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【速報】パタゴニア2026春夏新作レポート:新型「R1 ウルトラライト・フーディ​」、最強「デュラブル・ダウン・パーカ​」、進化した「フーディニ・ロック・ジャケット」、真夏仕様の「キャプリーン・クール・シリーズ」まで注目作を総まとめ

次々と寒気が日本へ到来する中、Patagonia(パタゴニア)の2026年春夏の展示会を取材してきました。すでにブランドを代表するような名作たちがずらりとラインナップされているパタゴニアですが、2026春夏に登場してくる製品も機能的でアイデアの光るアイテムが多く、ワクワクの展示会でした。

見た目から保温力が高いことが分かるダウンジャケットに、「R1」シリーズに新たに加わるテクニカルフリース、シーンを選ばずにいつでも重宝する「フーディニ・ジャケット」がクライミング仕様に改良されたり、ベースレイヤーのキャプリーン・クール・シリーズに新製品が増えたりと、とにかく今回もお腹いっぱいの内容でした。さらに以前から存在していたにもかかわらず、まだ知らなかった製品でも「これはかなり便利なのでは」と思わせてくれるようなものもあり、時間が足りないと感じるほど。

早速展示会の様子をお伝えしていきたいと思います。

パタゴニアが提案する「Free Wall Kit」からハイキングや登山にもぴったりな製品たち

クライミングというアクティビティにおいて過酷な環境下でも最高のパフォーマンスを発揮するためにブランドが提案するトータルレイヤリングパッケージが「Free Wall Kit」です。本格的なクライミングはしたことがない自分ですが、提案されるFree Wall Kitでもこれは登山やハイキング、または渓流釣りなど自分が楽しんでいるアクティビティにもぴったりなのではと思える製品がありましたのでいくつか紹介します。

800フィルパワーダウンがたっぷりと封入された「デュラブル・ダウン・パーカ」

ユニークなロフトの縫製が目を引くデュラブル・ダウン・パーカ

軽くて頑丈、そんな防寒着を探している人にとってデュラブル・ダウン・パーカは最適解といえるダウンジャケットかもしれません。パタゴニアが2026の春夏に提案するクライマー向けの「Free Wall Kit」の中でビレイジャケットを担うデュラブル・ダウン・パーカは800フィルパワーのダウンがふんだん使われ、高いロフトが確保されています。実際に着用してみると、屋内では着ていられないほどの保温力。

ハイロフトで室内では着ていられないほどの保温力

デュラブル・ダウン・パーカはただ暖かいだけではなく、構造や作りも考え抜かれています。まずはユニークな縫製。まるで迷路のようにもみえる縫製は糸で縫うことで発生するコールドスポットを最小限にとどめ、ダウンの持つ保温力を最大限に引き出してくれる構造。そして触ってみると、胴部の胸と背中側にはたっぷりとダウンが封入されつつ、脇など側部はダウンの量が抑えられていることで動きにくさが軽減されているため、着用した時に見た目ほどのボリュームを感じないようになっています。さらにハーネスをとるつけた状態でも使えるようダブルジッパーになっている上、ジッパー下部にボタンがついていることで保温性の向上とバタつきやめくしまうことを防いでくれます。

下部にボタンが付いていることでめくれてしまうことを防げる

シェル素材にはパタゴニアのワークウェアでも使われている1.9オンスのウルトラ・PE・リップストップが採用されていることで耐摩耗性もバッチリ。岩に擦ろうが、森のブッシュに引っ掻かれようがそうそう破けることはないでしょう。

市場に出回るダウンウェアとは一線を画すユニークなデザインでありながらクライマーが実用的に使えるよう頑丈に作り込まれたデュラブル・ダウン・パーカは難易度の高い課題にチャレンジするクライマーはもちろん、保温力の高い防寒着を探している人にとって魅力的な一着です。

ブランドを代表する名作テクニカルフリース「R1」シリーズにラインナップの追加

画像はウィメンズモデル

これまで自分も何着も着用し、お気に入りであるR1シリーズ。ここ最近は毎シーズンアップデートや新製品の追加が行われているR1シリーズは2026年の春も新たにラインナップが加わります。

R1 ウルトラライト・フーディはR1シリーズの中でも随一の軽さを誇るフリースで、触ってみると非常にしなやかで伸縮性があり、フィット感が高く、生地表面は耐摩耗性があることが分かります。歴代のR1シリーズは裏地や表地の見た目から容易に通気性の高さが想像できましたが、R1 ウルトラライト・フーディはグリッド構造のようにはなっておらず、見た目だけでは性能は未知数。厳冬期にはベースレイヤーよりの使い方をし、気温の高い時期にはミッドレイヤーとして活躍してくれそうですが、実際にどうなのかはR1愛好家の自分としてかなり気になるところです。アルパインクライミングを想定し設計され、Free Wall Kitの一端を担うR1 ウルトラライト・フーディはハーネスを取り付けることに対応し、お腹周りにはポケットを設けずすっきりとさせたデザインで、両胸にポケットを備えています。R1という名を冠している以上、秘めたポテンシャルは想像を越えてきそうでこれはぜひ山で着で確かめてみたい一着でした。

万能ウィンドシェルジャケット、フーディニ・ジャケットをクライミング仕様に仕上げた「フーディニ・ロック・ジャケット」

透けるほど薄い生地で実際に持ってみると非常に軽い

R1と並び名作と謳われているのがフーディニ・ジャケットです。軽量でコンパクトでありながら高いプロテクト力を備えるフーディニ・ジャケットはアクティビティを選ぶことなく、山でも町でも着用可能な万能ウェアですが、そのフーディニの素材を使い、上半身の動きに追随できるようクライミング仕様にリメイクされたのがフーディニ・ロック・ジャケットです。

アノラックのハーフジップ構造でハーネスを取り付けた時に下にしっかりと収まるよう長めのスリムフィット。腕を頭上へと伸ばす動きを繰り返すため肩周りのフィッティング余裕をもたせ、2通りの方法で調節可能なフードはヘルメットに対応できるようになっています。フーディニ・ロック・ジャケットもFree Wall Kitとしてクライミングを想定し設計されていますが、クライミングシーンだけでなく、ヘルメットが必要な急峻なアルプスエリアで使うのにぴったりです。それから、腕の動きを邪魔しないためのカッティングは竿を振り続ける渓流釣りにも適しており、個人的には渓流釣りに忍ばせていきたいと思えるウェアでした。

同素材のフーディニ・ロック・パンツも新登場。軽量で使い勝手のよさそうなウィンドシェルパンツ

ウエストからもも、膝にかけてはゆとりのあるシルエット

かつて存在していたこともあったフーディニ・パンツもクライミング仕様になって復活です。ユニークだと感じたのが股上の深さとジッパーの形状。動きの妨げにならないよう股上は深めになっており、フィッティングもやや太め。リラックスフィットを好む自分としてはこのシルエットはどストライクでした。そして膝下から裾にかけては螺旋状にジッパーが配置されており、シューズを履いたままで容易に着脱できます。閉じることで裾周りのフィット感が高くなり動きの邪魔にならない構造になっていました。

螺旋状になったユニークなジッパー

動きに対応した立体裁断で抜群の着心地とフィット感を誇る「テラヴィア・シリーズ」高いレベルでニーズに応えるハイキングパンツ

スリムフィットながら動きやすいテラヴィア・トレイル・パンツ

本格的な山岳地帯やトレイルを歩くことを想定し作られた高機能パンツ「テラヴィア」シリーズがリニューアルされます。シリーズの中でもっとも薄手で、気温の高い時期に適したテラヴィア・トレイル・パンツはスリムフィットを維持しつつ、フィット感の改良に伴い若干の変更。伸縮性の高い生地を使い立体裁断されているためスリムフィットでも動きにくさは感じず、すっきりとしたシルエット。ウエストのゴム紐と裾のジッパーを廃し、バックポケットを一つ減らしたことでよりシンプルで軽量なパンツへと進化をしました。

テラヴィア・アルパイン・パンツも同様にフィット感の改良に伴い変更し、もともと備えていた各機能はそのままにブラッシュアップ。こちらも実際に着用してみると履きやすさはもちろん、動きやすさも健在です。

キャプリーン・クールシリーズがもっと着やすく、もっと快適に。フィット感の見直しとラインナップの追加でさまざまなニーズに応えるシリーズに。

ベースレイヤーのキャプリーンクールシリーズがもっと着やすい形状に進化します。フィット感に少しゆとりをもたせることでそのままでも着やすくなり、もちろんアンダーウェアとしても使える絶妙なフィット感に。

サイズの調整がされたキャプリーン・クール・デイリーやキャプリーン・クール・トレイルに加え、新たにキャプリーン・クール・ウルトラキャプリーン・クール・サンがラインナップに追加されます。

キャプリーン・クール・ウルトラはハニカム構造の生地が空気の流れを促進し、速乾しつつ通気もしてくれるため汗をかくアクティビティに適した一枚。ラインナップもノースリーブ、半袖、ロングスリーブフーディと豊富なため、ニーズに合わせてチョイスできるのもありがたいところ。生地が非常に薄いため軽く、サラッとした質感は着心地抜群でした。

ロングスリーブフーディは風でフードがバタつかないよう首にボタンが付いていたり、手の甲を保護できるようサムホールがついていたりと機能面もばっちりです。

そのまま着てもOKなフィット感

キャプリーン・クール・サンは紫外線ブロックするのにに適したウェアです。強力な紫外線もブロックできるUPF40+のカバー力をもち、生地に日焼け防止加工を施すのではなく、糸に練り込むことで紫外線をブロックし、洗濯しても効果が落ちることなく日焼け防効果を持続させることができます。

ラインナップに加わるキャプリーン・クール・サンシリーズ

吸湿速乾性能も備え、水陸両用として使えるため紫外線の強い時期のすべてのアクティビティで活躍してくれます。紫外線をブロックすることが目的であるためラインナップはロングスリーブとロングスリーブフーディの2種類。キャプリーン・クール・ウルトラと同様にサムホールを備え、フードはボタン付き。さらにメンズは胸にポケットも備えています。

昨年訪れた立山ではどんなに暑くても長袖を着ていたことで日焼けを予防し、結果的に快適に過ごすことができた経験からこういった紫外線予防できるウェアは必携品。一着もっていれば紫外線に苦しめられることなく夏のアクティビティを楽しめるでしょう。

キャプリーン・クールシリーズは大きく4種類

フライフィッシングカテゴリーから隠れた名作を発掘!機能的な山シャツに水陸両用のパンツ。

登山やハイキングシーンで使うのに便利な新しいアイデアや機能はまだまだ眠っている。そう思い、異なるカテゴリーの製品にも注目をしていますが、中でも気になる製品が多いのがフライフィッシングカテゴリーです。

2024年の秋冬に登場したリバー・ランブラー・ハイブリッド・サン・フーディは隠れた名作で自分も愛用していますが、このリバー・ランブラー・ハイブリッド・サン・フーディがリニューアル。機能や構造はそのままにフードと肩から袖部にかけての素材をキャプリーン・クール・サンと同じ素材にアップデートされました。取り外し可能なフード付きで紫外線もブロックしつつ、ボタンダウンシャツ形状なため暑さによって開放することができ、夏の登山シーンで使いやすいウェアです。

サンディ・キー・パンツは新製品ではなく、以前から存在していたフィッシングパンツですが、ゆとりのあるシルエットに速乾性を備える素材を使うことで水陸両用で、さらにお尻と膝部には耐摩耗性が高くなっており、岩稜帯を歩くような時に適した構造になっています。ややゆとりのあるシルエットのサンディ・キー・パンツは流行を抑えたシルエットでありながらフライフィッシングをする際に便利な機能も多く備えており気になるパンツでした。

パタゴニア プロビジョンズ:2025年、日本初のリジェネラティブ・オーガニック認証をうけた自然酒

最後に紹介するのはお酒好きにおすすめな日本酒です。福島県郡山市の仁井田本家は300年以上の歴史を持ち、日本で初めてリジェネラティブ・オーガニック認証を取得した自然酒を作る酒造です。リジェネラティブ・オーガニックとはまだ聞きなれない言葉ですが、2017年に制定された認証で、「土壌の健康、動物福祉、社会的公平性」の3つの柱で構成され、既存の有機認証を基盤とする世界最高水準の全体論的認証で、周辺環境やその地に住む生き物とのつながり、生態系への配慮共生性が考えられ、優れた自然環境維持基盤として機能させることを目的としています。

そんな認証を日本で初めて得た水田稲作システムで作られた日本酒「やまもり2025」を試飲させてもらいました。日本酒は奥が深く、語れるほど詳しくはないひよっこの自分ですが、やまもり2025は口当たりがまろやかで口にふくむとほのかに甘みが広がります。日本酒は奥が深く、語れるほど詳しくはない自分でも非常においしい日本酒でした。日本酒のおもしろいところは同じ銘柄であっても作る年や熟成の期間によって味の変化が楽しめるところです。

持ち運びに便利な150mlサイズもあるため、バックパックに忍ばせて大自然の中で日本酒を楽しむのもありですね。

まとめ:早くも登山シーズンが待ち遠しい!2026年の春夏も注目のパタゴニア製品

テクニカルウェアを中心に2026年春夏の新作、リニューアル製品から気になったものを紹介しました。

ひとつひとつのアイテムの詳細まで紹介するととんでもないボリュームになってしまうため、詳細レビューについてはしばらくお待ちください。OutdoorGearzineではパタゴニアが2026年春夏に発売する新製品についてフィールドテストし、実際に使って見てこそ分かったことをレビューていきますので今後の情報もお見逃しなく!