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【速報】パタゴニア 2026秋冬新作レポート:新作「ナノエア・シャツ・ジャケット」、最強ダウン「デュラブル・ダウン・フーディ」、超暖「フィッツロイ・ジャケット」冬に最適な「キャプリーンシリーズ」など注目作を一挙紹介

下界は危険なレベルの暑さが続くなか、パタゴニアの2026年秋冬のプレスレビューへといってきました。

注目作はダウンや化繊を使ったインサレーションウェア、街と山をシームレスに行き来できるようなデザインの製品だったり、春夏でアップデートされたキャプリーン・クールシリーズに続く秋冬に最適なキャプリーンシリーズのアップデートなど、寒い季節を暖かく、快適に活動するためにぴったりな製品が多く登場します。今回のプレスレビューではテクニカルなシーンを想定されているウェアも、フィールドと下界を違和感なく行き来することができるデザインになっていることを強く感じました。さっそくプレスレビューの様子を紹介していきます。

着心地抜群のナノエアシリーズから新作登場「メンズ・ナノエア・シャツ・ジャケット」一度来たらもう手放せなくなること間違いなし

2014年にナノエアシリーズが発売されて以降、通気性が高く、温かいナノエアシリーズはアクティブインサレーションの定番となり、ウィンターアクティビティのレイヤリングで欠かせない製品となりました。活動のジャンルに応じて適度な保温力と通気性を得られるよう、フルレンジインサレーションは20g、40g、60gのバリエーションをもたせ、背面や袖口に異素材を使ったハイブリッドモデルなど、アウトドアパーソンのニーズに応じ、「行動着」として快適性や通気性を高めるべく進化を遂げてきたナノエアシリーズは、2026年も更なる進化を果たします。
抜群の伸縮性と通気性を備えたリサイクル・ポリエステル100%のナノエア素材は、温かさを保つと同時に余分な熱や水分を発散する性能を持ち、それをフィールドだけでなく日常でも違和感なく着用できるように仕上げられたのがこのメンズ・ナノエア・シャツ・ジャケットです。

60gフルレンジインサレーションが採用されたメンズ・ナノエア・シャツ・ジャケットは、アクティブな活動シーンよりも、どちらかというと停滞時などの保温着として活躍してくれる仕様です。襟は立てれば首周りを保温してくれ、ボタンダウンになっていることでスポーティーさを緩和し、普段着としても違和感なく馴染むデザインになっています。

そして何よりナノエアの真骨頂といえば「着心地」です。しなやかで伸縮性が高いナノエアシリーズは非常に着心地がよく、メンズ・ナノエア・シャツ・ジャケットも 例外なくその着心地を備えています。さらにゆとりの感じられるフィットで重ね着にも対応し、リラックスウェアとしてもばっちり。素肌に触れても不快感のない生地は、Tシャツの上に羽織ってもOKです。

袖口にあるブランドロゴは目を凝らさないと分からない控えめなロゴ

欠点の見当たらないナノエアシリーズですが、使い込むことで「毛玉」が発生するのが唯一の弱点とも言えます。自分も9年ほどナノエアを愛用していますが、特に腕や脇の下などに集中して毛玉だらけになっています。この弱点が今回のアップデートで改善されているとのことで、個人的にはこの毛玉問題がどこまで解消されているのかに注目しています。

40gフルレンジ・インサレーションのナノエア・ライト・フーディもアップデート

寒冷な場所での活動に最適な40gフルレンジ・インサレーションを採用したナノエア・ライト・フーディもアップデートします。動きやすさと汎用性が考慮された新しいレギュラーフィットになり、肩まわりと肘まわりの立体裁断によって可動域を向上。レイヤリングした時の快適性が高められています。

20gフルレンジ・インサレーションを使ったナノエア・ウルトラライトシリーズよりも保温性に優れるナノエア・ライト・フーディは、より過酷な(低温環境や厳冬期などの)レイヤリングに取り入れるのに最適で、また程よい保温性は夏山の防寒着としても活躍してくれると感じました。バリエーションはフーディ、フルジップ・ジャケット、ベストから選択することが可能です。

岩だろうと氷だろうとへっちゃら。タフなシーンで活躍するビレイジャケット「メンズ・デュラブル・ダウン・フーディ」

ダウンウェアは生地が破れてしまうとそこから羽毛が飛び出てしまうため、デリケートな扱いが必要になります。ですが、そんなのお構いなしでタフに使ってもOKなのがメンズ・デュラブル・ダウン・フーディです。

触ってみると強靭であることがすぐに分かる高耐久な生地で、ハリのあるリップストップナイロンは、尖った岩に擦り付けようが、ざらざらとした氷に当たろうがかなりの摩耗を加えても耐えられそうなほど。中綿には700フィルパワーのRDS認証ダウンがメインで使われ、高摩耗部位には化繊インサレーションを組み合わせたハイブリッドな仕様にすることで、耐久性が最大限に高められています。

ビレイジャケットとして使えるよう、ダブルジッパーになっており、広めの肩部がレイヤリング時の動きにくさを解消してくれています。脇の下と袖口には耐久性を高め、湿気の吸収を抑えるために化繊インサレーションが採用されています。

メンズ・デュラブル・ダウン・フーディはデュラブル・ダウン・フーディをベースにした製品で、4シーズンの使用を目的としたデュラブル・ダウン・フーディに対し、3シーズンの使用を目的に設計され、中綿の量を調整するとともに、価格もリーズナブルになっています。

目を引く不連続なカッティングはオーバヘッド時のすそ上がりを軽減するとともに、一般的なダウンジャケットと一線を画すデザインは結果的にファッション性の高さ、オリジナリティのある製品になっていました。

ザ・定番ダウン。「メンズ・フィッツロイ・ジャケット」しなやかでフワフワ。このジャケットに包まれれば今年の冬も怖くない

極寒の環境下で確かな保温力を発揮するのがメンズ・フィッツロイ・ダウン・ジャケット。800フィルパワーのRDSダウンを惜しみなく使用し、ハイロフトでフワフワとした着用感を実現しながらも、しなやかな生地感によってゴワつきを感じさせない優れた機動力を備えています。立体的なバッフル構造が熱を逃さず、冷気の侵入をブロック。素肌や薄手インナーの上に直接羽織っても嫌な突っ張りがなく、身体に吸い付くようにフィットします。

アルパインシーンでとしてのビレイジャケットとしてはもちろん、冬のキャンプや日常の防寒ギアとしても完成された一着。「これさえ持っておけば大丈夫」と思わせてくれる信頼性は、寒冷期のレイヤリングを完成させる、冬の必須アイテムです。実際に来てみた感じの素直な感想としては、たっぷり過ぎるくらいのダウンで、都心の寒さにはオーバースペックと感じさせてくれるほど。半袖Tシャツにメンズ・フィッツロイ・ジャケットがあれば全く寒さは怖くないでしょう(下界に限ります)。ポケッタブル仕様のため、フィールドに持ち出す場合も驚くほどコンパクトに収納できます。

フーディタイプは以前から存在していましたが、2026秋冬からラインナップに加わるのがメンズ・フィッツロイ・ジャケット。フードがあれば頭部まで保温することができるためアウトドアシーンにおいて重宝することが多いですが、日常着として用いた場合、使うことは少なく、ジャケットタイプの方が使いやすく、汎用性が高いでしょう。

フードや襟が必要ない人にとってこれは見逃せない「メンズ・ライトウェイト・ダウン・セーター・カーディガン」一年中活躍してくれること間違いなし

これまでも長きにわたり愛されてきたパタゴニアのダウン・セーターシリーズ。そのラインナップに新たに加わるのが、メンズ・ライトウェイト・ダウン・セーター・カーディガンです。首元はスッキリとしたノーカラー(襟なし)仕様で、前立てはスナップボタンのカーディガンタイプ。細かなキルトパターンに800フィルパワーのダウンを封入し、重ね着した際にもゴワつかない絶妙な厚みに抑えられているため、保温力を維持しながらすっきりとしたフォルムで着こなすことができます。

保温力としては先に紹介したメンズ・フィッツロイ・ジャケットやメンズ・デュラブル・ダウン・フーディに劣るものの、この薄手さ(軽量さ)だからこそ重宝する期間は長くなります。フィールドでの使用を想定する場合、春秋の朝晩が冷え込むシーズンから夏のアウトドア(アルプスエリア等)まで、防寒着としてメンズ・ライトウェイト・ダウン・セーター・カーディガンがぴったりはまります。

ベスト(左)、カーディガン(中)プルオーバー(右)からチョイスできる

バリエーションはジャケット、プルオーバー、ベストの3種類から選べるため、用途に応じてチョイスが可能。個人的にはジャケットタイプかベストタイプが使いやすそうに感じました。カラーリングもパタゴニアらしい配色で、普段着としても活躍してくれそうです。

メンズ・ウィメンズモデルがありますが、ウィメンズモデルはリバーシブルになっており、片側はブランドロゴがないためより普段着として着用しやすくなっていました。

ウィメンズモデルはリバーシブル仕様。ブランドロゴのない面は普段着として着用しやすい

春夏に続き秋冬もベースレイヤーの「キャプリーン シリーズ」がアップデート

2026年春夏にアップデートされたベースレイヤーのキャプリーン・クールシリーズ。中でも新たにラインナップへ加わった「キャプリーン・クール・サン」や「キャプリーン・クール・ウルトラ」は、このOutdoor Gearzineでも取り上げさせていただきましたが、秋冬もキャプリーンシリーズのアップデートは続きます。

3シーズンの使用に適しているのがキャプリーン・クールシリーズですが、4シーズンでの使用や厳しい冬のフィールドを想定して作られているのが、キャプリーン・ライトウェイト、キャプリーン・ミッドウェイト、キャプリーン・サーマルの3つです。

キャプリーン・ライトウェイトは、冷涼な環境での体温管理に最適な、最も軽量かつ速乾性に優れたベースレイヤー。非常に滑らかな生地の質感は化繊であることを忘れてしまうほどで、上質なコットンやシルクのように思わず着たくなる肌触りの良さでした。

キャプリーン・ミッドウェイト

これまでキャプリーンのボトムスはミッドウェイトとサーマルのみでしたが、ここに「キャプリーン・ライトウェイト・ボトムス」が加わることで選択の幅が広がります。寒冷地であっても、アクティブに動く場面では「保温」よりも「速乾性」や「吸汗速乾性(吸湿性)」を優先したウェア選びをする自分にとって、このライトウェイト・ボトムスの追加は魅力的。実践でつかみたいと思わせてくれる製品でした。

もっとも汎用性が高いのがキャプリーン・ミッドウェイトです。触ってみるとびっくりするほどの伸縮性で、やわらかい質感の生地は着心地の良さを確信できるほど。ダブルニット構造になっている100%リサイクルポリエステルが採用された4.1オンスの生地は優れた汗の吸収性能、伸縮性、速乾性、柔らかさ、耐久性を備え、低温環境においてどんなアクティビティでも使える汎用性の高いベースレイヤーです。

マイクロフリースのグリッド構造になっていることで、高い保温力と汗抜けの良さを備えるのがキャプリーン・サーマルです。肌に密着しながらも締め付け感が少ないフィッティングにアップデートされたキャプリーンシリーズ。タイトなフィットからややゆとりのあるフィットに変わったことで、ベースレイヤーとしても薄手のフリースとしても使えるキャプリーン・サーマルは冬はベースレイヤー、春夏は薄手のフリースと一年を通し活躍してくれるでしょう。

その他気になった製品

雨風をプロテクトしつつ中綿入りで温かい「メンズ・インサレーテッド・ボルダー・フォーク」

雨風に強く、保温性もあり「なんでも来い」的なウェア、メンズ・インサレーテッド・ボルダー・フォークは、シェルに3層構造の防水生地を採用しており、悪天候の中でも頼れる一着。さらにナノエアと同様の通気性に優れた40gフルレンジ・インサレーションが封入されており、高い保温性も確保された非常に汎用性の高いモデルとして登場します。この防水性と保温性がバランスよく融合したウェアは、現実的な冬のアウトドアシーン(タウンユースや低山、キャンプ、フィールドまでの移動など)で最も活躍しやすい「これ一着でOK」な仕上がりです。

保温性のないハードシェルだけでは寒いし、かといってフリースだけでは冷たい風をシャットアウトできません。厳しいフィールドであればレイヤリングで対応するところですが、「日常やちょっとしたアウトドアでいちいち重ね着をするのは面倒」と考える人にとって、このメンズ・インサレーテッド・ボルダー・フォークはまさにドンピシャな一着と言えます。

インサレーション入りで温かい

あっさりしすぎず、もったりしすぎない、驚くほど飲みやすい。パタゴニア プロビジョンズ「オーガニックラガー」

食から地球環境を変える挑戦を続けているパタゴニア プロビジョンズ。これまでも日本酒や、みそ、シーフード缶詰などを作ってきており、その中にはビールもありました。

そのビールが2026年に刷新されます。多年生穀物「カーンザ」を使い、軽やかでキレがあり、驚くほど飲みや
すい仕上がりになっており、ゴクゴクと飲めてしまうビールでした。あまり聞き馴染みのない「カーンザ」という多年生穀物ですが、この穀物は収穫後も枯れることなく成長を続け、根が深く、長さは地下3メートルに達することもあるそうです。この「根の長さ」により土壌を固定し、侵食や流出を防ぎ、水や炭素を地中に蓄えることができるため、水や農薬、エネルギーの使用量が少なく育てることができます。

日本では酒税法によりカーンザはビールの副原料として認められていないため、発泡酒に分類されていますが、製法は一般的なビールと同様で、味は抜群の飲みさすさでした。パッケージもかわいいのでギフトとしても最適です。

まとめ:ブランドの進化はまだまだ続く。街とフィールドをシームレスに移動し、普段着のようなルックスで山に入れる高機能ウェアがこれからの時代のスタンダードになっていくかもしれない

2026年秋冬のプレスレビューにて気になる製品の紹介をしました。

エクストリームな環境で使うウェアであっても、オリジナリティのあるユニークなカッティングが結果的に「街で着ても目を惹くデザイン」に仕上がっていたり。あるいは、一見すると普段着と変わらないデザインでありながら、過酷な環境にも耐えうるマテリアルが採用されていたり。「日常」と「フィールド」をシームレスに繋ぐウェアが多くなってきている印象を受けました。
日常と変わらないスタイルのまま、ハードな山にチャレンジできる――そんな日がやってくるのも、そう遠くないかもしれません。

紹介した製品は今後「実践レビュー」としてこのサイトで取り上げていく予定ですので今後の情報もお見逃しなく!

執筆:Yosuke.C(ヨウスケ)

不便にならない程度に「できるだけ軽く」をモットーにバックパックひとつで行動する人。

春から秋にかけては山奥のイワナを追いかけて渓流へ釣りに。 地上からは見ることのできない絶景を求めて山を歩き。 焚火に癒されたくてキャンプ。 白銀の山で浮遊感を味わいにスノーボード。

20年以上アウトドアを嗜み、一年中アウトドアを自分流に楽しむフリーランスのライター。数十以上のアウトドア系WEB媒体での記事執筆経験をもとに、自身の経験や使ってみて良かった道具を発信していきます。

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