欧州のアウトドア用品マーケットにおける総合見本市として最大級のモンスターイベント『The OutDoor Show Friedrichshafen』が今年も開催されます。
ドイツの片隅の街で94年に初開催され、ごく限られたジャンルの小さな展示会でしかなかったイベントは、今やアウトドア・アクティビティの多様化や世界的な普及とともに約1000の出展者と2万人以上のバイヤー、1000人以上のジャーナリストが7月13~16日の4日間にわたり一同に会し、展示をはじめカンファレンス、上映会、パーティなどさまざまな催しが開かれるという、欧州の業界向けアウトドア用品見本市としては最大級のイベントのひとつにまで成長していきました。
見所は何といっても欧州市場をターゲットとして世界中のアウトドア・ブランドが満を持して発表する、2017年春夏シーズン投入予定の最新アウトドア・ギア。それぞれのメーカーが考える未来のアウトドアの形を存分に体感させてくれます。
Outdoor Gearzine では昨年、アメリカはソルトレイクシティでのアウトドア・ギア展示会『2015 Outdoor Retailer Summer Market』を取材し、日本ではあまり知ることのできない世界のアウトドア市場の熱気と陽気さをお伝えしてきました。
一方今回の『OutDoor Show』は開催地がドイツということからも分かるように欧州市場向けの見本市。つまり北米向けのソルトレイクシティでは確認できなかった、日本でもなじみ深い欧州のアウトドア・ブランドたちがわんさか出展するはず。その意味ではメジャーなグローバルブランドの動向だけでなく、むしろ欧州での小さなガレージメーカーや新しいアウトドア・ブランドとの出会いに期待が膨らみます。
さらにイベントではその年発表されたさまざまなアウトドア・ギアの中から、技術・デザインなどの面で革新的な功績を残したアイテムに送られる「OutDoor INDUSTRY AWARD」も見物です。
ちなみに会場のあるフリードリヒスハーフェンという街自体、日本から知り得る情報もほとんどなく、このイベントについての情報も日本語ではほとんど無きに等しい状態ですのでどんな雰囲気のイベントなのかまったく予想がつきません。とにかく出せる情報はできる限り詳細に、タイムリーにレポートしていきたいと思いますので、来週の更新をご期待ください!