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あの七輪が令和の今アップデート! 装いも新たにメタル七輪として大旋風を巻き起こす!
皆様、ご存じでしょうかYOKA SHICHIRIN++(以下YOKA七輪)の存在を。クラウドファンディングから始まったスタートでなんと3000万円オーバーの資金調達、そのCFサイト焚火台部門でぶっちぎりの一位を叩きだして現在も話題沸騰の最中にある古からあるあの七輪を現代解釈にてアップデートしたステンレス製のメタル七輪、それがYOKA七輪になります。なんでもあの七輪がアップデートされるまでに400年分の時間が流れたとか!?
これがYOKA七輪、見た目はまさにあの七輪を金属化したビジュアル。だがしかしその性能は従来の七輪ではなし得なかった機能が満載なのであります! ちなみにですがYOKAはキャンプギアを中心としたアウトドアブランドで「休日を最高のものにする」がキャッチフレーズ。そしてギアジンとしては久しぶりの焚火台カテゴリーレビューでもあります。
過去の焚火台レビュー一例
YOKAアトリエに潜入!
という事でやってきました山中湖、生憎の空模様で富士山はこんななのですが(苦笑
今回特別にYOKAアトリエにお招きいただいたのでここでYOKA七輪の実力を体感しつつ代表の角田崇さんに色々お伺いしました。
もう準備万端です。これまた… ですがYOKA七輪の隣のこちらも現在話題沸騰中のマルチギア、TMRさんのクッカーにもなる缶ドリンククーラーボイリスも長期テスト中なのでレビューまでお待ちあれ!
早速デモンストレーションの為に用意された食材を!
角田さん自ら焼いてくれます、炭が出来上がったのでチャコールスターターを外しています、この辺りの説明は後述。
この網が二段仕立てなのもYOKA七輪のキモ、この仕様が普通の七輪なんなら大体の焚火台には無い機能があるのです! 角田マジックと言っても差し支えはない。例えば画像の様に串に刺さった焼鳥を焼く場合センターの「直火」ゾーンを使っていますがその範囲から外れた串は焼けないので困らないのです。
なぜか七輪を使う所作がDJの如くな雰囲気がある角田さん、それもそのはず「サウナ音楽家AKOY」としての顔も持っているのです。多才!
AKOY公式サイトhttps://www.akoy.jp/
仕上がった食材達、いや美味しそう!
炭で焼いた焼鳥の極上なこと! そして炙りしめ鯖ってあるじゃないですか!? からのしめ鯖も下段「じっくりゾーン」で焼いたら美味しいはず!? でTRYした焼きしめ鯖も絶品でした、野菜の美味しさも言うまでもなく。
そして使い終わったら蓋を閉めておしまい。七輪そのものの面倒なお片付けは現場でしなくてもいいのです! と同時に火消し壺の役割もあるので別途用意する必要もない。便利すぎません!?
YOKAとYOKA SHICHIRIN++を紐解く!
製品版から数々の試作品を前にして角田さんに語って頂きます。
-YOKAの始まりはいつからなんでしょう?-
始まりは2015年、元々玩具やインテリアのデザイン等を手掛けていましたがどうもアウトドアが来てるらしい!? と気付いた所がスタートだった気がします。それ以前からアウトドア的な事は趣味としてもやっていましたが、本格的にYOKAを起動させるにはもう一歩踏み込まないといけないなと。そして第一弾として出来上がったYOKA製品は今のラインナップにはないのですが木製のイスとテーブルに箱だったと記憶しております。
-ガレージブラントブームの波に乗る?-
2015年から始まったYOKAですがそこまでは細々とやってきたのですがそのキャンプギア系ガレージブランドブームが始まった2017年、凄い波がきたぞ!とそれこそアパレルブランド等からのコラボ依頼が殺到、色々な有名所とコラボレーションしましたが一回こっきりでおわるの連続(苦笑)嗚呼食いつくのは早いけど継続はしないんだなあと良くも悪くも実感。でも話題にはなるのでそれは良かったです。ですが! 今一波に乗り切れてないのも実感しておりそれはやっぱり本格的アウトドアな方面からのアプローチが少なかったからなのかなと。出店していた展示会も当初はインテリアライフスタイルというちょっと毛色の違う所に出ていたのも原因だったのかもしれません。そこから方向をアウトドア色の強い展示会に出展していく事でよりアウトドアの世界に足を踏み入れていく事になります、そして転機がありまして。
それまではどちらかと言うと家具系ばっかり作っていたのですがこれが中々売れない、どうしても大型のものが多くて例えばフェス等で持っていこうにも嵩張る。これは良くなかったですね(苦笑) そんな中とあるイベントでYOKAに気付いてくれたお客様がいましてお話を聞いてみると「僕の友人がYOKAで製品を揃えたいって言ってるんですよ」と。ん!? 揃えたい? となりまして。
それまではそういうつもりで物作りをしてなかったんですよ、そこから「揃える」というユーザーの気持ちに答えなければいけないと勝手に思いまして(笑) ほとんど家具しかなかったラインナップから色々な物を作らなければならないと決意した重要なキッカケだったのです。
-さらに別のキッカケも?-
インスタグラム、やってはいたのですがこれも当時伸び悩みまして。それが伸びてない理由が解った瞬間がありまして例えばウチのチェア。キャンプ現場ではカワイイー!って言われたりして喜ばれてると思うのですが、これ座ったらおわりなんですよ。そこからお肉でも焼こうか? となりますと主役はそちらにフォーカスするワケでございまして。そうなった時に写されてUPされる画像はもうウチの製品ではないんですよ。これからインスタグラムにUPされるであろう製品の中で主役になれない、そう被写体の中にYOKA製品がいない事に気付いてしまったのです。やっぱりお肉に敵わないんですよ(笑)
ここで! その瞬間に写ってるモノを作らなければならない! そう思って作り出したのが鉄板だったりフライパンだったりします、まだ燃焼装置、後につながる焚火台やYOKA七輪には至らなかった時代です。ただ流行りを作った他所鉄板が出ていた時代、同じ事をしても売れないので色々工夫はしました。これがうまく当たってプチ跳ねたんですねなるほどと思いました。
その時ですね鉄板を作るのにレーザーカットと板金を用いたんですが当初はこれで家具作れるなあと思ったんですが、ここでちょっと思考をシフトしてこのやり方で焚火台が出来るんじゃないか? とホテルで寝てる時に思いついたんですね。そこで当時フライパンを製作依頼していた所に焚火台をお願いして出来上がったのがYOKA焚火台COOKING FIRE PITです。
出典・YOKA
焚火台ってですね主役なんですよ、写真を撮る時に中心にいる。そして上には鉄板ものると。この作戦も上手くいったんですよお蔭様で多少の余裕が生まれました。じゃあ次はなんなのだろう?と。
-キャンプシチュエーションを考える?-
自分でキャンプに行き写真を撮って絶対にはいるものってなんだろう? と思った時に間違いなく沢山写るのってテントじゃないですか、ここもとってやろうと(笑)
出典・YOKA
そうして生まれたのがYOKA TIPI(現在はTYPE2)です。その頃見る側として中国の展示会に行ったりしていたのですがそれ以前も中国の方々とやり取りして製品製作はしていたのですがこれが中々上手くいかない(苦笑)そんな中、展示会でお会いした日本語をしゃべれる方と知り合ったのがこのTIPIの出来るキッカケだったりします。その最終チェックでですね中国に行って帰ってきた直後にあのロックダウン、あとちょっとで帰ってこれなかった。ここからは皆様もご存じの通りであらゆる製品も動かなくなる、これに関しましては事前予約もとってあると中々大変だった記憶です。
-そこから今度はキャンプブームがやってくる-
そしてコロナ渦にキャンプブームが大爆発する、これは予想出来なかったですね。でもその荒波に乗ってYOKA TIPIが爆売れするんですね、これ当時はコロナ渦のお陰だとあんまり思ってなかったんですねTIPIそのものが人気なんだろうと。所がですねブームが去った後さっぱり売れない(苦笑)
嗚呼、これやっぱりコロナ渦の影響だったんだなと。仲間内では言っていたんですよこれ絶対バブルだよと。 ただもっとソフトに着地するかと思いきやいきなりドーンでしたね(苦笑)
でも過剰なキャンプギア(購入ブーム?)は去りましたがキャンプ人口そのものはそこまで減っていないように感じますね、普通にキャンプがしたい方々には良い環境に戻ってきたとも言いますか。
-伝説のミステリーグリル?-
コロナ渦明け後、なんとなく業界の雲行きが怪しい。ちょっとこのままバブル時の思考ではいけないとまたシフトしてくワケで様々な方向を模索していくのですがその中に庭… と申しますかリゾートの方向に行くべきなのでは? と思いましてそういう中で生きる製品はなんだろう? と。グランピングってのもあったじゃないですか、ちょっとだけ関わった事がありまして体験してみて自分が嫌だった事がありまして。グランピングって楽園みたいなものじゃないですか? もうなにもかも完備でお酒もあってグデングデンな所に豪華な食材が来るんですよ、それをご自身で焼いてくださいと。でそれを置いて帰っちゃうんですねスタッフさんが、いや焼いてよと(笑)
そこまで居たせり尽くせりなのにそこだけ自分かい!ってのが凄い嫌でその出来事からほったらかし調理の出来るミステリーグリルが誕生するんですね。
これが伝説の一品です
焼きたて。ってのは重要なんですが焼く手間はお客様にかけさせない。これを全部兼ね備えたギアって何だろう? から生まれたんですね特許も取得してますしいいプロダクトだったのですが諸々の事情で一旦ステイするんですね、そのひとつに先に申した通りでミステリーグリルは全く手間がかからない。というのがあるんですがアウトドアフィールドでその手間まで取っちゃうのはどうなんだろう? と。そこって… やっぱり楽しみの一つだよねえと。そこからこの製品の「コア」になっていたYOKA七輪の原型にフォーカスするんですね。これを新しい調理器具として世に出すべきだろうと!
-そしてYOKA七輪が爆誕する-
ミステリーグリルは全く手間がかからないですをちょっと「変形」させなければいけない。という事でこちらは練り直し中でまた違った形で皆様にお届けする日が来るかもしれない。では何を変形させるのかというと焼くという作業そのものがエンターテイメントになればいいのでは? と。楽しければ苦でも何でもないじゃないかと。それがミステリーグリルの中心、コアになっていた原型を新たにブラッシュアップする事で出来るのではないか? で生まれたというか生まれ変わった!? のがYOKA七輪だったのです!
プロトタイプはそもそも形状が違うモデルも。
そこからは試作の嵐、製品版は燃焼効率がすこぶる良いのですがそれも実験結果、事実の積み重ねの上に出来上がったものです。そして元々はコアだけ金属で外側のシェルは陶器だったりしたのです。しかしその話の中で陶器は試作が難しいと。そんなに設計をバンバン変えられないよと。じゃあ一旦自ら作りますという事で工場依頼から手作業に移行するんです、まあ粘土みたいなもので(笑) ですがこれが意外と上手くいったんですよ! ですがそんな中で今度は陶器の依頼先が乗り気じゃなくなってくると(苦笑
じゃあもう全部自分で試作するしか! で、出来たのが上の画像の円筒型ですね。これも上手くいったんですが今度は単純に狭いんですね焼き面積が。それとここ大事ですが見た目が〇ロストーブなんですよね円筒形だと(笑) さらに二次燃焼も盛り込もうとして二重にして作ってみたりしてたんですよ。それを動画で上げたりしていたら見ていた方が「どれ位美しい炎が出るかですね?」みたいなコメントして頂いたりするんですよ。そうなるとこれは〇ロストーブとの対決!? みたいな構図が勝手に出来上がってしまってそれは違うなと。
ここで気づくのです、自分は七輪が作りたかったハズだと。もちろん設計上七輪ではある。だけどもその見た目が円筒だとお客様には解らない、これは見る人全てが「七輪」に見えなくては駄目だと。ここでハッキリと見た目を七輪にする! というビジョンが決まるのです。
-空気の流れを探るうちに新しい可能性が見つかる?-
七輪の形にする事は決まりましたがその時点では横に拡がる輻射熱の事は考えずに上の直火領域だけで使えるものにしようとしていました。そこからYOKA七輪のコア部分に可能性を探るワケですが当初は今の様に分離型ではなく単純に二重固定の状態で空気がいったりきたりする事で効率が良くならないものかなと。
プロトタイプのコア部分、分離は出来なかった。
そこから単純にとれた方がいいんじゃない? で今の分離式に、さらに当時は中心部分も板状だったものを網目形状にする事から外側のチャコールスターター部分がとれる事で横に熱が拡がるようになるんですねという先に申した実験の積み重ねがここで生きてくるんです。結果今の楽に火付けが出来て誰でも簡単に扱いやすい製品になっているんですね。火の付きにくい焚火台だと別でチャコールスターター等を用意して火が付いたら本体に移してみたいな作業もいらない、実に理にかなっています。
-二重二階建ての網こそ発明!?-
二重の網もYOKA七輪を構成する大事な要素
まず単純に見た目で楽しい。二段目の網が外せる事でセンターから炭が供給出来る、上の直火ゾーンと下段の輻射熱ゾーンで焼き加減も変わるとエンタメ要素満載なんです。だからただ焼くだけが楽しい。この下段の輻射熱ゾーンも七輪形状に見直した事による副産物でそういう使い方自体が従来の七輪では出来なかった事でもあります、そして輻射熱でジックリ焼いたものって美味しいんですよ。
この焼きゾーンの使い分けこそがYOKA七輪の真骨頂
これなんで閃いたのかと言いますとどうにか焼き面積を拡大できないかと試行錯誤していた時にですね円筒バージョン用の網をむりくり乗せてみたりしたんですよ、そしたら二重の網が成立したんですよね。これを発展させて二重二段の立体網型が生まれたんですね。
-足下の空気の容量を測る?-
足の高さも違うじゃないですか、プロトと製品で。ここにいるハズの空気の容量をですね物理的に計算したワケではないのですが下にいく熱の量とか吸気する空気の流れとか諸々を考えた結果今の高さになっていたりします。足そのものも形状が違っていたりしてるんですがこれは提携工場のこんなん出来るんだぜ!? ってやつでそれはコストに跳ね返ってくるので全却下です(苦笑)
試作品はシェルが計五個、そこに内部コアは別途で結構作りましたね、それでも数あるYOKAプロジェクトの中では普通。手間はかかっていますが製品として出す以上長く売れて欲しい。一過性でおわらない物の強さみたいなものを世に送り出したい。デザインに関しましては結構カッコイイカッコイイ言われているので有難いですが自分としてはカッコイイと思ってデザインしたワケではないのですね。火を扱う製品である以上デザインよりも「失敗」できないんですよ、底が抜けたとかあったら洒落にならない。だから余計なことをした結果そこに到るには絶対できない。なのでコレに関しましては装飾みたいな考えに到らなかったんですね、なのにカッコイイと言われるに至った事は結構製品として「強い」んじゃないかなあと思っていたりします。
ほぼ最終段階の右側試作品と製品版。
最後に積み上げテクニカルの結果なんですけど円筒タイプから焼き面を拡げたいのと七輪にする為に今の形状になっていくのですが、円筒タイプだと真上にしか炎が出てないワケですよ。ここを拡げた結果、先程お話に出たじっくりゾーンが生まれたのですよ。これ後で気づく事になるんですがこここそが純粋な輻射熱ゾーンなんですよねそれになんで気づいたかと申しますと焼いたネギの味が上と下で違うぞと、下だとネギがより美味しい、それは炎の質が違うからだぞと。そしてそれは「七輪」の歴史において純粋輻射熱ゾーンが存在するものは存在してなかったぞ!? と。どれも直接的な熱でしか焼いてないぞと。これはとても画期的で現在もここはもっと探れるのでは!? と日夜研究も続けています。
-その開発期間は短すぎず長すぎずな10ヵ月、そこから注目していた方々はご存じでしょうがクラウドファンディングで大爆発、元々七輪が欲しかったけど既存のものも悪くはないけど… といった人にバチっとはまった結果の大人気、とてつもない金額を叩きだし今に至るのです。
ここから先は筆者によるYOKA七輪レビューとなります。
実際にYOKA SHICHIRIN++を使ってみて。
筆者もいち早くクラウドファンディングで目を付けていまして1stロットを入手済み。そこから何度となくキャンプ等で使っていますが先に言ってしまうと1人~4人程度でジックリ炭火を楽しみたい方にはもうこれしか勝たん! 状態です正直。ALL in ONEで済んでしまう便利さに火付けの簡単さ燃焼効率の良さ、現場での面倒な片付けも基本いらないとあまりに完璧すぎる… のです。ですが大人数でとにかく焼く焼く! みたいなシチュエーションには向いてないのは言うまでもなく。
流石にこれを山に持っていこう! とは現在なりませんがBBQやキャンプ、ベースキャンプに設置する等ではもうこれでいいんじゃないか状態ではあります。
出典・YOKA
YOKA七輪の全パーツ、センター上から右回りで蓋・脚・上網・下網・チャコールスターター・本体で中央がコア、ここに収納袋に説明書付き。
では炭で使う場合の基本的な流れを説明しましょう、まずはチャコールスターターを装着したコアに使いたい分の炭をセット。チャコールスターターは上からコアに被せるだけです。画像に写っているひっくり返した上蓋は熱対策アイテムにチェンジしますので本体底に敷きましょう。
そうしましたら本体底中央に着火剤をセットして着火。
そこにコアをセット、火付けはもうこれでおしまいです。扇いだりフーフーしたり一切いりません。あるのは火が回るまで待つだけ! はじめはそれなりに煙も出ますが落ち着くとその煙もほぼ出ないですね炭の場合。
ここだけはちょっと待つ時間です、上の炭まで火が回って白くなってきたら完了! ここでチャコールスターターだけ外します。
後は網を置いて焼きタイム! 実際は炎が落ち着いたら置きましょう。
筆者最近のお気に入りは簡単カット野菜で出汁鍋です超簡単誰でも出来る(笑)
これも最近購入したのですがゼインアーツ新作のノクポットがピッタリ上網におさまるんですよ。ですがノクポット自体はガス調理専用品で本来は炭火/焚火調理NGの一品。それは外塗装の関係だと思いますが調理において使う分には問題はないですが… どうしても外に焼け跡が出ちゃうので完全自己責任ですよ。
出典・YOKA
火が安定した後はもうワンダーランド、上でも下でも焼いちゃいましょう! どっちに置くも迷いつつも楽しい食べて美味しい。
使い終わったら底に敷いているバックル付き上蓋を被せておしまい。火が残っていたとて火消し壺の役割も果たしているので問題なし。ですが流石に底面は熱くなっているのでこの状態での置く場所は多少注意が必要です。使用中に底に上蓋を置いている時の置面にはほぼほぼ熱の影響はないので普通に机等に置けますし炭使用時は焚火シートも必要なし、楽々なのであります!
何より焚火台とかって使用後汚れていてあんまり触りたくないじゃないですか、それがこの蓋さえ閉めてしまえば使用前のようなビジュアル。この外側が綺麗なまま持ち帰って家で洗えばいいんです。
ちなみに網も入れ替えて全部中に収納して持ち帰れますよ。
薪を使う事で純粋に焚火台としても機能します、選択肢としてコアセットのまま煙突効果で燃焼効率を期待するか外して物量勝負でいくかも出来ます。
使った感じコア付でもいいかなと思います、火力調整もチャコールスターターで多少出来ますし。この状態で使う場合は芝生等の時は焚火シート等は敷きましょう、砂利や石場なら場の状況を見て。
洗いも楽々!?
ここからはお片付け、まあ肉だ魚だと焼きますとこうなってしまうのはこういう物の宿命。そこは変わらないですがこの状態を封印して持って帰れるのはやはりいい。
まずは灰を処理します。
まあ… 中々の状態ですね。ちなみにですが火付け後にここに少量の水を入れる事で煙や焦げ付き軽減も出来るそうですよ。
ここからもYOKA七輪じゃなきゃ中々出来ない芸当がございまして。本体に一切穴がないので漬け置きができちゃうんですね、すり切り付近まで水やお湯と洗剤を入れて半日~一日放置しておけばいいです。
後は金属たわし等でこすりたおす! 焼け跡以外は綺麗さっぱり!
網は凝った作りなのでちょっと洗いずらいかも、ですが専用品なのでしっかり綺麗に。かなり剛性もあるのでほぼ歪まず長く使えそうです。最後のお片付けまでちゃんと出来てアウトドアマンなのだと筆者は思いますよ。
お気に入りポイント
- 焚火台、七輪としての万能性
- ほぼ全てがこれ一台で賄える機能満載
- それでいて使いやすく万人に向けられている
- 使用後の持ち帰りの気楽さ
- 何をこれで焼いたら美味しそうかなと常に考えてしまう
- 今後の拡張展開に期待
気になりポイント
- 火が回るまでの時間はちょっとだけ遅い
- 内部の細かい部品の所と段差部分だけちょっと洗いずらい
- 多人数、じゃんじゃん焼きたい人には向いてない
主なスペックと評価
項目 | YOKA SHICHIRIN++ |
---|---|
重量 | フルセット時(本体・蓋・コア・チャコールスターター・脚)約2.9kg |
カラー | 無塗装 |
サイズ | ワンサイズ・245 x 245 x H197mm |
材質 | ステンレス |
付属品 |
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その他機能 |
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Outdoor Gearzine 評価 | |
ビジュアルインパクト | ★★★★★ |
使いやすさ | ★★★★★ |
洗いやすさ | ★★★★☆ |
汎用性 | ★★★★★ |
機能性 | ★★★★★ |
耐久性 | ★★★★★ |
重量 | ★★★☆☆ |
トータル満足度 | ★★★★★ |
最後に特報!?
現在YOKA SHICHIRIN++ 3rdロットが受注中! 募集期間は間近の2025年6月30日までとなります、受付後9月下旬にお届け予定との事。そしてシェル本体がこのロットからアップデートし、一体成型になりました。また網を留めるツメが溶接からリベットどめになりましたと。そう2rdロットまでは外からは分かりませんが裏側からだと解る2ピース構造でした、これにより僅かな段差が無くなるので洗いやすいかも!?
・YOKA SHICHIRIN++販売募集サイトhttps://fireandnature.com/?pid=182620991
いかがでしたでしょうかYOKA SHICHIRIN++。炭で使用するなら別にアウトドアな環境じゃなくても使えちゃったりするのも魅力的、ほぼ全てがひとつに集約していて余計な物はいらない。それでいて困らないし使いやすくステンレスなので大事に使えば一生物!? とほぼ言う事なしです。火が安定して強くなる所までに慣れれば万能の調理器具として手放せない一品となる事でしょう。
-YOKA-
・公式サイトhttps://yoka.co.jp/contents/
・公式You tubehttps://www.youtube.com/@YOKATUBE
・公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/yoka_twelvetone/
・公式webストアhttps://fireandnature.com/
yans