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Vibram Japan(ヴィブラム ジャパン)社のオフィス兼ショールームを見学してきた

先週の某日、4月頭のTOAD(Trail Open Air Demo)10の会場にて知り合ったヴィブラム ジャパン社にお邪魔してきました。

ヴィブラム社との直接の出会いは、ぼくが8年前のドイツで開催されたアウトドア見本市『OutDoor Friedrichshafen 2016』のブース。

ブースは陽気なイタリア人たちの熱気にあふれていましたが、そこにおられたのが「Furoshiki」を開発したプロダクトデザイナーの橋本昌也さんであり「これ、いいでしょう?」と、そのユニークで機能的な新製品をとてもにこやかに紹介していただいたのを今でも覚えています。橋本さんを通してブランドの魅力に触れ、そこからずっと何かできないかと夢想していただけに、数年前にできたという日本法人への訪問は非常に楽しみだったのでした。

(その時の記事↓↓)

【Part2】欧州最大規模のアウトドア・ギア見本市『OutDoor Friedrichshafen 2016』で出会った未来のアウトドア・ギアまとめ

東京のど真ん中、オフィスビル群の一角にひっそりと佇むオフィスは、一歩足を踏み入れるとなじみ深いゴムの匂いが鼻を包み、室内にはこれでもかという程多種多様なソールのサンプルがコンテナにぎっしりと詰め込まれ、早くもテンションが上がる。

お会いしたのはヴィブラム ジャパンの平野さん。まずはヴィブラムの歴史と貫かれている哲学について、そして最新のヴィブラムの活動などについて説明をしていただき、ソールが作られるまでの工場の様子の貴重なビデオも見せてもらうことができました。

ヴィブラムといえば、ハイカーやトレイルランナーにとって絶大なる信頼を集めるソール「メガグリップ」の存在は外せません。ここではその目がグリップが以下に濡れた岩場でもグリップを発揮できるかを実体験できるデモンストレーション機器があり、もちろん我々もそれを体験することができました。

水が流れ落ちる石板の急な斜面を作る装置の上に、メガグリップとそうでないシューズを左右別々に履いて立つと、そのグリップ力の違いが一目瞭然。自分は日ごろからそのパフォーマンスは実感済みですが、ここでも実際と同じようなはっきりとした違いが体感できました。

また、同じようにつるつるに凍った路面で滑らない「アークティックグリップ」を、左右でアリ・ナシのシューズを履いて効果を試すためのシミュレーション機器もあったり。これは実は初めての経験だったので、目から鱗の体験でした。

ヴィブラムソールが扉を開いたアウトドア向けシューズのソール市場の歴史からヴィブラムソールの高い機能性の秘密、そして今でも進化し続けるヴィブラムソールの最新情報まで熱いお話が続き、案の定、あっという間に時間が経ってしまいました。

Outdoor Gearzineのオフライントークイベントとして、これ以上ないテーマです。平野さんにお願いしたところ、ありがたいことにご快諾いただけたので、6月のメンバーシップ向けリアルトークイベントは「Vibram NIGHT」に内定です!

ちょうど平野さんは6月頭にドイツでの世界最大のアウトドア見本市「ISPO」に参加されるということなので、その後にホヤホヤの最新情報を携えてトークイベントを開いていただけるとのこと。今回聞くことができたヴィブラム社とアウトドアソールという奥深い世界ももっと多くの人にお伝えできるといいし、今から楽しみでなりません。