「セカイモンで入手して使ってみた」シリーズ第3回目。これまでセカイモンでは日本では手に入りにくいアウトドアギアが、英語の壁を簡単に越えて購入できるということを書いてきました(詳細については以前ご紹介したこちらの記事を参考)。今回も海外から取り寄せた、キャンプの本場アメリカならではのユニークなテント、Eureka Suite Dream 2について書きます。
Eureka(ヨーレイカ)といえば、昔からリーズナブルな割に質の高い(=コスパの高い)テントを数多く取り揃えた、日本人にとっても良くも悪くも安定のブランドでした。ところが2018年現在は国内で入手困難という状況。日本ではテントに関してなかなか選択肢が少ない状況が続いていますが、世界に目を向けると、近年のキャンプ・フェス文化といった細かいニーズに合わせて実に様々なテントが生まれているわけで。人と被らずいろんな意味で「ちょうどいい」テントが欲しいと思ったら、セカイモンなどの海外通販にアンテナを張ってみるのもよいのではないでしょうか。
特にこれといって目的のものがなくても、セカイモンではキャンプ用品のセール情報を毎日更新しているページもあり、時々思わぬお買い得品が転がっていることがあります。とりあえずふらっとのぞいてみるとよいでしょう。
セカイモンについてさらに詳細について知りたい方はこちらの公式サイトをご確認ください。
目次
Eureka Suite Dream 2の大まかな特徴
2017年に初登場の、居住性と利便性が第一に考えられた現代的なキャンプ向け2人用テント。居間スペースが約4㎡と、クイーンサイズのマットレスと荷物が悠々と収納できる広さ、さらに天井と前室が広くとれる変則的なポール構造により一般的な2人用テントとしては抜群の居住性を実現しました。前後に設けられた出入口、大きな前室、豊富なポケットと天井のギアロフトはテント内での暮らしをこの上なく快適にしてくれます。通気性と見晴らしの良いハーフメッシュのインナー、耐水圧十分なフライシートによってテント内の環境を常に快適に保ちます。フットプリントやペグなど付属品も豊富に含まれていて価格も手ごろなのがまた嬉しい。
おすすめポイント
- 十分な広さをもったフロア・前室・天井による快適な居住空間
- 室内の豊富なポケット類とフックによって利便性抜群の室内収納
- 耐候性と通気性・遊び心を兼ね備えたメッシュのインナーやフライシート
- ジッパー式キャリーダッフル・ギアロフト・ペグ・ロープ・フットプリントなど豊富な付属品
- キャンプテントにしては軽量
- 価格
気になったポイント
- フライシートを締め切った際の通気性
- キャンプ用と割り切った場合の高さ
主なスペックと評価
スペック | |
---|---|
アイテム名 | Eureka Suite Dream 2 |
シーズン |
|
就寝人数 |
|
素材 |
|
重量 |
|
耐水圧 |
|
フロア面積 |
|
サイズ(高さ・横・縦) |
|
出入り口・前室(広さ) |
|
付属品その他 |
|
評価 | |
快適・居住性 | ★★★★☆ |
設営・撤収の容易さ | ★★★☆☆ |
耐候性 | ★★★★☆ |
耐久性 | ★★★☆☆ |
重量 | ★★★★☆ |
携帯性 | ★★★☆☆ |
総合 | ★★★★☆ |
詳細レビュー
まず特筆すべきは、価格的には現地価格テントでは約250ドルでペグ・ロープ・フットプリント・ギアロフト(天井ポケット)・キャリーバッグなど豊富な付属品がそろっていること。しかも後述する居住性の高さから考えると3.2kgという本体重量は驚くべき軽さです。
早速設営していきます。2人用テントなら1.5m×2m程度の長方形サイズが普通ですが、このテントはほぼ正方形(1.9m×2.1m)に荷物が置ける三角形部分が追加されたホームベースのような形状をしています。見た感じは3人用といっても十分なくらいです。
ポールを取り付けます。ポールは2本のメインポールをまず交差させて四隅のハトメにセットし、フックをかけていきます。それから3方向に分かれた変則ポールを地面の残りの頂点と天井部分のハトメにセットし、それらにもフックをかけて完了です。フック式なので、組み立ては一人でもさほど難しくありません。
この変則ポールが天井・入口部分をも広げてくれるため、単純なドーム型テントに比べて天井エリアが段違いに広々しています(下写真)。もちろん、単純にテントを高くすれば居住空間は広くなるわけですが、それは耐風性・重量などを犠牲にすることにつながります。このように「高さを上げずに居住空間を広げる(快適さを向上させる)」という工夫はなかなか。
テント内を見てみます。試しにフロアにスリーピングマットを2つ敷いてみました(下写真)。両脇に十分な空間があり、さらに入口付近には2人分の荷物が十分置けるくらいの余裕があります。
インナーテントは防風性と通気性を兼ね備えたハーフメッシュ仕様です。暑くて晴れた日にフライシートをかけないで使用すれば、テントの中から気持ちの良い空を眺めることもできてしまいます。適度に風と直射日光を防ぎながら、穏やかな日差しの下でのんびりできたり、星空を眺めたりと、遊び心をくすぐります。
テント内には各四隅と天井・入口、さらに付属のギアロフト(下写真)を合わせて6つのメッシュポケットがついており、収納には事欠きません。さらに室内には、別売りの収納アクセサリを取り付けできるループがそこかしこに配置されているため、ここからさらに利便性を高めることもできます。もちろんこのループを自分で工夫して使ってみてもいいでしょう。
再び組み立てに戻ります。最後にフライシートを被せ、ペグでロープをきっちりと張れば完成。ちなみにこの写真では取り付けていませんが、フライシートの各ポール部分に付属のロープを張ってテントを固定すれば、さらに耐風性を高めることができます。ちなみにフライを開けなくても外の様子を眺めることができる透明の小窓(下写真)がちょっと便利。
2人用テントにはめずらしく、入口は前と後ろの両面に配置されています(下写真)。お互いに干渉せず出入りできるので、長いテント生活でも快適です。
前面の大きな出入り口は前室も広く、フライシートは大きくロールアップできます。
気になる点
締め切った時の通気性
ベンチレーションはフライシート後面にあるこの部分(下写真)だけと少々物足りない。インナーテントはメッシュなのでそこまで気になることではありませんが、フライシートを締め切った時の通気性はそこまで高いとはいえないため、湿度の高い季節の室内はやや気になります。
(キャンプ用と割り切った場合)高さがもう少し欲しい
天井の広さは評価できたのですが、どうせキャンプ用と割り切るならばこの構造でさらに160㎝程度の高さがあれば、さらにラグジュアリーなキャンプテントとしての魅力が増した。ただこれはあくまで現状に不満があるというよりも、より高みを目指すならというレベルの問題です。
まとめ:コンパクトなキャンプに、登山のベースに、気軽に持ち出せる快適テント
Suite Dream 2はキャンピングテントとしてみると、確かに一番「広い」テントではないかもしれません。ただ、室内はとにかく広いけどその代わりバカでかく、重いテントとは違います。スマートな構造とデザイン、無駄な重量を抑えつつ最大限の快適性と利便性が考慮された工夫の数々は、大荷物で車で乗り付けるような重厚長大なキャンプとは別の、必要なもの以外は極力持ち歩かない、スマートな快適さがあります。そこまで高い品質でありながら初心者でも手に取りやすい良心的な価格も忘れてはいけません。軽快さを失いたくないスマートなキャンパー、あるいは滞在型登山のベースキャンプとして最適なテントは、自然のなかで過ごす大切な人とのかけがえのない時間を提供してくれるでしょう。
なお、セカイモンについての概要・詳細についてはこちらの公式サイトから確認できます。