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アウトドアライターがおすすめする、用途別登山向けレインウェア10着【ハイキングやトレッキングに】

雨を凌ぐだけじゃない!登山におけるレインウェアの役割

山の天気は読みにくく、変わりやすいもの──。日本における登山ではたとえ天気予報では晴れであっても山の上空だけは雲に覆われ残念な雨に見舞われる、なんてことは日常茶飯事。そんな厄介な雨に見舞われることの多い地域でアウトドアを安全に楽しむために欠かせない装備といわれているのがレインウェア(雨具)。このサイトでもことある毎に言ってますが、大事なことなので何度でも書きます。

レインウェアの登山における役割は雨を防ぐことだけではありません。雪や風、寒さといった体熱を失う恐れのあるあらゆる環境変化、そして枝や岩など身体を傷つける障害物などから身を守るシェル(外壁)として重要な役割を担っています。さらにウェアの内側にこもる湿気(水蒸気)を外に排出し、衣服内を蒸れさせないということも現代の登山では不可欠な機能となってきました。

目的や使い方によって使い分けるのが賢い選び方

このように多くの役割を担うレインウェアですが、用途やスタイルに合わせて防水性・透湿性・耐久性・重量・動きやすさなどさまざまな特徴をもったモデルが、ここ数年で加速度的に多様化してきており、そのなかから自分にとって最適なレインウェアを選ぶのは簡単なことではありません。

特に最近では200gを下回るような軽さと高い透湿性を特徴としたタイプの新作が目白押し。今や山雑誌やアウトドアショップでも「レインウェア」のカテゴリのなかに超軽量と従来のモデルが普通に並列で紹介されていたりします。ただこれらのタイプはある程度の降雨には耐えられるものの、決して長時間の激しい雨に耐えたり、何年も使い続けられるような耐久性まで期待することはできません。その意味で本格的に登山をするのであれば、より過酷な状況で何日も過ごさなければならないような状況でもある程度安心できる、よりしっかりとした生地の雨具がいずれにしても必要になってきます。もちろんそうしたしっかりとした信頼性の高いモデルですら高機能化が進み、より軽く・より快適になってきているのが実情です。

縦走やロングトレイルなどのハードな使用でも安心のレインウェアが知りたい

最適なレインウェア選びのポイントについてはこちらの記事で詳細にまとめていますが、今回はそこでのポイントも踏まえて、2,000mを超えるような山域での本格的な冬山を除く場面であれば何泊もするような縦走でも安心して使える、信頼のおける生地を使用した最もオールラウンドな「これ1着あればまず安心」という10着をピックアップしてご紹介します。

例によって選定基準の大前提は、今年自分が買うとしたら何が欲しいか(あるいは買ったか)というシンプルなものです。この記事は毎年更新されており、今年の新作だけでなく昨シーズンから継続しておすすめのモデル、さらに昨年まで軽量タイプのレインウェアと位置づけていたモデルなども選定されていたりします。これらはいずれも現時点までに行ったさまざまなモデルのテストや使用を通じて「これ実は一般登山向けとしても十分いけるやん」といった評価などを踏まえて、あらためて選定し直した結果としてご理解ください。

前半5着は春~秋だけでなく多少雪の季節であっても活躍できる耐候性の高いタイプ、後半5着は激しすぎない天候であれば軽くてゴツすぎすに使いやすい軽量タイプです(春秋の低温下での長雨には要注意)。ウェアの特徴をあらわす3段階の★は参考までに。また価格は2017年5月23日時点での参考価格です。

目次

これ1着でどんな登山もまず安心!オールラウンドに使えるレインウェア5着

MAMMUT GORE-TEX Quantum Ultra-Light Jacket

快適性★★★ 防水性★★★ 透湿性★★★ 機能性★★★ 耐久性★★☆ コスパ★☆☆

2017シーズンに発売された数々のモデルをチェックしたなかで快適性・耐候性・機能性と三拍子揃った、個人的にこれまでで最も完成度の高いレインウェアのひとつとイチオシしたいのがこのマムートの新作ハードシェル。

まず生地はゴアテックスの最新素材であるGORE C-KNITを採用。12Dの極細糸で編まれた裏地は軽くてしなやか、サラサラと心地よい着心地、高い透湿性、それでいて十分な防水性と耐久性など、現代のアウトドアで必要とされる要素が高いレベルで統合した総合力の高さは、極端な活動以外の一般的な登山に使用するのであればほぼ非の打ち所がありません。

とはいえ初登場から2年経ち、既に多くのブランドによって実績が積み重ねられているGORE C-KNIT採用レインウェアは今となってはそう珍しいものではありません。それよりもむしろこのモデルのハイライトは、それも含めてレインウェアとして必要なあらゆる面で”手抜き”がまったくないところだといえます。

防水性に関していえば調整してフィットしやすいフードや袖口など生地以外の面で浸水を防ぐ工夫は当然なされているし、快適性・機能性に関しても換気性を高める脇下のベンチレーションや前面ダブルジッパー、マチがついてゆとりのあるハンドウォーマーポケットや内ポケットなど。相変わらず安定の洗練されたデザイン・シルエットなど、隅々まで良くできていると感心せざるを得ません。

機能全部盛りで重過ぎることもなく、逆に軽くしすぎて性能が見劣りするわけでもなく、これ一枚で大抵のアクティビティに対応してくれるであろう汎用性の高い本格レインウェアはリーズナブルとはいえませんが、確実にそれだけの価値はあるといえます。C-KNITレインウェアのひとつの完成形であり、同じC-KNITのレインウェアの定番であるモンベル ストームクルーザーにとって最も手強い対抗馬といえます。

Arc’teryx Beta SL ハイブリッドジャケット

快適性★★☆  防水性★★★ 透湿性★★☆ 機能性★★★ 耐久性★★☆ コスパ★☆☆

どれだけハードな使用にも耐えうる堅牢性、本当に必要な機能だけを突き詰めた先の機能美。それらを兼ね備えたハイエンドなものづくりにかけては価格を含めて妥協を一切許さないアークテリクスでは、レインウェアに関しても用途に応じた素晴らしいモデルが多数あることは言うまでもありません。とはいえそれらをすべて紹介するのはあまりにも芸がないし、イイものだとしてもさすがにここで10万円近くのモデルを紹介するのはちょっと興ざめしてしまうという気もします。なのでそれは別の機会に譲るとして、今回は今シーズン新発売の”ちょうどいい”モデルをピックアップ。

全体的な構造は同ブランドでのオールラウンドな山用シリーズである「ベータ」を踏襲し、フォルムや機能は幅広いユーザーを対象としています。その後に続く「SL」という表記はそのシリーズの中でも最軽量のカテゴリを表していますが、350gは昨今のレインウェア全体からみて極端に軽量というわけでもなく、あくまでも「オールラウンドな山」に使えるという最低限のレベルは保たれています。そしてここからがモデルの見どころですが、異なる素材を適材適所にマッピングしたアークお得意の「ハイブリッド」構造を特徴としています。

ベースの生地は2.5層のGORE-TEX PacLiteによって軽さと耐候性を両立。それなりに実績のある技術なので、その分価格的にも抑えられるというメリットも得られているようです。そして肩周りなどの擦れやすい部分には同じく軽量でなおかつより耐久性の高い裏地であるC-KNITをマッピングして補強しています。

そうはいっても実際には最新・最高の生地を惜しみなく使用しているというわけでないのは確かです。ただアークテリクスのすべてのモデルに当てはまる、立体裁断の動きやすさ、雨風をシャットアウトしながら可視性も高いフードのつくりなどひとつひとつの機能の完成度の高さは相変わらず折り紙付き。それだけでもアークのハードシェルの中では最も手に入れやすい価格として十分検討の価値がありそうです。

Patagonia クラウド・リッジ・ジャケット

快適性★★☆  防水性★★☆ 透湿性★★☆ 機能性★★☆ 耐久性★★☆ コスパ★★☆

これまでパタゴニアにはトレントシェルというモデルがレインウェアの定番として位置づけられていましたが、正直2.5レイヤーの裏地、あのペタペタした肌触りが耐えがたい自分にとってはどうしても好きになれませんでした。そしてその感覚はどうやらパタゴニア日本のアンバサダーも同じように感じていた模様。ようやく現れたニューモデルは、雨の多い日本の山での行動に適したレインウェアを日本のアンバサダーである花谷泰広氏などから長年リクエストし続けてきた結果ついに実現した、日本のいわゆる夏山登山にもっと適した「パタゴニアの雨具」です。

日本支社が中心となって開発されたという本作は、何よりもまず湿っても肌触りが良く快適性を失わない3レイヤー素材を採用したところが大きな進化。それでいて軽量でコンパクトに収納可能であり、さらにブランドの基準を満たす防水・透湿・耐久性をクリアするという、最新技術が盛り込まれた高い品質の生地となっています。

どんな状況でも安心して使える耐久性と耐候性を備えたハイエンド素材に加え、機能面についてもクセのないオーソドックスなつくりにすることで、日本のフィールド全体で使いやすいように配慮されています。なにか尖った特徴があるというわけではないものの、それはいい意味で安心して使える定番がまた1つ増えたのかなという気がしました。

Mountain Hardwear Quasar Lite Jacket

快適性★☆☆ 防水性★★☆ 透湿性★★★ 機能性★★☆ 耐久性★★☆ コスパ★★☆

ぼくの苦手な2.5層タイプですが、それを考慮した上でも外せない良さがある、ということで今年もチョイス。独自開発の防水透湿素材であるドライQシリーズのフラッグシップ、ドライQエリートを採用し、生地の厚さも40Dと冬でもいけるスペック。多くの防水透湿メンブレンがウェア内外での湿度差を利用して透湿するのに対し、ドライQエリートではウェア内の湿度上昇を待たず「着た瞬間から透湿」する驚異の透湿を可能に。つまり蒸れる前に発散してくれる(はず)という、まさに待ち焦がれていたレインウェア。

2.5層ということで、コーティング感のあるペタペタした裏地に多少不満はあるものの、スタイリッシュで立体裁断による動きやすいフォルムも相まって、何というか、着ていてテンションが上がるジャケットです。機能面でも細かく調節できるフードやベンチレーションにもなる大きなポケット・前面ダブルジッパーなど、抜け目ない機能が盛りだくさん。個人的にはもしこれが3層生地であったら即1位に選びたいほど、デザインも使い勝手も含めて非常に評価が高いです。しかもこのパンツがまたレインウェアのパンツとは思えないくらいに動きやすくていいので、もっと売れて欲しい一着ではあります。

NORRONA falketind Gore-Tex Jacket

快適性★★★ 防水性★★★ 透湿性★★☆ 機能性★★★ 耐久性★★★ コスパ★☆☆

ノルウェーを代表するアウトドア・ブランド、ノローナの冬山を含めてオールシーズン使用可能な、軽量マウンテン・シェルジャケット。今シーズンは基本的なつくりはほとんど変更無しですが、フォルムに関して若干のマイナーチェンジがあったとか(ぼく自身はほとんど気づけませんでした)。独自開発の裏地素材「RGR interlock backer」は特徴としては他ブランドでいうGore Micro Grid Backerに近く、高い耐久性と透湿・軽量性をもち、さらにこの素材にしかない価格に見合った極上の着心地がかなりの高ポイントです。

具体的な厚みは不明ですがかなりしっかりとした生地厚(それ故に軽くはない)に、脇下ベンチレーションジッパー、ハーネスに干渉しないよう配置されたポケット、ヘルメット対応の大きなフード、肩や肘への補強などは、夏のトレッキングから冬山での使用まで、あらゆるフィールドで使用可能な軽量性と耐久性を兼ね備えています。ほぼハードシェルといっても間違いではないくらい。それにしても北欧のブランドって、どうしてこんなにイイ感じの色合いが出せるんでしょうねぇ。惚れ惚れします。

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まずは使いやすさで選びたい!ベーシックな登山に使えてかつ軽量なレインウェア5着

MILLET TYPHON 50000 ST JKT

快適性★★★  防水性★★☆ 透湿性★★★ 機能性★★☆ 耐久性★☆☆ コスパ★★☆

前モデル「W7」シリーズでは50,000mmという驚きの透湿性を誇っていたミレーの軽量・高機能防水シェルが早くも、そしてあらゆる点で大幅にバージョンアップ。

まず良くも悪くも胴回り・袖周りのゆったりした日本モデル的サイズ感であった前モデルが全体的に見直され、より細身の海外モデルに多いスタイリッシュなフォルムへと変貌を遂げています。また防水・透湿性能に関しては前モデルの優秀さを継承。独自素材の極薄メンブレン「ドライエッジ ティフォン50,000」は20,000mmというレインウェアとして十分な耐水圧を備えていながら50,000gという驚異的な透湿性を実現しています。そのメンブレンを15Dのニット状裏地で挟み込む3レイヤー構造は前モデルよりもさらに肌触りが良くなり、軽くて柔らかくて自然な着心地に。スリムなシルエットながら立体裁断とストレッチする生地は歩行時の自然な動きを妨げず、快適そのものです。ポケットの裏地メッシュや前面のダブルジッパーによってさらに換気調節も可能です。細かい調節機能だけでなく額にフィットするエラスティックが付いたフードもよくできています。

今回ピックアップしたモデルのなかではかなり薄手の部類に入るため、3シーズンでもあまり低温の状況で使用する場合には注意が必要ですが、雨具としてだけでなく穏やかな天候でのちょっとした防寒や、稜線上の風よけ、果ては日常羽織るアウターとしても最適な使い勝手のよいジャケットといえます。ちなみに先日このアイテムについてのレビューでも書きましたが、このシリーズの見どころ「晴れの日のトレッキングパンツにもなるレインパンツ」もぜひチェックしてみてください。

Marmot Thru Hiker Jacket

快適性★★★ 防水性★★☆ 透湿性★★★ 機能性★★★ 耐久性★☆☆ コスパ★☆☆

本国アメリカでは総合アウトドアブランドとしてオーソドックスなモデルが多い印象ですが、日本ではライセンス提供が中心。このため日本企画のアイテムに関しては本国のイメージとは異なる思い切った企画が時折見られます。今回紹介する最新モデルも、ここ最近同ブランドが日本で特に力を入れているウルトラライトフォーカスしたアイテムシリーズのひとつ。ゆえに最初に断っておきますが、このモデルに関してはオールラウンドというよりも「無雪期の急峻でないコースのハイキング向け」というややクセのあるモデルであることは留意しておいてください。

正面から見ると、一見GORE C-KNITのシンプルなレインウェアのようですが、まずポケットが見当たらない。どこだと思って探してみると、脇腹には何と下端までフルオープンになるベンチレーションが付いているではないですか。さらに裏地を見ると左右に内ポケットが付いており、ベンチレーションを開けることによってアクセスできるこれらがポケットのすべて。ゴムのみの袖口・裾・フード調節、ヘルメットを前提としていないフードなど、ベーシックな山用雨具としてはハッキリいって物足りない機能ですが、一方で高温多湿な日本で長期間快適にハイキングするための必要機能というテーマで考えると、実は非常に合理的ともいえます。

とはいえぶっちゃけこれ一着でOKとは決して言えるものではないのでちょっと今回のテーマから外れている気がしないでもないですが、多くの人にとって重要な無雪期ハイキングに特化した思い切ったアプローチのおもしろさから見逃すわけにはいきませんでした。ぜひとも試してみたい一着ではあります。

finetrack エバーブレス フォトンジャケット

快適性★★☆ 防水性★★☆ 透湿性★★☆ 機能性★★☆ 耐久性★☆☆ コスパ★★☆

日本ならではのアウトドアにフォーカスし、常に独自のアプローチでユニークかつ高機能なギアを世に送り続けるファイントラックからは今シーズンリニューアルした軽量レインウェアを紹介。

劣化しにくいポリカーボネート系ポリウレタンの多孔質膜を採用した独自素材「エバーブレス」は相変わらず3層タイプのしなやかな肌触りに加え、生地全体の高いストレッチ性によって自然な身体の動きを妨げない、行動時も快適な動きやすさを実現。独自のベンチレーション「リンクベント」は他のファイントラック製ウェアと合わせて着ることにより、蒸れの排出効果を最大限に高めることが可能です。その他今回のリニューアルでは裁断パターンの見直しによるフィット感の向上や、よりスリムなシルエットへの進化、小さな内ポケットに加えて外側に大きめの胸ポケットが追加された収納など個人的に特筆すべき変更点が多く、確実により快適・スタイリッシュ・使いやすくなっているといえます。

ちなみに、ファイントラックからは同じ防水透湿シェルジャケットでは厳冬期を除くオールシーズン対応のエバーブレスバリオがあり、実際にはそちらの方が汎用性は高いかもしれません。ただ今年どちらを選ぶかといえば、リニューアルしてより進化した着心地・フィット感は、少し汎用性を犠牲にしても選ぶ価値があるといえ、今回であればこちらのモデルを検討してみることをおすすめします。

mont-bell ストームクルーザー ジャケット

快適性★★★ 防水性★★☆ 透湿性★★★ 機能性★☆☆ 耐久性★☆☆ コスパ★★★

いち早くGORE C-KNITを採用して大成功したモンベルの定番レインジャケットは、価格と品質のバランス、クセのなさなど多くの点で未だに購入候補の先頭を走り続けるロングセラー。リニューアルから3年目を迎える今年も間違いなく注目モデルの筆頭のひとつです。

まず何より特筆すべきは GORE C-KNIT の特徴を存分に活かしたトップクラスの軽さ。20Dという生地厚は他モデルと比較して耐久性の面では万全とはいえないものの、温暖な3シーズン用と考えれば十分及第点。ポケットの位置や浸水しにくいカフの伸縮性など細かい点もさすがきちんと作られており、おまけに色のバリエーションも豊富。若干気になるゆとりのある身頃の野暮ったさも、中に防寒着を着るための余裕だと割り切れば、このコストパフォーマンスで勝てるモデルは無いと断言できます。誰がどの目的で買ってもほぼ損はないという、これぞオーソドックスな1着といえるでしょう。

THE NORTH FACE Climb Very Light Jacket

快適性★★★ 防水性★★☆ 透湿性★★★ 機能性★★☆ 耐久性★☆☆ コスパ★☆☆

2015年の話題を独占したGORE-TEX C-KNITを採用し、ノースフェイスが揃える多くのラインナップのなかでも軽さと耐候性のバランスが素晴らしい本作。丁寧でオーソドックスなつくりからロングセラーとなり、今年も機能的には継続ですが、それでも依然としてトップクラスのクオリティといえます。従来のGORE-TEXから最大で10%の軽量化と15%の透湿性向上を実現しただけでなく、柔らかい肌触りとしなやかな着心地、それでいて防水・防風・耐久性は損なわない隙のなさはさすが。ヘルメット対応フードやハーネスに干渉しない高さにある左右のハンドウォーマーポケットはクライミングなどのアクティビティにもピッタリ。比較的薄手のためオールシーズンこれでいくには厳しいかもしれませんが、3シーズンや残雪期、または寒い時期での活動量の多いアクティビティならばオールラウンドに活躍してくれるでしょう。

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