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その発想はなかった !! 自分史上最高に”見えすぎる” 快適レインウェアがMakuakeに。「PIRARUCU レインシェイカー」レビュー

ワークウェア業界からまたも度肝を抜くアイテムが襲来

新しい風は、えてして外からやってくるものなのかもしれない。

昨年春、アウトドア・スポーツ・普段着に使える高コスパなメッシュアンダーウェア、ATION クレーターメッシュを世に送り出した、富山県高岡市のワークウェアメーカー、カジメイクがまたも、度肝を抜く発想のヤバいアイテムを届けてくれました。

レインウェアのフードってどうしても視界は狭くなる。ましてやフィットしづらかったり、雨が入ってきやすかったりするとゲンナリ……。

雨の日でも自転車に乗らなければならない時ってどうしてもある。でも危ないし、濡れるしで気が滅入る……。

そんなレインウェアにまつわる悩みを解決してくれるというのがPIRARUCU レインシェイカー

どんなハイエンドなレインウェアよりも広い視界

一般的なレインジャケットのフードは、後頭部や両口元のドローコードで調節し、自分の頭のサイズに合わせます。仕立ての良いモデルならばしっかりとフィットしますが、たとえフィットしたフードであっても、頭を動かした時はウェアにねじれが生じることで、どうしても多少のツッパリ感は出てしまいます。

さらに雨が吹き込まないようにツバは大きい方が防水性は上がりますが、そのせいでフードの縁が邪魔になって視界どうしても狭くなってしまいます(下は極端な例の写真)。これはほぼすべてのレインウェアがもっている構造的な問題でした。

フードを被って首を左右に振ると、視界悪し、フードがズレる、外れそうになる、ツッパリ感ありと、実は細かい気を使う必要がある。

レインシェイカーは、これらの問題を解決します。いやその発想はなかったわ。

特許技術を使用したという独自開発の回転式フードは、フードとボディ部分を分離し、樹脂製のガイドレール(下写真)によって連結することで、首を振った時のねじれを完全に取り払い、首を左右に振ったとしてもフードをかぶっていない時と変わらない広い視界を可能にしました。さらに首を動かした際の衣服の突っ張り感も解消し首から上は常に快適。もちろん連結部分は上から覆われているため、ここから雨が吹き込むということはまずありません。

ガイドレールに連結されたフードが首の動作に対応してスライドし、まるでフードをまったく被っていないような感じ。

メガネ男子の悩みどころ。雨×自転車×メガネでも視界良好

一度レインバイザーを試してみると、雨を防ぐだけじゃなく視界もクリアで、雨の日の自転車には欠かせなくなった。

普段は眼鏡をかけている自分のような人間は、雨の日はメガネについた水滴で前が見にくくなるのは宿命。

ところがこのレインシェイカーの場合、こちらはカジメイクが特許取得の取り外し可能なレインバイザーが標準で付属しているため、前方から顔への雨の吹込みがほぼなくなります。しかも透明の素材なので、通常のキャップなどより視界がさらにクリアで安全・快適。特に雨の日の自転車では、前かがみで前方を向いてもメガネが濡れません。ちなみにこのバイザーはUVカット率90%。

ストレスフリーな立体裁断

特にストレッチ素材なわけではないが、きちんと立体裁断されたパターンが快適な着心地を可能にしている。

着た感じのフィット感は緩すぎず、スリムすぎずのスタンダードな身幅。計算されたカッティングにより、肘や腕の曲げ伸ばしで感じるツッパリ感やずり上がりは気になりません。

晴れの日も着られるあか抜けたデザイン

雨じゃない日常でも、フードを畳んでウィンドジャケットとして十分使える。

キャンプや軽いハイキングなどのアウトドアにはもちろん相性良しですが、上品なカモ柄(白・黒・茶)で落ち着いたデザインとカラーリング、スタンドカラーに収納可能なフードなどは、普段使いのジャケットとして旅行やタウンユースでも使える気がします。

こなれたデザインでスーツに合わせて通勤用の雨具にも使えそう。

アウトドア好き、自転車乗りでも納得のディテール

左上:フードの大きさ調節、右上:フロントの止水ジッパー、左下:裾のドローコード、右下:袖口の伸縮ゴム&ベルクロ

このブランドのデザイナーは元々アウトドアブランドで多くの高い実績を積んできていることは、以前のインタビューで知っていましたが、今回のレインシェイカーについても、本格アウトドア作りで培った、細部まで行き届いた作りが存分に活かされています。

回転式フードは後頭部のドローコードと顎部分のベルクロによってどんな顔にも合わせやすく、視界の広さと防水性を両立してくれます。フロントジッパーはスマートな止水ファスナー仕様。袖は伸縮ゴムとベルクロによってこちらも体型にジャストフィット。また裾もドローコードによってずり上がりにくくすることができます。

さらに、暗いところでも安心のリフレクター(反射素材)は、自転車での使用を意識して、右腰部分と両足首部分に配置されています(下写真)。

右腰とパンツの裾側面にリフレクターが付いているので暗い場所での運転も安心。

肝心な防水透湿性能は普段使いなら問題なし。アウトドアでもまずまず

耐水圧10000mg、透湿5000mg(公称)は普段使うならばもちろん、キャンプなど軽いアウトドアでもまぁ問題なし。

気になる防水性ですが、DWR(撥水加工)を施した表地、10,000㎜という耐水圧はアウトドアでもまず十分な防水性能です。透湿性は5,000g/m2/24hrで最近の登山向けモデルと比較すると落ちますが、普段~軽いアウトドア使いならば問題ないでしょう。

上下セットで驚きのコストパフォーマンス

ここまでしっかりとした作りで、上下セットで、価格は5,000円を切るとか。相変わらずワークウェア業界恐るべし。

ここが気になる

数万円の本格アウトドア用のレインウェアと比較するようなものではないと知りつつ、それでもあえて気になる点がないわけではありません。

一番気になったのは、裏地のメッシュが袖を通すときに引っかかったり、中から飛び出やすい点。少しストレスに感じます。価格は上がるのだろうけど、それでもこのフード構造で3層生地の、本格アウトドアでも使える仕様であったら面白い。また、フードを被らないで出したままの状態だと、後ろにブラブラと垂れ下がってしまう仕様は仕方がないのだろうか。出した状態でももう少しスマートに固定できれば、スタンドカラー・フード出しスタイルと晴れの日も2つのスタイルが楽しめたなと。

まとめ:アウトドアのホンモノを知る開発者が「発明」した、街使い最強レインウェア。
10月16日(水)からMakuakeでの先行販売がスタート(しかも10%以上OFF! )

アウトドアのホンモノを知る人間が、街使いで必要な機能をとことん突き詰め、これまでにない方法で形にしてみせたレインウェア。とにかく世界にひとつしかないであろう独自のフードは、着てみるといかにこれまでのフードが窮屈であったかが分かってしまうほど。無理だとは思うけど、カジメイクさん、ぜひこの機構で本格3レイヤーのアウトドア向けレインウェアを作っておくれよ。

そんなPIRARUCU レインシェイカーが本日よりMakuakeにて割引予約先行販売が開始されました(自分もコメントを寄せています)。先着順の高割引率メニューもあるようなのでお見逃しなく!

Makuake レインシェイカープロジェクトページ(リンク)

日常用にとどまらず、旅行や趣味まで幅広くカバーする汎用性の高さがありながら、余計なコストは切り詰め、あくまでも普段使いとして納得できる価格帯に抑えたところもニクイ。ついつい財布のひもを緩ませる絶妙なまとまりのよさもあって、街では着にくい本格アウトドア用レインウェアとは別に1着玄関に備えておけば、雨がちな毎日の暮らしも安心かも。

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