アンバサダーがワークマンの秋冬新作をチェック!【5】冬の山登りでも使えそうなトップスレビュー
冬の登山。低山といえども、寒さゆえにTシャツ1枚でずっと過ごす方はそういないだろう。防風、防寒のために薄手のアウターを羽織りたいところだ。とはいえ、温度調節をするためでも、できる限り、着たり脱ぎだりはしたくない。望むなら、通気性にも長けて、登山中でも蒸れず、干渉せず、行動しやすいを選びたい。そんな観点から、ワークマンのアイテムをピックアップしてみた。
目次
ワークマンの冬の山登りでも使えそうなトップスレビュー
1279 WARM SHIELD(ウォームシールド) パウダーフリース ハーフハイネック (アウトドアオススメ度★★★☆☆) 1500円
動きやすさ◎ 防風性◯ 通気性△ 保温性◯ 肌触り◎
“まるで、粉雪のような優しい肌触り”と銘打たれた、Find Out 長袖ハーフジップ。裏地には、肌触りがとてもよく、きめ細やかなマイクロパウダーフリースを採用している。着てみた感じ。胴回りがややきつめ。若干細身の自分(身長180cm体重64kg)であっても、Mサイズはきつめに感じた。FIT STYLEは細身シルエットと指定されているくらいだから、Lサイズを選ぶべきだったか。袖も短く感じた。肝心のマイクロパウダーフリースは厚手だが、脇下の胴回りはすっきりしているし、いわゆるチクチクする感じはない。滑らかで、とても心地いい。正直、一枚で充分に温かく、腕も動かしやすい。だが、いざ動いてみると、汗がウェア内にこもり、少しムレてきた。通気性はあまりよくなさそうだ。気温が低めな朝方や下山中の着用をオススメする。
1274 STORM SHIELD(ストームシールド)ハーフジップ (アウトドアオススメ度★★★★☆) 1900円
動きやすさ◎ 防風性◎ 通気性◯ 保温性◯ 肌触り◎
WARM SHIELDをよりフィールドで使いやすいものにしたモデルともいえるSTORM SHIELD ハーフジップ。薄手な感じがするものの、防風生地と裏地には防寒性が高い六角形ブロックフリースしているため、外気の侵入を防ぎ、ウェア内の保温性は優れている。天候や状況にもよるが、ちょっとした登山なら、これで十分。そして、防風性があるものの、そこそこ、通気性も高い。登山中でも不快なムレを感じることはほぼない。サイズはCOMPRESSIONタイトフィットで、ピタッとしているものの、むしろ、動きやすい。汎用性がいい一枚と言えよう。なお、表地の素材には伸縮性に優れたポリウレタンが10%が配合されている。雨天時や寒さが厳しい時はこれに、シェルを着たらちょうどいいのではないだろうか。
1262 FINE ASSIST 半袖ポケット付きTシャツ (アウトドアオススメ度★★★★☆)580円
動きやすさ◎ 撥水性◎ 通気性◯ 速乾性◯ 肌触り◎
一見、ごく普通のTシャツだが、50回洗濯しても水を弾く耐久撥水性を備えたTシャツだ。DIAMAGIC DIRECT(ディアマジックダイレクト/三菱商事ファッションが開発した高水準の耐久撥水、汚れが落ちやすい機能を持つ生地)を採用している。ゴワゴワとしていると思いきや、着てみるとかなりソフトな印象。また、脇には消臭糸が織り込まれいるため、登山後、乾かしておけば、(気にならない方限定だが、)まだ着れる感じ。ポリエステル100%素材のため、速乾性もそこそこある。試しに、コーヒーをこぼしてみると、その撥水性が如実に現れた。こぼしたところを裏地にはほんの少しだけ、染み込んだのみ……。Tシャツだから、50回洗濯はゆうに超えてしまいそうだが、かなり実用的だ。左胸ポケットは使いやすさを考慮して、ジッパー式だったら、アリだと思う。
まとめ
冬のウェアとなると防寒性も重要だが、身体が温まりがちなアクティビティ中には、外の冷気から守ってくれる防風性の方が肝心な時もある。フィールドの状況に合わせた使いわけだ。今回、試してみたSTORM SHIELD ハーフジップはレベル高い仕上がり。防風性、防寒性、そして通気性も良いときて、使える守備範囲は広い。WARM SHIELD パウダーフリース 長袖ハーフジップはムレやすい傾向にあるが、保温性は高い。フィールドの状況次第では出番が多いことだろう。FINE ASSIST 半袖ポケット付きTシャツは通年で着れるし、防水仕様ではないものの、雨天時でも雨水で身体が直接濡れるのを極力防いでくれる。とにかく、STORM SHIELD ハーフジップとFINE ASSIST 半袖ポケット付きTシャツの組み合わせは、かなりオススメ。