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【2026秋冬】この冬注目の新作化繊インサレーション

寒くなってきてからのアウトドアでは、それぞれの活動に合った最適な防寒スタイルがあり、今年もそうした用途や季節に合わせたさまざまなタイプの新作防寒着が登場してくれました。

毎年恒例となっている今季の注目モデル紹介を今年も書いてみます。いわゆる2026年秋冬の新作化繊インサレーション編です。

(もっぱら保温用途に限られる「100%ダウンの防寒ジャケット」についてはここでは省いています)

ここでは今シーズンの新作の中からOutdoor Gearzine的に「これは」と思う注目の10着を厳選してまとめましたので、そのうちの5着を紹介します。なお、その他のアイテムや、それらを含めた今シーズンの各ブランドの製品を網羅した比較一覧表は、メンバーシップに加入いただくことで閲覧することができます。

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2026秋冬注目の化繊インサレーションジャケット

今シーズンの新作をざっと俯瞰してみると、従来の「板(シート)状」化繊中綿に代わって、化繊であるにもかかわらずダウンのようにふわっとフレーク状で高い嵩高性(ボリューム回復力)を備えた、保温性に優れたインサレーションが非常に増えてきたことが見て取れます。その意味で軽くて保温力の高い新素材を採用した製品が多く登場してきました。また昨年に引き続きメリノウールを融合させたハイブリッド中綿素材の新作、さらにはシート状のハイブリッドダウン、寝袋グレードの中綿とチタンコーティング生地の組み合わせ、さらには表裏で機能を変えられるリバーシブル構造など、単なるマイナーチェンジにとどまらないユニークなアイデアも目立ちます。

STATIC CAPSULE 60 PULLOVER

思わず発売と同時にポチってしまった今シーズンの注目度No.1。中綿にOCTAを純粋な中綿に進化させたTHERMOFRONT® OA(60g/m2)を採用し、表地にはC0超々撥水リサイクルナイロンを採用した275gのプルオーバー型アクティブインサレーション。昨年あたりから「OCTAIR®」には注目していましたが、そのエッセンスを早速製品に取り入れてきたのがSTATICだったとは驚きでした。重量当たりの保温力がダウンに迫るほどで、想像の3倍くらい軽くてふんわりとした風合いで、暖かい。さらに防風性と通気速乾性、イージーケアをバランスよく兼備している点が特徴です。秋冬のファストパッキングから雪山ハイクなど、発汗を伴う山行で有効な保温着に適しています。

Teton Bros. HPPE Over Hoody

ティートンブロスの定番防寒アウターがリニューアル。ダウンのような風合いで高い断熱性を備えた化繊中綿「Primaloft Thermo Plume with Cross Core」を封入した530gの保温重視型オーバーフーディは、表地に高強度なHPPEリップストップナイロンを採用し、高い断熱性と岩や氷の擦れに強い耐久性を両立しています。袖口が大きく開けるジッパーによってシェルの上から脱ぎ着することを可能にし、フィールドでの使い勝手を徹底的に突き詰めている姿勢が見事。厳冬期のビレイやバックカントリースキーでのガス待ち着、雪山テント泊など過酷な停滞時に向いています。

NORRONA lyngen thermo100 active Zip Hood

多様なアクティビティに合わせて多彩なインサレーションを展開するNORRONAの新作は、20Dリサイクルナイロン表地に通気速乾性に優れた中綿「PrimaLoft® Active Evolve」と防風生地を合わせた388gのアクティブインサレーションです。110gと95gの中綿を部位別に配置し、前面など要所には表地を貼ることで、防風性と通気速乾性、伸縮性を高次元で両立しています。バックカントリースキーや厳冬期登山など低温下の行動着に最適です。

patagonia リツール・エア・スナップT・プルオーバー

アクティブインサレーションのパイオニアであり、長らく独自の「ナノエア」中綿を採用し続けていたPatagoniaからついに競合素材の「Polartec Alpha Direct」採用製品が出た、ということでびっくり。

するとやはり、あのPatagoniaが使い古されたアルファの製品をいまさら作るわけがなく、今回の新作で使われているのは従来のアルファダイレクトをさらに進化させた新開発「次世代型 Polartec Alpha Direct」だとか。

大きな進化ポイントは、構造を見直すことで実現した「耐久性の向上」と「デザインの汎用性向上」。これによってよりタフで長持ちになり、またこれまでになくいろいろなスタイルの製品が作られるようになるはず。

その第一弾として世界で初めて市場に登場したのがこの「リツール・エア・スナップT・プルオーバー」。フリースの起源として名高い「シンチラ・スナップT」をほうふつとさせるそのデザインに、Patagoniaフリースの歴史の新たな幕開けを感じる!

Rab Microlighter Pullover Hoody

純粋な化繊インサレーションではないですが、使い方的には十分守備範囲になってくる一着がRabから登場。漁網リサイクル素材NetPlus®を用いたPertex® Quantum表地で、中綿にリサイクルダウンをシート状に加工したTXdown®を採用したプルオーバー型フーディです。75%の天然繊維と25%の高機能繊維を固定構造に組み合わせることで、最適なボリュームと保温性を実現し、ダウンの軽さと化繊シートのような通気速乾性・扱いやすさを融合しています。適度に薄手軽量コンパクトなので、寒冷期のスピードハイクやアルパインクライミングの行動着としてはもちろん、また春夏シーズンの防寒着としても1年中手放せない。

まとめ

毎年のように新しい素材やギミックが登場する化繊インサレーションジャケットも、他のあらゆる山道具と同じで、大切なのはやはり製品の特徴(長所と短所)を理解したうえで、自分の利用シーンや好みに合わせて着用することです。この記事を参考に、みなさんにとって理想のインサレーションにめぐり逢えれば幸いです。