDSのお弁当。これもなるべく山でゴミを出さないようにしようという今回の企画に沿った提案、循環型お弁当という概念です、詳しくはコチラhttps://forearlybirds.jp/
そして加藤さんの右隣はサロモン側の企画発起人の板橋さん、このお二人によって高尾山クリーンアップハイキングの世界へ誘われます。
サロモン板橋さんからお弁当とカトラリーを手渡しで頂きます、中身はお昼までのお楽しみ!
出発前に簡単な自己紹介を全員致しまして。
いざ出陣!
高尾ベースを出ましてまずは京王線高尾山口駅前方面へ。
高尾ベースから出た直後ですが… もう始まっています。
小さなゴミだろうと視界に入ればすぐキャッチ、皆様の鋭い眼光が見逃しません。
そのまま高尾山口駅に到着、通り抜けますが… もう人の山が物凄いです高尾山人気恐るべし!
ちょっとですね原宿の竹下通りでも歩いてるかのような人の多さで時と場合によってはアチラよりも多いかもしれません、イベント時は紅葉の始まるいい時期でもありましたし。
そのままケーブル駅方面に歩いていきますと真横にはサロモン高尾山店! スタッフ様も笑顔でお出迎えです。
折角なので店前で記念撮影! ですが先行組が足早にいってしまったので後発組のみです。
今回ですね、参加者様の中にカメラの達人がいらっしゃいましたので適宜撮影も。ひょっとして撮影に関しましては筆者いらないんじゃとか思いましたが(苦笑) 有難いですね。
サロモン同建物お隣のカフェも高尾ベース関連という事でご挨拶。
魅惑のメニューが目白押しで誘惑が凄いですが(笑) 山頂で頂くお弁当を思い浮かべてグッと我慢です。それにクリーン&ハイクアップは始まったばかり!
サロモン・カフェを後にしましてすぐ先発組と合流、点呼しまして本格的に高尾山入山となります。今回のルートは高尾ベース加藤さんのご提案で。
清滝駅(6号路)→琵琶滝分岐→霞台→男坂→仏舎利塔→薬王院→山頂→(4号路)→ケーブルカー高尾山駅→金比羅台(金比羅台コース)→落合!
登りの6号路の途中の琵琶滝から分岐して1号路(霞台)に合流するまでの区間と 降りの金毘羅台から落合に出るまでの部分が一般にはあまり知られていない穴場コースです。
との事、筆者高尾山下から陣馬山に抜ける一回しかちゃんとこの界隈を登山をしたことがないのでしっかり着いて行きます。
まずは6号路のハイク&クリーンアップ!
いやですね、これだけの大部隊で索敵してますと先方が適格にキャッチしていってくれるので現在後発にいる筆者まではゴミが残っていないですねハイ(苦笑
それとどうも高尾山、その人の量を多さで考えますと圧倒的にゴミが少ないです。
順調に琵琶滝方面へ向かいます。
その6号路、期間と時間で一方通行ですので要注意。
ちょっとだけ険しくなった山道をいきますと。
琵琶滝に到着した模様です。
筆者、初めて訪れましたが琵琶滝水行道場なるものがありまして滝行やってるんですね。その様子は伺い知れませんでしたが滝下から声が聞こえてました。
琵琶滝を後にしまして上がっていきます。
ここから霞台に抜けるまではまあまあな登りなのとゴミも探さなくてはなのでそれなりに体力を使う区間でした、秋なのに新緑が眩しいような錯覚すら覚える初夏のような陽気でさらに体力は使いましたね。
この辺りで半分くらい進んだのかな? といった印象。
順調にハイク&クリーンアップしていますと。
どうやら一旦穏やかで眺めのいいポイントに到着したみたいです。
その眺めの良さに参加者様達も撮影タイムです。
今回、同行していて思った事ですが普通登るにつれて疲労度も上がるワケですし疲れが見えてきてもいい感じなのですが、そもそもサロモンが絡むイベントとあってかトレイルランナー多しで体力面は問題なし、そこに加えてなぜか… このゴミを拾うという行為の所為なのか普段の山行以上に皆様表情がどんどん良くなっていくんですよね、これは不思議な効果といいますかなにかが浄化されているのかも。
さてそんなこんなで観光客多しのメジャー路に再合流しましたがやっぱり凄い(笑)
これだけ普通(?) の観光客も混じっていればさぞゴミも… と思いきややっぱりその人の多さに反比例して少ないんですよね。我々が一生懸命下向きで見てもそれほどないのです。
そうこうしていると女坂・男坂分岐を男坂へ。
途中で右にそれます。
苦抜け門を通過します。
この区間は短いですが道幅は狭いので慎重に。
登った先は仏舎利塔。
その目の前は紅葉の穴場スポット!
ここは人も少なめでいい所なんですよとは高尾ベース加藤さん。
ちょっと早かったですがそれでも十分綺麗。
皆様の撮影も捗ります。
穴場の紅葉スポットを抜けましたら今度は薬王院。
ここでもここでしか購入できない魅惑のかりんとう! 梨味がとても気になりました。
この辺りも紅葉がいい感じでございました。
薬王院を抜けて木道を進んでいきますと
前半のラストスパート!
高尾山山頂に到着! …しましたが今日最高の人の多さで全員苦笑い。もちろん我々もその一員ですし。
そしてこれだけ天気が良い日でございましたが。
富士山だけ顔を出さず、いけず。
予定通りの山頂ではちょっとスペースが確保出来なそうといった所で高尾山に精通している参加者様がちょっと下の穴場にご案内、無事昼食スペース確保となりました。
ではランチジャーご開帳! なんとまあうまそげなおかずの数々! そしてその下にチラっと見えるのはチキンライス、味付けも絶妙で美味しい! 疲れた体に滲み込みます。
皆様黙々とかき込む所に全員一致でお弁当の美味しさが伝わります。
そんな休憩処の頭上も中々紅葉していて和みます。
エネルギーチャージもしまして気合も戻った所で折り返しの後半参ります。
帰り道はちょっとマニアックな4号路を下って行きます。
所々細い部分もありますので上り下りで譲り合いの精神です。
もちろんクリーンアップもかかせません、ゴミを囲んで推理まで始まる所に意識一つで見える世界も変わるんだなと実感します、実際参加者の皆様もゴミがポイントに見えるとも。
4号路の見所のひとつ、吊橋で1枚。
そしてまた1号路に合流しますと。
またまた人の多さに驚くワケです、全くとぎれません。
そのままケーブルカー・リフト乗り場脇を抜けていきます。
そしてまた1号路からそれますと
今回最後の見所、金比羅台です。銀杏の木がとてもいい色、景色もよきでした。
そこから下りまして最後の分岐を1号路に戻らず左折で落合方面へ。
ここが今まで通ってきた路で一番登山道らしくて登山始まったな! と思う瞬間でしたが下山中です(苦笑
ここまでくると本当にすれ違う登山者も僅かで知る人ぞ知るルートなんだなと。
その出口付近の最後の最後がちょっと難所、倒木と泥濘の間を慎重に進みます。
はい下山完了! 安堵の瞬間です。
ですが高尾ベースに辿り着くまでがクリーンアップ。
最後の最後までゴミを見逃しません、と言いますかこの普通の道区間の方がゴミが多いのが現実。
はいハイク&クリーンアップ完了です! 約5時間超の山行でありました。
最後にサロモン板橋さんに締めてもらいます、皆様いい顔してる!
ゴミは少ない少ないと申してきましたがそれでもこれだけのゴミが集まりました。いつかこの袋に入れるゴミが0になる日を夢見て。
ここで高尾ベース加藤さんとサロモン板橋さんにコメント頂いておりますのでご紹介します。
・Mt.TAKAO BASE CAMP 店長 Manager 加藤 もと子さまより
クリーンアップハイキング自体は高尾ベース主催で月に一度の定期開催を数年前から続けているものです。これまでサロモンさんが高尾ベースで展開するテストシューズはトレイルランニング用のものでしたが、昨年からハイキングシューズも置いていただくようになり、ハイキングイベントも開催したい、というお話があったので、せっかくならクリーンアップもあわせての企画を提案し、今回の開催となりました。
高尾ベースは高尾山麓の山小屋、ベースキャンプという立ち位置で、「山の楽しさ」を発信していますが、楽しむことと同時に山を愛し、大事にしていくこともここに集う方と一緒に大切にしていきたい。 そんな思いで毎月参加費無料のイベントとしてクリーンアップハイキングを実施しています。
また、今回提案させていただいたFOR EARLY BIRDSの弁当は高尾山のクリーンアップ活動が原点となり始まった、リユース型お弁当の環境循環プロジェクトで、当初より高尾ベースが参画しているものです。 地産の新鮮な食材を使って地域活性化に貢献し、事前予約でフードロス削減。山に持ち込まれるゴミを減らしつつ、売上の一部がクリーンアップ活動等の環境保全基金に充当されることで、自然の中で食べる楽しく美味しいオリジナルのお弁当が、私たちの愛する自然を持続的に美しく保っていく仕組みです。
今回は素晴らしい秋晴れの中、自然の美しさを存分に味わうことで参加者の皆さまともこの環境を大切にしていきたいという気持ちを共有できたのではないかと思っています。そして今後もそういう思いで自然の中に出かけていくときにサロモンさんのシューズやウエアが共にあってくれれば、今回の企画も大成功だったと言えるのではと思っております。
・サロモン板橋黎華さまより
今回初めて「Mt.TAKAO HIKE & CLEAN UP」イベントを開催いたしました。
企画に至った経緯といたしましては、クリーンアップを通して山で遊べるありがたみを感じていただき、いつまでも遊べるようにきれいにしていきたいと思ったからです。
私自身トレイルランニングやハイキングなど山で遊ぶことが好きでお世話になっている場所です。
トレイルランニングをしていると、走りながらゴミが落ちていることがありとても気になっていました。
小さいゴミであれば走りながらでも持って帰れますが、大きいゴミは拾うことはできず山で遊ぶ方にゴミを捨てないという意識をしてほしいと思っておりました。
少しでも気にかけてくれる方が増えて下さればと思い、今回開催に至りました。
そしてクリーンアップを開催するにあたりサロモンのレンタルシューズやレンタルザックを行っている高尾ベースで月1回高尾山のクリーンアップを開催しているので共同で開催させていただきました。
・実際に体感してみての感想
私自身も初めてのクリーンアップで、行ってみて感じたことは思っていたよりもごみはなかったものの「故意的に捨てたゴミよりも気づかずに落ちてしまったゴミが多い」ということです。
ゴミは人通りが多い場所は道の端、飲食店近辺ベンチの下、届かない斜面に落ちているのが多くみられました。
ペットボトル等もありましたが、袋の切れ端や靴のソールがはがれ落ちてしまったものもありました。
袋の切れ端はしまったつもりでも落ちてしまったのかなと思い、私もトレランをしていて食べたもののゴミを落とさないようにゴミの入れ場を作ることが大切だと感じました。
靴のソールもしばらくはいていなかった靴が劣化しはがれてしまったものかと思いますが、はがれてしまったものは故意的でなくても自分のものとして持ち帰るべきだと思います。
また、今回はクリーンアップ中に食べる「お弁当」を参加者の方に持っていただきました。
ゴミになるものを山に持ち込まないというコンセプトでリユース型のお弁当のため、プラスチックのお弁当箱と違いゴミを出すことがありません。
ゴミを捨てないということが大切ですが、その前にゴミを持ち込まない・出さないという意識を持ち山だけでなく普段の生活から気を付けていこうと改めて感じました。
参加者の皆様もクリーンアップは初めてという方が多かったですが、今回のイベントを通じてゴミへの意識を改めようと思ったというお声をいただくことができました。
みんなの意識を変えることはできなくても、活動をおこなうことで少しづつ気づける人が増えていくとうれしく思います。
お二人とも、滲みます。
そして今回の活動を支えてくれましたサロモンシューズ。こちらの感想も含みまして参加者様の中から代表してニックネームあっくん様から頂きました。
・イベント参加動機
トレランをやってる身として以前から山に恩返しの意味で、山のクリーンアップ活動に興味がありました。さらにハイキングに適したサロモンのシューズを試し履きできることで、トレランシューズとの違いも体験してみたかったからです。
・イベントに実際に参加してみての感想
今回初めて参加しました。普段トレランで山を走っているときとは違う感覚で山を感じることができ、とても楽しかった。トレランと比較して圧倒的に受け取る情報量が多いことから、ゴミの存在ももちろんですが草木や地形、眺め、行き交う人の様子など新たな発見、気づくことも多く、山との一体感、山をより深く知れた気がしました。
仲間との会話の機会、量も、トレランで走るときよりも圧倒的に多くその点でも楽しかった。トレランも楽しいが、これからは時々ハイキングもありですね。
ゴミ袋を目立つものにしているのは、いい考えですね!それが行き交うハイカーさん達の目に飛び込んでくる。→あの人達何やってるんだろう?→トング持ってゴミ拾いしてるんだ!→私達もゴミ落とさないようにしなくちゃ!みたいにゴミ削減へのわかりやすい啓蒙活動の一環にもなっていると感じました。
またこのイベントで用意していただいたお弁当、最高に美味しかった!
リターナブルなジャーに詰め込んでもらったチキンライス弁当、食べる時にほのかに温かく見た目も味も抜群でクリーンハイクでペコペコになったお腹に沁みわたりました。
山への恩返しのためにも、ぜひとも時間が合えばまた参加したいと思ってます。
・借りた靴の感想 X ULTRA 360 EDGE GORE-TEX
見た目もスタイリッシュなデザインで普段履きにも良さそう。足入れすると足との一体感が感じられ、歩いてみても安定感と守られている感があり歩きやすかったです。
実はここ最近右足の甲が歩くたびに少し痛みを感じており、さらに前日のランで悪化していて当日山を歩くのに不安を抱えていたのですが、借りた靴を履いて歩いてみると痛みは無くなり最後まで痛みを感じることなく快適に歩けました。終盤のぬかるみのあるところでもしっかりグリップしていて安心して下りてこれました。山歩きにはお勧めの一足だと思います。気に入りました。
とても満足した内容、充実した1日になったようでなによりです。
いかがでしたでしょうか、高尾ベースとサロモンのタッグによるHIKE&CLEAN UPイベント。
ただ山に登るのもいいですがちょっと意識を変えれば見える世界も変わる、そしてその先に綺麗な里山が待っているとするならばこの活動には絶対意味がある、そしてその世界を横目で見ている人々にも伝われば高尾の街中まで変わる、それがいつの日かは解りませんがそのお手伝いが出来たような気がしました。そしてその小さな一歩は今回歩いた高尾山の山中には驚く位ゴミが少なかった事に通じているんだと思います。
サロモン公式サイトhttps://salomon.jp/
Mt.TAKAO BASE CAMPhttps://takaobc.com/
yans