最適な登山向けテントを選ぶために知っておきたい7つの事柄

”最高”のテントではなく、あるのは”最適”なテントだけ

キャンプ初心者からウルトラ・ライト・バックパッカー、クライマー、バイカー、ツーリストなど、アウトドアのフィールドにかかわらず適切なテントを持つことは、時に命に関わるくらい重要です。大抵のアウトドアギアと同様、最近のテントは季節・場所・活動の種類など、あらゆるシチュエーションと予算に応じてさまざまなバリエーションが用意されています。正直ぼくの学生時代(90年代)、とりあえずどこへ行くにもダンロップテントV6、少人数の場合はアライテントであった頃に比べると、本当に今は(ギア好きにとっては)嬉しい時代になったものです。

一方、どんなテントを選ぶべきかについてまったくのノープランの場合には、その選択肢の多さは逆に悩ましいもの。確かに初心者にも優しい、比較的どんな状況でも無難にこなせる人気のテントはいくつかありますが、実際にはそれらはすべての人にとって最高のテントではありません。山慣れた登山家や特定のアクティビティに注力する人にとっては、状況に合わせて複数のテントを使い分けるのはまったく珍しいことでは無いということもまた事実。それぞれ目的とするアクティビティにベストなテントをチョイスすることで旅の安全性や快適さは驚くほど変わってきます。

そこで今回は、さまざまなニーズやシチュエーションに合わせて適切なテントを選択するために着目すべきいくつかのポイントをご紹介します。

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目次

ポイント1:テントが対応する季節に着目する

ポイント2:使う人数に合わせてサイズを選ぶ

ポイント3:目的に合わせてテントの形を選ぶ

ポイント4:通気性や換気のよいテントを選ぶ

ポイント5:建てやすいテントを選ぶ

ポイント6:シーンに合わせて強度と重量のバランスを考える

ポイント7:使い易いテントを選ぶ(その他機能)

ポイント1:テントが対応する季節に着目する

まず知っておきたいことは、登山向けテントにはそれぞれ利用の想定されている季節があり、それによってテントはいくつかのタイプに分かれるということです。それは大きくいうと3シーズンテントと4シーズンテントの2つ。その他、色々な分類の仕方はありますが、夏に最適な1シーズンテントや、厳冬期の高所や極地向けに作られたエクスペディションテントなどがあります。以下に通常のトレッキングや縦走をする人が知っておいた方がいい、代表的な2種類のテントについて特徴をまとめてみました。

タイプ 3シーズンテント 4シーズンテント
代表的な製品 【アライテント】ライペン トレックライズ1 純正アンダーシート付
【アライテント】ライペン トレックライズ1
【送料無料】エスパース【1?2人用】【オールシーズン】【テント】ESPACE(エスパース)マキシム...
【エスパース】マキシムエックス 1~2人用
用途・特徴
  • 春から秋の比較的穏やかな状況を想定して設計されたテント。
  • 降雨や軽い降雪を避けると共に、虫の侵入も防ぐ。当然プライバシーも守られる。
  • 厳しい冬を意識していないので生地は薄く、軽く作られている。
  • 一般的には暑い真夏でも風通しよく通気性を高めるため、部分的にメッシュパネルを配置している(メッシュ部分の広さはテントのコンセプトによってさまざまあり、広いモデルは寒さには弱い)。
  • 春から冬までのすべてのシーズンで使用出来ることを想定して設計されたテント。ただし実際には全シーズン使えると言うよりも、厳冬期の低温、強風と大雪に耐えることに重点が置かれていることが多い。
  • 強風豪雪に耐えられる半円球ドーム型のテント構造や、保温性と耐久性を高めるため3シーズンテントよりも厚い生地、強度の高いポールを使用している。
  • 強風に耐えられるようにガイラインを張るポイントが多数配置されている。
  • 冬の積雪期テント登山を考えている場合には最適。
強み
  • 軽い
  • 換気性能が高い
  • 居住性が高い
  • 選択肢が多い
  • 強風・大雪等にも耐えられる強度・耐久性の高さ
  • 1張で1年中使用出来る経済性の高さ
弱み
  • 耐久性が低い
  • きちんとガイライン(張り綱)で固定すれば土砂降りの雨にも耐えられる構造ではあるが、暴風雨や寒さ・吹雪に対するのベストな選択ではない。
  • 重い
  • 保温性を優先しているが故に通気性は低い
  • 必要最低限のスペースを確保した構造のため居住性は低い

選ぶときのポイント:

  • 先のことは分からないけど、とりあえず今は3シーズン中心という人は、冬用のスノーフライをオプションとして合わせることで厳冬期にも対応できる4シーズンテントがおすすめ。例えばアライテント エアライズモンベル ステラリッジテントなど。
  • 雪山テント泊はやらないという人は3シーズンテントがおすすめ。軽いし、夏には快適だし、最も汎用的で人気があるので選択肢も多いです。
  • 厳冬期のアルプスにこれからガンガン行くという人は3シーズンテントとは別に厳冬期に強い4シーズンテントをチョイスするのがおすすめ。まぁ釈迦に説法ですが。

ポイント2:使う人数に合わせてサイズを選ぶ

当然のことながらテントには収容できる人数に合わせてさまざまなサイズがあり、せっかく選んだテントが実際求めていたサイズ以上でも以下であっても辛い思いをすることでしょう。テントの名前を見ると、たいていの場合、その収容人数を示す数(例えば アライテント エアライズ1、Big Agnes Fly Creek 1 など)を含んでいますので、まずはそれを目安とすれば大丈夫です。

ただ悩ましいのは、テントによくある「1~2人用」などの微妙なサイズの場合、いったいどういう基準で選べば良いかということです。一通りのテントのスペックを調べ、経験した感覚では、1人で使う場合、テント内側居住部分の短辺幅は70cmくらい(スリーピングマットが入るぎりぎり)が狭さの限界、90cmもあればやや余裕ができ、100cm以上あればゆったりと思っていいでしょう。一方2人で使う場合は短辺が110cm程度が狭さの限界、130cmもあれば十分じゃないかと思います。

以上の想定からイメージすると、「1~2人」となっていても短辺の幅が100cmの場合は、2人で使用するのは不可能では無いものの相当窮屈と覚悟しましょう。一方で130cmの1~2人用は、2人で使うには問題ない一方、1人で使うにはちょっとオーバースペックであると考えた方がよいかもしれません。なお、この基準はバックパックを前室や外などに置いた場合での想定であり、テントの中に荷物をすべて入れた場合では上の想定以上に窮屈なはずです。また Big Agnes Fly Creek 1 のように奥に向かって狭くなっていくタイプのテントでは印象も違ってきますので、あくまでも目安として考え、できれば実際に設営して確認してみるのが一番です。

選ぶときのポイント:

  • 基本的には最もよく使うケースの人数に合わせて選ぶ。毎回1~2人どちらか決まっていないという人におすすめのチョイスは、ソロハイクが多めな人は短辺幅110cm前後の1~2人用2人パーティが多い人は130cm前後の2人用テント。いずれも「ソロでも2人でも対応できる」汎用的な選択になると思います。
  • 定員ぎりぎりサイズの場合、軽くて持ち運びには便利だが、窮屈で荷物の置き場所など工夫が必要なことを覚悟しましょう。

ポイント3:目的に合わせてテントの形を選ぶ

使用するシーズンとサイズが決まったら、次に検討するべき問題はテントの形です。テントには季節や目的に合わせてさまざまな形状・スタイルがありますが、登山向けのポピュラーなテントには、構造によって大きく4種類の違いがあり、それぞれの違いを知っておくことは最適なテントを選ぶ上で欠かせません。

自立型と非自立型、シングルウォールとダブルウォール

テントにはそれが立体化する仕組みによって2パターンあります。複数本のポールをクロスさせつつ通し、グロメットと呼ばれるテント末端の穴に固定するだけで自立するのが自立型、一方逆U字型に通したポールを張るだけではペシャンコのままで、それを前後から引っ張りペグで地面に固定し、テンションをかけることによって立体化するのが非自立型です。

そしてそれぞれの型について、テントを仕切る外壁がインナーテントとレインフライの2層構造(ダブルウォール)か、防水透湿性能のある生地の1層構造(シングルウォール)かというバリエーションが存在します。それらを組み合わせると以下の4パターンとなり、それぞれ強み弱みがあります。

種類 自立型×ダブルウォール 自立型×シングルウォール 非自立型×ダブルウォール 非自立型×シングルウォール
代表的な製品 モンベル(mont-bell) テント ステラリッジテント1型[1~2人用] サンライトイエロー SUYL 1122464
モンベル ステラリッジテント1型

モンベル X-TREKマイティドーム2型
Terra Nova Laser Competition 2 Tent (テラノバ レイザー コンペティション2 テント)
Terra Nova Laser Competition 2
MSR DRAGONTAIL [2人用] 37533 【日本正規品】
MSR DRAGONTAIL
強み
  • 大部分のテントがこのタイプ。それ故選択肢が多い。
  • 場所を選ばず設営できるので、森林や砂利の上などさまざまなシチュエーションが想定される夏のアルプスなどでも最適。
  • 雨を防ぐ性能はシングルウォールよりも高い(レインフライ使用時)。
  • 通気性が高く、結露が少ない。
  • レインフライ(冬は外張り)による前室があるので、ブーツやパックを置いたりできて便利。総じて居住性が高い。
  • ベースキャンプとして数日過ごす場合などには最適。
  • レインフライが不要なのでダブルウォールよりも軽いことが多い。
  • 場所を選ばず建てられる。
  • ダブルウォールに比べて設営が簡単。
  • 重量と設営の手間が重視されるバックカントリースキーツアーや冬のバリエーションルート等に最適。
  • ポールが少ないため非常に軽量にできる。大部分のU.L.テントがこのタイプ。
  • しっかりとペグで固定できればかなりの風にも耐えられる。
  • 雨を防ぐ性能はシングルウォールよりも高い(レインフライ使用時)。
  • 前室があり、さらにポールが垂直に立ち上がるため内部が広く、居住性が高い。
  • 通気性が高く、結露が少ない。
  • 雪山や森の柔らかい土ではペグも打ちやすいので最適。
  • ポールが少なく、なおかつ1層構造のため最も軽量にできる。
  • しっかりとペグで固定できればかなりの風にも耐えられる。
  • 自立型×シングルウォールと違って、構造的に前室を持つように作られるため、居住性も高い。
  • ダブルウォールに比べて設営が簡単
  • 重量と設営の手間が重視されるバックカントリースキーツアーや冬のバリエーションルート等に最適。
弱み
  • シングルウォールに比べて重くなりがち
  • シングルウォールより設営が面倒
  • 主に雪の季節を想定した必要最低限の居住性しかない。
  • 前室がないので雨・雪が入口から入りやすい。またブーツや荷物などを置いておくちょうどよいスペースがない。
  • 通気性が低い。
  • テントの内側が結露しやすい。
  • 雨の多い時期・エリアでは快適性が低い。
  • 稜線上の堅い地面や氷の上などペグが打てない場所では設営できない。
  • シングルウォールに比べて重くなりがち
  • シングルウォールより設営が面倒
  • 堅い砂利や氷の上などペグが打てない場所では設営できない。
  • 通気性が低い。
  • テントの内側が結露しやすい。
  • 雨の多い時期・エリアでは快適性が低い。

選ぶときのポイント:

  • 初心者やより汎用的なモデルを探している人は、場所を選ばず建てられ欠点の少ない自立型ダブルウォールテントがおすすめ。
  • U.L.ハイキングや低山で森林、雪上での幕営が想定されるのであれば、軽量・快適な非自立式ダブルウォールテントがおすすめ。
  • 厳冬期のバリエーションルートなどで極限まで設営の手間や重量を減らしたい場合には自立式シングルウォールテントがおすすめ。

ポイント4:通気性や換気のよいテントを選ぶ

テントの中で快適に過ごすためには、通気性や換気のよさが非常に重要です。通気性が悪いテントの場合、真夏のテント内は蒸し風呂状態で入っていられないし、夜は人間が自然に放出した湿気(息)と熱によってテントの内側に結露が生まれ、そのしずくがシュラフやウェアを濡らし、切なくなります。さらに深刻なのは冬です。テント内で調理などをすることが多い冬では換気の悪さは命取りになりかねないし、テント内の結露は凍結して不快度はMAX。では通気性や換気のよいテントを選ぶためには何に気をつければよいでしょうか。

3シーズンテントを選ぶ

3シーズンテントの多くは真夏での使用を前提に考えられているため、メッシュ・パネルを多く使用したり、入口が2つついていたり、入口面や換気口が大きく開いたりして高い通気性を確保しています。

ダブルウォールテントを選ぶ

ダブルウォールテントのインナー生地は、通気性の高い生地を用いているためシングルウォールテントに比べて空気を通しやすく、快適。もちろんシングルウォールの4シーズンテントも空気を通す素材で作られてはいますが、内側から結露した水滴、外側から雨の水滴が付着すれば通気性は著しく下がってしまいます。

風の通りを意識したベンチレーション(換気口)をチェック

多くのテントには、テント内外の空気を循環させるためのベンチレーション(換気口)がついています。ただこのベンチレーション、付いていればどこでもよいという訳ではありません。テントの入口面の向かいにあれば入口から入った空気が自然に抜けてくれるため具合がよいのですが、垂直の位置にある場合には空気の流れが悪く、なかなか風が抜けてくれないのです。この垂直の配置は4シーズンテントに多く、どうしても保温性という相反する要素を考慮した結果です。購入の際にはこのベンチレーションの有無と位置関係を見て、「風の流れ」と「保温性」とのバランスを考慮してチョイスするとよいでしょう。

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入口とベンチレーションが一直線上に配置されている方が風の通りがよく、換気性能も高い。その分風の進入に対しては弱くなり、保温性は落ちるので注意が必要。

選ぶときのポイント:

  • 入口の数・大きさ、メッシュ・パネルの有無、生地自体の通気性、ベンチレーションの配置を確認して換気のよいテントを選ぶ。

ポイント5:建てやすいテントを選ぶ

ポカポカとした陽気の中であればのんびりテントを建てても何にも問題ありません。ただ登山では強風の稜線上や、暴風雨の中で設営しなければならないこともしばしば。寒い朝は1秒でも出発の準備時間を節約したい・・・。そんなときいとも簡単に設営・撤収ができるテントがあればどれだけ素晴らしいかと、テント泊まりが多くなればなるほど思うものです。テントを選ぶ際には、建てやすいテントかどうかをチェックすることも大切です。建てやすいテントのひとつの例は、アライテント エアライズのようにポールをスリーブに通すテントです。

◇アライテント・ライペン・エアライズ1【超軽量1人用山岳ドームテント】

これはポールを片方から通していくとその先の末端が閉じているので、片方のグロメットにはめるだけでテントが設営できます。もうひとつの典型的な構造である「吊り下げ式」に比べると、いちいち四隅を移動する必要がないので楽。

もうひとつ、さらに独自のコンセプトで異次元の立て易さを実現している思われるのが、ヒルバーグ ソウロのようなインナーとフライ一体型のテントです。

通常のダブルウォールテントはインナーをポールで固定し、さらにその上からフライをかぶせるという作業が必要ですが、このテントはインナーとフライが一体になっていることから、テントにポールを通すだけで設営でき、フライをかぶせる必要がないという優れモノ。雨や雪の中での設営でもインナーテントを濡らす心配が無いなど、厳しい環境でのテント設営を考慮した素晴らしい工夫と言えるでしょう。

選ぶときのポイント:

  • できる限りお店で実際に建ててみて、やたらと細かい部品や手間などが多くないかチェックし、なるべく建てやすいテントを選ぶ。

ポイント6:シーンに合わせて強度と重量のバランスを考える

もちろんテントは軽いにこしたことは無いのですが、軽量化すれば耐風性や引裂強度、耐久性などがどうしても犠牲になってしまうのは避けられない現実です。かようにテント選びは「(耐風性・耐久性を含めた)強度」と「軽さ(・快適さ)」「価格」のバランスをいかにとるかということがカギになってきます。それについてひとつ言えるとすれば、何を優先するべきかはアクティビティの種類やシチュエーションによって違ってくるということ。以下のようなポイントを押さえておきましょう。

選ぶときのポイント:

  • 穏やかな季節、低山や沢登り、日数の少ないトレッキング(トレラン・ツーリング)には、トラブルや悪天候の可能性よりも行動のスピードを優先させるべく軽さを優先させる
  • アルプスなどでの長期縦走、ベースキャンプとしての使用では、トラブルや悪天候の可能性は高まるのでなるべく丈夫なテントを持っていく
  • 冬山ではちょっとしたトラブルが即、命に直結するため、軽さよりも強度や保温性を優先させる

ポイント7:使い易いテントを選ぶ(その他機能)

出入り口の数・位置

まれに入口が2つあるテントがありますが、テントの出入りがし易くなるだけで無く通気性を向上させる効果もあり、居住性はアップします。ただその分増えてしまう重量をどう見るかは人それぞれでしょう。それよりも重要なのは、入口の位置です。入口が「長辺側」にあると、それだけ大きく入口を開くことができるため通気性・居住性はかなり高くなります。一方「短辺側」にあるテントは厳しい冬に対応した4シーズンテントに多く、出入り口が相対的に狭くなるので通気性・居住性は下がるものの、テント内への空気の侵入を妨げるため耐風性が上がり、より安全なテントと言えます。

前室の広さ

上の出入り口の位置とも関係してきますが、テントの出入り口とレインフライ(外張り)の間にできる前室と呼ばれる空間は快適に過ごすためには思いのほか重要です。この前室の作り方は各メーカーさまざまな工夫がなされており、広さもさまざまです。前室を広げる為のポールが張り出していたり、出入り口が広ければ必然的に広い前室が確保できるのはもちろん、トレッキングポールなどをテントの出入り口に張り出すことによって広くできるような仕組みもあります。

収納性

不思議なことにテントの収納袋の形状やサイズは、国やメーカーによってさまざまです。すべてチェックしたわけではありませんが、日本のテントはピッタリと収納できる円筒状の収納袋が付いており、寝袋や雨具と同様ザックの中に詰め込めるようになっています。一方で欧米のテントの中には細長い円筒や、直方体の封筒型の収納袋、それも圧縮して収納できるわけでもなく緩い大きさのモノがあったりします。これらはバックパックの外側に付けたりするのに便利だったり、雨などで膨張してしまったテントが収納しやすかったりと有利な点も無くはないですが、基本的にはきっちりと収納できるサイズの収納袋が付いている方が使い易いと思います。単に袋の問題だけであれば必要に応じてスタッフバッグを自分で購入するのも方法としてはアリかもしれません。

内部のポケット、ギアロフト

通常テントの中には必要最低限か、あるいはザックごと荷物を持ち込みますが、すぐに使う小物やメガネ等の壊れやすいものは分かりやすい場所に置いておけるようにテント内部にポケットやギアロフト、あるいは天井部分に細引きを通すためのループが設置されているモデルがあります。余裕があればテントの内部にこうした工夫がないかどうかも見ておくとよいでしょう。

まとめ

読んでいただいたとおり、平地とは異なる厳しい環境から命を守るテント選びは単純ではなく、さまざまな側面でのメリット・デメリットを検討していくことで、最終的に自分の用途に最適な1張が決まってきます。ぼく自身はじめの頃はアライテントで十分でしたが、そこからさまざまなアクティビティを経験するうちに、シーンに合わせてより使い易いテントを使うようになっていきました。その意味ではテントもバックパックやアウターと同じように、初めは汎用性の高いもの1つで十分です。そして徐々に活動範囲を拡げていくうちに、必要になってきた機能に特化した次の1張を見つけていくのがよいと思います。その時にまたこの記事が役に立ってもらえるといいかなと。そして今後は上で説明している典型的なテント以外の、もっと機能に特化したシェルターについてもご紹介していきたいと思いますのでご期待ください!

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