当サイトのレビュー記事はアフィリエイトリンクを通して製品を購入いただくことで少額の収益を得ています。

【OGZのやまとまち探訪記Vol.15】東京・神田編Klättermusen Tokyo Jimbocho / クレッタルムーセン 東京・神保町!【ブランドストア訪問】

さて長野篇始まってますが… ちょっと諸事情により先に進めないので一旦都心のお話に戻ります。

 

東京はJR水道橋駅東口前からスタート。

 

 

この界隈と言えばほぼ駅前にアウトドア好きの間では有名なアウトドアコンセプトのカフェ、BASE CAMPがあります。店主えーすけさんは業界内で有名人なのでご存じな方も多いハズ!

 

CAFE  BASE CAMP

千代田区神田三崎町2-22-8梨本ビル1F

・営業時間 ランチ火〜木11:30〜14:30/ディナー月〜金17:00〜23:30

・祝日はディナーのみ

・定休日 土・日及び貸切営業に臨時休業する場合もあり

・℡ 03-5213-4884

・公式サイトhttps://www.cafe-basecamp.com/

・公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/cafe_basecamp/

 

その駅前から今回の目的地へ進む途中にはこちらもお馴染みさかいやも、最近お店の各配置が変わりましたね。ちなみにここまでは駅前から一直線に南下すればいいので道に迷う事はほぼないでしょう。ここからちょっと先で右折しますが、しないで直進して靖国通りに出る場合その道沿い主に神田駅方面に進めば大小アウトドア関連のお店で溢れているのは言うまでもなく。その中には最近ちょっとお邪魔したゼインアーツ神保町店もありますね。

 

南下してきた道を一回右に曲がって少し行けば、さかいやスポーツ本店の目の前に今回の目的地クレッタルムーセンの直営ブランドストアに到着です!

 

 

店内入口方面を見て。今回特別に店休日に訪問してますのでシャッターが半開きですがいつもは全開きですのでご心配なく。

 

 

クレッタルムーセン東京の店長、萱原(かやはら)哲郎さん、普段はほぼ萱原さんがお店を切り盛りしておりますが。

 

 

今回は特別に! 営業チームから佐久間 周さんがご登場。なんとブランドのお話やオススメのアレやコレを教えて頂けるという運びになっております、これは嬉しい! なもので製品説明は佐久間さん自ら語って頂けますのでより深くクレッタルムーセンの世界に浸れる内容になっております。文末にはクレッタルムーセンからのビッグニュースも!?

 

 

ストア店内、小粋なアウトドアギアが各所にディスプレイされてますが全部スタッフ私物との事。名品多しでちょっと見てると欲しくなったりしますねこれ(苦笑

 

 

入口から見て左側はこの圧巻のバックパック群、クレッタルと言えば! ですね。

 

 

そのまま目線を上げますとこれまたバックパックに2Fがチラっと。上はレディースメインの品揃え。

 

 

右側の階段で上に行けますよ、上がった先の天井は一部低い箇所があるので気を付けましょう。

 

 

センターには小物類中心、奥に行くと大型パックにメンズウェアがありますよ、そんなクレッタルムーセントーキョーですがお買い物時のお支払いは完全キャッシュレス対応でクレジットカードと各種電子決済のみとなっておりますのでそこはご注意あれ。

 

Ymer2.0 65L+12L / イマー 2.0 65L+12L

ではここからは佐久間さんに存分に語って頂きます、トップバッターはクレッタルムーセンを象徴するコチラから!

-クレッタルムーセンは北欧スウェーデンのアウトドアブランドですが、このイマーは土地柄がよく現れたバックパックだと思います。クレッタルムーセンといえば! というディテールが沢山詰まった最上位モデルなので大型パックを探していない方にも一度目を止めてもらいたいモデルです。

スウェーデンは日本のような急峻な山は少ないですが、広大な自然をもつ国で北部には北欧の国々にまたがるラップランドという地域があり、ロングトレイルも多数存在します。

無人の原野を何日もかけて衣食住を全て詰め込んで歩く、そんな旅をイメージさせるブランドを代表する大容量バックパックです!

 

 

まるで背負子のようなアウターフレーム構造が特徴的で重たい荷物を快適に担ぐためのデザインとなっています。軽く・コンパクトにという現在のトレンドとは逆行しているようにも思われますが、テント泊山行の夜のお楽しみになるお酒等を大量に入れてもしっかり背負うことができます。

 

 

クレッタルムーセンの製品は壊れにくくそして長く使えることをとても重要視していて例えばヒップベルトのバックルは頑丈なアルミ製です。もしもバックルが旅の途中で壊れてしまったら腰に荷重を分散することができなくなりますよね!?

 

 

肩鎖骨部分の特徴的な金属パーツはフレームやハーネスと連動した「キャリー・オン・ボーンシステム」という独自のキャリングシステムを形作る上で重要なバタフライブリッジと呼ばれるパーツです。荷重を直接骨に伝えることで、筋肉の圧迫を抑え、疲労を軽減する技術です。こちらは… 文章ではちょっと効果をお伝えしづらいので、是非店頭にて実際にウェイトを入れて試していただくのがオススメです!

 

 

昔ながらのクレッタルムーセンのデザインが随所に散りばめられた質実剛健な名品です。是非店頭にて一度背負って頂きクレッタルムーセンのバックパックの世界観を感じてもらいたいです。

 

Asynja Jacket / アシーニャ ジャケット

こちらはレインシェルの代表作です、シンプルなデザインの中に様々な工夫が凝らされています。以降もですがウェア類着用モデルは全てメンズMサイズ、身長175cmですご参考までに。

 

 

例えば背面をみて頂くとと縫い目が一切ない! 1枚のファブリックで形作られていることが解ります。縫い目=穴なので浸水のリスクが増えますし、トラブルの一因になりやすいシームテープも最小限に抑えられます。生地は独自の3レイヤー防水透湿素材「クータン」を採用していて非常にしなやかでストレッチが効きます。これにより縫い目が少なくても身体の動きを妨げないデザインに仕上がっています。

 

 

斜めに配されたフロントファスナーは顎への干渉を避けるデザインです。ちなみにアウターシェルのファスナーは向かって左側に、ミッドレイヤーは向かって右側にオフセットしているのでジッパータブが1箇所に溜まらない仕組み。

止水ファスナーは経年劣化しやすいということで敢えて使用せず表裏のダブルフラップを設けて風雨の侵入を抑える仕様になっています。

 

 

袖口にベルクロを使用しないのも特徴です。ベルクロは摩耗しやすいですし、壊れたら修理も面倒ですよね!? このジャケットの場合はコード式になっているのですが、万が一不具合が発生した場合でもご自身でコードを外して簡単に付け替えることができますので現場対処が容易になっているとも言えます。

 

Vingtor Hood Jacket / ヴィングトル フード ジャケット

こちらは今シーズンから新たにコレクションに加わった新作レインシェルです。Asynja Jacket と比べるとより薄く軽量で高温多湿な条件に適応しやすいモデルです。

 

 

非常に軽量でコンパクトになりますのでウィンドシェルの役割も兼ねて使用すれば荷物を大きく減らすことができます。

 

 

光の透け感で薄さがわかりますでしょうか!? こちらの防水透湿素材は2.5層タイプで表地はポリエステル系で疎水性に優れています。Asynja Jacket同様にストレッチ性が高いオリジナルファブリックです。

 

 

Syn SS Shirt / シン ショートスリーブ シャツ

この速乾性に優れたシャツスタイルもオススメです!

 

 

胸元の黒い三角形部分は光を反射するリフレクターなのですが、サングラスホルダーとしても機能します。…サングラスをよく無くす私としてには大変ありがたい工夫です(笑)

 

Brimer 32L / ブリマー 32L

前述のYmer 2.0が昔ながらのクレッタルムーセンと捉えるならば、こちらは現代的なアップデートが加えられたモデルと言えるでしょう。メタルバックルやアウターフレーム構造など大きなブランドコンセプトは踏襲しつつも、軽量化や防水性など役立つ機能が色々と加えられています。

ご覧の通りで背中と腰の間に空間ができるデザインなので通気性が高く蒸れづらい構造、背面長の調整が効くユニセックス仕様です。

 

 

私(身長175cm)が背負うとこんな感じです。日帰り〜山小屋泊向けのサイズで性別問わず最初のバックパックに選ばれる方が多いモデルです。コンパクトにパッキングできる方であればテント泊に用いる方もいらっしゃいますよ。

 

 

表面ファブリックは防水仕様のナイロンファブリック。裏地のシーム処理こそされていませんが雨天でもレインカバーなしで十分対応できます。葉脈のように張り巡らされたウェビングループはブランドのアイコニックな意匠で、後ほど一例が出ますがここにサコッシュを取り付けるなど自分仕様にカスタマイズできます。大きなサイドポケットにはなんとワインボトルも入りますよ!

 

Tjalve 2.0 10L / ティヤルベ 2.0 10L

ブランドの中で最も小さく軽量なサミットパックです。

 

 

ベスト型でフィッティングの良さが特徴。コンパクトでトレイルランをなさる方や女性のお客様からの人気が高い印象です。

 

 

パックの下部2点から伸びるショルダーハーネスが背中にピッタリと吸い付くフィット感を実現しています。

 

 

チェストストラップは4点留めになっています。適度なホールド感がありつつも胸部の締め付けを抑えるクレッタル独自のパーツです。

 

いざ2Fへ

二階はそこまで広くはないですが小奇麗にレディースウェア中心にディスプレイ。

 

 

最奥に飾ってあるこのバック、気になりますね。

 

Gebo Bag 23L / ジェボ バッグ23L

こちらは隠れた人気アイテムです!一見シンプルなトートバッグなのですが… 実は独創的な仕掛けがあります。

 

 

バッグ自体を上下縦方向に圧縮できるデザインになってまして荷物のボリュームに応じて様々なスタイルで携行できるんです! ギュッとコンプレッションすれば持ち手のコードストラップも長くなるので斜めがけもできちゃいます。内側のポケットにまとめることでエコバッグのようにコンパクトかつパッカブルに収納が可能です。

 

 

階段を上がった先にあったこちらも気になる!

 

Allvis Scarf / アルヴィス スカーフ

汗を拭ったり、日差しから肌を守ったり、丁度今の季節におすすめのスカーフです。テンセルという植物由来の再生繊維とポリエステルの混紡素材で、シルクのような柔らかな肌触りと吸湿速乾性を備えています。頭に巻いたり首元に巻き付けたり様々な使い方ができます。タオルや手拭いに代わる山行を彩るアクセサリーとしてオススメです!

 

 

レディースウェアのオススメはと申しますと。

 

 

Nal Hooded Jacket / ナル フーデッド ジャケット

こちらはウィンドシェルのベストセラーモデルです。ロゴは控えめなのに一目でクレッタルムーセンだとわかる存在感と、北欧の自然にインスピレーションをうけた優しいカラーリングが個人的にも気に入っている一着。

 

 

メンズモデル着用で語ってもらいます。

 

 

フロントの斜めジッパーなど前述のディテールの他に、裾のコード調整がとてもユニークです。

 

 

コードを手前に引っ張ってから後ろにグイッと回すと… 一瞬で腰回りの調整ができる仕組み!

 

 

ジャケット自体のシルエットが自由自在に調整できてスタイリングの幅が広がります。適度な防風性と通気性を兼ね備えているのでグリーンシーズンの稜線歩きで羽織るのにピッタリ。表面に凹凸のあるナイロンファブリックで汗をかいた時の肌離れもいいですよ。気温が下がる秋冬時期はミッドレイヤーとして使用しても。

 

 

クレッタルムーセン、お洒落で機能的な帽子もラインナップ。

 

Mesh Cap / メッシュ キャップ

そんな中からこちらをチョイス、メッシュキャップというごく普通の名前ですが… 一般的なメッシュキャップとはかけ離れた特徴的なデザインの帽子です。

 

 

バックパックの背面メッシュのような厚めの素材感で吸湿性と速乾性が抜群です。個人的につばが短いのが好みなのもあってとても気に入っています。

 

 

背部のコード部分にはアジャスターがついていて普通に被ることもできるのですが…

 

 

コードを下すことで顎紐に早変わりする2Way使用! 強い風が吹く環境でも安心して使用できます。

 

 

小物類、バックパックアクセサリーも充実。

 

 

Algir Accessory Bag / アルギア アクセサリーバッグ シリーズ

いわゆるサコッシュとして機能するアクセサリーバッグシリーズで、スマートフォンサイズから大きな物まで幅広い展開があります。

 

 

一般的なサコッシュと異なるのは、付属する赤いアルミトグルを利用してバックパックの外部アタッチメントとして機能する点です! 肩に下げても良し!バックパックに取り付けて外部アクセスポケットを増やすもよし! 荷物を整理するオーガナイザーとして使ってもよしとシーンに応じて様々な使い方が考えられます。

 

 

リペアアイテムも各種取り揃え!

冒頭でも触れましたが、できる限り同じものを長く使って欲しいという考えを持ったブランドなのでリペアは積極的に受け付けています。古いモデルであっても可能な限り対応していますのでお気軽にご相談くださいね。

 

 

最後に2Fに飾ってある絵本!?

Klättermusen(クレッタルムーセン)というブランドの名前の由来になったKlas Klättermusというタイトルの絵本です。真ん中に写っているネズミが主人公のお話で北欧で有名な物語だそうです。ブランド名のKlätterは英語でCliming、MusenはMouseと訳すことができて「山ネズミ」という意味になります。アイテム各種に配置されている三角形のロゴは実はネズミの頭をモチーフにしているんです。

 

 

本当の最後にビッグニュース!?

今回は神保町のブランドストア及びオススメ製品の紹介でしたがこの度2025年7月18日(金)にブランドストア2号店を大阪にオープンします! 東京神保町店同様シーズンコレクションをフルラインナップで取り揃える「西日本初」のクレッタルムーセンの拠点となります、北欧の雄大な自然からインスピレーションを受けた独自のディテールの数々を体験していただければ嬉しいです!

 

Klättermusen Osaka Minamisemba / クレッタルムーセン 大阪・南船場

オープン予定日:​​2025年7月18日(金) 12:00

・住所:大阪府大阪市中央区南船場4-7-11 南船場心斎橋ビル1F ※大阪メトロ心斎橋駅より徒歩およそ3分

・営業時間:12:00-19:00

・定休日:火曜・水曜

・Tel:06-6575-7057

 

 

 

いかがでしたでしょうかクレッタルムーセントーキョー。その世界観を余すことなく感じる事が出来るブランドストアだと思います、そしてその場所柄様々なアウトドアショップを見ながら訪れる事が出来るのでまさにアウトドア好きのワンダーランドの様な街です。気になった方は是非神田神保町へGOするしかないですね!?

Klättermusen Tokyo Jimbocho / クレッタルムーセン 東京・神保町

・住所:東京都千代田区神田神保町2-20-17 城座ビル1F ※東京メトロ神保町駅より徒歩およそ3分

・営業時間:12:00 – 18:00

・定休日:火曜・水曜日

・Tel:03-6380-9200

・公式サイトhttps://klattermusen.jp/

・公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/klattermusen_japan/Kla

・公式youtubehttps://www.youtube.com/@klattermusenofficial

 

 

yans

ギア好きが高じてとうとうギアジンで文章を書くことになった人。ギアマニアを拗らせて改造・自作大好き、アウトドアイベントも大好き。ブランド探訪、ショップレビューに重きをおいていきたいと思います。

個人ブログはこちら