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今年こそ解決したいキャンピングカーの乾燥! AND・DECOの「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」が思った以上のジャストフィット

冬のキャンピングカー旅、非常に楽しいのですが、問題になるのが乾燥! FFヒーターを常時使っているので驚くほど、空気が乾きます。結果、ノドが痛くなったり、子どもの乾燥肌がひどくなったりと問題が多数。そこで「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」を持ち込んでみました。

AND・DECOの「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」とは

到着した「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」。シンプルなデザインのダンボールに入っていました。

アルカリ性電解水で高い除菌力を発揮する超音波式加湿器

キャンピングカーに乗っている人なら、みなさん共通の悩みといっていいのが、夏の暑さと冬の乾燥でしょう。筆者も毎年、夜寝ている間のキャンピングカーの厳しい乾燥に悩んでいます。

ノドの調子は悪くなるし、4歳の息子は乾燥肌でカイカイになってしまいます。子どもとお出かけがしたくてキャンピングカーを買ったのに、子どもがキャンピングカー嫌いになっては本末転倒です。

そこで、毎年なんらかの乾燥対策をするのですが、今年はもう思い切って家庭用の加湿器を思い切ってキャンピングカーで使おうと考えたわけです。しかし、大容量で簡単に水がこぼれる構造の加湿器は問題外です。とはいえ、基本的に揺れない場所で使うことが前提になっている家庭用の加湿器は基本的に簡単に水がこぼれます。

タンク、本体、フタ、ACアダプターの4つパーツにわかれます。このことがキャンピングカーで使うには水がこぼれそうで怖いのです。

そのため各パーツを100円ショップのマジックテープなどでとめておくことができそうなシンプルで小型なものを探していたところ、AND・DECOの「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」(実勢価格:税込1万円前後)をみつけたのです。

直径19.5cmで高さは30.6cmとコンパクト、タンク容量も2Lとさほど大きくなく、最大加湿量は300ml/h。最大対応面積が8畳で、プレハブ住宅の8畳に対応するので、キャンピングカーで使うには十分な加湿力をもっているといえるでしょう。

「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」のフタ部分。これもほとんど乗っているレベルの結合力でタンクとつながっています。

そして、決定打はアルカリ性電解水を自動生成して除菌を行う電解水生成機能付きの超音波加湿器であることです。これによって比較的菌などが繁殖しやすいといわれる超音波式加湿器の弱点を克服しているといいます。

子どもファーストな我が家としては、加湿器に除菌機能がついていることは大きなアドバンテージといえるわけです。そんな「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」を実際にキャンピングカーで使ってみました。

おすすめのポイント

  • 約6~7時間で水がなくなり自動停止すること
  • 除菌を行う電解水生成機能付き
  • キャンピングカーにも合うコンパクトサイズ
  • 電気消費量が小さいのが大きなポイント
  • 最大加湿量300ml/hと比較的パワフル

気になったポイント

  • 走行時には水をなくしておく必要がある
  • 転倒時に中の水が豪快にこぼれ出る

主なスペックと評価

項目AND・DECOの「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」
サイズ約幅19.5×奥行き19.5×高さ30.6cm
コード長約1.8m
材質PP
重量約1.4㎏
カラーオフホワイト/ミストグレー
タンク容量約2L
連続加湿時間約6~20時間
最大加湿量強・約300ml/h/中・約200ml/h/弱・約100ml/h
付属品取扱説明書×1/保証書×1/専用ACアダプター×1/掃除用ブラシ
Outdoor Gearzine 評価
加湿力★★★★☆
安心さ★★★★☆
便利さ★★★★☆
節電性★★★☆☆
コストパフォーマンス★★★☆☆

「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」を設置してみた

走行時の転倒に備えて改造しようと考えたが……

満水容量2Lのタンク。このタンクの容量と最大加湿量のバランスがキャンピングカーでの使いやすさに大きく影響するとは思っていませんでした。

キャンピングカーで使う加湿器を選ぶ際に、筆者は省電力で加湿力が大きく、タンク容量が小さく、除菌機能のあるものを探しました。普通は省電力で加湿力が大きく、タンク容量が大きく、除菌機能があるものを探すと思いますが、タンク容量が小さいものを探したのです。

理由は、タンク容量の多い加湿器ではタンクいっぱいに水を入れた状態で、子どもが加湿器を倒したり、キャンピングカーの走行時の揺れで倒れたりしたときに被害が大きくなると考えたからです。

超音波発生装置を含む「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」本体部分。この部分もメンテナンスなどのために簡単に開けられる必要があります。

また、省電力で加湿力が強いとなると、スチーム式は消費電力が大きすぎますし、気化式は短時間での加湿力という面で不安があり、ほぼ超音波式一択になります。そして除菌機能があり、タンク容量が小さくコンパクトという基準で選択したのが「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」です。

しかし、実際に設置してみると、最初からわかってはいたのですが、本体の上にタンク部分が乗り、その上のフタも軽く乗せてある程度で、倒れたら、それぞれのパーツはバラバラになり、水はすべてこぼれてしまう構造。キャンピングカーの走行時の振動などにも耐えられそうにはありません。

アロマオイルを染み込ませて利用できるアロマトレイも付属しています。リラックスタイムにも利用できそうです。

そこで筆者はフタとタンク、タンクと本体を100円ショップで売っている粘着式のマジックテープなどで固定して、倒れてもすぐにそれぞれのパーツがバラバラにならず、こぼれ出る水を最小限に抑えようと考えました。

ですが、マジックテープなどを貼り付けると、インテリア性の高い「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」の見た目はかなり悪くなります。そこで筆者はまず実際にキャンピングカーで使ってみて、どこまで湿度が上げられるかを確認しました。

実際にキャンピングカーで「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」を使ってみた

満水で2Lの水を入れられるタンク。入れる水の量と加湿の強さを調整すれば、水がなくなるタイミングも調整可能でしょう。しかし、ちょっと面倒。

車内の湿度は30%から50%近くになり、それ以上に意外だったのは……

おそらくキャンピングカーに加湿器を設置しようと考える、ほとんどの方はキャンピングカーをオートキャンプ場や道の駅などに止めた状態、キャンピングカーの中でくつろいだり、眠ったりするときに加湿器を使おうと考えているでしょう。

冬の走行時に暖かい室内を加湿するとフロントガラスなどが曇るので、走行時の加湿は危険だと思います。当然、筆者も目的地などでキャンピングカーを止めて、夕食をとり、翌朝起きるまでの時間、キャンピングカーの中を加湿してほしいと考えています。

睡眠時間は6~7時間くらいでしょうか。寝る前に加湿器を満水にして、朝起きるときに水がなくなっていれば、その後加湿器を片付け忘れても水がこぼれ出ることはありません。

FFヒーターオンで加湿器なしの冬のキャンピングカーの室内。外は零下前後です。湿度は30%程度しかありませんので、ウイルスなどの活動も活発になりそうです。

「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」のタンク容量は2L、強加湿時の加湿力は300ml/h、理論値なら6時間半程度で満水にした水はなくなるはずです。これなら残った水を捨てる必要もなく、かなりお手軽でしょう。

そう考えて、湿度約30%、室温は20度程度になっていた我が家のキャンピングカーで「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」を強稼働させました。加湿量は300ml/hです。スイッチをオンにすると「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」からミストが立ちのぼります。

人間が快適に過ごせる湿度は40?60%、50%前後がちょうどいいといわれていますが、自宅は息子が乾燥肌気味なので60%程度で湿度管理しています。そのためキャンピングカーでも「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」で60%近くまで湿度が上がると理想的なのではと考えていました。

助手席の後ろに配置した「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」。ミストが床に落ちて汚れないように少し高めのところに配置するのがおすすめです。

実際には加湿器をオンするまで約30%であったキャンピングカーの室内の湿度は、強運転すると約1時間ほどかけて40%近くまで上がり、さらに1時間前後かけて45?50%程度まで上がった後、頭打ちになり、そのあと理論値どおりの約6時間半で水がなくなり、運転をストップ。その後30分ほどで湿度は40%程度に、さらに数時間かけて湿度30%ほどに戻っていきました。

結果からいうなら、理想としていた60%までは湿度は上がらないものの、十分快適な50%前後までは「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」の力だけで加湿できることがわかりました。

ほぼ満水。推奨水位をわずかにオーバーするくらいまで水を入れたところ。この状態でキャンピングカーを走らせたら、絶対に水がこぼれます。

しかも、その日の宿泊地を決めて、キャンピングカーを止めたところで加湿器をオンにして、食事やお風呂を済ませたあと、寝る前に「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」を満水にしておけば、6時間半後には水切れ自動停止機能で運転は自動停止します。そこから30分程度経つ7時間後までは40%以上の湿度が保たれるのでかなり便利といえます。

何度か実験すると、その日の気温や湿度などによって、満水にした水がすべてなくなるまでの時間には差が発生するので、注意してください。

これにお風呂で使ったタオルや洗濯物などをキャンピングカーの室内で乾かすと、さらに湿度はアップするので、実際にはさらに快適でしょう。しかも、翌日の出発時にはタンクは空ですので、水がこぼれる心配もありません。かなりいい感じ。

まとめ:「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」はいろいろちょうどいい

強加湿に設定したところ。これで加湿力が300ml/hです。これで30%程度であった湿度が約2時間で50%前後まで上がりました。

筆者のキャンピングカーライフサイクルに予想以上にぴったりだった

実際に導入する前にはAND・DECOの「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」をマジックテープなどで改造して使うしかないと思っていたのですが、筆者のキャンピングカーライフサイクルと「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」の相性がよく、現在のところ無改造でそのまま使っています。これは意外でした。

また、キャンピングカーでは気になる電気消費量ですが、強運転だと21W前後消費しているので7時間使うには150Whほどの電気が必要になります。この点にも留意が必要でしょう。

目的地もしくは宿泊地にキャンピングカーを止めて、レジャーや温泉、お風呂、食事などを楽しんだあとに、だいたい睡眠時間は7時間前後という方なら「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」は大きくの方のキャンピングカーライフサイクルにフィットするのではないでしょうか。

キャンピングカーのサイズや諸条件などによって異なりますが、「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」のおかげで、とりあえず筆者のキャンピングカー冬の乾燥問題に目処が付いたと思っています。かなりうれしい。

AND・DECOの「2L 上部給水式 電解水生成機能付き 超音波加湿器」の詳細と購入について

製品の詳細についてはARMONIAの公式サイトをご覧ください。

齋藤千歳(サイトウ チトセ・Saito Titoce)

元月間カメラ誌編集者。北海道の絶景や野生動物の姿を追い求めているうちに、キャンピングカー・車中泊でのアウトドアライフにどっぷりハマっていました。現在2歳の息子、そして妻と全道を巡っているうちにカメラ・レンズはもちろん、アウトドア・キャンプ、子育て、PCガジェット、料理に、ダイエットまで経験したすべてを撮影し、執筆するフォトグラファーライター。OUTDOOR GEARZINEではキャンプ及びキャンピングカーでの生活クオリティを上げる「QOCL(Quality of camping life)向上委員会」を中心にさまざまな記事を執筆していく予定です。

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