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ワークマンはランニングでもコスパ最強なのか?トレイルランナーが片っ端から試してみた 2018

このサイトでは早くから、山歩きで使えるコスパの優れたワークマンのギアを紹介してきました。今年は「じゃあランニングではどうなんだ?」そんな声に応えるべく、普段からトレイルランニングを親しむ筆者が実際にタウンからトレイルまで、いろいろと着まくってみました。

大手メーカーのランニングウェアの機能性は格段に進化しています。タウンランニングで使用するにはデザイン優先で選択しても安心できるものが多くなりました。ただし専門メーカーの製品は上下で1万円前後が相場となりランニングもそこそこ初期費用が掛かるスポーツになってきたのです。また、大会エントリー費の高騰もあり一部ではマラソンブームも頭打ちなんて情報もある時代にワークマンのウェアは初心者から上級者までを満足させあらゆるシーンに対応できるのか。そしてブームを支える存在になれるのか。

2019.07.04、最新レビューを公開しました。↓↓↓

今年もワークマンの新作ランニングウェアでロードからトレイルまで走り込んでみた 2019

安いだけじゃないの?コスパ最強は本当なのか?

春夏モデルに求められる機能性は何よりも速乾性。最近の街ランではお店で寄り道休憩なんて当たり前、オシャレランナーは速乾アイテムが必須。ここだけは厳しくチェックしつつレビューしたいと思います。

テスト期間は4月下旬から5月上旬にかけての3週間。走るだけでなく寝る時にも着用したりと、寝ても覚めてもワークマン一色の生活をしながら使い心地を徹底的に調べてみました。

目次

  1. クールシールドNEO クールスリーブ(オススメ度★★★★☆)
  2. クールシールドNEO タープ付きクールキャップ(オススメ度★★☆☆☆)
  3. MOVE ACTIVE フルレギンス(オススメ度★★★★★)
  4. ICE ASSIST 接触冷感コンプレッション半袖ミドルネック(オススメ度★★★☆☆)
  5. ICE ASSIST 接触冷感コンプレッション長袖ハーフジップ(オススメ度★★★☆☆)
  6. ICE ARMOUR 半袖クルーネック(オススメ度★★★★★)
  7. クロスワーク立体成型半袖ローネック(オススメ度★★★★☆)
  8. クロスワーク接触冷感カモフラミドルネック(オススメ度★★★★☆)
  9. 肌がさらさらZERO DRY半袖Tシャツ(オススメ度★☆☆☆☆)
  10. MOVE FLASH STRETCHジャケット(オススメ度★★★★☆)
  11. 高撥水シェルジャケット(オススメ度★★★★★)
  12. 透湿レインスーツSTRETCH(オススメ度★★★★☆)
  13. まとめ

1. クールシールドNEO クールスリーブ(オススメ度★★★★☆)

吸汗速乾に優れたクールスリーブはオールシーズン使用できる優れもの。程よい締め付けをは手先がしびれたり冷えたりすることなく長時間使用できるコンプレッション素材。フルマラソン以上の長距離でも使える満足の装着感だった。フリーサイズのつくりで長めの尺でしたがダブつくようなことはなく快適なのでポーチに入れておくには良いアイテム。特にトレランでは藪や枝から腕を守ってくれるアームカバーとして使える。通常のメーカー製の半額以下で購入できるから穴があいても気にならないのは嬉しい。

2. クールシールドNEO タープ付きクールキャップ(オススメ度★★☆☆☆)

インナーキャップと侮ることなかれ。首を日焼けさせないタープ付きだから通常キャップとのあわせ技で熱中症予防になるアイテム。首汗を気化熱に変え涼しさを保ってくれるので疲れにくく長く走れます。

クシャクシャに丸めても平気な素材なので携帯しやすいのもポイント。この手のアイテムはファッショ性よりも機能性重視なので万人受けしませんが真夏の使用に限定すればイチオシアイテム間違いなし。また、トレイルであればこれ1枚でもワイルドに着こなせそうです。

3. MOVE ACTIVE フルレギンス(オススメ度★★★★★)

ランニングギアとしてイチオシ最強の絶対アイテムです。速乾性◎なのでフルレギンスでも不快にならずに着用できます。またスソファスナーがあるので熱くなっても織り上げればより涼しく熱を開放してくれました。コンプレッションは弱めなので普段のサイズ通りにチョイスできるから丈の心配もなし。裁断にこだわった成型は股下にゆとりがあり足上げをジャマせずトレランでも使いやすいアイテムでした。リフレクト(反射素材)を3か所に配置してるのでナイトランでも安心。ワークマンの反射素材は働く現場を知ってるだけあり反射率が高いのも安心要素のひとつでした。但しヒップ部のリフレクターはシャツによっては隠れてしまうこともありました。さらにヒップ部にはジップポケットがあり軽いジョグならばキー&小銭をもって出かけられるのはグッドポイントでした。

4. ICE ASSIST 接触冷感コンプレッション半袖ミドルネック(オススメ度★★★☆☆)

タウンランニングを強く意識したデザインで本当にワークマンですか?と思えます。オシャレな見た目に一撃され街ランでは重宝するアイテム。コンプレッションは強めでタイトなつくり。長距離走ではもう少し緩めの方が疲れない印象。窮屈が苦手ならワンサイズあげての選択もありでしょう。速乾性◎トレイルでザック着用でも背中はサラサラでした。縫製がしっかりしているので耐久性は安心。ところが脇下の縫製部分が厚めなのが残念ポイント。そこに脇があたると脇ズレの原因になるので長距離ランでは対策を忘れずに!また、脇前部分に配置されている脇メッシュは素材のちがいもあり速乾性は弱めなので好みがわかれるところだが心配するレベルではない。総じて1枚あれば安心のアイテム。

5. ICE ASSIST 接触冷感コンプレッション長袖ハーフジップ(オススメ度★★★☆☆)

上記4.製品のロングスリーブ版なので着心地感は同様です。大きな違いはハーフジップによる胸元の熱開放。特にトレランでは夏場でも転倒によるケガなどを想定し長袖着用も多く、ジッパーはありがたいポイント。ジッパー全開で走り続けました。但し登りでは首を上下させることも多くアゴとジップ部分との緩衝は不快でした。あったらいいなチンカバー(あごにジップがあたらない機能)と思えましたが1500円ならば満足の1枚でしょう。

6. ICE ARMOUR 半袖クルーネック(オススメ度★★★★★)

手にした瞬間に強く感じたのは接触冷感のへの驚き。真夏のランをおアシストする素材に思えました。速乾性◎でストレッチもよく効いています。街から山までフィールドを選ばずに使えます。コンプレッション弱めなので腕振りしやすく快適でした。耐久性のあるナイロン素材ですが肌への優しさがあり着心地は抜群です。サイズ感は普段通りのチョイスがおススメ。半袖でも袖が短めのフォルムはスポーティーな印象を強め走りたい気分にさせてくれる1枚でした。フラットシームのつくりにより肌トラブルを起こさずに動けるのはスポーツウェアでは常識なのですが半袖も長袖も980円で手に入るのは感動です。

7. クロスワーク立体成型半袖ローネック(オススメ度★★★★☆)

コンプレッション強めでもホールド感が良いので動きやすく長距離走でも快適でした。また、フラットシームの恩恵で着心地◎。フリーサイズのつくりは丈がながく試着がおススメです。少し厚手の生地なので速乾性〇ですが透け感がないのでエアコンの効いたスポーツクラブでは積極的に使用しました。背面のクロスワークのサポートは弱めなのでランニングフォームを邪魔しないところも気に入りました。ナイロン90%の生地ですが肌にやさしく疲労抜きのジョグでは使いたい1枚です。

8. クロスワーク接触冷感カモフラミドルネック(オススメ度★★★★☆)

上記7.製品のロングスリーブ版に接触冷感を備えたモデル。よって成型が同様なので着心地は同様でした。接触冷感機能にあわせてポリエステルが多めの生地ですが多少のごわつきはありますが気にならない程度です。接触冷感をあまり感じることはありません。カモフラデザインとシルエットの美しさが際立つモデルで、疲労抜きのジョグの時に着用したい1枚でした。

9. 肌がさらさらZERO DRY半袖Tシャツ(オススメ度★☆☆☆☆)

ポリプロピレンにより汗戻りの少なさは感じました。素材はポリエステル100%で柔らかい印象のある生地です。長時間のランニングでは汗戻りゼロとはいきませんが着心地◎でした。長時間使用ではやはり速乾性△も落ちてしまうためランニング以外のウォーキングやハイキングなどの軽めの有酸素スポーツで使えるシャツです。よって日常使いならばコレが1番でした。

10. MOVE FLASH STRETCHジャケット(オススメ度★★★★☆)

再帰反射プリントの反射率はそこまで高くないのでナイトランではハンドライトやヘッドランプは欠かせません。撥水性や防風性は兼ね備えていませんが成型が絶妙でタイトなつくりがランニングをジャマしないジャケットなのです。ストレッチ性も高く動きやすいのもポイントで雨さえなければガンガン使えました。素材はポリエステル100%で通気性が良いので速乾性△ですが気にするほどではありません。ナイトランだけではなくレストポイントで羽織れるので、街ランの際には是非携帯したい1着でした。

11. 高撥水シェルジャケット(オススメ度★★★★★)

220グラムの軽さは丸めてポンOKの携帯性◎のジャケット。街ラン用にもありですが、春から秋までの低山トレランにもっていきたいジャケットNo.1。何より1,900円でコレは考えられません。テフロンの撥水性と防汚性は極めて強いので雨でも気にせず走れました。

但し汗抜けは悪いので、ポケットにベンチレーション機能を備えるがランニング時では不十分なので着脱回数が増えてしまうがコスパを考えれば十分満足でした。一着あれば使い倒しても気にならないコスパ最強ジャケットでした。

12. 透湿レインスーツSTRETCH(オススメ度★★★★☆)

上下をランニングで使うには重量がありすぎて不向きですが使えないわけではありません。よりキャンプや釣りなどのアクティビティーであれば十分満足できるものです。4,980円でストレッチ性を備えたレインスーツが購入できるとは恐れ入りました。防水性&透湿性はコスパで行けば最高峰です。某スポーツメーカの上下18,000円程度のレインジャケットより機能は優れていましたし重量は変わりませんでした。ストレッチ性により足上げがスムーズでパンツは案外軽いのに感動しました。パンツのみの別売りでは1,900円なのでコスパ高いす。というのは、トレランではレイン上下携行をレギュレーションにする大会が多いですが、有名メーカーではパンツだけで20,000円ほどです。しかも、実レースでは上着しか使わないことが多くそれはもったいない。ところがコレなら激安。シームテープ加工もされているし、パンツは意外と軽量なのでアリアリなのです。これなら山で転倒して穴があいても気にならないからトレラン用に携行したいパンツでした。

まとめ

以上、ランニングで使えそうなアイテムを片っ端から評価してみました。振り返ってみてあえて3つ選ぶとすれば、コスパ最強1位はMOVE ACTIVE レギンス。2位はICE ARMOUR 半袖クルーネック。3位はMOVE FLASH STRETCH ジャケット。トレランなら高撥水シェルジャケット。特別賞は透湿レインスーツSTRETCH のパンツ。ランナー仲間にもワークマン商品を多用する選手も多く、先日開催の某100マイルトレラン大会で使用している選手もいました。働く人をサポートするウェアには機能性が充実していてランニングウェアとして真価を発揮するものも多い。何よりも安くゲットできるのは宝探し的要素があり、使えるアイテムにであえれば感動してしまうのです。年々バージョンアップをする商品が多く、今後も目が離せなそうです。

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東條 一矢

茨城県に育ち学生時代は水泳を中心に活動。社会人でトライアスロンデビュー。社会人1年目に第1回日本山岳耐久レース(=ハセツネ)を完走。マウンテンスポーツの達成感に心酔する。30代で埼玉県に転居独立。奥武蔵をT氏に案内されトレランとウルトラマラソンに魅了される。現在では国内のトレイルレースを中心に活動。信越五岳、上州武尊、KOUMI100のロングレースを連戦完走。また、NPO法人小江戸大江戸トレニックワールド、NPO法人彩の国ウルトラプロジェクト(SUP)でレースサポートを手掛ける。またギアの性能を引きだしトレランの安全確保の啓蒙に励んでいる。

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