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2024年にグッときた100の山道具【Outdoor Gearzine 100】(うち50アイテムを公開)

2024年もたくさんの山道具に出会い、その感動をこのサイトで紹介してきました。

ということで遅ればせながら今年もやります。2024年にOutdoor Gearzineが使用して素晴らしかったアイテムを約50、そしてフィールドでは使用できていないけど、これはぜひフィールドで使ってみたい!と思わせてくれたアイテム約50、合わせて100の今シーズン「グッときた」山道具をピックアップして紹介する「Outdoor Gearzine 100」2024年版がようやくまとまりましたのでシェアします。

なおこの記事は100のピックアップアイテムのうち、主要アイテム50点に絞って公開しておりますが、完全版の全100アイテムについてはメンバーシップ向けページにて掲載しております。これからもよりコアな情報やオフラインイベントなど楽しいコンテンツをお届けしていきますので、ぜひこれを機に「Outdoor Gearzine メンバーシップ」をご検討くださいませ。

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目次

アイテムの選定基準

  • 基本的に2024春夏、2024-2025秋冬シーズンに新発売、アップデートされたアイテムの中から選出。
  • 一部、単に見逃していた関係で2023シーズン発売のも若干含まれています。
  • あくまでも編集部が入手・使用・調査したアイテムになりますので、中には個人輸入でしか日本では入手不可能なアイテムもあります。
  • すでに終売してしまっているものも含まれます。

2024年に感動したバックパック

Black Diamond ベータライト30 / 45(軽量ハイキング)

今年期待通りに楽しめた、長いルートを軽量で高速に移動したいミニマリストのための超軽量バックパック。まだガレージブランドしか使っていない「Ultra 200」という攻めた素材を採用しつつ、メジャーなブランドらしい丁寧なつくりの良さ、そして別売りのサテライトバッグと組み合わせたりしてスマートに使える拡張性の高さなどの完成度がグッときた。

Black Diamond ベータライト45 バックパック レビュー:最先端軽量素材とスマートなディテールが融合した、ファストパックスタイルへのBDからの回答

Durston Wapta 30(軽量ハイキング)

いま世界で最も熱いULブランド、Durston Gearの考える理想のフレームレスバックパック。まだ誰も使っていない新素材を駆使した、超軽量・高耐久、そしてフレームレスとは思えない快適な背負い心地が素晴らしい。

GOLITE PEAK 35(軽量ハイキング)

かつてのUL黎明期に名作として知られたGOLITEのバックパックが今シーズン復刻。天蓋無しのロールトップの出入口やフロント・サイドポケットなど、今でこそ珍しくはないULバックパックの特徴を形作ってきた源流ともいえるモデルが、2024年に合わせて若干の調整を入れてあり、今でも使いやすいモデルです。

Haglofs L.I.M Airak 24(軽量ハイキング)

どうやら自分はある一部の機能が尖ったアイテムも好きだけど、最終的には細部までバランスのとれた完成度の高い道具に目がないのかもしれません。こちらは軽さと快適性、実用性をまんべんなく備えたある意味ホグロフスらしいバックパック。テンションメッシュ構造の背面パネルとベスト型の幅広ショルダーハーネスを組み合わせており、快適な背負い心地と実用性の高さを両立しています。

ホグロフス(HAGLOFS)リム エアラック 24(L.I.M Airak 24) 606305 カラー:Tarn Blue/Nordic Blu

Haglofs L.I.M Airak 24 バックパックレビュー:ミニマルなデザインに隠された深いこだわりと実用性が光る、ハイキングからファストパッキングまで最適な快適・軽量バックパック

MIYAGEN Trail Engineering. CREST 40(軽量ハイキング)

愛知県岡崎市にある小さなブランドのULバックパック。体への負担を極力減らすフィット感を重視した背面構造をはじめ、元アウトドアメーカーでのデザイナー・エンジニア経験から生み出された緻密な設計が随所に見られ、只者では無さを醸し出しています。新作を開発中とのことで、楽しみでしかありません。

MYSTERY RANCH レイディックス47(ハイキング・登山)

あのミステリーランチが「軽量」モデルを発売したことは、多くのギア好きを驚かせました。軽量と言ってもいたずらに省略するのではなく、しっかりとした素材と縫製、そして背負い心地のフィット感・安定感は限りなくこれまでのモデルに近く、それでいてメイン収納への素早いアクセスなどもあって「らしさ」を失っていない。なるほどよくできています。

Rab Muon 50(軽量ハイキング)

ここ最近トレイルランやファストパッキングへの参入に勢いを増すRabがついに軽量バックパックをリリース。これが期待以上に本当によくできていました。とにかく軽量にもかかわらず背負い心地が抜群によい。そしてたくさんの容量が確保された外部収納の実用性の高さも秀逸。Rabはまたしてもカテゴリの水準を引き上げてしまった。

Rab Muon 50バックパックレビュー:軽いからといって背負い心地を妥協する時代は終わり。スルーハイカーが求めるすべての要素が詰まった軽量バックパック

SAYAMA Fast V3(ファストパッキング)

2024年はTJARの年でした。トレイルアスリート向けのハイエンドギアを開発するSAYAMA worksのFastは、この大会に出場する多くのランナーが実際のレースに使用していることで知られるバックパック。V3の今作もアルプスのタフな地形で激しく使っても壊れない耐久性と軽さ、素早いアクセスのできる収納に、カスタマイズ性も備えた、まさにこだわりがいのある一品です。

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SEALSON Rollig Balls Fastpack(軽量ハイキング)

最近注目している台湾のメーカーが手掛ける画期的なバックパック。これもまた期待にたがわず新鮮な驚きをくれたモデルでした。ファストパッキングに適した軽量・高耐久・実用的外部収納も素晴らしいのですが、それよりも驚いたのがフロントを折りたたんでコンプレッションできる安定性の高さ。デザインも素晴らしい。

Teton Bros. Amauti(バックカントリースキー)

唯一無二の背負い心地の良さにびっくりした、ユニークで革新的なBC向けバックパック。ショルダーとヒップベルトが一体化した一枚生地のアウターシェルでパック本体を包み込むような構造によって、高いフィット感が実現。シンプルなデザインとともに病みつきになります。

THE NORTH FACE エフピー26(ファストパッキング)

TNFのファストハイク向けバックパックの最新作。前モデルの30Lも好きだったのですが、今回より容量は少なくなったものの、より軽量に、より重心が安定し、より機能的な収納を備え、あらゆる場所に進化がみられています。まさに「走れて登れて運べる」ファストパッキング向けバックパック。

VAUCLUSE Ultralight Backpack Ventilation Frame(軽量ハイキング)

フレームレス・バックパックの悩みの種であった背中の蒸れを解消する立体メッシュパッドは毎年面白そうなものが出ていますが、これは今までになく硬めのプラスチックでできた通気パッド。今までのようなヤワなメッシュにはないしっかりとした空間が確保できます。

yamada packs Backpack40(ハイキング・登山)

背負った瞬間のフィット感のヤバさが、まるでずっと自分を待っていたかのように理想的な塩梅だった、山形のガレージブランドのハンドメイドバックパック。軽さだけを追い求めていないところも非常に好感触。

モンベル キトラパック 30(ハイキング・登山)

これまでモンベルのバックパックというとそこまで刺さったものはなかったのですが、この今シーズンリニューアルしたモデルの収納はほんとによくできていると感心しました。取り外し可能な天蓋、ショルダーベルトポケット、横からも出し入れできるサイドポケット、トレッキングポールアタッチメントなど、決して新しくはないけど、よくまとまった秀才です。

NEMO RESOLVE 35(ハイキング・登山)

日本ではなぜかあまり話題にならずひっそりとデビューした、ニーモ初のトレッキング用バックパック。独自開発の優れた強度と防水性を持つ100%リサイクル素材「CERO™ファブリック」や、ドライでクッション性の高いこれまた独自開発のパッド「CCubed™クッション」を採用。利便性の高いパーツやポケット類など、研究開発力に長けたニーモの革新性がちりばめられています。

2024年に感動したアウトドアウェア

Foxfire TS EX HEATクルー(ベースレイヤー)

OCTAはここ数年多くのブランドがアクティブインサレーションに採用するほど大人気の軽量・通気・保温素材。ただストレッチ性と吸汗性に若干の癖があり、その部分を補うようなシャツがあればと思っていたところ、このトップスに出会いました。ボディのOCTAに加えて首周りや袖口、袖下、体側面にストレッチ性に優れたTS EXストレッチ素材をハイブリッドしています。

Goldwin パーテックスシールドエアーアドバンスドライトジャケット(レインウェア)

ここ最近ゴールドウィンの新製品は、素材使いや細かいあしらい等見る限りかなり攻めています。きっとTHE NORTH FACEなどグループ内のエリート開発部隊が集中して手掛けているに違いない(想像)。この新作レインジャケットも、最先端の防水通気素材「パーテックス シールド エア」を採用しつつ、無駄を極力省いて104グラムという軽さを実現した意欲的モデル。それでいて意外とパリッとした強さもあります。

ibex WOOLIES PRO TECH Q-ZIP(ベースレイヤー)

昨シーズンレビューして大好きになったibexの新型ウールシリーズ「PRO TECH」シリーズに、今シーズンは待望のハーフジップタイプが登場。より体温調節がしやすくなって、これで一年を通じた幅広い季節に対応することができるように!

INNER-FACT シームレスインナーパンツ(アンダーウェア)

トレランレースやアドベンチャーレースなどのシビアな山岳アクティビティに耐え得る製品を手掛ける日本発メーカーのオリジナルアンダーウェア。2024年のTJARで、多くの選手が身に着けていたのに気づき、試しに購入してみたところこれがはまった。自分は窮屈感と股ズレが嫌なのでボクサーパンツは苦手だったのですが、これだけ擦れにくく速乾性も高ければ夏の沢登りなどでも履きたくなります。

mont-bell EXライト サーマラップ パーカ(防寒ウェア)

モンベルの軽量インサレーションの定番である「エクセロフト」はこれまでも好きでしたが、この新作はそこにさらに軽さとストレッチ性を備えた「ストレッチエクセロフト」を採用したアクティブな冬にぴったりの行動保温着。冬山では中間着として、春・秋のトレッキングや夏季の高山ではアウターとして一年を通じて活躍します。

NORRONA falketind Alpha90 insulated Zip Hood(防寒ウェア)

このジャケットの良さはなんといっても「PrimaLoft® Gold Active+・Polartec Alpha Direct・Polartec® Power Grid」という、メーカーの垣根を乗り越えた掟破りの素材使いによる、計算された適材適所のハイブリッドなマッピング。寒冷地での防風・通気速乾・快適さをこの一着でカバーしてくれます。

OUTDOOR RESEARCH Deviator Hoodie(防寒ウェア)

個人的に昔から機能的なインサレーションジャケットの開発には信頼を寄せている、OUTDOOR RESEARCHの新作アクティブインサレーション。軽くて保温性と吸湿発散性に優れ肌触りもソフトな「VerticalX Octa」と呼ばれるアクティブ中綿と、通気性と伸縮性を備えたActiveTempファブリックの組み合わせが素晴らしい。

Patagonia M10 アノラック(ハードシェル)

およそ6年ぶりに復活した、過酷な季節でのファスト&ライトな要求に応えるテクニカルシェル。何よりも行動時の動きやすさを最優先して無駄を省いた超軽量仕様ながらも細部まで計算された独自パターンが素晴らしく、動いていてストレスを感じることはほぼありませんでした。

Rab Cirrus Ultra Hoody(防寒ウェア)

まるでダウンのように柔らかい、最先端の人工羽毛インサレーション「PrimaLoft® ThermoPlume®+」を世界で初めて採用したジャケット。保温性と濡れへの強さを両立しながらふんわりと心地よい着用感が気持ち良すぎます。

Rab Evolute Hoody(防寒ウェア)

行動中の激しく変化する環境に適応するアクティブインサレーションの最前線。裏地に採用した「 PRIMALOFT®EVOLVE」は保温性だけでなく優れた吸汗速乾性を備え、また表地に配置された「Motiv™ Aero」ファブリックがその吸湿発散性をブースト。柔らかくストレッチ性のある心地よいフィット感とともに、中間着に必要なすべてが詰め込まれています。

Rab(ラブ) 【24秋冬】Evolute Hoody UK-S(JP-M) Beluga QFG-19

今シーズン最も注目すべき行動保温着「Rab Evolute Hoody」は、アクティブインサレーションを次のステージに押し上げる【実践レビュー】

Rab モーメンタムパンツ(トレッキングパンツ)

とにかくこんなに軽くて動きやすい夏用トレッキングパンツは初めてかも。Matrix™生地のおかげで薄いにもかかわらず耐久性も十分、そして抜群の通気性も備えて夏山でも涼しく感じます。洗練されたシルエットによる品の良さも◎。

【忖度なしの自腹比較レビュー】 軽量でシルエットの美しい 夏山で快適なトレッキングパンツ 厳選3選をフィールドテスト

RIDGE MOUNTAIN GEAR Power Stretch Earmuff Cap(ヘッドウェア)

Polartec® Power Stretch®のイヤーマフが心地よい、秋冬向けの保温性の高いキャップ。秋冬物のいいキャップがないと思っていたところで、作りの丁寧さとあか抜けたデザインが飛び抜けてました。

STATIC ADRIFT DYNEEMA MITTEN(グローブ)

秋冬の低山ハイキング用に、防風性と若干の保温性を備えたグローブは非常に重宝します。そこで最近よく見られるのが薄手フリースグローブと折り畳み式防風生地のシェルを組み合わせたハイブリッドミトンです。この新作グローブは「Octa®CPCP®」の甲と手の平・親指以外を抜いたインナーと「Dyneema® Composite Fabric」という、ありそうでなかった組み合わせ。暖かく軽くて操作性がよくて強い。最高じゃないですか。

STATIC ROAR CREW(防寒ウェア)

中空のOcta®糸にウールを撚り合わせた「AYUKAN」という画期的な糸による革新的なアクティブインサレーション。しかもホールガーメントによって着心地も抜群。同じ「AYUKAN」を使った製品でベースレイヤーもありますが、個人的にはこちらのミドルレイヤーの方が試着した限り快適で適していると感じました。

Teton Bros. Feather Rain Jacket(レインウェア)

新たなアップデートで「Stretch Cordura SuperDurable 3L」を採用し、190グラムという軽さにもかかわらずストレッチ性と耐久性を兼ね備えた、ティートンの隠れた名作。決してツルギだけじゃないよ。

THE NORTH FACE ハイブリッドアブレイザーフーディ(防寒ウェア)

ノースフェイスの最高峰ラインサミットシリーズの最新アクティブインサレーション・ウィンドシェル。中綿にはおなじみの「VENTRIX」とプリマロフトを適材適所にマッピング、そして裏地には、ここにも「チタンスパッタリング」加工技術が採用されており、少ない重量で保温力を向上。軽量・高機能が細部まで突き詰められています。

THE NORTH FACE フューチャーライトパラボラジャケット(レインウェア)

2024年のTJARで優勝した土井選手が着用、軽量コンパクト性と運動性を追求しながら、高いプロテクション性も備えた全天候型アウターシェルジャケット。表地には高強度ポリエチレン混紡と通気性抜群のFUTURELIGHTのナイロンを巧みにマッピングし、防水透湿性と強度・快適性を備えながら重量は約165g(Lサイズ)という軽さを実現。素材と手の込み方がが贅沢過ぎる。

ワークマン PREMIUM超撥水ソフトシェルトレックフーディ&パンツ(ソフトシェル)

Outdoor Gearzineが久々に開発に協力して生まれた驚きの価格の中に本格アウトドアで十分活躍できる性能を詰め込んだ、最強コスパのソフトシェルジャケット&パンツ。超撥水性、耐久性、ストレッチ性による安心の着心地に加え、便利な収納など細かい部分でも機能性抜群です。

【俺たちのワークマンが帰ってきた】PREMIUM超撥水ソフトシェルトレックフーディ&パンツ レビュー:高パフォーマンスと低価格で久々に度肝を抜かれた本格派ソフトシェル(の開発協力をした話)

2024年に感動したフットウェア

DAIWA WS-2302C

ヴィブラムの最先端ラバー「IDROGRIP FLEX」を採用した、渓流用のウェーディングシューズ。これまで「IDROGRIP」のソールを試したことはありますが、正直これまでのラバーソールからの大きな進化は感じられませんでした。この「FLEX」は、IDROよりさらに柔らかいゴムにして濡れた岩に吸い付くようにグリップすると同時にEVAミッドソールによる歩きやすさも実現。沢登り用のシューズとしてこれから活躍してくれるに違いありません。

Dynafit Ultra 100

スキーをしない人にとってはなじみの薄いメーカーですが、トップを目指すアスリートのためのブランドが手掛けるトレランシューズは最先端の技術を結集して細部まで高いバランスを実現した高機能ロングディスタンス系シューズ。しなやかな履きやすさと確かな反発力が見事。

Dynafit Ultra 100 レビュー:極上の履き心地と軽快なライド感がたまらない、一日中楽しく走れる長距離対応のトレイルランニングシューズ

Phaenom FR 01 130

今シーズン新登場のスキーブーツブランド、Phaenomによるフリーライド向けブーツ。2バックルと独自のゴム製パワーストラップによるシンプルながら固定力の高いシェルによる優れたダウンヒルパフォーマンス、フィット感の高いレースアップインナーブーツなど新機軸が盛り込まれ、さらにリサイクル可能な素材を使いパーツも簡単に分解・交換が可能とサステナビリティにも十分に配慮。スキーブーツも新時代に突入だ。

SALOMON GENESIS

「今最もおすすめするトレランシューズは?」と聞かれたときはこれと答えるかもしれない。快適なフィット感と安定感たっぷりのブレにくさ、そしてクッションと反発の両立したミッドソールに安心のグリップ力と、サロモンの魅力である総合的なランニングシューズとしてのバランスの良さを最も体現しているといえる一足。

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SALOMON GENESIS レビュー:戦車のようなタフさとスポーツカーの軽快さを兼ね備えた超ハイテク・トレイルランニングシューズ

2024年に感動したアウトドアギア

arata AX-79

異色の本格アウトドアブランド、arataが今シーズン新発売した斬新な自立式ダブルウォールテント。1kgを切る軽さにもかかわらず本格山岳テント並みの高い強度を実現。コンパクトな室内も、後室を作ることで広大な荷物置きがあって今日中快適性もばっちり。

驚くほど軽いのに強くて快適、価格も◎。斬新なアイデア盛り沢山の「arata AX シリーズ」は自立式山岳テントの新しい景色を見せてくれる【実践レビュー】

belmont U.L. Noko

泊まりの沢登りでは焚火用の流木を切り揃えるのにノコギリが重宝されますが、やはり持ち運びやすい軽くてコンパクトなモデルがいい。ただかといって切れ味は妥協したくない。このノコギリはまさにその要望をかなえてくれた奇跡の1本。ある程度の長さと切れ味がありながら、軽くてコンパクトに収納できてしまいます。

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COROS VERTIX 2S

驚異的なバッテリー寿命と精度の高いGPSセンサー、そしてオフラインマップ搭載の高機能ながら、相対的に現実的な価格設定のアウトドア向けスマートウォッチ。今シーズン細かく進化した2Sが発売され、ついにGarminから乗り換えました。詳しくはこれからレビューしますが、今のところは大満足です。

Durston Iceline Trekking Poles

日本ではあまり話題になっていない、ダーストンの画期的なトレッキングポール。連結ポイントが1つしかない、独自の3ピース設計によってこれまで以上に「より軽量で、より強く、より信頼性の高い」モデルを実現しています。1本で145グラムとめちゃくちゃ軽いですが、しっかりと内径が太く作られているため、思ったよりも堅牢です。

Durston X-Dome 1+

毎回新製品が楽しみでしょうがないダーストンの最新作は、超快適な室内空間と驚きの軽さを両立した自立式ダブルウォールテント。設営のしやすさ、居住空間の広さ、耐候性、重量、耐久性、使いやすさ、どれをとっても細部まで考えられていて一流の作りには相変わらず惚れ惚れします。

Leatherman FREE T4 Multitool

自分の所有しているのはSQUIRT PS4ですが、それがいつの間にか廃盤に。代わりに今シーズン登場した新シリーズ「FREE」から、小型で携帯に便利なハイエンドモデルのT4が登場。とにかく何かと便利なハサミが付いているモデルが継続してくれているのがありがたい。何気にプラスドライバーもいざというときにあると嬉しい。

Garmin inReach Messenger Plus

ガーミンのinReachといえば、衛星通信による双方向通信が可能なGPS・SOSデバイス。これまではせっかくの衛星通信がSOS通信と定型文のやり取りだけでしたが、このデバイスの登場によって使い勝手が大きく進歩しました。このデバイスと新しい月額プランでは、スマホアプリを介することでテキスト・音声・写真の双方向メッセージングが可能。もちろんGPSによって現在位置やルートの確認、SOS信号の発信もできます。でもまだ高いよ。。

GARUD kanamari400

この秋に出会った超軽量薄型アルミクッカー。極限までそぎ落とした結果リッドと合わせても41グラムという、チタンだったとしてもあり得ない軽さ。そしてなにより熱伝導に優れるアルミニウム合金ですから、これでお米も炊けてしまうという素晴らしい孝行息子です。やっぱりクッカーはアルミと思っている自分にとっては手放せない一品になりそう。

Insta360 Insta360 X4

山での思い出作りが楽しくなる360度カメラ。動画や静止画だけでなく、タイムラプスやタイムシフトなどの機能がついており、アウトドアでキレイな風景を記録したい人や、面白い動画を作って楽しみたい人におすすめ。誰でも簡単に操作ができるのでアクションカメラを使ったことがない人にもおすすめです。

Insta360 X4 を登山やハイキングで使ってみたレビュー:待望の8K 対応360度カメラは無敵の「万能アクションカメラ」へと進化していた

NEMO テンサーオールシーズン

今年たくさんリリースされた優秀なスリーピングパッドの中でも、ずば抜けてパフォーマンスに優れたモデルはこちらのNEMOの最新テンサーシリーズエアマットでした。特に重量当たりのR値は他のどのモデルよりも高く、1年通して使えるエアマットとして現時点でhこれ以上なく安心のマットレスです。

NEMO テンサーオールシーズン レビュー:ますます欠点が見当たらない。さらなる高みへと進化し続ける至高のエアーマット

PETZL スイフトRL

ビームや電子回路の品質の高さ、フィールドでの実用性の高さなど、全世界のヘッドランプメーカーの憧れ、ペツルのハイエンドヘッドランプがリニューアルしました。より明るく、より長く、より使いやすくなって、ますます手放せない一品に。値段はそれなりにしますが、その他の追随を許さないクオリティにまったく後悔してません。

【忖度なしの自腹レビュー】最新テクノロジーと匠のデザインが凝縮した「PETZL スイフトRL」はパワー、実用性、ともに文句なしの傑作ヘッドランプ

Rab Ultrasphere 4.5

2024年は優れたスリーピングパッドの年でもありました。その象徴的なモデルがまずこのRabのエアマット。コンパクトで暖かく快適、さらにコスパもよいと、ついつい買いたくなってしまう魅力がたまりません。

スリーピングパッドに英国からの衝撃”第二波”が到来。 Rabの新作エアーマット Ultrasphere 4.5 は「高断熱・快適・軽量・安価」と四拍子揃って相変わらず「買い」な神マットレス

Sea to Summit スパーク -1C

今シーズンのレビューにも書きましたが、最高水準の軽さと快適性をシンプルなフォルムに凝縮した優等生シュラフです。同レベルの競合シュラフに比べても明らかに軽い500gを切る重量や、フットボックスの防水透湿素材など、国内ブランドの王道シュラフにはない実用性を備えています。

Sea to Summit スパーク / スパークプロ -1C スリーピングバッグレビュー:最高水準の軽さと快適性をシンプルなフォルムに凝縮。その上コスパも最強な隠れた優等生シュラフ

SOTO レギュレーターストーブ TriTrail

SOTO独自開発の、山岳環境でも高いパフォーマンスのCB缶「CB TOUGH」を使用することで、OD缶モデルと同様に高地かつ低温下でも安定した火力を提供することができるCB缶タイプの軽量シングルストーブ。重さ約135グラムという軽さながら安定した低重心の作り、そしてレギュレーター付きなので低温や長時間の使用でも安定した高火力という使いやすさ。新CB缶はOD缶よりもリーズナブルな価格だし、これは将来CB缶が主流になる未来もあるかも。

STATIC ADRIFT Ti SLEEPING BAG

STATIC得意のOCTAを寝袋にした「ADRIFT SLEEPING BAG」には注目していましたが、今シーズンさらに裏地にチタンスパッタリング加工を施したこのモデルが登場して思わずポチらずにはいられませんでした。これまで以上に軽くて暖かく、かつ抜群の通気性による快適さを備えたスグレモノは、夏ならこれで寝ることも可能だし、秋冬にはインナーシュラフとしても大活躍してくれます。

TMR industries L.T.Cooker

「やまとまち」の連載でたびたび紹介した、高い削り出し加工技術のアルミクッカー。特徴的な底面は数多くの試作品の末に最高度に優れた熱効率を実現し、唯一無二のデザイン的なインパクトを与えてくれます。もちろん110サイズのカートリッジなどがスタッキングできるサイズでアウトドアでの実用性も高い。

バリラックス バリラックス XR ×トランジションズ

今シーズン初めて「遠近両用メガネ×調光サングラス」を使ってみました。結果このバリラックスがあまりに快適過ぎて、無雪期でもこれが必須の身体になってしまいました。もともとコンタクトが合わない身体だったこともありますが、明瞭な視界と眼の乾きを感じなくていい快適さはもう止められません。

「バリラックス XR ×トランジションズ」体験記。ドア to ピークで掛け替えの必要なし!AIを駆使した最先端の「遠近両用×調光」サングラスレンズで山での眼の悩みが吹き飛んだ

まとめ

以上、Outdoor Gearzineが2024年にグッときたアウトドアアイテムを50点、紹介しました。残りの50アイテムはOFUSEのメンバーシップページでお楽しみください。

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Outdoor Gearzineは2025年もより優れた、より美しい山道具を求めて探求を続け、読者の皆さんとその感動を分かち合えればと思いますので今後ともお付き合いよろしくお願いいたします。