目次
- 正念場とも言える三回目、今回はどんな模様だったのか。
- まずは屋外出店から
- Outdoor Selection
- au/STAR LINK&HYPERSHELL
- 屋内ブースへまずはNODATE
- Haglöfs
- 山と溪谷社と松本市中央図書館
- ZEROGRAM
- またまた一旦屋外へ
- 再び屋内へGARUDから
- 9kei
- AIFA/GOSSAMER GEAR・PARBAT等
- yozora・尾瀬とほぼ日・ほぼ日
- 3355
- PRIRET
- TiNY by Pep cycles
- LA SPORTIVA
- SOTO
- HERITAGE
- Dyneema®︎
- MOUNTAIN GOURMET LAB.
- WIM WORKS
- KITZ MICROFILTER
- YAMATOMO.FUN
- おわりに。
正念場とも言える三回目、今回はどんな模様だったのか。
さて個人的には第一回目から参加、二回目は正式にギアジンとして取材していますアルプスアウトドアサミット(以下アルプスサミット)、ついに三回目を迎えまして今回の模様はどうだったのか、いつも通りのギアジン独断ピックアップでございますがここに25年のアルプスサミットレポートを記したいと思います。
前回の模様はコチラ!
後篇はコチラ
まずは屋外出店から
現場に到着、前回と同じで!? あまり天候はよろしくないみたいなのでまずは歩き回れるうちに屋外ブースを見て回る事にします、ちなみに今回は10/4・5日の2DAYSで初日に訪問。
Outdoor Selection
ギアマニアにはお馴染みOutdoor Gear Maniacsが率いるOutdoor Selection。
現地ではすでに朝から降ったり止んだりだったみたいで屋外ブースの皆様は中々製品展開をしずらかったのは言うまでもないので完全に全部は出てなかったみたいです見に行った時には。取り扱っている製品のお値打ち販売が中々強力。
こちらのブース前に置かれたBOXが更に強力で中身の製品は50~80%OFFと宝箱状態! 天候の所為で常時オープンではなかったので気づかなかった方もいらっしゃったのでは。発見出来た人は超ラッキー!
前回は屋内出店でしたが今回屋外を選んだのはSix Moon Designsのテントを外で展示したかったんだとは代表スティーブさんより、実際に張ってあるテントを屋外で見た方が説得力ありますものね。
Outdoor Selectionhttps://outdoor-selection.com/
au/STAR LINK&HYPERSHELL
現在その利便性から話題に上がる事も多いau/STAR LINK、ギアジンでも特集がありました。
LINKはコチラ
先に中の模様より、空が見えればどこでもつながるをイメージしたスタンプラリーなのでした。
2ブースを周ってスタンプを集めてアンケートに答えますとオリジナルエコバッグが貰えました。スターリンクのデモプレイもやっていましたよ、その時の衛星の位置にもよりますとは言っていましたが本当に爆速!
更にお隣併設ブースが凄い、KDDIが代理店となっているらしいHYPERSHELL!
なんとアウトドアアクティビティ特化型の次世代パワードスーツ、ここまで時代が来たのかと言わざるを得ない。筆者もお試しで体験してみましたがいい意味で漫画「こち亀」の世界がそのままリアルに到来したような感覚、だって最大モードだと勝手に足が動いてるような気分(笑)
重量はモデルによって2kg前後ですがその装着する重さよりもアシストパワー恩恵の方がはるかに大きいので気にならないと言いますか笑いが止まらない。そして気になるバッテリーの持ちは時間ではなく距離、最大で約17.5km航続出来るとの事で片道9km弱までの登山ならデッドウェイト化しない模様。重量を気にしないなら予備バッテリーを持ち込む手段も。
アウトドアの世界にもこういう選択肢が生まれたのかと感嘆しかございません。
au/STAR LINKhttps://www.au.com/brand/tsunagu/starlink/
HYPERSHELLhttps://jp.hypershell.tech/
屋内ブースへまずはNODATE
ではここで一旦メインのやまびこドーム内へ移動。
受付を済ませてまず正面にすぐ目に入ったノダテへ、前回のトークショウは大変勉強になりました。
相変わらず仕上げの美しいこと、決してULと言うワケではございませんが軽量・耐水・耐熱・殺菌効果があり強酸・強アルカリにも強い等アウトドアフィールドではメリットの多い漆。
どちらかと言えばキャンプのようなシーンの方が強いですが全国の山系ショップが取り扱っている背景からも察するにピンポイントで山行に使うのは大いにアリ、特に二泊以上で水場の少ない場所ではその天然の殺菌効果がお守りとしても機能するのでいいのではと思います。
NODATEhttps://nodate.jp/
Haglöfs
OGZのやまとまちでもお世話になりました東京原宿の旗艦店も街に馴染みまして第二回にも出店していましたホグロフス。
過去のOGZとやまとまちより
アルプスサミットのスローガン、クラフトマンシップの精神に見合ったコンセプトでアイテムをセレクトして展示・販売を行っていました。さらに公式インスタグラムをフォローして頂いた方にはブランドロゴステッカーをプレゼントしていたとか、筆者貰い忘れましたよ(笑)
Haglöfshttps://haglofs.jp/
ふもとの街で山小屋談義として燕山荘、蝶ヶ岳ヒュッテ、常念小屋からゲストを招いたトークセッションもありました
山と溪谷社と松本市中央図書館
「山活図書館」として出張図書館をコラボ展開していた松本市中央図書館と山と溪谷社。
雑誌「山と溪谷」の古い号から最新号までと山と溪谷社から出版されたアウトドア書籍の数々が並ぶ模様は圧巻でこの物量を現場に運ぶ労力を考えましても中々。
松本市中央図書館には「山岳文庫」という書棚があるそうで山に関する様々な書籍を読めるそうでまさにそれは松本の宝とも言える蔵書数だそう。松本を訪れる山好きには一見の価値ありで図書館は二つの国宝、松本城と旧開智学校校舎の近所にありますよ。
その中でもとてつもない輝きを放っていたのはこの山と溪谷第一号! 現存しているのが凄い!
創刊1930年という事でほぼ約100年前、紙媒体の底力を見た気がします眼福。
山と溪谷社https://www.yamakei.co.jp/
松本市中央図書館https://www.lib.city.matsumoto.lg.jp/
ZEROGRAM
ギアジンでは一足お先に紹介した新作ギアが一挙に見れる機会となったゼログラム。
過去の展示会レポートより
ギアレビューより
こちらも評判のいいTyvek UL Mat JPの大番Lサイズが登場! 色々使いやすそう。
他ウェアも充実と見ごたえのあるラインナップでした、二日目にはゼログラム代表のトークセッションもあったそうで拝見したかったなあ。
ZEROGRAMhttps://www.zerogram.co.jp/
またまた一旦屋外へ
雨もやっぱり降ったり止んだりで安定しない中、お昼付近は大丈夫だったのでまた一旦外回りへ。
Jeep体験ブースではピンクラングラーキャンペーンと致しまして専任ドライバーによる体験会が、こちらはなんとサミット以外でも各地で開催されている模様、詳しくは下記URLへ
ピンクラングラーキャンペーンhttps://www.jeep-japan.com/campaign/pink_wrangler_caravan.html
ムツミコネクトはオフロード仕様電動キックボードMTM RiSE M-1Sのご案内。
折り畳み仕様で比較的コンパクトにはなりますがその重量は約22kgと軽くはないのでそこをどう見るかですね、車移動等で持ち込みその先の移動等では役に立ちそう。
ムツミコネクトhttps://mutsumico.com/
山フェスならではの飲食ブースも充実、数ある中からこちらをチョイス
炙り牛たたき、おいしゅうございました。
大人も楽しめるお酒販売ブースも。
気になるワード満載ですねキャンプ好きなら行ってみるのもいいかも!?
ファーム&サイダリーカネシゲhttps://www.kaneshige.jp/
再び屋内へGARUDから
金属ギア好きなら絶対足を止めるであろうGARUD。
アルコールストーブ用五徳兼風防matohi、単純に美しい。
ガルドクッカー専用ポットリフフターtsuibami。専用ですが形状が合うならば他クッカーでも使えない事はないですがそれが気になる方は自己責任で。
そんなガルド、またとんでもない製品を参考展示!
ネジ式ガス製品用詰め替えタンク! 今までなかったワケではないですが特質すべきはその重量! 圧倒的軽量で正式に発売になった暁には色々ザワつきそうな一品。只重量は超軽量ですが販売するとなるとそのお値段は決してお安くはないみたいですよ、欲しいなと思う方は今から貯金しましょう。
GARUDhttps://shop.garud-outdoor.com/
9kei
ブランドの始まりは2012年と中々歴史のある9kei。
前回も出店されていまして登山、キャンプ等で使いやすい木製品が充実。
中でもこちらガスタンクを片足に据えるバーナーサイドテーブルが人気! 既に購入されているユーザーがたまたまブースに居らしていて熱くこのギアに対して語っていたのが印象的でした。
こんな小粋な小物のお試し販売もありました。
AIFA/GOSSAMER GEAR・PARBAT等
ゴッサマーギアでお馴染みAIFAブース。
創業者Glen Van Peski氏の名と共にULのパイオニア的存在と言っていいゴッサマー製品が一堂に会するブースは見ごたえあり!
今や製品ラインナップも多岐に渡りほぼゴッサマー製品だけで固める事も出来ますね。
マグ/クッカーもあります、ホントこれだけあると色々試してみたくなります、お金が許せば。
ここの所業界で少しづつ見かけるようになったAluula® composite fabricが印象的なPARBAT。半透明のALUULA生地は同程度の面積を持つナイロン素材と比較すると30%軽量かつ30%の強度UPがあるそうですよ、黄色いラインが特徴的なこちらはCIRRUS-20L。
yozora・尾瀬とほぼ日・ほぼ日
あの糸井重里氏が率いるほぼ日のキャンプのブランドyozora。
あのゼインアーツと共同開発したはじまりのテントkohaku・kohaku duoを展示販売。
このテントリア側にある空を見る窓が特徴、寝転がって見上げる空は他のテントでは味わえない特別な気分になるものみたいですよ。
他、尾瀬とほぼ日からのアイテム販売や
yozora製品の特別販売も、更に当日インスタグラムフォローでちょっとしたyozoraアイテムが貰えるキャンペーンもやっていました。
yozorahttps://www.1101.com/store/yozora_camp/
こちらも前回もやっていましたプロトレックの会場限定ガラガラキャンペーン!
3355
前回はオーナーとお会い出来ずでした3355。
今回はバッチリお会い出来まして直接色々お聞き出来ました。
3355は現在、長野県松本市にアトリエがあるという事で地元のブランド。自然と旅する収納ケースをテーマとした小物系アイテムが中心のようです。ヴィンテージ帆布のカトラリーケース良いですね、この仕立ての方向性に女性作家のきめ細かさ。みたいなものを筆者は感じます。
手のひらサイズのギアポーチもいい、この丁度いいサイズ感に思わずおひとつ買っちゃいました。
このなんでしょうね、男子にも女子にも響く帆布の良さ、あると思います。
3355https://sunsungogo.myshopify.com/
PRIRET
これまたギアジン群馬桐生篇でもお世話になっているプライレット。
過去の探訪記より
TiNY by Pep cycles
自転車ブランドPep cyclesから派生したソロキャンプギアブランドのTiNY。
キャンプギアと名乗っておりますが十分山でも使えるアイテムラインナップ。
中でも角型・丸形に天板素材セレクトまでできるタイニーテーブルシリーズは魅力的。天板素材はアルミ・カーボン、足はチタンとギアマニアに刺さる要素しかないですね。
Pep cycleshttps://pepcycles.com/
LA SPORTIVA
「for your mountain」の合言葉の元に登山者の安全・快適性にこだわりながらも常に革新的な技術を追い求める姿勢を崩さないLA SPORTIVA。
スペシャルアウトレットと題しましてウェア類特価販売と
画像TOPのトランゴ アルパインGTXをはじめとしたマウンテンシューズのお試し履きコーナー等で充実しておりました。
LA SPORTIVAhttps://www.sportivajapan.com/
SOTO
革新的CB缶が好評のSOTO、ギアジンでも最新バーナーのレビューがありました。
ギアレビューより
東京吉祥寺のアウトドアショップ、BLACK BRICKも出店されてました。
HERITAGE
地元より参戦のHERITAGE、ESPACE®。
中々に尖ったアイテムが目立ちます、26年春に登場予定のフロアレス自立式ドームシェルター・クロスオーバードーム FL。FLはフロアレスの略称のようです。元々クロスオーバーシリーズは尖ってますがここまでくると清清しい気が致します、刺さる人にはめっちゃ刺さるでしょう。
超軽量簡易シェルターのトレイルシェルター® 2<2G>。セット内容のペグ二本と収納袋込みでわずか440g、ただし設営にはトレッキングポールが四本必要と2Gの名前がさすように二人で行動する前提の作り、ですが工夫すれば木の枝や細引きなどでも設営可能。簡易の名の通りで通常テントのような耐風性、防水性はないのでかなり玄人向けの一品ですが気になりますね。
メッシュインナー・ WウォールのクロスオーバードームKAYA。ドーム型ツェルトである通常のクロスオーバードームではちょっと躊躇する方にはいい選択肢かもしれないKAYA。アレンジもきくのでより通常のダブルウォールテントの様に扱えますが… もちろんこちらもドームシェルターである事は変わりないのでそこを十分に理解して使用しないといけません。
HERITAGEhttps://heritage.co.jp/index.htm
Dyneema®︎
素材ブランドであるが故、全てのクラフトマンをサポートしていきたい心意気のDyneema®︎。
Dyneema®ではファブリック見本・製品見本・資料等の展示とのラウンドバンチ・リペアテープ・両面テープの販売をしていました。
ダイニーマキャップ! 魅力的ですが製品として販売したらお幾らになるんだろう・・・
見本展示のダイニーマシューズ! なんでもダイニーマ化出来るのですね可能性しか感じない。他Dyneema®「KASA」やファブリックのアウトレット品等が販売されていました、これオフザグリッド等他のイベントだと争奪戦ですがここではゆっくり吟味出来て良かったですよ。
Dyneema®https://tsdy-fabric.com/
MOUNTAIN GOURMET LAB.
シンプルに「山で、もっともっと美味しいものを食べられるようにしたい」がモットーのMOUNTAIN GOURMET LAB.。もはや山好き界隈では知らない方はいないのではないでしょうか。
現在、随時アルミバッグにパッケージを変更中との事で一部旧パッケージ品が会場限定セール!
試食が出来る会場でしたのでおひとつ、まあ言わずもがな美味しいに決まってる!
MOUNTAIN GOURMET LAB.https://mgl.quest/
WIM WORKS
あまりにカラフルかつ鮮やかなカラーが目を引きまくりのWIM WORKS。DCF製のロールトップスタッフサックやポーチ類が主力製品。
こちらですねこれまたお世話になりましたシリーズですが同長野は北安曇野の人気アウトドアショップITOMIZUにてお見掛けしましてそのド派手な色使いに感嘆したものです。
過去の探訪記より
パッケージングされた姿がまるでレコード盤のジャケットみたいでこれ開けるの勿体ないよなあとか思ってしまうのはある種の駄目思考ですね(苦笑
見た目通りで柄やデザインに相当凝ってますのでここからアタナだけのお気に入りの一品は絶対あるはず、中でも生物をテーマにしたデザインはブランドとして推していくそうです。
WIM WORKShttps://wimworks.jp/
KITZ MICROFILTER
筆者的には思わぬ伏兵、キッツマイクロフィルター。
この真っ赤な液体がフィルターを通る事で完全に澄んだ透明な水に!
デリオスコネクト1で細菌除去率は99.9999%、なにより魅力的なポイントは地元長野県茅野市に拠点を構える浄水器メーカーである事。国産なのであります!
浄水能力は約500l(一般的な家庭用浴槽の約2.5倍の量)までと必要にして十分、さらに目を引くのはその価格、一般的な海外製品よりお安い税込み3980円とお財布にも優しい。国産・お値打ちと中々だと思うのですが皆様いかがでしょうか。
KITZ MICROFILTERhttps://www.kitzmf.com/clean_water/
YAMATOMO.FUN
トリはYAMATOMO.FUNにて。
今回も前回の出店でも大人気だったU.L. FAK Packingシリーズ、現場でも完売だった模様です。他YAMATOMO.FUNといえばこのキューブ型のポーチが特徴だと思いますがその複雑な構造ゆえ中々量産が大変との事で中々売っている時にお目にかかれませんがいつか欲しいぞ!
U.L. FUN Drip 2.0は11gと軽量なコーヒードリッパー、山でコーヒーを嗜みたい読者にはピッタリかも!?
こちらは当日販売予約をしていたU.L. Merino X Cap 2026年版、メインのキャップ部分は好評だった25年版のメリノウール混紡から26年版ではメリノウール100%になり、更に柔らかく優しい 被り心地でエアリー感がアップしました! との事。より高温多湿な環境でも蒸れにくく快適。
庇部分はX-PAC®︎で防水性能もあるのでレインのフード等と併用すれば雨の日も快適と中々に考えられた製品のようです、重量は素材サイズで多少違いがあり40~50g。
YAMATOMO.FUNhttps://yamatomo.fun/
おわりに。
はいといった所でアルプスサミット25年も打ち止めであります! こうして見ると各ブースは魅惑と魅力で一杯だったと思うのですがじゃあそれがトータルとして集客に繋がっていたのかと言いますと必ずしもそうではなかったように筆者的には感じました。それは入場者数が如実に減少している(公式サイト発表より)事にも表れていた気がします。
なにか… 全体としては歯車が嚙み合ってない感じがした第三回アルプスアウトドアサミットなのでした。
早くも26年開催のアナウンスはありましたがさてどうなる。
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yans


