Review:カシオ スマートアウトドアウォッチ WSD-F10 ~PRO TREK使いが感じたスマートアウトドアウォッチの可能性~
2016年春に新発売されたカシオのスマートアウトドアウォッチ WSD-F10(&デジタルカメラ EX-FR100)を試用させてもらえる機会に恵まれました。今回は自由にあれこれ書いてOKとのことでしたので、約1ヶ月使い倒してみて感じたことをレビューしていきたいと思います。
ちなみに、ぼくがいわゆるアウトドアウォッチを使い始めたのは実はここ5年程度のこと。沢登りを好んでいたので2.5万分の一地形図利用が常識でしたし、地形の特徴を見ながらコンパスとにらめっこする古き良きやり方が好きだったんです。それが今やどこへ行くにもカシオ PRO TREK が欠かせません。もちろん無くても死ぬことはないのですが、一度使い慣れるともう手放せない。安全性もさることながら何よりゴールまでにたどった軌跡の積み重ねを見るのがこれまた楽しく、今では暇さえあれば高度計をチェックしてしまう体になっています。ただ逆に言うとそれ以上に複雑な機能を使いこなしているという訳でもないので、今回はそんなアウトドアウォッチ・ユーザーから見て、スマートアウトドアウォッチが山登りの何をどれだけ変えてくれるのか、楽しみにしながらチェックしてみましたので早速いってみましょう。
目次
何ができるのか?
まずはざっくりと何ができる腕時計なのかを確認していきます。WSD-F10 はその無骨な外観から分かるようにアウトドアシーンで活躍することを想定した数々の機能・特徴を搭載しており、その意味では PRO TREK のようなアウトドアウォッチとほぼ同じことができる腕時計です。事実、対環境性能やソーラー充電を除けばぼくが現在愛用している PRO TREK でできることはほぼすべて同じように利用可能です(下表)。
WSD-F10単体でできる主な機能
項目 | WSD-F10 | 【参考】PRO TREK(PAW-2000T-7 ) |
---|---|---|
基本的な時計機能 | ◯ | ◯ |
コンパス | ◯ | ◯ |
気圧 | ◯ | ◯ |
高度計 | ◯ | ◯ |
ウォッチフェイスの切り替え※ | ◯ | × |
フラッシュライト | ◯ | × |
さらにこの腕時計は Android Wear OS を搭載したウェアラブルデバイスであるという意味では、Apple Watch のようにスマホと連動して使用することで従来の腕時計には不可能であったより高度で通信を利用した機能が可能です。ただ裏を返せばスマートフォンと連携していない状態ではこの時計の十分な魅力を発揮できないということでもあります。また Garmin や SUUNTO などのGPS付スポーツウォッチとは異なり、GPSの性能はスマホ次第という点でも若干の注意が必要です。
スマートフォンと連携してはじめてできる主な機能
項目 | WSD-F10 | 【参考】PRO TREK(PAW-2000T-7) |
---|---|---|
スマホのGPSを利用した位置情報捕捉 | ◯ | × |
日の出日の入時刻 | ◯ | ◯ |
タイドグラフ | ◯ | × |
活動グラフ(歩数・消費カロリー) | ◯ | × |
スマホでの設定変更※ | ◯ | × |
デジタルカメラ「EXILIM EX-FR100」との連携※ | ◯ | × |
音声による操作 | ◯ | × |
各種 Android Wear 対応アプリの利用※ | ◯ | × |
表内の(※)がついている項目は iPhone 連携時には使用できない、または制限がかかってしまう機能。価格(75,600円)的なことも考えると、この時計の価値を十分に堪能するならば Androidスマホでの使用が不可欠であると考えた方が良いでしょう。
実際に山で使ってみた ~ぶっちゃけPRO TREKと比べてどうよ?~
使用準備
WSD-F10 を使用するためにはまずはじめに連携させるスマートフォンに Android Wearアプリをインストールし、さらにスマホと時計をBluetooth接続によってペアリングする必要があります。
この数十分におよぶ作業には慣れているとはいえ、細かくて難解な指示に従いペアリングが上手くいくかどうかドキドキしながら待つあの嫌な感じなど、厄介事以外の何ものでもありません。できる事ならば無くなってほしい行為のひとつですが、幸い今回はすんなりとペアリングが完了し、自分のスマホ内にあるアプリのうち時計でも操作可能なアプリもまとめてインストールされていました。
ハードウェア
外観・サイズ・ボタンなど
デザインやカラーリングに関しては好みの分かれるところだとは思うのですが、個人的にはさすがアウトドア時計の確かな実績をもつブランドならではの美しいフォルムとメカニカルな質感がなかなかに物欲をくすぐります。装着したときの重量も見た目の割には気にならない軽さです。さらに米軍MIL規格をクリアしたという本体は見るからに頑丈なつくり。ゴムバンドと本体のジョイントもしっかりしており、強く引っ張ってもびくともしません。ただし動作温度範囲は0~40℃とのことなので、ハードな冬山では慎重な使用が求められます。
縦横約61.7×56.4mmの本体サイズに関して、単なる腕時計であったなら「ゴツい」と思うかもしれません。ただ、使用しているうちに表示される情報量に対しては適正な大きさだと思えるようになってくるため、そこまで気にならなくなってきます。
それよりも普段時計をあまり身につけない人間がどうしても気になってしまったのが15.7mmの厚さ(下写真)。アウトドアでは行動中頻繁にバックパックやジャケットを脱ぎ着するため、毎回袖の引っかかりが気になり、それがこれまでの PRO TREK にはなかった小さなストレスでした。そもそも袖の上から身につけるという場合には気にならないかもしれないのですが、夏は肌に直接装着することも多く、慣れと個人差の問題ではあるものの、ストレスをゼロにすることはできません。
本体にあるボタンは右側に3つだけというシンプルさ(下写真)。アウトドアウォッチとしてはいくら細かい操作がタッチパネル液晶で対応できるからといって、どんな状況でもシンプルで安全な操作性を損ねてはいけません。ボタン操作ばかりになっても分かりにくいし、タッチパネルばかりになっても使い難い。その意味でも大きなサイズでグローブの上からでも押しやすいデザインなど、このシンプルさと使いやすさのバランスは絶妙だと思います。
側面の「TOOL」ボタンから高度や気圧などさまざまな計器にアクセスが可能。また「APP」ボタンには起動するアプリを自分で自由に設定でき、ワンボタンで設定したアプリが素早く起動するようになります。
マグネット式充電端子
充電には時計との接続部分がマグネット式の専用ケーブルを使用します。このケーブルが左右からの力に弱く、充電中もちょっとしたことで簡単に外れてしまいます(下写真)。日常で机の上などにそっとしておければ問題無いものの、テントの室内やバックパック内での充電は結構キツいので注意が必要です。
信頼性の高い液晶画面表示
このデバイスの大きな売りとなっているのが、タッチパネルにもなっている1.32インチのカラーTFT液晶(320×300ピクセル)とモノクロ液晶の二層構造ディスプレイ。通常のフルカラー液晶表示に加えて、視認性を高めつつ消費電力を抑えたモノクロ液晶画面での表示モードを切り替えて使用することで、アプリの見やすさ・使いやすさと腕時計としての時刻の見やすさ・使いやすさを両立させたいというのがメーカーの狙いです。
実際のところアウトドアではさまざまなアプリを稼働させているため普段モノクロ表示のありがたみはあまり感じられませんが、一度充電が尽きてしまいそうになったことがあったとき、自動的にモノクロ液晶モードに切り替わり時刻だけは常に表示していてくれました。こうした緊急時における信頼性は既存のスマートウォッチにはない評価ポイントです。
好みで選べるウォッチフェイス
これまでのアウトドアウォッチと違って、スマートアウトドアウォッチではデザイン・カラーリングから表示内容を含めた多彩なウォッチフェイスが選べるのが大きな魅力のひとつ。クラシックなアナログ時計からG-SHOCKのようなメカニカルなデザイン、高度や気圧の変化のグラフが背景に表示された独特なデザイン、さらには自分のホームタウンと旅行先時刻の両方が並記されたデザインなど、合計20程のデザインから選ぶことができます。
たとえばぼくは日常生活でアナログ時計のフェイス、登山の際には高度・気圧・歩数計がインダイヤルで表示されるデジタル時計のフェイスを使用するなど、活用シーンにあった画面にカスタマイズしています。こうした機能はPCや携帯電話・スマホでは当たり前でした。スマートウォッチになってようやくこうした機能が使えるようになり、利便性は格段に向上したのを実感。欲を言えばこれからどんどんフェイスのバリエーションが追加されていってほしいものです。なお、スマートフォンアプリ CASIO MOMENT SETTER+ を使えば、カラーリングや表示させるメーターのカスタマイズも可能です。
ソフトウェア(アプリケーション)
各種メーター ~アクセス・見やすさ・使いやすさ抜群~
ここからは肝心のフィールドでの使い勝手について。特に何も設定しておかなくても、コンパス・高度計・気圧計・日の出日の入り・タイドグラフ・活動グラフには「TOOLボタン」一発でリアルタイムに確認することができます。これらの表示はグラフィカルで視認性も高く、PRO TREK のモノクロ液晶表示に比べて確実に使いやすくなっています。さらにこちらは画面をスワイプするだけで推移グラフや各種設定にアクセスできるなど使いやすさも向上。従来のアウトドアウォッチではすべての操作をボタンによって行わなければならず毎回発狂しそうでしたが、それが驚くほど簡単になった UI はかなりお気に入りです。
ただいくつか気になる点も。ぼくの場合だけかもしれませんが、なぜか方位計測では「磁化補正を行ってください」という表示が結構よく出ます。その度に腕を前後に振ったり回したりして調整しなければならないのは面倒でした。また既にいろいろなところでも言われていると思うのですが Apple Watch や他社GPSスポーツウォッチが備えている心拍数計測ができないのは残念でしかない部分なので、そこは今後に期待したいところです。
アクティビティアプリ ~これからの定番機能にはさらなる進化を期待~
最もスマートウォッチらしい機能のひとつがカシオ純正のアクティビティアプリです(Androidスマホのみで利用可能)。登山やトレッキング、サイクリング、フィッシングの3つのアクティビティに最適化された情報へ1画面内で素早くアクセスでき、さらに設定したゴールまでの経過測定を行ってくれます。今回は登山(Trekking)しか試していないのでそれに基づいてレビューしますが、アプリをスタートさせると1画面の中に1時間あたりの高度差・現在時刻・目標高度とそこまでの残り高度(目標高度はあらかじめ設定しておく)・計測時間が表示されます。
このアプリ、モチベーションを高め維持するための仕組みとしての狙いは面白いのですが、登山のゴールが標高でしか設定できないのが個人的にはやや残念。トレッキングのゴールは必ずしもピークではなく、人によってスタイルはさまざまです。ゴール設定や表示内容をカスタマイズできるなどの工夫が欲しいところです。
ただ、PRO TREK 時代にはなかった達成感を味わえる仕組みはこれからのアウトドアウォッチに欠かせないものであることは間違いないので、そうした進化に加え、せっかくスマホと連動が前提なのだからゴールまでの行動履歴を保存して後で振り返られるようにするなど、今時のフィットネスアプリに備わっている最低限の履歴管理機能なども期待してしまうのは欲張りではないと思います。
CASIO MOMENT SETTER+ ~自分の活動状況が、周囲の環境変化が分ることって楽しい!~
アクティビティアプリと連携して動作する面白い機能が MOMENT SETTER+ によるさまざまな通知サービスです。これは設定したさまざまな条件に合致した瞬間に時計が通知してくれるサービスで、今まで気づかなかった思わぬ便利さ、楽しさに出会えました。もちろん、PRO TREK でもできなかったわけでは無いんですよ。でもこの一目瞭然の簡単な UI で、高度で複雑な状況変化をタイムリーに気づかせてくれることが何より重要なんです。
スマホにインストールした MOMENT SETTER+アプリを起動すると、上の画像のようなさまざまな条件の中から通知タイミングを設定することができます。個人的には高度100mを超えるごとに高度グラフを表示して行程の進捗を確かめたり、日の出・日の入り1時間前に予定時刻を通知し、シャッターチャンスを逃さないように、といった具合に設定して愉しんでいます。他にも移動距離、歩数、消費カロリー、時間とさまざまな設定が可能ですが、あまりあれこれやり過ぎると逆にどうでもよくなってしまうので、結局ほどほどの数に落ち着きました。
ひとつ残念なのは、この設定がアクティビティアプリで選んだアクティビティと同じカテゴリーに属する通知でないと設定できないという点。万が一の雷雨に備えて1時間で気圧が1hPa以上の下降を検知したら通知と設定したいのに、この通知が「フィッシング」カテゴリに属するため、登山の計測中には設定できないという残念な仕様は何とかしてほしいところ。そもそもこの通知自体はアクティビティアプリから独立してもっと自由に使えた方が良いのではないかと思います。
デジタルカメラFR-100との連携 ~アウトドアに最適な新しい撮影体験~
もうひとつカシオならではの機能が、アウトドアに最適な分離型デジタルカメラ EX-FR100 との連携。EX-FR100自体の詳しい説明はこちらの製品ページで見ていただくとして、このカメラの特徴を端的に表すとすれば「カメラ部と液晶のコントローラー部が分離することであらゆる状況での思い通りの撮影が可能な耐衝撃・防水・防塵・耐低温アウトドアレコーダー」といったところでしょうか。
このカメラをWSD-F10 と連携させることで、通常であれば液晶コントローラー部で行うシャッター等の操作を、時計から操作できるようになります(Androidスマホのみ)。時計とカメラのペアリングが完了すると、時計の液晶画面がカメラのファインダーとなり、時計を見ながら時計の右ボタンで写真も動画も撮影が可能に。
このシステムの何が良いかって、何よりまず両手が自由になります。アウトドアでの活動中にアクロバティックな撮影が可能なこと。頭に装着しておけばクライミング中の撮影も、泳ぎながらの撮影も簡単です。また、行動中に立ち止まったりすることなく素早い撮影が可能で、行動記録としての撮影が非常に捗ります。従来のカメラでも、スマホでもない、まったく新しい撮影体験です。
もちろん頭部やバックパック、自転車のグリップなどカメラ部を設置するためのさまざまなマウントオプションも別売りで揃っており、シーンに合わせた活用が可能。また今なら tent-Mark DESIGNS 製カメラバッグがセットになったアイテムがWILD-1にて限定発売されているので、気になる方は是非チェックしてみてください。
気になるバッテリー消費 ~日帰りなら問題なし、1泊以上は要注意~
日帰りだけでなくテント泊などある程度長い期間でも使用してみました。午前4時頃に起床してからフル充電状態で装着し、電車バスを利用して10時頃に登山口へ。そこから「アクティビティアプリ」と「YAMAP」を立ち上げ、行動開始。通知設定は何も変えていないので、電波の通じるところではメールやメッセージの着信も何度かありました。
15時頃、テント場に着いたところでバッテリー残量を確認すると40%前半。アプリを終了させるだけでそのまま何もしないで放置していたところ翌朝には28%になっていました(このときタイムピースモードにしていたら寝ている間の減少は抑えられたかもしれない)。
このことから、日帰り山行であれば何とか充電の心配なく使えるものの、泊りがけの山行では充電しない限りアプリを2日以上連続して使用することはまずできません。二重液晶でバッテリー効率が良いというのが前面に出ているので見落としがちですが、一般的なスマートウォッチとしての使用ではまだまだ電池の持ちが良いとはいえません。
さらに気をつけなければならないのは、スマホ側のバッテリーも同じように消耗していきますので、スマホの充電も必須です。このため泊りのときにはそれなりの容量をもったモバイルバッテリーが必要となります。なお、時計の充電には専用のUSBケーブルが必要となりますので、くれぐれも忘れないように。
まだ決して満足できるとはとは言い難いとはいえ、バッテリーの持ちに関しては競合他社のスマートウォッチやGPSスポーツウォッチもドングリの背比べといった状況。だからこそこの部分での性能で抜きん出ることは他社との差別化という意味では重要なポイントになりそうです。
まとめ:”アウトドアにも使えるスマートウォッチ”が欲しい人にはピッタリ
Apple Watch などのスマートウォッチと比較すれば、よりアウトドアに特化した面白い時計だと思います。なかでもスマートウォッチにありがちなちゃちさが微塵も感じられない本格的な作りのハードウェアはさすがで、基本機能の視認性や使いやすさを含めて、アウトドア系スマートウォッチという新たなポジションを作り出したといえるといえます。フィットネス系アプリでは当たり前となったモチベーション維持の仕組みは登山にも応用可能だと常々感じていましたが、こうして実際の登山で体感してみると、その楽しさが確かに感じられました。もはやスマホでのトラッキングなしでのランニングが考えられないのと同様、これからの登山もトラッキングなしで登るのはもったいないと思う未来が近々にやってくるでしょう。それを予感させるのに十分なインパクトでした。
ただ一方で本格的にアウトドアで使うことを考えると、PRO TREK に比べて電池や耐久性などより極限での使用に不安があることはたしか。開発者インタビューでも「アウトドア初心者の方やライトユーザーを想定しています」というのはうなずける。その意味ではまだぼくの使い方では PRO TREK から乗り換えようとまではいかず、過酷な環境で安心して使用するには依然としてアウトドアウォッチ以外に選択肢はないということが確認できました。
今後の要望として、もちろん理想は今よりももっと対環境性能、バッテリー、アプリの実用性・娯楽性が向上することですが、そんな完璧なスマートアウトドアウォッチは現実的ではありません。ならば PRO TREK のようなゴリゴリのアウトドアとは一線を画したポジショニングである以上、耐環境性能はとりあえずこのままでも、ライトなアウトドアでの楽しみをとことん追求し、裾野を広げていく方向でもっと進化していくというのがこの時計の正しい進化なのかなと思いました。
そのためにはやはり「アクティビティアプリ」と「MOMENT SETTER+」のさらなるアップデートに期待したい。アクティビティアプリはもっとトラッキングを楽しめるような仕組みを、MOMENT SETTER+はもっと自由な計測・通知方法を可能にした使い勝手の向上を。
その点 SUUNTO のGPSスポーツウォッチは進んでいます。トラッキングしたアクティビティを保存・分析・管理・共有できるだけでなく、すべての計測可能データから好みで計測内容をカスタマイズしたオリジナルアプリまで作成・公開できるなど、ユーザー(アクティビティ)とメーカー(デバイス)とのエコシステムができつつあり、海外向けでやや使い辛かったりいろいろと不具合も多いものの、無限に広がる可能性は非常に興味深いです。
山登りやハイキングも、ウェアラブルデバイスと直結したアクティビティの保存と共有の仕組みがこれからのライトな登山には欠かせなくなるでしょう。何がきっかけになるかはまだ分かりませんが、新しい習慣は一度体験して慣れてしまうと、すぐ他の方法に乗り換えることは容易ではありません。型番「WSD」の裏の意味は「ワクワク、そして、ドキドキ」であるというカシオの挑戦的なスマートアウトドアウォッチにはその起爆剤となる可能性は十分に実感できただけに、今後の進化が大いに期待されます。
ラインナップや主なスペック、付属品等についてはこちら(公式製品ページ)