あっという間に2026の夏が終わったということで、主に今シーズンの新作を含めてこの春夏で使い始めてから、良すぎてそのままスタメンとして使い続けている山道具をまとめてみます。
今シーズン定番入りしたアイテムの中には、今シーズンの新作以外にも、以前から発売されていたものを今年たまたま初めて使ったものや、既存の製品をDIY的にアレンジして使っているものなど、細かく言い出すときりがないのでそれらに関しては今回除外してあります。
2026新作のみにほぼ限定したのですが、なんと25を超えるギアやウェアを挙げさせてもらいました。このサイトですでにレビューしたような大注目の目玉的なギアも含まれていますが、それ以外キラリとセンスやアイデアが光る、まさにかゆいところに手が届くようなここでまだ取り上げていない製品も多数あり、その意味で今年も興味深い新作が盛沢山のシーズンだったといえるでしょう。
ここではそのなかから12点のみ無料公開していますが、すべてのおすすめはメンバーシップ内の記事にて読むことができます。こうしたコンテンツや月一のオフラインイベント、プロフェッショナルによるハイキング講座「トレイルの学校」など、メンバーになることでさまざまな特典をご用意していますので、もしご興味がありましたらこれを機にメンバーシップに加入いただけると幸いです!
すべての「使ってよかったアウトドア・ギア 2026春夏」紹介はメンバーシップで
1. arata ASP-14 スリーピングパッド
寝る時にエアマットは欠かせない、でもパンクを考えるとやっぱり下に何か敷いておきたい、でもでもなるべくかさばるのはご免こうむりたいという個人的なニーズにぴったりはまった感じです。
ただ、正直破れやすいですので、そこに納得できない人は買わない方がいい。破れたらダクトテープ等で補修すればいいやという割り切りができる人にはおすすめ。
概要・特徴: 日本発のアウトドアブランド「arata」の超軽量クローズドセルマット。重量わずか110g・R値1.4(サイズ51×182×1.7cm)。エアマットとの併用によるパンク対策・底冷え防止・滑り止めを主目的に設計され、夏場は単体使用も可能。軽量性と携行効率を最優先し、あえてアルミ反射層を省いたポリエチレン製で、四隅をカットしたスリムシェイプを採用。
2. Rab Ultrasphere 5
この軽量コンパクトさでR値5.5、しかも価格も抑えられているとなればそれだけでもう手放せません。目下本気の山に持っていくエアマットレスの第一候補。
概要・特徴: 英国Rabの超軽量スリーピングマット。厚さ8cm・R値5.5という厳冬期対応の高断熱性を備えながら、オフセット配置された2層の熱反射フィルム「TILT(Thermo Ionic Lining Technology)」を採用することで、レギュラーサイズで実測340g台という驚異的な軽さを実現したアルパイン/ULハイキング向けエアマット。
3. arata AHL-250
日帰り山行ではライトはあくまでも非常用。となるとできる限り重量やかさばりを減らしたいもので、これは最近の日帰り山行の小物入れに常に入っています。泊まりの時にはこれに加えてもう少し明るいヘッドランプを持っていけば、2つ持ちで予備用としても機能するのでやはり重宝します。
概要・特徴: arataが独自開発した超軽量充電式LEDヘッドランプ(2026年2月発売)。本体19g(バンド込み総重量23.5g)という軽さで最大250ルーメンを出力。独自回路により点灯開始からバッテリー残量低下までほぼ一定の明るさを維持し、虫が寄りにくいアンバー色LEDモード、IP68完全防水のUSB Type-Cポートを備える。
4. NEMO ドラゴンフライ オズモ(Dragonfly OSMO)
今シーズンの「山岳テント」を1つ選べと言われれば間違いなくこれを挙げるでしょう。携行性と快適性、対候性、耐久性のバランス、つまり全体的な完成度が現時点で最も高いダブルウォールテントだと思う。
概要・特徴: NEMOの軽量自立式ダブルウォールテント。リサイクルポリエステルと高強度ナイロンを混紡した独自開発の「OSMO™ファブリック」を採用し、従来素材比で撥水性の持続力が4倍向上、濡れた際の生地の伸びを3倍抑制。左右に前室と出入口を備え、居住性と耐候性を両立。
5. SCARPA リベレクロス2ミッドGTX(Ribelle Cross 2 Mid GTX)
以前このブランドの軽量ハイキングブーツを履いた時にピンとこなかったためあまり注目していなかった今シーズン初登場のスカルパのファストパッキングシューズですが、今回はいい意味で本当に裏切られたと思いました。
特にタフさ、滑りにくさには感動。ヴィブラムメガグリップ以外でここまでの安心感を感じたのは、このシューズが初めてかも。
概要・特徴: スカルパのテクニカル・ハイキングシューズ。アッパーにTPU補強を組み合わせたワンレイヤーのテクニカルファブリックを採用し、ミッドソール全体を覆う構造によって不整地での横ブレ抑制と耐久性を向上。ライニングには環境配慮型のGORE-TEX ePEメンブレン、ソールには優れたトラクションを発揮するPresaソールを搭載。
6. パタゴニア メンズ・キャプリーン・クール・サン・フーディ
気がつけば、今シーズンはハイキングでも渓流歩きでもずっとこれを着ていました。普通に速乾シャツとして優秀だし、フードを被って日焼け対策にもなり、さらにデザインもいい。2着欲しいほどでしたが、あっという間に売り切れてしまいましたね。
あまりにも着すぎたのか、どうしても発汗時の匂いが取れにくくなってしまったのは今後の課題。毎回オキシ漬けして洗濯し、それでも行動中に匂い始めたときには以前紹介した「DASHOE」を吹きつけて解決。
概要・特徴: パタゴニア製品群の中で最高峰のUVプロテクション(UPF 40+)を備えたテクニカル・サンフーディ。3.5オンス・リサイクルポリエステル100%の吸湿速乾ジャージー素材を採用し、肌側の微細な凹凸により汗のまとわりつきを軽減。キャップの上から被れるボタン付き立体フード、サムループ、耐食性ジッパー付きチェストポケットを備える(重量約176g)。
7. GARUD sai15
1泊までの山行限定であれば、最軽量コンパクトになるガスバーナー。これがあればスタッキングできるかどうかなんて心配する必要なく、どんなクッカーにもポイっと入れてパッキングできます。プリムスのフェムトストーブⅡや例のBRSなどの超軽量シングルバーナーとの相性ばっちりで、ガス派のファストパッカーにはマジでおすすめです。
ただ2泊で持って行ったときはさすがに燃料が持たなかったので、あくまでも日帰り~1泊限定です。
概要・特徴: 自身でガスを充てんして繰り返し使える超小型のリフィル式燃料タンク。倒立状態でガスを充てんし、正立で使用する構造により液化ガス噴出(生ガス)を防ぐ安全設計。CB缶やライターガスボンベから直接、OD缶からは専用アダプタ経由で充てん可能。容量は約15g相当(300mlの沸騰約3回分)で、端数ガスの有効活用や1泊山行の極限軽量化に対応。
8. Antigravity A1
一度はトライしてみたものの挫折したドローンですが、この1台のおかげでそれまでのわずらわしさがまったくなくて、純粋にドローン飛行・空撮を楽しむことができました。価格は確かに手が届きやすいものではありませんが、ここ最近の一眼レフカメラ等と比較すればそこまで高いものではないんじゃないかと。新しい世界が広がるという意味で決して損はしない買い物でした。
概要・特徴: 登山・山岳撮影シーンに最適化された超軽量アクション空撮ドローン。過酷な稜線環境下や強風時におけるホバリング安定性を高め、携行性に優れたフォールディング機構と高解像度記録機能を両立。
9. Big Agnes ピッチパインVST 1.5P(Pitchpine VST 1.5P)
重量を極力抑えつつ、どんな天候でも快適に寝られ、どんな場所でもすぐ張れるシェルター、という目的にばっちりとハマり、ファストパッキングや渓流泊に忙しく活躍してくれた1張。軽くて広くて立てやすくて、そして結露も心配なしという優秀さが素敵。
概要・特徴: ビッグアグネスがFKT(Fastest Known Time)やファストパッキング向けに開発したハイブリッド型1.5人用自立式テント(品番:BA-TPPVST-1526)。最小重量767g(総重量882g)の超軽量設計。フライシートにはPFASフリーのHyperBead™ 20Dポリエステルリップストップ(耐水圧4,000mm)を採用し、頭上空間を広げるリッジポールと広い前室(0.8㎡)を備える。
10. Niho -OTO- NH-103
このサングラスに出会ったことで、僕の中でのサングラス探しの旅がついにいったん終了しました。
自然なデザインの良さもさることながら、何よりも自分にとって最高のフィット感に調節できるフレームの作りと山を考えた紫外線ガードが唯一無二。
概要・特徴: 福井県鯖江発のアウトドアアイウェアブランド「Niho」のボストン型偏光サングラス。特許構造のワンタッチ着脱式サイドフードと頭上からの光を防ぐ上部フード構造により、山での高遮光・防風防雪性と街での普段使いを両立。国内成形による薄さ1.5mmの耐衝撃ポリカーボネート製薄型偏光レンズ、両面撥水・裏面反射防止コートを標準装備。
11. CNOC ThruBottle
ウォーターボトルだって少しでも軽くあって欲しい。そこで北米のULハイカーに人気なのが向こうで売っているミネラルウォーター「Smartwater」の長細いペットボトル。これをバックパックのサイドポケットに入れて持ち運ぶスタイルが北米ハイカーの定番となっていて、それを踏まえて開発されたのがこのボトル。SmartWaterボトルよりも耐久性があり、その上同じくらい軽い。ペットボトルと同じ口径なので、既存の浄水器なども付けられる。
そんなありそうでなかったボトルですが、白の半透明はやはり味気ないので、御多分に漏れずステッカーでデコってしまいました。
概要・特徴: 定番の市販スリムペットボトル(1L)の形状を踏襲しながら、再利用・高耐久を目的に開発された超軽量ウォーターボトル(重量約90g、容量1L)。BPA/BPS/BPFフリーの肉厚HDPE製で自立可能。口径は標準的な28mm規格(ユニバーサルスレッド)を採用しており、Sawyer SqueezeやHydrapak等のペットボトル用浄水器が直接接続できる。
12. Amazfit T-Rex 3 Pro
すんません。初めてOutdoor Gearzineで取り上げた2年前、正直言ってちょっと舐めてました。たった2年でここまで進化してしまうとは。正直Garmin とか、3年で古くなると思うと、15万越えのスマートウォッチってもう手が出ないんですよ。その点半額以下にもかかわらず十分な機能とタフさとデザイン性を備えたこれはもう十分どころかありがとうと言いたいくらいです。とにかくそこらのスマートウォッチに比べても高性能、にもかかわらずこの価格はあらためて驚き。
概要・特徴: Zepp Health社が展開するミリタリータフネスGPSスマートウォッチの上位フラッグシップモデル。直射日光下でも極めて高い視認性を誇る最大3,000nitsの超高輝度AMOLEDディスプレイに、傷に強いサファイアクリスタルガラスとグレード5チタン合金製ベゼル/ボタンを採用。高精度な6衛星デュアルバンド測位システムに加え、バッテリーは高精度GPSモードで最大38時間(48mm)の駆動が可能で、等高線表示が可能なオフラインマップやYAMAP/ヤマレコとのGPXルート連携機能を搭載。さらに暗所行動やテント内で手元を照らせるLEDフラッシュライト(白光/赤光/SOS)を内蔵し、10ATM防水・45mフリーダイビング認証、MIL-STD-810G準拠の堅牢性を備える(48mmモデルおよびコンパクトな44mmモデルを展開)。


