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【実勢価格3万円を切る500Whポータブル電源】「EBLポータブル電源500W」は年に数回しかキャンプに行かないという一般家庭にもおすすめ【QOCL向上委員会 #004】

キャンピングカーでの旅行などの実体験を含め、ポータブル電源のレビュー記事を何度か執筆してきた筆者がポータブル電源のスペックでもっとも重視するのは「価格、大きさ、重さ」にプラスαして、「容量と定格出力(瞬間最大)」です。

そんな筆者が普段使っているモデルは「EBL ポータブル電源1000W」なのですが、今回より小さめサイズの新製品「EBL ポータブル電源500W」を使ってみたところ、「普通の家庭で使うならよりコストパフォーマンスの高い『500W』のほうがおすすめ!」という結論に至った理由をみなさんに解説します。

EBLのポータブル電源とは?

筆者が実際にクリップオンストロボなどに使っているEBLのニッケル水素充電池とその充電器。感動的に高性能ではありませんが、不満を感じたこともありません。

1998年から20年以上電池、電池充電器などを作っている老舗メーカー

EBLポータブル電源500W」を作っているのは、EBLという中国メーカーです。中国メーカーというと警戒する人も多いですが、コストパフォーマンスの高いポータブル電源は現在そのほとんどが中国系メーカー製と言ってもよい状況。価格を無視できる経済力がある方を除くと多くの方が中国メーカー製もしくは中国製のポータブル電源を選択するのが一般的といえるでしょう。

とはいえ、まったく知らないブランドの比較的高額商品であるポータブル電源をいきなり購入するのはかなり勇気がいるはずです。そのため、もう少しEBLについて知りたいという方はAmazonなどで同じEBLのニッケル水素充電池と充電器のセットを試しに購入することをおすすめします。その品質をチェックすれば、一部中国メーカー製の「安かろう、悪かろう」といったイメージからはかけ離れたメーカーであることが実感できるでしょう。ちなみに筆者も自宅でEBLのニッケル水素充電池を愛用していますが、特に問題を感じたことはありません。

ちなみに筆者は2022年にはじめてEBLポータブル電源1000W」のレビュー記事を書いており、そこから約1年、特に大きな不満もなく「EBLポータブル電源1000W」を使っています。そんな筆者に、電気容量が約半分で大きさのほとんど変わらない「EBLポータブル電源500W」のレビューをしないかという話がやってきました。基本的にポータブル電源なんて容量の大きい方が正義とすら思っていた筆者は約500Whでどこまで使えるの? といったちょっと意地悪な疑問を持ちながら、実際に試してみたわけです。

おすすめのポイント

  • 消費電力の大きな家電を使わなければ十分な容量519Wh
  • アウトドアでの使用頻度が低い一般家庭でも非常としても十分な低価格
  • パススルー時にAC(家庭用)電源は使えないが(要確認)パススルー充電に対応※
  • 最大10デバイスまでの同時充電が可能
  • ソーラーパネルからの充電に対応している
  • USB PDの60Wに対応するのでノートパソコンなどに便利

※パススルー充電には対応していますが、バッテリーの性能保護のため充電時にAC電源を使用しないことを推奨しています。

気になったポイント

  • 短時間充電に対応した急速充電モードなどはない
  • 「EBLポータブル電源1000W」とほとんど大きさが変わらない

主なスペックと評価

項目EBLポータブル電源500W
容量140400mAh/519Wh
定格出力500W (瞬間最大1000W)
出力波形純正弦波
サイズ約292×202×194mm
重量約6.8kg
入力AC充電入力(100-240V)、ソーラー充電入力(12-26V)、シガーソケット入力(12V/8A)
出力AC出力×2(100V±10%/60Hz)、DC出力×2(14V/8A)、USB-A出力×3(QC3.0/18W)、USB-C出力×1(PD60W)、シガーソケット出力×1(14V/8A)、ワイヤレス充電器×1(10W)
充電温度0-40℃
操作温度-10-40℃
電気容量★★★★☆
定格出力★★★☆☆
大きさ・重さ★★★☆☆
使い勝手★★★★☆
コストパフォーマンス★★★★★
所有安心度★★★★☆

詳細レビュー

500Wでできること、できないこと:電子レンジさえ諦めればアウトドアでは500Wクラスでほぼ十分

本体前面の左上に大きく「500Watts」と記載されている「EBLポータブル電源500W」。実際には519Whと500Whよりも容量は少し多いです。

今や普段からアウトドアやキャンプを楽しむ人でなくても、災害時や非常時用として必須といった印象のポータブル電源。しかし、買うとなると、どこまでの容量がいるのかに悩んでしまうでしょう。実際のところ、お金を出せば、いくらでも大容量のものが存在しますし、大きさや重さもどんどん増していきます。そこで筆者は価格は10万円以下、重さは私も妻もなんとか片手で取り回せる10kg以下と考えて、ポータブル電源を探したのですが、この予算感だと大容量のもので1000Whクラス。予算的に余裕があるのは500Whクラスといったところです。そして、筆者は予算ギリギリで100Wのソーラーパネルも購入可能だった「EBLポータブル電源1000W」と「EBL ソーラーパネル100W 20V」を実際に導入しました。しかし、当時の合計額は約85,000円。

筆者の場合、比較的頻繁にキャンピングカー旅などに出掛けるので10万以下なら納得なのですが、年に数回しかキャンプなどに行かない、基本的には非常時と災害時用という方にとっては少し高すぎるのではないでしょうか。そこで予想以上に魅力的になってくるのが、今回テストした「EBLポータブル電源500W」のような500Whクラスです。しかも「EBLポータブル電源500W」は1000Wに比べてかなりリーズナブル。

ポータブル電源の1000Whクラスである「EBLポータブル電源1000W」と500Whクラスの「EBLポータブル電源500W」を比べると電池容量が約2倍違い、定格出力が1000W(瞬間最大2000W)に対して500W(瞬間最大1000W)という違いあります。実際には、例えば500Wの電気ストーブがあるとすると理論値では「EBLポータブル電源1000W」なら約2時間使え、「EBLポータブル電源500W」なら約1時間しか使えないのです。

ところが1000Whクラスにしたところで家電のなかでも消費電力の多いクーラーやヒーターといった冷暖房系の家電は1000W近い電力を必要とすることが多く、結局1時間程度しか動作せず、実用といった部分では、あまり大きな効果が期待できません。そのほかの消費電力の大きい家電というと食器洗浄器、IH調理器、アイロン、オーブントースター、電気ポット、アイロン、洗濯機、乾燥機、掃除機などがありますが、アウトドアや非常時にわざわざ貴重な電力を使ってまで、動かす必要を感じないものが大部分といえます。唯一冷蔵庫は大きさや消費電力にもよりますが、短時間の停電であれば数時間程度は動作させることができるので、大容量の1000Whクラスのほうが優位かもしれません。ただし、いつまで続くか分からない停電の最中にポータブル電源の貴重な電気を冷蔵庫に割り振るには相当の決断が必要でしょう。

これらの消費電力の大きな家電のなかでもポータブル電源の電気を消費してでも短時間で使いたいと思うものが筆者のなかでは電子レンジです。多くの場合数分の利用時間で使えるので実際の消費電力が小さいのも魅力といえます。ただし500Wや600Wの電子レンジでも瞬間最大が2000W近い製品も多いので筆者は「EBLポータブル電源1000W」を選択したといえます。要はキャンピングカーでの旅で電子レンジが使える電源を確保したかったのです。

この電子レンジを除くと筆者はほとんど使用しないのでわかりませんが、ヘアドライヤーは比較的短時間に大きな電力を消費し、アウトドアや非常時でも使いたい家電といえるのではないでしょうか。逆にいうと電子レンジとヘアドライヤーを諦めれば、ポータブル電源の電気を使ってでも動作させたい消費電力の大きな家電はほとんどないかと思います。

逆に絶対に使用したいスマホやタブレットといったモバイル機器は元々バッテリー駆動のための数W〜十数Wで動作するので「EBLポータブル電源500W」のように500Whもあれば数十時間は駆動しますし、比較的消費電力の大きなノートパソコンでも消費電力は50〜120W程度と言われているので、最低限必要なメールチェック程度であれば内蔵バッテリーを合わせて、数日間は問題なく使用できるはずです。これらを実際に試すため、新千歳空港からほど近いフォーエバーキャンピングパラダイスに「EBLポータブル電源500W」を持ち込んで実際に実験してみました。

テストには家庭用電源(AC電源)で100%まで充電した「EBLポータブル電源500W」を使用しました。シガーソケットやソーラーパネルからの充電にも対応します。

100%まで充電した「EBLポータブル電源500W」でまずはノートパソコンを使用

朝のメールチェックを想定して約90分「EBLポータブル電源500W」でノートパソコンを使ってみました。

実際にフォーエバーキャンピングパラダイスに「EBLポータブル電源500W」を持ち込んで、電池持ちのテストを行う前に数回0%状態から100%までの満充電実験を自宅のAC電源(家庭用電源)で行いました。スペック表などには充電時間は7〜8時間と記載されていましたが、我が家の環境では数回0%→100%充電を行いましたが5〜6時間ほどで充電終了したことはお知らせしておきます。

しっかりと充電して519Whが満充電となった「EBLポータブル電源500W」でまず最初に実験したのがノートパソコンでの電力消費です。ポータブル電源本体はしっかりと充電してから持ち込んだのですが、筆者のノートパソコン「MacBook Pro 13-inch 2017」の内蔵バッテリーは35%程度しか充電されていないところから、充電しながら動作させていることをお断りしておきます。また、長めのメールチェックなどを想定して90分、1時間半ほど駆動させ、電力消費が多くなるようにOUTDOOR GEARZINEのYouTube動画を連続再生しました。

時間(分)割合(%)消費電力(W)
010059
159958
309750
459540
609434
759233
909123

結果としては1時間半Wi-Fiを使って動画の連続再生をさせて「EBLポータブル電源500W」のバッテリーは9%減少しました。消費電力が徐々に減少しているのは、最初約35%しか充電されていなかった「MacBook Pro 13-inch 2017」内蔵バッテリーが90分後には100%まで充電されている影響が大きいと考えられます。また「MacBook Pro 13-inch 2017」はUSB PD 60Wに対応しているので、AC電源は使用せずUSBで直接給電し実験しました。可能な場合はAC電源を使用しないほうがポータブル電源の電気を効率よく使用できるのでおすすめです。

朝から1時間半ノートパソコンを使ったとしても消費電力は10%以下でした。

日常的に多くの人が使うモバイル家電のなかでも消費電力の大きなノートパソコンを使っても1時間半で使用した電気は10%以下とかなり優秀な結果です。

雲の切れ目が見えたので「EBL ソーラーパネル100W 20V」で充電してみた

EBLのソーラーパネル「EBL ソーラーパネル100W 20V」。筆者はキャンピングカーに積んで「EBLポータブル電源1000W」の充電にも使用しています。

実験当日は非常に暑かったのですが、雲が多く太陽の光が遮られることの多い条件でした。そのため太陽の光の少し陰るだけでも影響の大きいソーラーパネルでの充電は実験できないかと思っていたのですが、雲の切れ間が見えたので「EBLポータブル電源500W」に対応する「EBL ソーラーパネル100W 20V」(実勢価格15,000円前後)を使ってソーラーパネルでの充電実験も行ってみました。

時間(分)割合(%)消費電力(W)
09143
159328
309424
459624
609619

約1時間で5%充電されました。ノートパソコンを1時間半使用した際に消費した電力の半分以上を回収したともいえますが、ソーラーパネルは太陽の光がどれだけ当たるかにとても大きな影響を受けます。実験を行った当日の空模様は下に掲載した写真のとおりです。「EBL ソーラーパネル100W 20V」が十分な実力を発揮するには雲の多すぎる天候だったといえるでしょう。スペック表などによると「EBL ソーラーパネル100W 20V」は約7-9時間で「EBLポータブル電源500W」を満充電できる性能を持っているそうです。災害時や長期のキャンプなど充電を行える電源の確保が難しい条件では、晴れていればかなり高速でポータブル電源を充電してくれるソーラーパネルは購入を検討したい重要なオプションといえます。EBLでは100Wタイプのほかに200Wタイプも用意されているので、使い方に合わせて選択できるのもうれしいところです。

天気は悪くないのですが、雲の多い天候。ソーラーパネルの実験には不向きでしたが、1時間で5%ほど充電が行えました。

非常時にもアウトドアでも頼りになる扇風機を2台回しても余裕

暑さ対策としては電気消費量の大きすぎるクーラーなどに比べて現実的な扇風機。テストでは2台の扇風機を同時に使用するという意地悪な条件を採用しました。

アウトドアでも、非常時でも夏のシーズンはどうやって涼をとるかが重要な問題になります。普段から自宅で使っているクーラーやアウトドアでもスポットクーラーなどが使えればよいのですが、消費電力が1,000Wを超えてくるような製品が多いクーラーは500Whクラスの「EBLポータブル電源500W」はもちろん1,000Whクラスの「EBLポータブル電源1000W」ですら1〜2時間使えれば上出来です。ただし1時間程度クーラーを動かすために手持ちのポータブル電源の電気をすべて使ってしまうのは賢い使い方とはいえないでしょう。

そこで現実的な使用方法となるのが、扇風機やサーキュレーターです。筆者は普段自宅でも使っているタンスのゲンの「JH01サーキュレーター」(実勢価格9,000円前後)とアピックスインターナショナルの「Solar Power Fan2」(実勢価格20,000円前後)を「EBLポータブル電源500W」で使ってテストしました。

3D首振り可能な「JH01サーキュレーター」はAC電源につなぎ、ソーラーパネル搭載でバッテリー駆動も可能な「Solar Power Fan2」はUSBから電源を供給して、それぞれを動作させています。2台1度に動作させたのは、最近の扇風機が消費電力が小さく1台では「EBLポータブル電源500W」のバッテリーの減りが足りないのではと懸念したため、より意地悪な条件でテストをしたかったともいえます。

時間(分)割合(%)消費電力(W)
096USB 13W+AC 14W
1595USB 13W+AC 9W
3095USB 11W+AC 7W
4594USB 10W+AC 9W
6093USB 11W+AC 5W

「Solar Power Fan2」は風量はFULLのリズム風、「JH01サーキュレーター」は首振りを行ったうえで30℃を超える温度のなか周囲の温度を感知して自動で風量を調整するモードで動作させているのですが、2台を同時に動かして1時間で消費した電力は「EBLポータブル電源500W」のわずか3%。2台の扇風機を6時間連続駆動させたとしても20%程度しか電力を消費しない計算になります。

1泊2日程度のキャンプ、停電時の涼をとるために扇風機を動かす程度の電力なら500Whクラスの「EBLポータブル電源500W」で十分以上といえる結果でしょう。

ちなみに電力容量が半分なのに「EBLポータブル電源500W」は「EBLポータブル電源1000W」とあまり大きさが変わらないのが気になると言う方もいるかもしれません。ですが実際には家族全員分のスマホなどを充電することを考えると本体サイズが大きいおかげでワイヤレス充電を含めて最大10個のデバイスを同時に充電できることはかなり実用的であると筆者は感じています。

テストで使用したアピックスインターナショナルの「Solar Power Fan2」はソーラーパネル搭載で防水、バッテリー駆動可能とアウトドアや非常時でも安心な1台です。

バッテリーを使い切るのに「Bonarca 車載用 冷蔵冷凍庫 15L」で連続使用

「Bonarca 車載用 冷蔵冷凍庫 15L」。キャンピングカーのサブ冷蔵庫として使っているものをつないで連続使用。バッテリーを使い切ろうと考えました。

午前中のメールチェックを想定したパソコンの使用にはじまって、途中でソーラーパネルを使って充電はしたものの、夕方近くまでかかって「EBLポータブル電源500W」のバッテリーの残量は93%。10%も使用できませんでした。そこで連続的に電気を消費しキャンプなどでは長時間連続使用したいポータブルの冷蔵庫、筆者の愛用している「Bonarca 車載用 冷蔵冷凍庫 15L」をDC電源のシガーソケットで接続し駆動させました。

外気温が30℃を超える環境でしたが、キャンプに持っていった食材を冷蔵保存するイメージで設定温度は5℃。この条件で「EBLポータブル電源500W」の電気が尽きるまでの時間を観察しました。

時間(分)割合(%)消費電力(W)
09329
159240
30910
45900
60890
3時間810
5時間7431
15時間5844
20時間530
24時間4237
27時間40
28時間0

「Bonarca 車載用 冷蔵冷凍庫 15L」をエコモードにしたのが失敗だったのかもしれませんが、1日どころか約28時間も5℃に庫内の温度を保ちながら「EBLポータブル電源500W」は電力を供給し続けました。電源を入れた当初庫内の温度は約31℃で、そこから温度が5℃まで下がるのに約30分かかり、この間の消費電力は多めです。庫内の温度が設定した5℃に達すると冷却をやめ、庫内の温度が7℃程度になると再び冷却をはじめるという動作を繰り返すため、計測のタイミングによっては消費電力が0Wとなる現象が多く観察されました。
EBLポータブル電源500W」の電気容量なら半日以上は大丈夫だろうと思っていたのですが、実際には24時間を超え、電力が尽きたのは約28時間後。テスト結果を記録するほうが参ってしまうレベルの結果です。ちなみにテストの際には「Bonarca 車載用 冷蔵冷凍庫 15L」のフタの開け閉めはしていません。実際の使用では食材を取り出す際などにフタを開け閉めするので、その度に庫内の温度が上がり、そのため実際に駆動時間はもう少し短くなると想定されます。とはいえ1泊2日程度なら十分以上の結果といえるでしょう。

まとめ:使用頻度と予算で選びたいポータブル電源

一般的な使用なら500Whクラスの「EBLポータブル電源500W」はちょうどいい

2台並べてみるとよく分かるのですが「EBLポータブル電源500W」(右手前)は「EBLポータブル電源1000W」(左奥)に比べて、さほど小さくはありません。

最近、自然災害などが多いせいか、アウトドアやキャンプをより楽しむためにポータブル電源を購入する人だけでなく、非常時や災害時にパソコンやスマホを充電したり、テレビやラジオといった情報収集ツールを駆動させるためにポータブル電源は必須といった印象です。そのため価格と容量は非常に重要な要素といえます。

ポータブル電源は基本的に価格が高いものほど、容量が大きいのですが、10万円程度までは購入できるモデルでは、1,000Wを超えるような消費電力の大きいクーラーや電気ストーブを普段と変わらない感覚で使えるほどの電気容量はありません。

特にEBLがラインアップしている1,000Whクラスの「EBLポータブル電源1000W」と500Whクラスの「EBLポータブル電源500W」では、筆者が強く実感する差は電子レンジとドライヤーが使えるか、否かです。

電気容量も当然2倍の差があるのですが、消費電力の大きな家電を動かそうと考えない限りテストの結果は前述のとおりになっています。1泊2日程度のキャンプがメインで、短期間の停電などに備えるなら「EBLポータブル電源500W」で十分といえるでしょう。予算に余裕があり、より安心感がほしいということあれば、筆者が使っている「EBLポータブル電源1000W」もおすすめですが、「EBLポータブル電源500W」の3万円を切る実勢価格は現実問題非常に魅力的だと思います。

あれもこれもと悩むよりも、まずはポータブル電源を実際に使ってみて、自分に何が必要なのかも見極めるにも500Whクラスの「EBLポータブル電源500W」は十分以上なので、ぜひ、そのコストパフォーマンスの高さを実感してみてはどうでしょうか。

EBL「EBLポータブル電源500W」の詳細と購入について

製品の詳細については「EBLポータブル電源500W」をご覧ください。

撮影協力

撮影協力:新千歳空港からすぐ!「フォーエバーキャンピングパラダイス

齋藤千歳(サイトウ チトセ・Saito Titoce)

元月間カメラ誌編集者。北海道の絶景や野生動物の姿を追い求めているうちに、キャンピングカー・車中泊でのアウトドアライフにどっぷりハマっていました。現在2歳の息子、そして妻と全道を巡っているうちにカメラ・レンズはもちろん、アウトドア・キャンプ、子育て、PCガジェット、料理に、ダイエットまで経験したすべてを撮影し、執筆するフォトグラファーライター。OUTDOOR GEARZINEではキャンプ及びキャンピングカーでの生活クオリティを上げる「QOCL(Quality of camping life)向上委員会」を中心にさまざまな記事を執筆していく予定です。

ぼろフォトブログ