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【忖度なしの自腹レビュー】抜群に明るくて、丈夫で、使いやすい「LEDLENZER HF6R Core」ヘッドランプは山で使うために必要なすべてが詰まった一級品

朝日や夕陽を眺めるのが好きで暗い中で行動することが多い筆者。ヘッドランプは暗い中での行動するのに必須アイテム。今回紹介するのはドイツ生まれのポータブルライト専門ブランドLERLENZER(レッドレンザー)のヘッドライト「HF6R Core」です。

ヘッドランプは明るさを表すlm(ルーメン)だけが全てではなく、闇夜の中をしっかりと照らすために光量や照射距離だけでは計り知れない詰め込まれたメーカー独自のテクノロジーが搭載されています。

この記事ではスペックだけでは分からない、使ってみたからこそ分かるLERLENZER HF6R Coreの魅力をお伝えします。

LERLENZER HF6R Coreの主な特徴

126gのボディから放たれる最大800ルーメンの強力な光は暗闇の中をしっかりと照射してくれます。

明るさは3段階で調節することができ、ワンタッチで照射範囲を変更することができるデジタルアドバンスフォーカスが暗闇の中での明るさを自在にコントロールすることが可能。

角度を無段階で調節することができるため、状況に応じた最適な位置での照射を可能にしてくれています。

防塵防水に優れたIP68の保護等級で耐久性が高く、厳しい山岳地帯での使用に適し、悪天候な環境でもしっかりと視界をサポート。

充電して繰り返し使うことのできる容量2000mAhのリチウムイオンバッテリーは高い光量での長時間照射を可能にし、バッテリーインジケーターが残量を一目で把握できるようになっています。

ボタンひとつで全ての操作を行い、高い照射力、照射範囲を自在に変更できるHF6R Coreは使い手を選ばない高性能ヘッドランプです。

お気に入りポイント

気になるポイント

主なスペックと評価

アイテム名 LERLENZER HF6R Core
重量 (g) 126g
バッテリー 2000 mAh のリチウムイオンバッテリー
公式照射力(lm) ブースト:800 / パワー:500 / ミドル:250 / ロー:20
公式照射距離(m) ブースト:160 / パワー:140 / ミドル:80 / ロー:25
公式照射時間(h) ブースト:- / パワー:3 / ミドル:6 / ロー:60
色温度(k) 5200 ~6200
防水等級 IP68
ライト種類

ブースト、パワー、ミドルパワー、ローパワー、赤色

付属品
  • コンフォートパッド
  • コネクトアダプター
  • USBケーブル (マグネットチャージャー)
Outdoor Gearzine評価
遠距離照射 ★★★★★
近距離照射 ★★★★☆
使いやすさ ★★★★☆
体感重量・フィット感 ★★★☆☆
バッテリー寿命 ★★★★★
防水性 ★★★★★
耐久性 ★★★★★

詳細レビュー

北アルプスや奥秩父の山で実際にテストをしてきたことをお伝えしてきます。

最大で800lmの強力な光量

筆者が愛用していたヘッドランプはおよそ300lm程のヘッドランプ。500lmのヘッドランプを使用したときもかなり明るいと感じましたが、HF6R Coreは最大で800ルーメンの明るさを提供してくれ、暗闇の中を歩く際の安心感は桁違いでした。

暗闇の中で明るいヘッドランプは正義でしかありません(体感ベースですが、最大光量で照射した時は日中と変わらないレベルで登山道の状況を把握できました)

高い光量で路面の状況をしっかりと把握することができた

夜明け前や日没後に行動をすることを想定している人や、トレイルランニングなどスピードのあるアクティビティをする際にも重宝するでしょう。

赤色モード付きでテント場や写真撮影時の使用もOK

HF6R Coreはボタンの長押しで赤色モードに切り替えができます。人の密集するテント場や、撮影ポイントでは、目が眩まないよう、赤色モードを使用するのがマナーです。

筆者は星空の撮影もするので、ヘッドランプには赤色モードが備わっていることがマストです。

高い光量を長時間キープすることができる

独自におこなった照射時間と光量の測定(下表参照)では、パワーモードの出力を連続点灯すると、約3時間の間は高いレベルでの光量を長時間キープできるという結果がでています(これまでOutdoor Gearzineがテストしたヘッドランプのうち、3時間という長い時間ここまでの光量をキープしたのはHF6R Coreが初めてです)

光源から約1m離れた壁に設置した照度計で計測された明るさ(単位はルクス)を10秒おきに計測。出力はパワー。

テスト機関などによる測定ではないため、厳密な結果とは言えませんが、計測中は基本的にヘッドランプの位置が動いていないため、光量の変化についてはある程度再現性があります。

その意味では高い光量で長時間の連続点灯をしたいと考えている人にとってHF6R Coreはおすすめのヘッドランプと言えるでしょう。

必要に応じて照射範囲を変えられるフォーカス機能

HF6R Coreの一番のお気に入りポイントがこのフォーカス機能。ホイールを回すことで照射範囲を変えることができます。この機能により、状況に応じて照射範囲が容易に変更でき、広く照らしたい時や、ピンポイントで照射したい時に素早く対応することができるようになっています。

「800ルーメン」という光量は一見パンチのある光量ですが、この高い光量を集約させるのか、拡散させるのか、それによって照射した時に感じることは大きく変わりますし、好みも分かれてくるところです。例えば、速いスピードで行動する時なら、より遠くを照らし、状況を確認しつつも、次の一歩が確実に見えなければ怖くて思うようにスピードを上げられることができません。

逆にゆっくりとしたスピードでの行動であれば、遠くを照らすよりも周囲をまんべんなく照らすことで安心感を得ることもできるでしょう。

ホイールを回すことで調節できる

このフォーカス機能が備わっていることで、登山からトレイルランニングをする人までシーンを選ぶことなく誰でも使用することができます。

フィット力の高い二股に分かれたヘッドバンド

照射力や明るさ、色味もヘッドランプ選びには重要ですが、装着していて快適かどうかもヘッドランプ選びのポイント。

テントからトイレに行く程度なら気にしなくてもいいですが、夜明け前の行動などでは数時間装着することもありますから、ホールド感や圧迫感、重さは重要になってきます。

HF6R Coreは二股に分かれたヘッドバンドにより高いホールド力があります。また、二股に分かれたヘッドバンドはそれぞれで長さ調節ができるようになっているため、使い手の頭のサイズにフィットすることができ、より高いホールド力を発揮してくれます。

歩行時にズレるようなことはまずなく、走ったときもずれを感じることはありませんでした。

126gという重さは長時間行動ではズシっと感じる

高い照射力、ホールド感はHF6R Coreの長所ですが、長時間の装着で気になったのが「重さ」です。

普段は約100gほどのヘッドランプを使用している筆者にとって、26g重くなるHF6R Coreは重量以上にズシっと感じるものがありました。

HF6R Coreの重量は126gで、機能面や照射力を考えると決して重たいヘッドランプではありませんが、長時間行動を想定した場合、ヘッドランプは軽さも考慮したいところです。

高いホールド力のあるヘッドバンドですが、重量126gの本体を支えるため、圧迫感を感じます。短時間の行動であれば締め付けはそこまで気になりませんが、長時間となるとこの圧迫感がすこし気になるところでした。

高いフィット感だけど、本体裏にクッションが欲しい

行動中に少し気になったのが本体の裏側、おでこに接するところにクッションや汗を吸ってくれるパッドなどがなく、長時間行動をする中で発汗時には多少の不快感を感じました。

ヘッドランプを直接頭に装着するのではなく、キャップなどの上に装着すればこの不快感は解消できますが、ツバ付きのキャップなどはヘッドライトの明かりをさえぎってしまうため、使用時はツバを後ろにするなど状況に応じて対策が必要です。

無段階で角度調節が可能

HF6R Coreは可動範囲内で無段階の調整ができるため、使用者が1番いいと思う角度に調節することができます。

無段階で調節できるヘッドランプだと、行動中に角度が変わってしまうことを懸念しますが、HF6R Coreは行動中に振動などで角度が変わってしまうことはありませんでした。

HF6R Coreは無段階で角度調節ができますが、上向きには調節できないのがすこし気になったところです。

頭に装着した際には気になりませんが、テント場などリラックス時にはヘッドランプを首にかけて使うこともある筆者。そんな時は上向きにも角度調節ができるとありがたいところ。

首にかけて使う時はスイッチが下になるようにし、首にかけると上向きに調整でき、頭に装着しなくとも手元を照らすことができます。

バッテリー残量が一目で分かるインジケーター

内蔵されたバッテリーはインジケーターにより一目で電池残量を確認することができます。電池式のヘッドランプの一番の悩みはバッテリー残量が分からないことではないでしょうか(筆者はダントツでこれ)

次いで、バッテリー(電池)を買う手間とコストって感じです。

HF6R Coreはこのストレスを解消してくれます。残量が分かるから出発前に不安になることはないし、電池が手元になくても充電すればOK。家に残量が中途半端な電池のストックが増えることもありません。

電池との併用ができない

内蔵バッテリーのヘッドランプで心配なのがバッテリーにトラブルがあったとき。ヘッドランプの故障は場合によっては行動不能になってしまうこともありますから、トラブルへの対策は考えておきたいところ。

電池が併用できるタイプのヘッドランプだと、バッテリーにトラブルがあった際に電池に変更することもできるし、長期トレイルを歩く際など、電池の方が入手しやすいというメリットがあります。

残量が分からない電池ですが、トラブルのバックアップや入手しやすさを考えると、バッテリーと電池のどちらでも使用できるタイプのヘッドランプに分があります。

使い回しできないマグネットチャージャー

マグネット式の充電端子はワンタッチで接続できるため容易である反面、専用のケーブルしか使えない

HF6R Coreはマグネット式の専用のコードを使用して充電を行います。ワンタッチで接続できるのはマグネット式のメリットですが、専用のコードがなければ充電はできません。

スマホが普及した昨今ではモバイルバッテリーは必携品。モバイルバッテリーがあれば充電は可能ですが、スマホの充電ケーブルを併用してHF6R Coreを充電することができないため、持ち物が一つ増えてしまいます。

装備点数を少なく、身軽に歩きたい人にとっては気になるポイントでしょう。

最高レベルの防水防塵性

ヘッドランプは悪天候時の使用もありうるため過酷な環境でも壊れないことが求められます。衝撃などに強いこともそうですが、やはり重要になるのが防水性や防塵性でしょう。

HF6R Coreの防塵防水レベルはIP規格で最高レベルのIP68で、完璧な防塵レベルで、粉塵の侵入が完全に防護され、水面下での使用が可能なレベルの防水性を備えており、耐久面はばっちりです。

まとめ:明るさから照射範囲まで、自分で自由に調節可能。快適でストレスの少ない使い心地のヘッドランプ

暗闇で行動する人にとってヘッドランプは必携品にして命綱とも言えるアイテムです。万が一の時には命運を分ける可能性のあるギアです。

特にスピードを求める行動をする時などには遠距離と近距離を状況に応じてベストな照射に調整できるHF6R Coreが活躍してくれます。

HF6R Coreのようなヘッドランプはアウトドアアクティビティで多用途に使用でき、使い手を選ばない万能なヘッドランプと言えるでしょう。

ヘッドランプを頭に装着し絶景を求めて出かけましょう!

Yosuke(ヨウスケ)

不便にならない程度に「できるだけ軽く」をモットーにバックパックひとつで行動する人。

春から秋にかけては山奥のイワナを追いかけて渓流へ釣りに。 地上からは見ることのできない絶景を求めて山を歩き。 焚火に癒されたくてキャンプ。 白銀の山で浮遊感を味わいにスノーボード。

一年中アウトドアを楽しんでいるフリーのライター。 自身の経験や使ってみて良かった道具を発信しています。

opoアウトドアブログ

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