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組み立てる、仕舞う、眺める、持ち上げる、座っても当然心地よいBig Agnes『スカイラインUL チェア ブラック』はまさに”高級アウトドアガジェット”

みなさんはキャンプ用チェアをどのように選んでいますか?

筆者は基本的にクルマでキャンプ派なので、重量にはさほど興味はありませんし、気持ちよく座れれば、それで十分と思っていました。そんな筆者が軽量高級キャンプチェアであるBig Agnes(ビッグアグネス)の『スカイラインUL チェア ブラック』の虜になった理由をみなさんにお伝えします。

Big Agnes『スカイラインUL チェア ブラック』とは?

ポールを組み合わせて、その4つの先端に座面シートを取り付けるスタンダードな形状のキャンプチェアといえるビッグアグネスの「スカイラインUL チェア ブラック」。

重量約794gで耐荷重125kgの軽量コンパクトなキャンプチェア

日本ではケンコー社が取り扱うBig Agnes(ビッグアグネス)は、北米で大きなシェアをもつテントで有名なアウトドアメーカーです。アメリカはコロラド州、スティームボートスプリングスの山の近くにオフィスを構え、何度もアウトドアフィールドでテストを繰り返した信頼性が高く、ユニークな製品がユーザーの信頼を勝ち得ています。

そんなビッグアグネスの軽量でコンパクトなキャンプチェアが「スカイラインUL チェア ブラック」です。筆者はブラックモデルを選択しましたが、ブラック以外にもブルーやオレンジもラインアップされています。個人的にはオレンジの発色も好みで、ブラックがなければ、こちらを選択していたでしょう。

いわゆる折りたたみ式のキャンプチェアで、ポールを展開して座面シートを取り付けた状態の使用サイズは幅約53×奥行約44×高さ約66×座面高約38cmとなっています。持ち歩く際の収納サイズについては約9×9×43cm。重量については、かなりしっかりとしたキャンプチェアですが1kgを大きく下回る約794gで耐荷重が約125kgとかなり大柄な人でも安心して使うことのできるものに仕上がっています。

ポールはライトウェイト エアクラフトアルミニウムポールシステムとなっており、座面シートは70d Robic(TM) ウルトラライトナイロン、66リップストップナイロンでできています。実勢価格は18,000円前後、高級なライトウェイトキャンプチェアといえるでしょう。

おすすめのポイント

  • 持ち上げる度に軽いと感じる、重量がわずか約794g
  • ポールエンドのカバー以外すべて金属製の美しいデザイン
  • 組み上げる、仕舞う度に楽しくなる精密な作り
  • 華奢で優雅にみえるが安定した座り心地
  • コンパクトに収納できるので持ち歩きもラクラク

気になったポイント

  • 実勢価格で18,000円前後とかなり高価
  • 一般的なキャンプチェアよりもひとまわり小さい

主なスペックと評価

項目Big Agnes スカイラインUL チェア ブラック
使用サイズ幅53×奥行44×高さ66×座面高38cm
収納サイズ9×9×43cm
重量794g
耐荷重125kg
ポールライトウェイト エアクラフトアルミニウムポールシステム
素材70d Robic(TM)ウルトラライトナイロン、66リップストップナイロン
Outdoor Gearzine 評価
デザイン★★★★★
軽さ★★★★☆
座りやすさ★★★★☆
所有満足度★★★★☆
コストパフォーマンス★★★☆☆

詳細レビュー

キャンプチェアとは思えない優美な脚の曲線にひと目ぼれ

「スカイラインUL チェア ブラック」のポールを組み合わせてフレーム部を完成させたところ。接合部の樹脂パーツがなくシンプルで各ポールの描くカーブも美しい。

みなさん、椅子は好きですか? 筆者はおそらくかなりの椅子好きです。どのくらい好きかというと、我が家でいちばん気に入っている椅子はPPモブラー製の「ザ・チェア」です。20年以上前に購入していまだに使っています。そのものデザイン、それを構成する曲線など、ある意味すべてが大好きなのです。

そんな筆者がカタログを見ていて、ひと目ぼれしたのがビッグアグネスの「スカイラインUL チェア ブラック」です。理由は非常に簡単。「スカイラインUL チェア ブラック」はほかのキャンプチェアとは比べものにならないほど、脚のデザインが美しい。

この時点で「?」となる方が大部分でしょうが、折りたたみのキャンプチェアである「スカイラインUL チェア ブラック」の脚は見てもらうとわかるのですが、ポールエンド部分のカバー以外すべてビッグアグネスが「ライトウェイト エアクラフトアルミニウムポールシステム」と呼んでいる金属製です。

普通の折りたたみのキャンプチェアはポールとポールを組み合わせるジョイント部分にプラスチックなどの樹脂パーツが使用されていますが「スカイラインUL チェア ブラック」には、このプラスチックパーツが一切ありません。さらに一般的なキャンプチェアは、まっすぐのポールを組み合わせてデザインされているのに対して、「スカイラインUL チェア ブラック」のフレームを構成するポールの大部分が優美な曲線を描いているのです。

実勢価格18,000円前後は確かに高いのですが、この美しい脚をもつキャンプチェアの使い勝手や座り心地をどうしても確かめたくなり、筆者は「スカイラインUL チェア ブラック」の導入を決定しました。いまにして思うとより存在感の強いオレンジを選択してもよかったかとも思っています。

「スカイラインUL チェア ブラック」の組み立てと収納

「スカイラインUL チェア ブラック」のポールの接合部。特殊な形状の穴に対応してポール自体も特殊な形状になっています。これが美しいデザインを生み出すのです。

「スカイラインUL チェア ブラック」の最大の特徴は座面の真下の部分にくるもっとも太いセンターポールに円を少し欠いた鍵穴型の穴が空いていること。この鍵穴に合わせて、4本のポールを差し込んで連結した後、ポールの中を通っているショックコードに従ってポールを連結するとフレームが完成します。鍵穴向きにさえ気を付ければ、誰でも簡単に組み上げることができます。

フレームが完成したら、フレームの上に座面シートを取り付ければ「スカイラインUL チェア ブラック」は完成。はじめての人でも数分、慣れてしまえば1分以内に組み立てられるほど簡単な仕組みです。

付属の収納袋に入れるとサイズは約9×9×43cmになります。写真のとおりかなりコンパクトに収納できるのもうれしいところです。

この組み立て作業自体は、よほどの精度の悪い製品出ない限り、あまり変わらない作業なのですが、切り欠きのある鍵穴状穴の精度、さらに切り欠きに合わせて加工されたポールの形などが、単純にまっすぐなポールを組み立てる一般的なキャンプチェアとはクラフトクオリティが段違いです。加工精度が高いので、組み立てる作業自体が所有満足感を再度感じさせてくれます。

また、逆に収納のために分解するのも慣れると30秒程度でできますし、付属の袋に収納するのも30秒程度で可能になります。この本当は面倒なはずの収納作業すら使う喜びを感じさせてくれるクラフトクオリティが素晴らしいのです。

わずかに小さいがフレームはしっかりしており安定感もある

「スカイラインUL チェア ブラック」の脚に注目してご覧いただきたい。スッキリとしたシンプルさと後ろ脚のカーブなど優美でシンプルなデザインが際立ちます。

「スカイラインUL チェア ブラック」に実際に座ってみると、耐荷重が125kgまでと大きいためか、優美で華奢な印象のフレームから想像がつかないほど、安定しており、座り心地も上々です。とはいえ、このポールフレームに座面シートを取り付けるタイプのキャンプチェアとしては、ほかの製品に比べて驚異的に座り心地がよいと断言できるほどの違いはないと言ったところでしょうか。

少し気になるのは、筆者が所有している「トレッカー ザ ライトチェア(カーキ)」(実勢価格5,500円前後)などと比べると少し小さいことです。「スカイラインUL チェア ブラック」の使用サイズが幅約53×奥行約44×高さ約66cmなのに対して「トレッカー ザ ライトチェア(カーキ)」は使用サイズが幅約54×奥行約50×高さ約70cmとやはり少し小さい。ただし「トレッカー ザ ライトチェア(カーキ)」の耐荷重が80kgなのに対して「スカイラインUL チェア ブラック」は耐荷重が125kgあるためか、フレームのしなりやきしみは小さく感じます。筆者は身長が170cm程度しかありませんので、ほとんど気になりませんが、身体の大きな方はもしかすると少し小さく感じるかもしれません。

座面シートの上に折り畳んだポールを置いたところ。プラスチック部品の接続パーツなどがないので折り畳んだ状態でもスッキリとしています。

とはいえ、筆者はキャンプチェアの微細な座り心地の違いよりも、組み立て収納時の気持ちよさやプラスチックパーツのないシンプルで曲線の美しいデザインといった部分を重視しています。なぜなら、誰が言ったか忘れてしまいましたが「椅子は座られている時間よりも見られている時間の長い家具だからこそ、デザインの美しさが重要なのだ」的な言葉を信じているからです。例えば1泊2日や2泊3日のキャンプで実際に椅子に座っている時間は、それほど長くはありません。しかし、1度設置した椅子は持ち主である自分も含めずっと見られているわけです。そう考えると椅子にとって美しいと感じられるデザインはとても重要だと思います。

さらに出して組み立てるとき、仕舞うとき、さらにはちょっと持ち上げて移動するときなどにも、しっかりした精度で作られており、しかも軽いということが感じられ、所有している喜びを再認識させてくれます。

そういった意味でも所有する喜びを随所で感じられる美しいキャンプチェアといえるでしょう。ある意味完全に趣味の世界ともいえますが……。

まとめ:自分用としてぜひおすすめしたい「スカイラインUL チェア ブラック」

美しいデザインと高いクラフトクオリティが使う喜びを……

座る度、眺める度、組み立てる度、仕舞う度に、動かす度に、その美しいデザインとクラフトクオリティの高さを密かに再認識して悦に入っています。

ビッグアグネスの「スカイラインUL チェア ブラック」は、筆者に言わせると美しいデザインと機能性、高いクラフトクオリティが、使う度に所有する喜びを再認識させてくれる素晴らしい製品です。はっきり言って超おすすめ。

ですが、購入する前に少し冷静になっていただきたい。筆者は基本的にガジェットオタク。美しいデザインと機能性、高いクラフトクオリティが、使う度に所有する喜びを再認識させてくれる素晴らしいアイテムが2万円以下なんて、なんて安いんだと思ってしまうタイプの人間です。

「スカイラインUL チェア ブラック」を導入する前まで、筆者が使っていたキャプテンスタッグの「トレッカー ザ ライトチェア(カーキ)」でも実勢価格で5,500円程度。もっと安いものもたくさんあるので、世の中的には安めのキャンプチェアの4〜5倍という非常に高価なモデルといえます。

そして、うっとりと自慢しても、同意してくれるのは一部の同好の士だけかもしれません。そのことをしっかりと認識して、ひっそりと購入し、自らのキャンプチェアのスッキリとした優美な脚のデザインや、持ち上げたときの軽さ、設置組み立てや収納の際に各パーツのクラフトクオリティの高さを楽しむのは1人でこっそりがおすすめです。まさに大人がひとりで楽しむおもちゃといえるでしょう。家族分を全部そろえるというよりも、ソロキャンプなど用として自分の分だけ、密かに買い換えるなどが楽しいかもしれません。個人的には超おすすめのキャンプチェアです。

「スカイラインUL チェア ブラック」の詳細と購入について

製品の詳細についてはKENKOSYA公式サイトをご覧ください。

撮影協力

新千歳空港からすぐ!「フォーエバーキャンピングパラダイス

齋藤千歳(サイトウ チトセ・Saito Titoce)

元月間カメラ誌編集者。北海道の絶景や野生動物の姿を追い求めているうちに、キャンピングカー・車中泊でのアウトドアライフにどっぷりハマっていました。現在2歳の息子、そして妻と全道を巡っているうちにカメラ・レンズはもちろん、アウトドア・キャンプ、子育て、PCガジェット、料理に、ダイエットまで経験したすべてを撮影し、執筆するフォトグラファーライター。OUTDOOR GEARZINEではキャンプ及びキャンピングカーでの生活クオリティを上げる「QOCL(Quality of camping life)向上委員会」を中心にさまざまな記事を執筆していく予定です。

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