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−40℃から80℃まで気にせず「放置」できる解放感。雪山・車中泊ユーザー待望の次世代モバイルバッテリー「準固体電池 HAMAKEN WORKS 新型SSPB」の実力を極寒の北海道で徹底チェック【実践レビュー】

冬のアウトドアフィールド。電気は使うものの、バッテリーの耐温度性能が気になりませんか? 北海道在住の筆者にとっては、アウトドアどころか日常の生活でも無視できない問題です。そんな筆者が保存温度−40℃〜+80℃に対応するHAMAKEN WORKSの新製品「マグネット付きワイヤレス充電対応SSPB」を実際に試してみました。

※※記事の最後で「抽選プレゼント付きアンケート企画」のお知らせもあります(アンケート締め切り:2026年1月31日まで)※※

新製品「マグネット付きワイヤレス充電対応SSPB」とは

世界初の超高性能準固体個人向け電源「SSPB(Solid State Power Bank)」の第2弾

「マグネット付きワイヤレス充電対応SSPB」のパッケージ。かなり個性的です。

年々増加傾向のモバイルバッテリーなどの発火・爆発のニュース。気になりますよね。アウトドアフィールドでも、というからだからこそ、スマートフォンやスマートウォッチなどは必須。しかし、そのフィールドの多くは温度的に一般的なモバイルバッテリーの動作保証温度0℃〜40℃の外です。

これらの問題を解決するために2024年末に世界初の超高性能準固体個人向け電源「SSPB(Solid State Power Bank)」を発売した浜田電機株式会社とLuxxio合同会社。この第2弾となる「マグネット付きワイヤレス充電対応SSPB」が2025年12月末に発売されました。新型の大きな特徴は、マグネット式ワイヤレス充電への対応とデジタルインジケーターの搭載です。

なお準固体電池を採用した「SSPB」が一般的なリチウムイオン電池を採用したモバイルバッテリーと異なる点は大きく下記の4つだといいます。

「広温度」:保存温度が真冬の−40℃〜真夏の閉めきった車内を超える80℃に対応
「高安全」:釘が刺さっても落下してもセルが破損してもほぼ発火しない
「小型軽量」:リン酸鉄モバイルバッテリーの2倍超のエネルギー密度280Wh/kg
「長寿命」:サイクル寿命が一般的なモバイルバッテリーの約4倍である2,000回

冬の気温が−20℃を下回ることも珍しくない北海道で、季節に変わらずアウトドアを楽しむ筆者にとって「SSPB」は非常に頼もしい存在であると、初代から注目しており、12月末に発売された第2弾「マグネット付きワイヤレス充電対応SSPB」(以下「新型SSPB」)も早速導入して、使ってみたので、その結果をお知らせします。

筆者はブラック・ホワイト・ピンクのカラーリングのなかでもピンクが好きです。

おすすめのポイント

  • 保存温度−40℃〜80℃、動作温度−20℃〜60℃を実現
  • マグネット式ワイヤレス充電への対応で利便性向上
  • 軽くて薄くて小さいので常用のメインのバッテリーに
  • サイクル寿命が2,000回とランニングコストが安い
  • 電池残量が1%単位で正確に把握できる
  • 安全性が高く、発火などのリスクを忘れられる

気になったポイント

  • 導入費用(イニシャルコスト)の高さ
  • (欲を言えば)防水・防塵性があるとなお良し
  • 5,000mAhモデルか、10,000mAhモデルかを悩む

HAMAKEN WORKS「マグネット付きワイヤレス充電対応SSPB」の主なスペックと評価

項目5,000mAh製品スペック10,000mAh製品スペック
電池タイプ準固体電池
標準容量5,000mAh10,000mAh
定格容量3,200mAh(5V2A)6,500mAh(5V2A)
ポートUSB-C×1USB-A×1、USB-C×1
入力USB-C:5V-3A、9V-2A、12V-1.5A、18W(MAX)
出力USB-C 5V-3A、9V-2.22A、12V-1.67A、10V-2.25A(SCP)、22.5W(MAX)/ワイヤレス充電 5W、7.5W、10W、15W5V-3A、9V-2.22A、12V-1.67A、10V-2.25A(SCP)、22.5W(MAX)/USB-A 5V-3A、9V-2A、12V-1.5A、10V-2.25A(SCP)、22.5W(MAX)/ワイヤレス充電 5W、7.5W、10W、15W
ケース素材アルミ合金+PC+ABS
標準電圧3.85V
最大電圧4.4V
動作温度−20〜60℃
保存温度−40〜80℃
サイクル寿命2,000回(80%)
エネルギー19.25Wh38.5Wh
本体サイズ105mm×68mm×9.5mm105mm×68mm×17mm
本体重量約120g約200g
付属品取扱説明書、USB-C to Cケーブル30cm×1
保護機能入力過電圧保護、入力低電圧保護、出力過電流保護、出力過電圧保護、短絡保護、バッテリー過充電保護、バッテリー過放電保護、バッテリー過電流保護、IC過熱保護、充放電バッテリー温度NTC保護
Outdoor Gearzine 評価
広温度対応★★★★★
安全安心感★★★★☆
使いやすさ★★★★☆
携帯性★★★★☆
コストパフォーマンス★★★★☆

ずっと不安で心配だったバッテリー問題

夏や冬はバッテリー内蔵アイテムを車から移動していた

半ば諦めていますが、毎回バッテリーやバッテリーを内蔵したアイテムを積み降ろしするのは面倒です。

現在でこそ、モバイルバッテリーがその代表のようにいわれますが、ほぼすべてのリチウムイオン電池で発火・爆発の可能性はゼロではありません。当然、スマートフォンや携帯電話、ノートパソコン、イヤホンのバッテリーでもリスクはあるわけです。

そして、それらのバッテリーの動作温度は、大部分が0℃〜40℃。冬場の北海道なら普通に毎日0℃以下ですし、夏場の閉めきった車の中なら40℃など軽く超えてきます。そのため、筆者はキャンピングカーに詰んでいるバッテリーを内蔵したアイテムを、寒くなる冬、暑くなる夏はすべて、毎回下ろしていたのです。

当たり前ですが、面倒ですし、状況によっては降ろし忘れ、逆に使いたいときに積み忘れが発生します。それでも、動作温度や保存温度から外れた状態で使用したバッテリーから、発火して、家族で寝ているときにキャンピングカーが燃えたり、自宅の脇に止めた車から発火して自宅が延焼するといったリスクを考えると、車内に放置することはできなかったのです。

気を付けてはいるのですが、ちょっとのつもりで置いて、忘れることはよくあります。

ですが、準固体電池を採用することで、動作温度が−20〜60℃、保存温度が−40〜80℃となっているHAMAKEN WORKSの「SSPB」は、キャンピングカーでも、車中泊に使用する普通車でも、いちいち積み降ろしする必要がありません。これは大きなメリットです。

家族でのキャンプなど、持ち運ぶアイテムの多いシーンでは、すべてのアイテムの積み降ろしを管理するのは予想以上に困難になります。かといって、降ろし忘れは、最悪火災につながる可能性のあるリスクなのです。

実際、筆者は先日、家族で日本最速級の初日の出を見るために、根室の納沙布岬までキャンピングカーで行きました。そして、その後、新型「SSPB」なので、安心していたこともあるでしょうが、置き忘れ、暖房を切ったセンターインパネトレイに放置されているのを発見しました。このときの気温は−10℃。こんなリスクをHAMAKEN WORKSの「SSPB」は一掃してくれます。

利便性の向上した新型でも「SSPB」の安全に自覚症状はない

マグネット式ワイヤレス充電と電池残量のパーセンテージ表示はとても便利

マグネット式ワイヤレス充電に対応したことで使い勝手は格段の向上。

初代「SSPB」を導入した際にも同じことを思ったのですが、モバイルバッテリーや「SSPB」の安全性は安全であるものほど自覚することができません。安全性に問題のあるバッテリーなら膨らんだり、変形したりといった症状が出るのでしょうが、安全性が高いが故に自覚できる変化は起きないわけです。

また、釘を刺しても、落下させても、強い衝撃で破損しても発火の危険性は低いといいますが、これを実験するわけにはいきません。さらに入力過電圧保護、入力低電圧保護、出力過電流保護、出力過電圧保護、短絡保護、バッテリー過充電保護、バッテリー過放電保護、バッテリー過電流保護、IC過熱保護、充放電バッテリー温度NTC保護といった保護機能も目に見えるわけではありませんので、とても地味です。ただし、この安心感が非常に重要。

すでに初代「SSPB」を導入済みであったこともあり、筆者は新型「SSPB」との差が大きく感じました。初代「SSPB」は自覚できない安全性の高いモバイルバッテリーという地味な印象でしたが、新型「SSPB」はマグネット式ワイヤレス充電に対応したことで使い勝手が劇的に向上。

電池残量が1%単位できっちり表示されるのは、思う以上に使いやすいのです。

筆者はiPhone 16eを使っているのですが、活動時間帯はほとんどスマートフォンの背面に新型「SSPB」を貼り付けています。おかげで、スマートフォンの電池残量を気にする必要はありません。しかも必要な時には、常に持ち歩いている新型「SSPB」から各アイテムに電気を供給できるので、とても便利です。

さらに電池残量が初代「SSPB」では5段階のインジケーター表示だったのに対して、新型「SSPB」は1%単位のパーセンテージ表示になりました。これが電池残量にシビアなアウトドアシーンでは、どのタイミングで充電をするかといった判断が格段に行いやすく、使い勝手をアップしてくれています。

エネルギー密度が高いので実現した小型軽量

一般的なリチウムイオン電池より小さいので常用しやすいのが◎

10,000mAhモデルでも105mm×68mm×17mmと、小型で持ち歩きやすい。

高い安全性を実現したまま、使いやすさが向上した新型「SSPB」。最初はあまり意識していなかったのですが、安全性の高いモバイルバッテリーとしては、かなり小さいのです。10,000mAhモデルで105mm×68mm×17mm、約200g。5,000mAhモデルは105mm×68mm×9.5mm、約120g。

一般的なリチウムイオンのモバイルバッテリーと比べると劇的に小さい! といった印象ではないのですが、地味に小さい。理由は準固体電池のエネルギー密度にあるといいます。普通のリチウムイオンバッテリーのエネルギー密度が約250Wh/kgに対してSSPBが採用する準固体電池は約280Wh/kgとデータ密度が約1.1倍。

そのため小型軽量化しやすいわけです。しかも、準固体電池と同じように安全性が高い点が注目されている一般的なリン酸鉄リチウム電池は約110Wh/kg。準固体電池の半分以下のエネルギー密度となっています。

結果、新型「SSPB」はちょっと小さい。初代「SSPB」と比べても、10,000mAhモデルで新型が105mm×68mm×17mmに対して初代が112mm×68mm×17mmとわずかに小さくもなっています。この小ささが、1日中スマートフォンの背面に新型「SSPB」を貼り付けて使っている筆者にはかなり大きな使い勝手の差となっています。

冷静に考えるとランニングコストはリーズナブル

導入時にイニシャルコストの高さをどう考えるか次第

普段の使い勝手という点では、5,000mAhモデルが7,980円(税込)はかなりいいのです。

ある意味、真冬の北海道の低温も気にせず、真夏の車内への置き忘れに配慮する必要もなく、使いやすく、しかも軽量コンパクトな新型「SSPB」は、筆者のアウトドアフィールドでの理想形に近いモバイルバッテリーです。しかし、結構よいお値段なのです。

5,000mAhモデルが7,980円(税込)、10,000mAhモデルが9,980円(税込)。いまや、激安価格帯なら100均で1,000円も出せば、モバイルバッテリーが購入できてしまうことを考えると「SSPB」はかなり高価といえるでしょう。

しかし、ここで筆者は少し冷静に考えてみました。「SSPB」の特徴の1つである長寿命です。一般的なリチウムイオン電池は充放電が500回程度しかできません。これに対して「SSPB」は4倍の2,000回。また、新型「SSPB」はマグネット式ワイヤレス充電にも対応しています。

当然厚みは増しますが、10,000mAhモデルを貼り付けて使っていることも多いです。

この点を考慮して、最安クラスのマグネット式ワイヤレス充電対応のモバイルバッテリーが3,000円程度として、新型「SSPB」実勢価格9,980円とのコストパフォーマンスを比較してみました。結果は以下のとおりです。

一般的なモバイルバッテリー 3,000円/500回=約6円/回
新型「SSPB」10,000mAhモデル 9,980円/2,000回=約5円/回

導入コストは高いですが、ランニングコストで比較すると、実はかなりコストパフォーマンスが高いのです。毎日充放電しても約5年も使えるので、頻繁な買い替えの必要がなく、環境負荷が低く感じるのもアウトドア好きとしてはうれしいところです。

メインのモバイル電源は新型「SSPB」に

5,000mAhモデルか? 10,000mAhモデルか? は使い方次第

使い勝手の差に大きく影響するのは、実は厚さの違いです。

「SSPB」の最大のメリットは自覚できない安全性にあるのですが、自覚症状がないので、あまりにも地味です。ですが、アウトドアフィールドで使用する筆者にとっては、車からのアイテムの積み降ろしの軽減、降ろし忘れ、積み忘れによるリスクという精神的な負担が小さくなるといった自覚できるメリットもあります。

さらに新型「SSPB」はマグネット式ワイヤレス充電に対応しているため、筆者は対応するスマートフォンにほぼ毎日、いつも貼り付けて使っているので完全にメインのモバイル電源となっています。使用頻度も本気で高く、ランニングコストが低くなるのもうれしいところです。

安全性、利便性、アウトドアでの使いやすさといった点を考慮しても非常におすすめなのですが、問題は5,000mAhか? 10,000mAhか? どちらのモデルを買うべきかという点。今回、両方を試した筆者の結論は使い方次第です。

スマートフォンの充電がメインなら、より薄い5,000mAhモデルのほうが常時背面に貼り付けていても気になりません。ですが、スマートフォンの充電だけでなく、ほかのデバイスにも給電したいなら、より容量の大きな10,000mAhモデルがおすすめです。価格差はあまり大きくないので、使い方で判断するとよいでしょう。

筆者は2つを充電しては、交互にスマートフォンの背面に貼り付けているので、2個持ちがとても快適ですが、イニシャルコストがそこそこ高いので、これは使ってみてから考えるほうがよいと思います。

HAMAKEN WORKSの「マグネット付きワイヤレス充電対応SSPB」の詳細と購入について

製品の詳細についてはHAMAKEN WORKSの公式サイトをご覧ください。

【抽選プレゼント付きアンケート企画】アウトドアで「次に使ってみたい」モバイルバッテリーの電池タイプは?

今回のレビューにあたって読者の皆さんにアウトドアに関する質問にお答えいただく企画を始めてみます。

今回はアンケートにお答えいただいた方のなかから抽選で1名様に「5,000円分のAmazonギフトカード」をプレゼントいたします。応募は1人1回まで。興味のある方は下記のリンク先にあるアンケートページにて、メールアドレスと回答を記入いただき、応募(送信)ください。当選された方には後日ご案内をメールにてお知らせいたします。

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齋藤千歳(サイトウ チトセ・Saito Titoce)

元月間カメラ誌編集者。北海道の絶景や野生動物の姿を追い求めているうちに、キャンピングカー・車中泊でのアウトドアライフにどっぷりハマっていました。現在2歳の息子、そして妻と全道を巡っているうちにカメラ・レンズはもちろん、アウトドア・キャンプ、子育て、PCガジェット、料理に、ダイエットまで経験したすべてを撮影し、執筆するフォトグラファーライター。OUTDOOR GEARZINEではキャンプ及びキャンピングカーでの生活クオリティを上げる「QOCL(Quality of camping life)向上委員会」を中心にさまざまな記事を執筆していく予定です。

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