【アクシーズクイン・凌プレゼンツ】凌が魅せるシノギングとは!? その美学の一端を覗いてみよう!【イベントレポート】
目次
シノギングという山遊び、ご存じですか?
まず山ブランドとしてのアクシーズクイン、その取扱いブランドのひとつである「凌」はご存じの読者様も多いかと存じますがではその凌とは? その先にあるシノギングとは? と申しますとなんとなく聞いた事はあるけど実際どういう製品特性で、シノギングとはどういう事をしているのだろう? と思う方の方が多いと思うのです。
そこで! なら実際に体感してきた方が早いという事で丁度群馬のとある山道具屋さんが初主催の元、参加出来そうな回がございましたのでいってみた! やってみた! のシノギングレポートとなります。
まずは主催ショップ、群馬は龍舞にありますトミーワン!

今回の主催にして群馬県は太田市龍舞町にありますアウトドアショップトミーワン! 東武小泉線最寄りの駅の竜舞(漢字が微妙に違います)ほぼ駅前の立地ですので公共交通機関でも駐車場もありますのでお車でもアクセスできます。山道具・ウェアが一通り揃うそつのないラインナップとその中でも異彩を放つ凌ブランドの取り扱い量は中々のもの。
そして店舗最奥にこっそりあるお値打ち、ユーズドコーナーが激熱だったりします。そのうち正式に連載やまとまちで訪問する事もあると思いますのでそちらも楽しみにお待ちいただけると幸いです。
アウトドアショップTOMY-ONE
・群馬県太田市龍舞町1855-3
・℡/0276-48-1031
・営業時間/AM10:00~PM7:00
・定休日/火曜日 ・第2月曜日(祝日除く)
・駐車場あり
・公式サイトhttps://www.tomy-one.com/
・公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/outdoorshop_tomyone/
それでは参りましょうシノギングの世界へ!

トミーワンシノギング初開催の地は群馬県みどり市草木湖周辺から、当日はゴールデンウィークの始まりと重なった事もありまして当初予定していた集合場所の公共駐車場が手狭だった事もありすぐ近くにありました工事現場敷地内を関係者との交渉により快くお借り出来ました感謝! よって普段は勝手に使用する事は出来ませんのであしからず。

この場所をベースとして今回のシノギング始まります。ではまず主催側お三方からご紹介。

まずはトミーワン店主・中村さん。

左から低山小道具研究家のモリカツさんこと森さんとアクシーズクイン事業部より担当谷島さん。
・モリカツさんBLOGhttp://www.morikatu.jp/

そして参加者様達の軽い自己紹介とここまではスムーズに進みますが。
ここからが… 長いのがシノギングの世界!?

さて、なにが長いのでしょうか。そう… ここからこの場においてのお話が長い! 大体集合場所に留まる事一時間~二時間は当たり前、「凌とは!?」からはじまり凌の製品の一部解説から山に入る前の凌流ウォーミングアップとこなしていくと自然と時間が流れる感じです。
それは決して入山前の退屈な時間などではなくある意味、凌の流儀、洗礼とも言えます。
ここで谷島さんよりお聞きしまたブランド「凌」とは?
『古くから日本に伝わる意匠や色彩、言葉の響きなどを取り入れ、四季のある日本の低山を歩くことを考え、衣類や道具をデザインしています。文字通り「凌ぐ」という考え方をコンセプトにもしており、「凌ぐ」とは足るを知ると良く表現しています。
例えば雨を過剰に「防ぐ」のではなく、ほどほどに「凌ぐ」そのほどほどの加減を知ること、そのためにはまず自分自身を知る必要もあるでしょう。その自然や己を受け入れつつ、どう対処するかが大切と考えています。そしてそれら考え方もひっくるめて、凌は美学です。』

ですので凌の製品の大半に言える事は「足るを知る」。例としましてこのベストセラーでもある雨を凌ぐウェア(と言ってもいいのかも人次第)ツユハラヒ。

基本的にはこのように腰から巻いて使う男女兼用のレインスカート。ですが巻いてるだけですので完全には雨は凌げない、そこをいかに知恵と工夫で使いこなすのか? という所に凌が提唱する「凌の美学」に通じるものがあるのです。生かすも殺すもアナタの使い方と使うエリア次第。

と谷島さんが製品解説をしてる間にモリカツさんも動きあり。

双眼鏡で全方位確認した後に今回行かない場所を指してその植生や他見える情報からいかにシノギングの情報を仕入れる事が出来るのか? のレクチャー。そうこの場にいながらすでにシノギングは始まっているのです。

そこから今回入るエリアのおおよその範囲の地図を配布。

からのこれまたシノギングでは恒例となっているコンパス指南!

シノギングに適したコンパスの選び方や方向確認が行われます。

出発前のトリは凌製品のお貸出し!

その時々に合った凌製品をピックアップでお借り出来ますが事前に相談してピンポイントでお試ししたい製品をお借りする事も出来るみたいですよ、筆者はソフトシェルゲイターのクナイロングをお試し!

そもそもなのですが筆者は山に入る時はほぼゲイター着用派です、一般的には雨や雪用の道具ですが泥汚れ等は絶対起こるワケでして山小屋に行く、公共交通機関で移動する等を考えますとゲイターさえ外せばそれなりに足元は綺麗なままですので自分もですが他者を含めましたやさしさが出る道具だと思っています。

お貸しだし品の中には製造がギアジンお馴染みの桐生プライレット製のネックゲイターも!
過去の訪問記より
他シノギングでは重要なアイテム!? なハンモック類もお借り出来ますよ。
ではいざ行かんシノギングの世界へ!

それではベースでのやり取りが一通り完了した所でシノギング出発です。

最初の「入口」になりそうな場所までへの案内は今回の指南役で師範代のモリカツさんが誘ってくれます。

いきなり斜面へと向かう場合もございますが今回は林道からin。

だがしかし進む事五分弱で早くも最初の試練。

このシノギングという山遊び、やみくもに山に入ってあてもなく彷徨うワケでは当然ないわけでございまして一番の目的は凌流に言うと「別荘 ※後述」に辿り着く事が主眼となっておりますのでそこにいかにして辿り着くのか!? という事を考えながら進むのです。
そうしますとどうやらここらへんが進入ポイントになりそうだなと参加者一丸で考えます。

満場一致によりこの場所から入っていきます序盤は今回が初心者とベテラン半々という構成だったので若手の方のルートファインディングを優先、一般登山で言う所のバリエーションルート突入です。
すぐに沢に当りますがこれくらいは皆様軽く越えていきます。
地図を参考にトラバースしつつ徐々に標高を上げてゆく。その参考にする地図もシノギングにおきましては基本紙地図にて行います、電子デバイスはどうしようもなくなった時の確認程度。もちろんどうしようもなくなっているのは参加者だけで指南側はそれをギリギリまで見守るスタイルです。
上がっていけそうな支尾根に辿り着いたので確認、意見一致によりここからあがります。

ここで参加者が使用していた通常シーズン低山用の凌ピッケルが映えますね、その製造元もあのMIZOと本気の仕様。

一丸となって斜面を登りゆく様は美しい。

登った先で林業路と繋がったのでちょっと楽々移動。

しかしドン付きで楽々もここまで、ここから左斜面を一気に駆け上がる前半のハイライト。

その駆け上がった先にあるのは

シノギング部隊が目指していた別荘! そう「別荘」とはハンモックが展開できるひらけた場所の事を指します、凌流には白場(一般的には平場)とも言うそうです、そして小粋に辿り着く事をチェックインとも言います。
別荘に到着すると!

これまた一般登山等では休憩にそう時間を割く事もないかと思いますがこの時間こそが凌の本流で出発前ミーティングと同じくその休憩時間は一時間~二時間! 皆様思い思いにその場を休憩仕様にしようとしてますと…

同時に始まります別荘講座(笑) これ強制参加ではございませんので各個人で休憩するも講座に聞き入るもよしなのですが参加者全員聞き入っていましたね今回は。

まずは谷島さんによる凌流ハンモックの張り方と凌製品のどこが他のハンモックと違うのか!? 寝るはもちろん休憩時に使いやすく設計されている等をレクチャー。

ここが凌流ポイントでツリープロテクターには100均店で購入したお風呂マットを縦にトリミングしたものを片側で三本使用、これで大分木に対する保護が効くのと設営時のメリットとして「後入れ」ができるのがポイントで巻くタイプですと先に巻かないといけませんが後から差し込めるので融通がきくのがこの仕様の良さなのだとか。そして軽量コンパクトなので邪魔にもならない。

と谷島さんの講義が終わると矢継ぎ早にモリカツさんのお手軽ロープワーク講座!

サッといつの間にか設営されていたツェルトにも片結びからその組み合わせだけでいかようにでもなるという目から鱗の紐結び!

結ぶ固定する緩めるが簡単自在とこれは参加して実感すると感動すると思います。

それだけで山のあり物を活用出来ますので覚えて損なしそして簡単!

皆様もこぞって実践練習!

紐だけで吊るす伸ばす縮めると自由自在です。

休憩場所の地面がぬかるんでいる時等はバックパックも吊るせたりと勉強になります。

モリカツさんの講座は多岐に渡り全く終わりません(笑) この辺りは参加したシノギングで都度内容は変わりますしモリカツさんが不在の時もありますので何度となくシノギングに参加しても全く飽きる事のない時間ですね。

やっとですね講座が一段落して寛ぎの時間、自前で用意するもよし前述しましたお貸出しでハンモックを借りるもよし、もちろんハンモック以外で寛ぐもよしが別荘におけるひと時です。
後半戦参ります!

朝はそこまでいい天気! という感じではなかったのですがいつのまにかいい感じに。

まずはシノギング恒例行事のひとつ、「決して笑ってはいけないやつ」の撮影。
とはいえニヤけちゃってるように見える時もあるのですがそれはこの時間が楽しいからでそこはご愛敬。

そして下山に向けてのモリカツさんからおおよそのルート指南、なんとなーく言い放った後は参加者様次第。

後半は隊列を入れ替えてベテラン主導で歩いていきますが。

どうも気張りすぎたのかルートに迷いが生じます

地形が若干読みづらい所もあり苦戦中。

「ホントにそっちで合ってるの~」というモリカツさんの愛の野次も飛んできます(笑)

そしてやっと目指すべき尾根を見つけて一同安堵、歩いているうちに正解が「見えてくる」のもシノギングの醍醐味。

最後は大きい岩と岩の間をすり抜けて難所突破!

時間もそれなりに押してかなり山中に居たワケですが出てきた場所はバリエーション突入したすぐ近く、かかった時間に対して山中行軍がコンパクトなのも通常シノギングの特徴かもしれません。

下りてきても最後に山で疲れにくい歩き方指南とモリカツさんは止まらない(笑)

こうして今回も無事シノギング完了! となるわけでございます。
ベースポイントに戻りまして。

ここでトミーワンさんからサプライズの冷たいお茶と群馬銘菓!

からっ風カリンというかりんとう味のお饅頭が絶品! 疲れた体に滲みる。

そして主催三名からシノギング総評となります。まずは谷島さんより。
『念願叶っての開催となり、まずご理解ご協力いただいたトミーワン店主中村様に感謝いたします。様々なエリアからの参加者構成となり改めてトミーワンの裾野の広さを痛感しました。
シノギングを行った山域は勿論、そこへ向かう手前平野部にもポコポコと気になる低山域があり今後のシノギングとの相性はとても良さそうです。
このイベントを通じて我々はきっかけを与えるだけなので今回参加いただいた皆様も、もし少しでも興味を持っていただけたのならばこの群馬エリアを様々な場所で凌いでいただければ幸いです。そしてこの群馬の地での出張シノギングイベントも継続して開催していきたいです。』

続きましてモリカツさんから
『トミーワンでは初開催! イベント詳細が分からない状態での手探りによる場所選定が毎度の事大変なのですが、すぐに林相の綺麗な尾根に乗れ楽しく凌ぐことができました。馴染みの北関東の他のイベント参加者も多く楽しく歩くことができたいい時間でした。』

締めにトミーワン店主・中村さんより
『今回の初出張シノギング開催に到るまでの経緯ですが、最初は谷島さんの方からのお誘いで企画はスタートしました。お誘いに対してやろう! と決めた思いですが、凌が完全別ブランド化する前のアクシーズクインブランド時代から凌製品を取り扱っていましたので、製品に対する深い部分(実際にフィールドで使った際にどう生かされるのか)を肌で経験する必要があると店舗側としても感じていたからです。
開催してみての感想ですがまず、店舗に来ていただいたお客様が数名参加してくれて有り難かったです。ちょっとハードルが高いのは承知の上で初めてシノギングに参加してくれる方がもう少し多くいたらということを感じました。イベント当日は、モリカツさん・谷島さんにお任せだったので、こちらは付いていくだけでいち参加者として一緒にイベントを楽しみました。開催するまでの準備が長く当日はあっという間に終わった感じでした!』

そして最後にこれは声を大にしてアナウンスはしてないのですがシノギングに参加しますとかなり嬉しいお土産が貰えちゃいます、内容は参加した皆様だけの特典。

この決して笑ってもいい瞬間がシノギングの楽しさを体現しているような気がします、そんな参加者様から今回のシノギングの感想を頂いております。
凌名めめぞうちゃんより!
『参加したシノギングは想像と全然違っていて今まで自分で地図読みとか全く未経験の状態だったのですが似たような事は地元の里山でずっとやっていたんです。でもトレイルから「ちょっと外れる」位でそれはトレイルをなぞる延長上のものでした。
そこに今日経験した自分達で紙地図を読み、上がっていく尾根。それはまるで初めての事でずっとワクワクしてました! 勝手にニヤニヤしちゃうみたいな(笑)
こういったらアレですが後半の迷いだす状態の方がニヤっとしちゃう自分がいてまた参加したいなと思いました! まだひとりで行うのは不安がある所でこういったイベントが開催されるのは嬉しいです。』
とても満足しているようでなによりです。
おわりに。
いかがでしたでしょうか、凌・シノギングの世界。もちろん万人に進められる行為でないものその通りで人を選ぶ遊びと言えるでしょう。しかしこの短いような長いような山行の中で得られる経験は通常の登山道に沿った山歩きとは全く別のものでそれは野で生きる力に通じるとも言えるのではないでしょうか。
少し山を違った角度で感じたい方にはうってつけのイベントかもしれません、その時はまずアクシーズクイン・凌が展開しているシノギングイベントに参加してみるのもいいかもしれませんよ。

アクシーズクイン
・公式サイトhttps://www.axesquin.co.jp/
・公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/axesquin/
凌
・公式サイトhttps://shinogi.axesquin.co.jp/
・公式イングラムhttps://www.instagram.com/shinogi_axesquin/
・アクシーズクイン取り扱い製品ECサイトhttps://aqstore.jp/shop/c/c10/
限定企画やコンテンツを楽しみながらロングトレイル・ハイキングの極意をプロから楽しく学べる『トレイルの学校』始めました
yans
ギア好きが高じてとうとうギアジンで文章を書くことになった人。ギアマニアを拗らせて改造・自作大好き、アウトドアイベントも大好き。ブランド探訪、ショップレビューに重きをおいていきたいと思います。
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