ハイキングや山登りでは想像以上に大量のカロリーを消費するため、すぐにお腹がすいてくるもの。そんなとき空腹を満たすために必要なのが調理が不要で手軽に食べられる「行動食」です。もちろん普通のコンビニパンやおにぎりでも悪くはないですが、少しでも小さな重量で、登山に必要なエネルギーを効率的にチャージしてくれる、山登りを想定した製品がおすすめ。
そこで今回は、ここ最近で気になっている最新の行動食5製品をピックアップし、どれが最もおいしく、食べやすく、そして栄養もしっかり取れるのか実際に検証してみたいと思います!
目次
気になる最新5選の行動食
販売されている山登り用行動食の中から、個人的に重視したい次の3ポイントに着目しながら、最終的に5つの製品を厳選し、実際の山行で食べながらテストしました。
- エネルギー量が高いもの(登山は消費カロリーが大!特にロングハイクの場合)
- パラチノース®が入ってるもの(ゆっくりな糖質の吸収)
- 美味しそうなもの(疲れた時のご褒美はメンタル的にも大切!)
テスト環境とフィールドテスト結果
気になる5製品と、実食テスト結果は次のとおりです。
各商品の実食レビュー
Enemochi:ユルハイク〜ファストパッキングまで全ハイカーにオススメ!お餅好きならコレ!
ココが良かった◎
- ナチュラルな味で美味しい!
- 十分なエネルギー量
- パラチノース®配合で血糖値が上がりにくい
ココが気になる△
- これといって欠点は見当たらない
味の感想
- クルミ餅は、クルミの風味、食感が美味しい。
- 甘酒味は、甘酒の旨味があり、甘酒好きな人ならきっと好きなはず!
ライスピュレ:歩きながら食べたいハイカーにオススメ!
ココが良かった◎
- スルッと食べられる
- 美味しい!
- 消化も良さそう
ココが気になる△
- 100Calというエネルギー量の低さ
味の感想
- 青梅味は、酸っぱくて元気が出る。美味しい!
- みたらし団子味は、甘じょっぱくて好きな人は好きな味
MANA BAR:ユルハイク〜ファストパッキングまで全ハイカーにオススメ!甘いのが好きならコレ!
ココが良かった◎
- 見た目によらず食べやすい食感(パサパサしていない!)
- 5つの中でNo.1のエネルギー量
- 美味しいフレーバーが多い。
ココが気になる△
- 400円近い価格
味の感想
- アップルシナモン味は、今回のテストの中でNo.1の美味しさ!
- ホワイトマカダミア味は、マカダミアの風味が良くて美味しい。
- しそかつお味は、かつお出汁が香る珍しい味。甘い味が多い行動食の中で貴重!
Pure Dates Chocolat:山頂でコーヒーと一緒に食べるなら迷わずコレ!
ココが良かった◎
- シュガーフリーのクラフトチョコレートの美味しさ
- 風味豊かで美味しいドライフルーツ
- コーヒーとベストマッチング
- プレゼントできるレベルの美味しさとパッケージ
ココが気になる△
- 450円という高価格
- 行動しながら食べるのはちょっと大変
味の感想
- The Cacaoは、高級チョコレートの味。コーヒーやスコッチなどによく合います。
- Rum & Fif味は、イチジク味のフルーツバーの味がします。
- Banana & Pecan Nuts味は、チョコバナナ味がしつつ、デーツとカカオの風味も強め。
WHOLE BAR:いろんな味を楽しみたいハイカー向け
ココが良かった◎
- どの味も美味しい
- 味、エネルギー量、価格のバランスの良さ
ココが気になる△
- 歩きながら食べにくい(飲み込みにくい)
味の感想
- South Indian Curry味は、スパイスとドライフルーツのバランスが良く、スパイスの香りで元気になれる珍しい味。好きです。
- Peanut Butter Chai味は、チャイを飲んでいるかのような味で、個人的にすごく好きです!
- Dates & Pistachio味は、デーツ味が強めです。
- Cacao & FIg味は、イチジク味が強めです。
まとめ:個人的おすすめは『Enemochi クルミ味』
行動食5点を実食レビューした結果、私が一番行動食として持っていこうと思ったのは、『Enemochi クルミ味』でした。
決め手は、十分なエネルギー量、血糖値の上がりにくさ、美味しさ、食べやすさです。特に美味しさはとても大切な要素で、しんどい時に踏ん張れました(皆さんもそうですよね)。
僅差で2位は、『MANA BAR アップルシナモン味』です。食べやすさ、美味しさ、エネルギー量は、Enemochiを上回るレベルですが、パラチノース®が配合されていないので次点としました。きつい山行時に食べましたが、その効果は抜群でした。
3位は、『NATURE THING Pure DatesChocolat The Cacao味』です。動きながら食べるというよりは、山頂でコーヒーと一緒に食べると最高の時間を過ごせると思います。また、テント場でのウィスキーのアテにもぴったり。栄養価も高いし、そんな食べ方もありかもしれません。
他の2点も素晴らしく、好みに合った行動食を山行に合わせて選ぶことが一番大切なように思います。
この行動食の実食レビューが皆様が購入する際の参考になれば幸いです。