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これを待ってた。アウトドア仕様の本格コーヒーグラインダー VSSL JAVA がコーヒー好きハイカーの長い旅を終わらせてくれた

美味いコーヒーは、贅沢品ではなく必需品。

毎朝いくら寝坊しても、直前に挽いた豆で飲む淹れたてのコーヒーは欠かせません。その後残ったコーヒーを500mlの保温ボトルに充填する作業は、ぼくにとっては完全に習慣と化していて、ほぼ儀式に近いといってもいい。

そんな自ら淹れたコーヒーがないと1日が始まらないカフェインジャンキーにとっては、いくら山の中だからって、作るコーヒーには妥協したくないものです。重くてかさばるし、高価で、壊れやすい道具を山の中で持って歩くなんてとても現実的ではないということを不本意ながら受け入れていたとしても、自分の気持にまで嘘はつけません。

夜明けの凍えるテントを出てすぐ、完璧な一杯のコーヒーが喉を温めてくれるとしたら、どんなにその旅が充実したものになるだろう。それはキャンパーだろうがハイカーだろうが、アウトドア愛好家すべての人にとって夢であり、そのための道具探しはいまだ終わりのない旅です。もちろんこれまでも、アウトドアでも使えるコンパクトサイズの道具はたくさんありましたが、コーヒー好きを納得させるだけの味へのこだわり、そしてアウトドア好きを黙らせるだけの機能性に届かない惜しいものばかりであったことも否めません。

カナダ発、新進気鋭のアウトドアブランドVSSLが昨年秋、Kickstarterで3千500万円以上の支援を獲得し、今年正式に製品化されたVSSL JAVA HAND COFFEE GRINDERは、そんなささやかな夢を叶えてくれる、待望のアウトドア仕様の本格コーヒーグラインダー。日本ではまだ正規販売されていませんが、止むに止まれず発売と同時に本国サイトから直購入してしまいました。そこで今回はコーヒーマニアではないけれど、コーヒーを愛してやまない管理人ができる限り詳しく紹介してみます。

VSSL JAVA コーヒーグラインダーの特徴

挽いた豆の品質にとことんまでこだわったグラインダー構造

何よりもまず感動するのが、「アウトドア向け」だからって味に妥協しようという考えが微塵も感じられないような、気持ちいいくらいに徹底した品質重視のエンジン部分の構造です。それを象徴するパーツのひとつが、鋭く精密加工されたプロフェッショナル品質のステンレス鋼の刃。

微妙な違いはあれど、金属製の刃は最高級グラインダーとして名高いコマンダンテをはじめとした高級手動コーヒーミルに多く搭載されていることからも分かるように、セラミック製の刃に比べて「豆を潰すのではなく切るように粉砕していく」仕組みため、より均一なサイズの、さらに雑味の元となる微粉なども生まれにくい高品質な挽き豆を可能とします。

セラミック刃との比較でいうと、実際の挽き心地も明らかに違います。潰しながら粉砕していくセラミック系は挽く際により強い力が必要だし、その割に挽けるスピードも相対的には遅い。

一方でこのVSSL JAVAを挽いてみると、まぁその小気味よい粉砕音と、手に伝わる心地よい微細な振動、途中で引っ掛かることもまったくなし、終始スムーズな挽き心地の良さに、うっとり。

ちなみに、豆を挽くグリップは普段は折りたたんで邪魔にならず、さらにグリップの先端には取り外し可能なツマミが付属しています。挽く際の持ちやすさ、回しやすさを考えつつ、軽量化のためには持っていかないという選択も可能。まさにアウトドア仕様。

グリップは長さが伸縮するので、持ち運びだけでなく挽きやすさも考えられています。

このまま、永遠に挽き続けていたい――そう思わせてくれるグラインダーなんてこの世に存在したんだ――そんな感動を味わっていたら、いつもよりも早く、あっという間に挽き終わってしまいました。

挽き終わるスピードも、本当に早い。それにもまだからくりがあります。このスムースでスピーディな挽き心地を可能にしているのは、グラインド時のぐらつきを無くし、安定した回転を支える高精細な2つのミニラジアルボールベアリングです。これらのパーツは緻密に組み立てられているだけでなく、ほぼすべてのパーツが分解可能。その辺もアウトドアで使うことを意識しているのでしょう。※下の写真はすべてのパーツを分解したわけではありません。

 

粗挽きからエスプレッソ用の極細挽きまで。好みに合わせて50段階の挽き具合が設定可能

もうね、至れり尽くせりすぎるのです。VSSL JAVAのグラインダー部分には、ダイヤル方式で挽き具合を粗挽き~極細挽きまで設定可能なノブが付いており、自分の好みをきっちりと設定することが可能。1メモリずつ「カチカチ」っと動くので、例えば自分の好みが「ゼロから時計回りに25クリック目」だったら、いつでもきっちりとその設定に合わせておくことができます。

前述の高品質なステンレス製グラインダーのおかげで、VSSL JAVAならばフレンチプレスに適した粗挽きから、エスプレッソに必要な極細挽きまで自由自在。いずれでも粒度の揃った均一なサイズでカッティングしてくれます。試しに実際に10段階ずつくらいの間隔で、挽き比べてみました(下写真)。

アウトドアで使うものとして設計されたコーヒーミルって、実はあまりない

コーヒの味だけに関していえば、もっと品質の良いミルはあるでしょう。ただ、この製品の特筆すべき点は、ここまでコーヒーの品質にこだわりながら、さらにそれをアウトドアで楽しみたいユーザーのために可能な限りの配慮がなされているところです。それがこの製品を唯一無二の存在にしていると断言できます。

先程も触れましたが、グリップ(引き手)は折りたたんでおくことができるため、カラビナに付けたりして携帯可能。部品もバラバラにならないので無くしにくいところも◎。

ボディは航空機でも採用されるレベルの耐久性を備えたアルミニウムでできており、サビなどの心配はありません。また岩にぶつけたり地面に落としたりといった多少の衝撃ではびくともしませんでした。多少ずっしりとした重量感(396グラム)はありますが、軽すぎるミルは携帯性はいいけれど豆が挽き(回し)にくいといったデメリットもあるため、このくらいの重量感は問題なし。

上蓋はワンタッチで開閉ができ、密閉性も高いため煩わしいテントの中でも安心です。

まとめ:コーヒー好き×アウトドア好きは要チェックです

思えばVSSLというブランド、個人的に実は5年前に出会っていました。それはソルトレイクシティで開かれていたアウトドア展示会。その時彼らはぽつんとちっちゃなブースで、桁外れにシャレオツなファーストエイド・エマージェンシーギアセットを作っており、その飛び抜けたセンスと発想、そしてクオリティの高さにザワザワした記憶を今でも覚えています(欲しいとは思わなかったけど)。その彼らがこれまでずっと夢を追いかけ続け、そしてこんな素晴らしい製品を完成させたことにはちょっとウルっときてしまいます。

ただもちろんそんな贔屓目を差っ引いたとしても、この革新的なハンドコーヒーグラインダーは「コーヒー好き×アウトドア好き」にとってはまさに福音と言うべき、品質と機能が両立した待望の製品であることを実感できるでしょう。初めから大量生産前提の製品づくりだったら、絶対に実現しなかっただろうこのエッジの効いたユニークな製品の誕生は、まさにニッチなユーザーの夢を叶えてくれるクラウドファンディングの醍醐味といえます。

残念ながら日本ではまだ通常販売がありませんが、自分の場合は直接公式通販サイトから購入したところ約1週間で届きましたので、他の製品に比べてもハードルは高くないと思われます。あくまでも自己責任ですが、ぜひともチェックしてみてはいかがでしょう。

VSSL JAVAハンドコーヒーグラインダー 本国通販サイトへ

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