Outdoor Gearzine "アウトドアギアジン"

比較レビュー:冬のトレイルランに最適なベースレイヤーを着比べてみた【RUN+TRAILコラボ企画】

RUN+TRAIL Vol.20 2016年 10 月号 [雑誌]: マクール 増刊

2/27発売の三栄書房刊「RUN+TRAIL Vol.23」に、冬のトレイルランに最適なベースレイヤー比較インプレッションを寄稿させていただきました!

これまで寄稿したギア紹介系の記事は元々サイトに掲載されているコンテンツの再編集という形が多かったのですが、今回はRUN+TRAILとOutdoor Gearzineのコラボ企画と銘打ち、ここ1ヵ月をかけて雑誌の企画として新たにアイテム比較評価を行った書き下ろしのレビューになります。

今号ではトレイルランをする上で誰もが関心の高いシューズ選びから、バックパック、そしてこのベースレイヤーと、キーになるアイテムの賢い選択方法がユーザーに近い視点から紹介されています。その他トレイルランというアクティビティが置かれている状況についての多角的な取材記事など興味深い内容が盛りだくさん。ぜひ手に取ってみてください。

先述のとおり、Outdoor Gearzineが担当したのは冬向けのベースレイヤーインプレッションです。素材やフォルム、機能など多様なバリエーションのモデルをピックアップし、比較レビューしました。今回はそんな雑誌掲載記事をWEBサイト向けに補足を追加するなどアレンジしてお届けしたいと思います。それではどうぞ。

目次

四季を通じて多彩な表情を見せる自然の魅力を自由に満喫できるのがトレイルランの醍醐味。シーズンが一段落した冬は冬で静かなフィールドを楽しみにしているランナーもきっと多いはず。

そんな冬のトレイルランを安全に楽しむためには適切なウェア選びがこれまで以上に重要になってきます。基本的な考え方は登山などのアウトドアと同じで、外気の冷えを遮ると同時に大量の汗を素早く身体の外に放出するという複数の課題に対し、異なる役割をもたせたウェアを重ね着するといった「レイヤリング」がすべての基本になります。

そのなかでも肌に密着する衣服であるベースレイヤーは低体温症といった事故の直接的な原因にもなり、冬のレイヤリングの要といっても過言ではありません。今回はそんな冬のウェア選びのキーレイヤーであるベースレイヤーについて、トレイルランでの使用という観点からさまざまなメーカーのモデルを実際に着比べてみました。

今回比較したベースレイヤーについて

いうまでもなくこの季節最も気をつけなければならないのは寒さへの対処です。冬のアウトドアでは夏以上に濡れや外気による冷えを防がなければ即、命の危険にさらされます。このため吸汗速乾性が第一であった秋までとは違い、冬のベースレイヤーには相応の保温性が求められます。ただし登山などと違い、激しく動き続けることが前提のトレイルランでは過度な保温性は行動時の不快感を招きやすく、その意味では本格登山向けモデル比べればより吸汗速乾性、加えてフィット感や動きやすさなどの機動性が求められるともいえます。

ここ数年のベースレイヤーを見てみるとその進化は目覚ましいものがあります。メリノウールや化学繊維、またそれらのブレンド生地といった素材の進化をはじめ、さらには独自の縫製や付加機能などによってもさまざまな技術革新が進められているのが現状です。そこで今回は素材・縫製・厚み・フォルムなど、なるべく多くのバリエーションを試せるよう配慮して特徴的なモデル6着を選定ました。このため結果的に有利な評価になったモデルもありましたが、最終的に使いやすいスタイルが見えてくることを目指したまでなので、このレビューでは結論だけを鵜呑みにするのではなく、あくまでも評価の内容にもとづいて個々人で最終的な判断をするようにしてください。

 

試着は1~2月、気温0~10度前後の都内ロードや東京近郊のトレイルにて、サイトでも執筆してもらっている津島浩平さんと2人で行ないました。

テスト結果&スペック比較表

総合順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位
アイテム Smartwool PhDライトジップT
patagonia キャプリーン・エア・クルー
Icebreaker オアシスロングスリーブハーフジップ
Rab Merino Plus 160 Long-Sleeve Crew
Arc’teryx Phase AR Crew LS
mont-bell ジオラインL.W. ラウンドネック
総合スコア(100点満点) 83 82 81 77 76 75
参考価格 11,880円 17,280円 11,880円 15,120円 10,800円 3,498円
ここが◎

保温性、快適性、フィット、機能性

快適性

保温性、フィット

フィット

吸汗発散性、重量

重量、吸汗発散性、価格

ここが△

重量

特になし

吸汗発散性、重量

吸汗発散性

保温性、フィット

快適性、フィット

保温性
(25点)
21 20 22 18 15 16
吸汗発散性
(25点)
20 20 18 18 24 22
快適性
(20点)
18 19 17 15 14 13
フィット
(20点)
17 15 17 18 14 14
重量
(10点)
7 8 7 8 9 10
スペック
アイテム Smartwool PhDライトジップT patagonia キャプリーン・エア・クルー Icebreaker オアシスロングスリーブハーフジップ Rab Merino Plus 160 Long-Sleeve Crew Arc’teryx Phase AR Crew LS mont-bell ジオラインL.W. ラウンドネック
実測重量 217g(S) 160g(S) 217g(S) 171g(S) 148g(S) 133g(L)
生地 ウール56%
ポリエステル44%
ウール51%
ポリエステル(キャプリーン)44%
ウール100% ウール63%
ポリエステル(37.5)37%
ポリエステル(Phasic)100% ポリエステル(ジオライン)100%

参考:各モデルのフィットイメージ

個別インプレッション

Smartwool PhDライトジップT

冬のランニングに必要なすべての要素を高いレベルで実現

脇下の通気性を向上させるメッシュや末端の保温性をアップさせるサムホールで真冬の快適性はさらに向上。

より負荷の高いアクティビティにおいて高いパフォーマンスを発揮できるように設計された、スマートウールのラインナップのなかでも特にテクニカルなカテゴリであるPhDシリーズ。果たしてその肩書きどおり今回のような冬のトレイルランにはぴったりの特徴がちりばめられた、期待以上のクオリティを実感することができました。

良質なウールのきめ細かくしなやかな肌触り、肌当たりの良いメロウシーム(縫い目)は着心地良好。極端に身頃を絞ってあるわけではないセミフォームフィットは人によっては物足りないかもしれませんが、丁寧にマッピングされたパターンによって激しい動きの中でも余分なたるみはまったく感じられません。210g/㎡という生地重量は今回の中でも決して軽量とはいえませんが、その分温かさはトップクラス。平常時はもちろん、他モデルと比べて風を受けた際の体温の奪われ方が明らかに少なく感じられました。そうなると逆に汗処理の弱さを心配してしまいますが、ウールとポリエステルとの独自混紡素材は吸水・吸湿・発散が上手く機能し、加えて脇下のメッシュなどによってドライというほどではないものの、蒸れや身体に濡れた衣服が密着する感覚は軽微でした。

津島氏から一言:冬場にあると便利な機能満載の一枚。丸一日のランなど寒暖差の大きいシーンでより効力を発揮しそうです。

Patagonia キャプリーン・エア・クルー

独自のウール混紡素材による極上の着心地は誰もがやみつきに

直接編み上げられた縫い目のない作りによって、ストレスのない肌触りと無駄の極力少ない生産が可能に。

これまで見たこともないテクスチュアが興味深いパタゴニアの最新ベースレイヤーは、極細のメリノウールと化繊のブレンド糸をジグザグと溝がはうように編み上げた独自開発の生地「メリノ・エア」を採用した意欲作です。

まず特筆すべきはその着心地のよさ。独特な縫製によって生まれたロフト(嵩)と溝が作り出す軽くて柔らかくて心地よい肌触り。身体にそっと寄り添うような優しいフィット感。そして地肌との間に生まれた体温に近い空気の層が生み出す温もりが着た瞬間から身体を包み込みます。しかもこの層、走っている最中は濡れた状態の衣服を肌から遠ざけてくれるため、ピタピタとした不快感が軽減されるというスグレモノ。

ただ一方でやや気になったのは、あまりに通気性が良すぎるため、きちんとレイヤリングしないで外気にさらした状態では保温効果はあまり期待できないということ。また個人的にはランニングウェアとしてはやや甘いフィット感に物足りなさを感じたのも事実です。その意味であくまでもベストな使い方は厳冬期の登山やスキーなのかもしれませんが、全体としては使い方次第で日常から極限まで幅広い使い方に対応できる魅力的な一着であることは間違いありません。

津島氏から一言:これ一着でもかなり快適だが、濡れると一気に快適性が落ちるのであまり追い込まない場面での使用が最適。

Icebreaker オアシスロングスリーブハーフジップ

メリノウール100%が実現する高い保温性と引き締まったシルエット

首元の開閉によって衣服内の温度調整がしやすい深めのハーフジップもトレイルランにはうれしい仕様。

メリノウールが他の繊維と比較して何よりも優れている特徴のひとつはその調温調湿機能にあります。寒い時には熱をため込み、暑い時には汗による水分を発散させ、常に衣服内温度・湿度を最適に保ってくれます。北米メリノウールアパレル市場におけるトップブランドのひとつであるアイスブレーカーの定番、オアシスシリーズは最高品質のニュージーランド産メリノウールが100%使用され、その魅力を存分に体感することがでる一着でした。

まず何よりも非常に滑らかな着心地と身頃の引き締まったタイトなフォルムが機能面だけでなく美的感覚も刺激してくれます。ただし伸縮性はそこまで高くないため人によってはやや窮屈を感じる場合もあるかもしれませんので、試着は忘れずに。200g/㎡という生地重量は寒い季節にはちょうどよい厚さ。保温性に関しては案の定素晴らしいものがあり、着た瞬間から生地に体温が伝わり、汗をかいてからも終始温かさを実感できました。

ただし注意したいのは決して速乾性が高いというわけではなく、汗が残っていても不快さを感じにくいということ。独特のしっとり感になじめず、化繊100%のようなサラサラのドライ感の方がどうしても好みという人には合わない場合も。

津島氏から一言:温度調節もしやすく汎用性が高い。濡れていても寒さを感じづらいので特にロング走など長時間走る場面に最適。

Rab MERINO + 160 LS Crew

計算されたフィットと高い速乾性で冬の激しいアクティビティに活躍

肩は運動時にストレスの少ないラグラン・スリーブ、サイドは突っ張りにくい縫製で心地よいフィット感を実現。

世界で最も過酷な場所での負荷の高いアクティビティに耐えうる製品づくりに邁進するイギリスのブランドが手がけるメリノウール最新モデル。

ベースレイヤーに限らず、Rabの常に細身でスタイリッシュでありながらも高い機動性を両立させる裁断技術には毎回感心させられていますが、今回のモデルもまさに期待通り。計算されたストレスのないフィット感はさすがです。もちろん体型によって個人差が生じる可能性は十分ありますが、個人的には今回試着したなかでも最も心地よさと動きやすさのバランスがとれているように感じられました。

ただ、素材については気になる点がいくつか。独自のウール・化繊混紡素材は多数の孔をもつ活性粒子である炭素を繊維の表面に付着させる「37.5テクノロジー」が採用され、肌面の汗は素早く吸収・発散しやすくなっているとのことですが、今回の試用では速乾性こそ高かったものの、生地に汗が飽和してきてからの肌離れの悪さが他と比べて気になり、それほどドライ感を実感できなかったのが残念。また63%とやや多めにメリノウールが混紡されているものの160g/㎡と軽めの繊維重量であることや、つるっとした肌触りと通気性の高さなどからか期待したほど保温性を感じることはできませんでした。

津島氏から一言:薄手で伸縮性があるのでペースを上げて走る場面などに最適。ただし、保温性はそこまで高くないので注意。

Arc’teryx フェイズ AR クルー LS

どこまでいっても濡れ知らずの吸汗速乾性能がドライ感を持続

機能の異なる繊維を内側と外側で異なる構成にすることで、最適な吸水性と速乾性、肌のドライ感を手に入れた。

今期アップデートされたアークテリクスの定番化繊ベースレイヤーは、ストップ&ゴーを繰り返すアクティビティで優れたパフォーマンスを発揮する最新の化学繊維を採用したハイテクモデル。相変わらずのマニアックなアイデアとそれを形にする妥協なき探究心はいつもながら胸が躍ります。

走っていて文句なしに感心したのはとにかくいつまでたっても濡れ知らずであったこと。この尋常ではないサラサラ感は他の追随をまったく許しませんでした。その秘密は新開発の生地素材にあります。性質の異なる2種類の繊維のうち一方は高い疎水性によってドライな肌触りを、他方は水分を表面に向かって吸い上げ高い速乾性を提供。これらが生地の表裏で異なる割合で織り込まれることによって、肌面のドライと表面の吸汗発散という2層で異なる役割がより効率よく処理されるわけです。

難点としては他のモデルと比較して生地のストレッチ性が弱く、体型によってはフィットが難しいこと。筆者の場合どうしても肩や胸あたりのすき間による違和感が消えませんでした。また、化繊100%の宿命ともいえる保温性の低さも気になりました。冬場の使用では中間着などでしっかりレイヤリングするなどの対処が必須でしょう。

津島氏から一言:サラサラの生地は脱ぎ着しやすく、汗の吸収・速乾性にも優れた一枚。反面、冬場はやや冷たく感じるかも。

mont-bell ジオラインL.W.ラウンドネックシャツ

快適性・機能性・安全性・コスパ。要所を押さえた使いやすさが魅力

向こうが透けて見えるほどの薄さによって高い吸汗速乾性とドライ感を実現しつつ、最低限の保温性は確保。

圧倒的なコストパフォーマンスの高さからハイカーの間では昔からの定番。実はもう一段厚手のモデルも検討しましたが、お店の人の自信たっぷりな一言でこちらをチョイスしてみました。

第一印象は夏でも使えるモデルだから当たり前といえば当たり前ですが、とにかく軽い。Lサイズで133gは今回の最重量モデル220gとは約100g程度の差しかありませんが、実際に走り比べてみるとその快適さの違いはハッキリと感じられました。化繊100%ということから汗処理・速乾性についてはさすがの高パフォーマンス。ただ何よりも驚いたのはこの軽さ(薄さ)にもかかわらず、無風状態では思ったよりもじんわり温かいこと。繊維自体が空気を保持し、さらに縮れをもたせることで断熱層を作りやすく、極めつけは繊維に練り込まれたセラミックの放射熱によって身体を芯から温めるという入念な仕組みによって、重量あたりの保温性は素晴らしいものがあります。

とはいえ他モデルとの比較でみるとどうしても保温力には限界があり、着心地的にもメリノウールに比べるとどうしてもザラついた肌触りが気になってしまうのは事実。袖が短めで袖・胴回りの幅に余裕をもたせたフォルムも、体型に合わないだけでなくラン用としてはややルーズな気がしました。

津島氏から一言:とにかく薄くて軽いのでまったくストレスなく走れました。ハードに追い込むような場面で使うのが最適。

【一歩進んだ快適さを求める人へ】話題の高機能メッシュアンダーウェアが超おすすめ

ここ数年、ベースレイヤーのさらに下に装着することで快適性を格段に高めてくれる「高機能メッシュアンダーウェア」といわれるアイテムがじわじわと人気を集めてきているのをご存じでしょうか。

これらのアンダーウェアのメリットは大きくいって2つあります。ひとつは極度に高められた汗処理能力によってベースレイヤーの役割のひとつである「吸汗速乾機能」をブーストしてくれるという効果。ただここまでならば夏用の薄手メッシュシャツと変わらないじゃないかと思われる人もいるかもしれません。高機能メッシュアンダーウェアがそれらと違う点として備わっているもうひとつの大きなメリットとは、ベースレイヤーの課題である「汗冷え」を格段に軽減してくれることです。

一般的にメッシュ生地というと「涼しい」と想像しがちですが、実際にこれらのモデルをベースレイヤーと合わせて着て動いてみると、汗をかいている状態でもほんのりと温かさが続くことをこれまで以上に実感するはず。例えばミレー「ドライナミックメッシュ」の場合、吸い上げられた水分を素早く上のレイヤーに受け渡すと同時にメッシュ部分がデッドエアを抱え込み、それが体温に近い快適な温度の層を作りだすことによって保温性を実現するという仕組みです。

ブランドによってアプローチの仕方はさまざまではありますが、共通するコンセプトは汗の不快感や冷えを大幅に軽減することで行動時の快適さを一年中飛躍的に高めてくれるという点。より厳しく追い込みたい人、もう一段階上のレベルの快適さ求める人は是非とも体験してみることをおすすめします。

高機能メッシュアンダーウェアの詳細について興味のある方はこちらの特集ページをご参考ください

Outdoor Gearzineのおすすめ高機能メッシュアンダーウェア:MILLET DRYNAMIC MESH シリーズ

実走インプレッション【総評】

一般的に化繊は汗処理や速乾性に優れ、ウールなどの天然繊維は保温性に優れるなどと言われていますが、各モデルともそうした一般論では容易に片付けられないほどにそれぞれのパフォーマンスにはバラつきがあるということが今回の試着を通じてあらためて分かりました。例えば素材ひとつとっても混紡の構成や割合によってはもちろん、同じメリノウールでも品質や縫製によってその性質は驚くほど違います。

それを踏まえて全体的に強く印象に残ったのは、冬のアクティビティにおけるメリノウールの総合的な使いやすさ。冬のトレイルランを快適に行うためには高い汗処理能力と汗の蒸発中でも冷えずにいられる保温性、さらにはストレスを極力軽減させる着心地・フィット、そのどれもが欠かせない要素です。その意味でどれか1つが抜きん出ているわけではないがすべてにおいてバランスよく備わっているメリノウールが結果的に最も快適で使いやすかったことは印象的でした。

なかでもスマートウールは風も気にならない程のメリノウールの高い保温性を活かしながら、着心地・フィット・汗処理等もそつなくこなし、さらに調節可能な襟袖なども含めてすべてにおいてバランス良く高いレベルであることがかなりの好感触でした。ちなみに首下のジッパー・サムホール・脇下メッシュ等は温度調節や効果的な通気にとって想像以上に効果的であったことから、他のブランドでもなるべくそれらの機能が付加されたモデルを選ぶとよいでしょう。

一方でアークテリクスのように汗処理能力に関してはずば抜けて優れているといったモデルに関しても、もちろん不向きであるということではなく、断熱性と防風性をレイヤリングによって付加することでより快適にできる可能性は十分あります。重要なのはその特徴を理解した上で適切なレイヤリングを行ない、全体として上手く機能すること。そこさえ間違わなければ、ここで取り上げた6つのモデルはどれも素晴らしい活躍をしてくれることでしょう。

最後に今回2人でそれぞれで試着し評価したことで忘れてはならないのは、着る人の体型や競技レベル、そして好みによっても求められる特徴や評価は微妙に異なってくるということ。実際それぞれの項目における数値的な差異づけはかなり悩ましいものです。個々のインプレッションや数字はどこまでいっても参考でしかなく、最終的に大切なのは自身が実際に着たときのフィーリングであることは忘れてはならないということを最後に付け加えておきたいと思います。

モバイルバージョンを終了