歩かずに死ねるか!アメリカ国立公園への旅(9)ボリューム満点!眼前に広がるヨセミテの360度大展望を独り占め クラウズレスト トレイル

ヨセミテの魅力が凝縮されたボリューム満点のデイハイキングコース The Clouds Rest

“雲の一休み”もしくは”雲の休み場”という名のこちらのトレイル。大きな空を流れる雲たちもそこに立ち止まり休憩したくなるような場所ということで名前がついたのでしょうか。。

ヨセミテの中の数あるトレイルの中でも美しい山々の景色が360度広がり、広範囲に渡りヨセミテ国立公園の岩山を見渡せることで有名なこのトレイルは、世界中の多くのハイカーを魅了し続け、リピーターも多いことで知られています。

往路約4時間、復路約3時間、3,000m超え、そしてクライマックスに訪れるスリル満点の絶壁と、決して楽なトレイルではないのですが、ある程度経験を積んだハイカーならば、およそ10時間ほどの日帰りデイハイクが可能。健脚な方には是非チャレンジして頂きたいトレイルです。

ヨセミテ国立公園 クラウズレスト トレイルへの行き方

このトレイルはヨセミテバレー方面ではないタイオガロード沿いにあるトレイルヘッドから。

ヨセミテバレー方面と比べると観光客が少なく、また違うヨセミテの顔を持つエリアです。雪解けを待ち安全に道が通れる様になる6月頃、タイオガロード(カリフォルニア州道120号)がオープンになり、このトレイルにも入る事ができます。

トレイルがオープンしハイキングが出来るのは6月頃から10月頃まで(その年の積雪によります。)ヨセミテ国立公園概要や行き方、ハイキングに必要な持ち物などの基本的な情報については過去のこちらの記事を参照してくださいね。

トレイルヘッド:タイオガロード沿いサンライズレイクス・トレイルヘッド(Sunrise Lakes trailhead)から(下写真「TH」)。

トレイルヘッドには駐車場があるのでそこに車を停めてハイキングを始めます。駐車場が狭く限りがありますので、早めにトレイルヘッドに入るのをお勧めいたしますよ。(朝9時までには到着されると良いと思います。)お手洗いもあります。

サンフランシスコ方面から

  • Highway 120 号線のビッグオークナショナルパークフラットエントランス(Big Oak NP Flat Entrance)から入った場合はトレイルヘッドまで車で約55分ほど。
  • Highway 140号線から入った場合トレイルヘッドまで車で約1間ほど。

クラウズレスト トレイルのデータ

  • 距離:往復14.5 miles (23.3 km)
  • トレイルヘッド標高:8,150 feet (2,450 m)
  • Clouds Rest標高:9,926 feet (3,025 m)
  • 標高差:1,775 feet (540 m)
  • コースタイム:往復8時間から10時間

※夏にハイキングされる場合はお水は最低3.5リットルから4リットルくらい持参してください。

ヨセミテ国立公園 クラウズレスト トレイルのハイキング情報

このトレイルは標高も割と高く、3,000m超えの岩山になります。頂上に近づくほど酸素も薄くなるので急がず、水分をしっかり摂りながらゆっくり歩くことをおすすめします。

トレイルヘッドにて準備をし、いよいよ出発(上の写真は10月の午前8時。トレイルヘッドで標高が2,450 mと高いので冷えます。しっかりと着込んで出発)。

最初の30分は平坦な道がつづきます。とても歩きやすいです。でも楽なのはそこまで。

30分程歩くと突然の急斜面がはじまります。途中のサンライズレイク方面への分岐まではずっと上り道が続きます。 往路では最も大変な区間と言えます。

ジグザグトレイルを登っていきます。

このジグザグ走行はなかなか距離もあり、結構辛いので休憩をしながらいきましょう。特に後半の石段は足に負担がかかります。

標高も更に上がってきて酸素が薄いのを実感。急ぐと呼吸が苦しくなります。ゆっくりコントロールしながら歩きます。

このクラウズレストは頂上までとにかく登り。

2時間ほどでクラウズレストとサンライズレイクへの分岐点に到着します。分岐ではいつもサインがありますので、特に迷いやすいことはないですよ。

頂上まで4.7マイル(7.52km)

登りが続いていましたが、その先はしばらく下りや平坦な部分が続きます。尾根を反対に下りに入って行きます。

途中に現れる美しい湖がトレイルヘッドと頂上とのちょうど中間地点。進行方向右側に見れます。

風が吹いていないと波が立たずミラーレイクの様に水面に周りの景色が映り込みとても美しいです。写真を撮る傍らここで休憩する方も多いですよ。

トレイルの途中は森の中を歩いて行きます。その森を抜けるまでおよそ1時間。

残り2.5マイルのところで再度登りになります。またジグザグなトレイルが。

空気が更に薄くなるのを感じて、、次第に空は広くなっていきます。

急がずコントロールしてゆっくり歩けば高度順応が上手くでき、頭痛や吐き気などの高山病を避けられるので、ゆっくりと一定のペースを心がけながら歩きます。途中から林を抜けて岩の上に出るので、 上り道ではありますが頂上はもうすぐそこに見えています。

どんどん近づくゴールがモチベーションになりますね。

そしてクラウズレストのクライマックスといえば最後の1km。

細い断崖絶壁の上を歩いていきます。絶景ですが、高所恐怖症の人にはスリル満点。

遠目から初めて見た時はさすがに足がすくみました。本当にここを登るの??という感じで。実際に歩いてみるとかなりの広さがあるので、そこまで心配する必要はありません。

でも油断は禁物。もちろん、踏み外して落ちた場合命はないので、くれぐれもお気をつけて。とくに強風の日などは要注意ですよ。

ついに、クラウズレスト (3,025 m) 到着。

絶景。絶景。絶景。

なんとハーフドームが下に見えます。ここはハーフドームの高さよりも高いので、普段見ることのない景観がここから見られます。

この景色に出会えたことで歩いてきた甲斐があり、達成感に包まれます。

360度の絶景が広がる「雲の休憩所」で私たちも休憩、そしてランチタイムです。青い青い空が広がり、雲が近い。本当に雲たちがここに立ち寄り休憩をしていくよう…。

1時間強ほど休憩をし、いよいよ雲たちに別れを告げて私たちも空の世界から下界へ。

同じ道を下って行きます。復路は水が少なくなった分、荷物は軽いですが、下りは膝に負担がかかります。気を抜かずに気をつけていきましょう。

帰りも半分は上り道だったりして決して楽ではないのがこのトレイル。帰りも頑張りどころです。

下りは約3時間ほどで到着できました。

そのまま帰りのトレイルヘッド手前で右に進むとテナヤレイクがあります。そこへ行って水辺で休憩も出来ます。とても透明感があり綺麗な湖です。水はとっても冷たいですが、下半身の冷却などをしたら気持ちいですよ。足がスッキリして疲れが一瞬飛んでしまいます。

帰る頃にはサンセットタイム。帰り道に見えるハーフドームがまた美しい。

クラウズレスト トレイルは、数多くあるヨセミテ絶景ハイキングのなかでも最も満足度の高いコースのひとつです。興味ある方は是非チャレンジしてみてくださいね。

加藤 さやか

ヨセミテ国立公園のハイキング・旅行プランはお任せください。父の影響もあり昔からアウトドアアクティビティーが大好きで、日本にいた頃から登山、国立公園巡りをする中で、アメリカやカナダの大自然に魅了され、その結果念願だったアメリカに辿り着きました。現在は日本人ガイドと行く完全プライベートハイキングツアーなど、お客様と一緒に作る現地オプショナルツアーを提供するANAMI TOURSを営んでいます。現地在住だから知り得る、スペシャルなオプションをご紹介させて頂きます。ご興味ある方は下記HPから。

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