今回もサウス・レイクタホエリアのハイキングルートをご紹介します。一度のハイキングで3つの湖を見ることが出来るルート。
レイクタホも途中のビューポイントから見られるのでレイクタホを含めると4つの湖を見て回ることができ、キラキラと美しい宝石のような湖を見て回ることができるおすすめコースになっています。泳ぐことも可能ですので興味がある方は是非水着を持参してくださいね!
コースの後半は一周するループになっていて、また同じスタート地点に戻ってくる形ですが、このトレイル自体、距離も長いので中級者から上級者コースになります。レイクタホの基本情報は前回の記事にも書いておりますので参考にしてください。
目次
Granite Lake, Dick’s Lake, Velma Lake を巡るハイキングコースを紹介
Granite Lake, Dick’s Lake, Velma Lake hikingのデータ
- ハイキングおすすめシーズン:4月から9月 (今回の使用写真は6月後半のもの)
- 距離:往復約:12 mi(19km)6~7時間
- 高低差約:2,723 ft (830m)
- トレイルヘッド標高:6,828ft (2080m)
ハイキングに携行すると便利な持ち物
- 飲み物 (夏は多めに、3から4リットル位。)
- 気温の調整できる防寒着
- トレッキングシューズ
- 帽子
- サングラス
- 日焼け止め
- ハイキング中に食べるスナックなど
- 常備薬などがある場合は薬やバンドエイドなどのファーストエイド
- 虫除けスプレーなど(今回はそこまで蚊や虫は気になりませんでした。)
- その他、通常ハイキング装備
トレイルヘッドへの行き方(車にて)
グーグルマップで Cascade Falls Trail, South Lake Tahoe, CA 96150 を入れますとトレイルヘッドまで行けます。Cascade Falls Trailというトレイルと今回私が紹介しますGranite Lake方面へ行くトレイルは同じ登山口になっています。道沿いに車を止めるスペースがありますが、数が限られているので早めに行かれることをおすすめします。バックパックをしながら数日利用して山へ入りハイキングする人々も多い為、シーズン中は駐車場は常に混んでることが予想されま
す。(お手洗いあり)
インスピレーションポイント(住所:South Lake Tahoe, CA 96150)というビューポイントが登山口エリアのすぐ道を挟んだ前にあり、美しいレイクタホのエメラルドベイからの景色を見ることができます。そこにも駐車場、お手洗いがあります。駐車場は数に限りがあります。
ハイキングガイド
トレイルヘッド Bayview Trailhead
キャンプグラウンドもあるエリアなので車を停めたらキャンプ場がある方面へ歩いて行きます。
このエリアにお手洗いも設置されているので必要な方はこちらで済ませて行きましょう。
キャンプグラウンドの方へ進むといよいよトレイルヘッドが見えて来ます。ここからハイキングの始まりです。本来ならばこちらにて日帰りハイキングの人はパーミットを取る必要があります。とても簡単で、置いてある用紙に必要事項を記入して箱の中に入れるだけの形ですが今年の6月の時点では不必要でした。
トレイルヘッドの所で CASCADE FALLS へいく道とDESOLATIONへ行く道の分岐になりますが右方向のDESOLATION方面へ進みます。
スタートしてからすぐに坂道のジグザグ道が始まります。最初の3キロ強はわりと急な坂になっています。(今回のトレイルの中で一番きつい坂が始まりにあります。)
坂道はきついですが途中途中で見られるレイクタホのエメラルドベイの美しさにに、きつさも半減?です。
Granite Lake
スタートから約35分後にグラナイトレイク(Granite Lake)が左手に見えてきました。
少し小さめの湖ですが朝の神聖さと水面に映る周りの木々がとても美しく、こちらで少し休憩すると良いと思います。朝の時間によってはキャンパーの人々がテントを片付けていたりするかもしれません。
その後も坂は続いて行きますが、木々の間からは相変わらず美しい絶景が垣間見れます。
9:30、坂が一度途切れ、フラットなエリアに、、その後始めての下り坂も出てきます。
更に進んで行くと景色もどんどん変わって行きます。遠くには雪が残る山々がみえてきたり、、森林限界線が近く岩場が増えてきたりします。
その先さらに進むと分岐がにあたります。
この分岐の先はループ状になっていますので、どちらを選んでも今いる同じ場所に戻ってくることになりますが、今回は時計回りで左へ進むのトレイルを進んで行きます。
少し進むと湿地帯のようなエリアに到着。ここは名前はなく、雪融けの時期に出来る湖のような湿地帯かもしれません。
山の雪融け水直行!という感じですごく清々しいエリアです。
更に進んでいくと雪融けで出来た川に遭遇したり平らな岩場のエリアがあったりと休憩できる場所も簡単に見つかるので休憩をしつつ、更に進んでいくとまた分岐が出て来ます。
Dick’s Lake
分岐を進んで5分後くらいに今度はDick’s Lakeへいく分岐があります。Dick’s Lakeを観に行くにはここを左折します。
すぐに2番目の湖、Dick’s Lakeが見えてきます。
透き通った水が太陽の光を受けキラキラと輝き、とても神秘的。
水は冷たいですが泳ぐこともできますよ。ここでもキャンプをしている人に遭遇するかもしれません。
Dick’s Lakeを後にし、分岐がある所までもどり、今度はFONTANILLIS方面へと続く道を進みます。
進んでいくと左手に今回のメインのFONTANILLIS LAKEが見えてきます。かなり大きな湖でトレイルの進行方向に向けずっと湖が続いていきます。最初の方は左手少し遠目にFONTANILLIS LAKEが見えていますが、後ほど湖畔近くにトレイルが続くのでご安心を。
ここの水も本当に透き通り、美しいエメラルド色を放ち、水が冷たくなければすぐに泳ぎたい所です。笑 (実際に泳ぐ人もいます。)
湖の奥には雪を残した山々があり本当に絵になります。人も少ないのでとても静かでプライベート感もありますよ。
名残惜しいですがFONTANILLIS LAKEを後にし、進んでいきます。進んでいくとFONTANILLIS LAKEの水が流れ落ちる川がでてきます。
靴をはいたまま岩や木の上をつたって反対側に回れましたが、水量が多い時は裸足になって渡った方が良いかもしれません。
Velma Lake
川を渡り進んでいきます。今度は左奥にMiddle Velma Lakeがでてきます。少し遠目ですが近くに行こうと思えば行けます。(余分にトレイルを歩くことになりますが。)今回は遠目に見るだけでここは通り過ぎます。
さらにトレイルを進んでいきます。また川が出てきます。
ここも靴で岩の上を歩いて川を渡りますが水量が多い時は裸足で渡ることになります。とてもきもちいエリアなので川沿いで休憩してもいいですね。
さらに進むと、今度は右手にまた湿地帯が出てきます。でもここは湖でUpper Velma Lakeという湖です。(先ほど左手遠くに見えていたMiddle Velma Lakeと同じ名前でこちらはUpper Velma Lake)ここが3つ目の湖になります。
空の青と雪が残る山、そして水草の緑が本当に美しく、ボーっと湖岸にいつまでも座っていたい気分でしたが、まだ帰り道は長いので進んでいきます。
13:30、坂が続き、さらに進むとループ状の分岐に戻ってきます。後は行きと同様来た道を戻る形になります。
14:45にトレイルヘッドに戻ってきましたので計6.5時間のハイキングとなりました。
雲の形や動きもとてもダイナミックで全体的に本当に多様な景観が広がるトレイルです。
レイクタホは日本人の観光地としては知名度が低いのですが、ローカルの間では気軽に楽しむ自然豊かなリゾート地です。
カリフォルニアのサンフランシスコやサクラメントからアクセスしやすいですよ。ぜひ美しい湖が広がるレイクタホへ。
新型コロナウィルス感染拡大に関するご注意
2020年10月現在、各国では検疫体制強化に伴う入国制限をはじめ、国立公園への入園規制や国内の移動制限など、さまざまな状況があり得ます。そうした条件は予告なく変更になる場合がございますので、旅行の際には必ず各国の大使館・領事館及び外務省海外安全ホームページ(感染症危険情報)、国立公園ホームページをはじめとした現地情報を入手し、乗継地および渡航予定国、訪問予定地周辺の情報を確認してから無理のない計画・行動をしてください。