歩かずに死ねるか!アメリカ国立公園への旅(15)どこまでも澄みきった湖を全身で堪能。 セブン・レイクス/レイク・ヘレン ハイキング

前回の記事に引き続き今回も水の都シャスタエリアのトレイルをご紹介します。湖や小川などの透き通る水場が多く点在するシャスタですが、今回も美しい湖があるトレイルです。

しかも今回のトレイルは、夏ならば湖で泳げちゃいます。2つの湖はどちらも本当に美しく、人も少なく、体をクールダウンしてリラックスするには最適の場所です。ぜひ歩いて、そして泳いでみてください。大自然の中のプライベートレイクです。

今回は初級から中級者向けのコースです。高低差もそこまでなく絶景ポイントが多いトレイルなので気軽に行ける半日ハイキングコースで、湖で泳ぐのも良し、バードウォッチングやネイチャートリップなどをするのも良しのトレイルです。

平日は割と空いていて大自然と自分たちの空間を存分に楽しめるトレイルです。シャスタに行かれて、自分の足で歩いて自然を感じたい方はぜひこのトレイルをお薦めします。

ここのトレイルはセブン・レイクス(Seven Lakes)とレイク・ヘレン(Lake Helen)という湖を目指して歩いて行くコースです。トレイル途中には有名なPCT(パシフィック・クレスト・トレイル Pacific Crest Trail)へ行く分岐があるトレイルでもあります。

ちなみにPCT(パシフィック・クレスト・トレイル)とは、南はメキシコ国境から、北はカナダ国境まで伸びる西海岸のカリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州を繋ぐアメリカ合衆国の長距離自然歩道。アパラチアン・トレイル(Appalachian Trail)、コンチネンタル・ディバイド・トレイル(Continental Divide Trail)と並ぶ、アメリカにおける三大長距離自然歩道のひとつでハイカー達の憧れです。全長2,650 mi (4,260 km)あるので、この旅には全部の距離を歩くには4ヶ月から6ヶ月を要し、成功を収めるのは6割ほどの人々、と言われています。

そんなPCTに繋がるトレイルでもあるので、ここのトレイルを歩くことでPCTを一部垣間見て歩いていくことになります。シャスタエリアのトレイルを歩いていると、たまに大きな荷物を担いだバックパッカーに出会うことがありますが彼らはきっとPCT パシフィック・クレスト・トレイルに挑戦しているハイカー達ですね。

赤いラインが今回歩くトレイル。黒い点線がPCT

シャスタ周辺のおすすめトレイル、セブン・レイクス / レイク・ヘレン ハイキング(Seven Lakes/Lake
Helen)ハイキングガイド

データ

  • 初・中級者以上向け
  • シーズン5月から10月 (トレイルは3月からオープン)
  • トレイルヘッド標高:約1860m
  • 往復: 約12.5km (7.8 mile )
  • 高低差:398m(1,309 ft)
  • コースタイム:往復3時間から5時間 (休憩含む)

ハイキングに携行すると便利な持ち物

  • 飲み物 (夏は多めに、2リットル位。)
  • 気温の調整できる防寒着 (風があると寒い日もあります。)
  • 帽子
  • サングラス
  • 日焼け止め
  • ハイキング中に食べるスナックなど
  • 常備薬などがある場合は薬やバンドエイドなどのファーストエイド
  • 水着(夏場は湖で泳げます。着替える場所はありませんが必要な場合は持参しましょう。)
  • その他、通常ハイキング装備

マウントシャスタへの行き方(車にて)

  • サンフランシスコから車でI-5を北へ約5時間。直線距離で約245マイル(392km)
  • サクラメントからは3時間。同じく車でI-5を北へ
  • シャスタに近い空港はレディングまたはメッドフォード空港から車で、約1時間~1時間半(I-5を利用)

トレイルヘッド

住所: 住所: Mumbo Summit (Gumboot PCT Trailhead) Mt Shasta, CA 9606 (GPSにここを入れるとトレイルヘッドに到着します。)

トレイルヘッドには駐車場がありますが、お手洗いはありません。駐車場から2つのトレイルが伸びていて、2つ別のトレイルヘッドがあります。

駐車場入ってすぐ右から始まる GUMBOOT TRAILHEAD と駐車場から道を渡った所にあるトレイルヘッド PCT(Pacific Crest Trail)方向へ行くトレイルヘッドです。今回は道を挟んだ側にある PCT(Pacific Crest Trail)のトレイルヘッドからスタートです。

ハイキング出発

写真は9月の頭で、午前10時過ぎの時点では車はほとんどなくスペースに余裕がありました。9月ですがまだまだ気温は夏!この日もとても暑い日でした。

最初は緩やかな坂、わりとフラットな道が続きます。木々に囲まれたトレイルを歩いていくので日陰もあります。10~15分後には視界が徐々に開いていき周りの山々が見えてきます。

写真は9月の頭でちょうどカリフォルニア火事が至る所で発生している時期でしたが、にもかかわらずこの絶景!通常よりは空気が煙によりクリアじゃないのですが、それでも十分に綺麗でした。

坂も徐々に始まりますが、素晴らしい景色が続きます。徐々に左手にはマウントシャスタが見えてきます。ガンブート・レイク、アッパーガンブート・レイク(GUMBOOT LAKE)も同様左手に見えてきます。

紅葉、黄葉も少しずつ始まってきていて、夏の終わりを感じさせます。それでもまだまだ暑い暑い。気温はまだ夏同様です。笑

更に進むと今度は右手にマンボー・レイクとアッパーマンボー・レイク(MUMBO LAKE)が見えてきます。トレイルを歩いていると至る所に湖があることがわかります。

出発から約1時間後PCT パシフィック・クレスト・トレイルの分岐があります。真っ直ぐ行けば今回の目的のセブン・レイクス/レイク・ヘレン方面へ。左へ行くトレイルはPCTへ続く道になります。とても綺麗な景色の中に伸びているトレイルです。いつかはPCT も挑戦したい……と感じつつも本日の目的地へ更に進行方向へ進んでいきます。

山の中腹にずっとPCTが続いているのが見えます。そして絶景です。

分岐を超え更に進んでいくと左手に後ほどいくセブン・レイクスが眼下に見えてきました。

更にトレイルを進むと右手方面にレイク・ヘレンがあります(セブン・レイクスより手前にレイク・ヘレンもあります)。レイク・ヘレンは歩いてきているメイントレイルから見えないので見過ごしやすいのですが、注意していると右方向へいく分岐トレイルがあり、そこを進んでいくとレイク・ヘレンがあります。見過ごしやすいので注意が必要です(GPSを最初にダウンロードしておくと簡単です)。

セブン・レイクス、レイク・ヘレンどちらから先に行ってもいいのですが、ゴールのセブン・レイクスより手前のレイク・ヘレンへのトレイルにはいります。

こんな感じで少し分かりずらいトレイルです。少し坂を登るとその先には……

レイク・ヘレンが現れます。誰もいない。この湖はあなたのものです!笑

さっそく泳ぎました。水の温度は冷たすぎず温すぎず丁度よく本当にリフレッシュになります。

大自然の恵みとは本当にこのことですね。体も頭も泳いだ後はスッキリ。

このあと仮眠もとりました。最高でした。静かで本当にリラックスできます。アメリカのハイキングトレイルの良い所はこういう所にあると思います。至る所に泳げる湖があり、混雑することなく自分と自然との時間を簡単に作れること。これは本当にアメリカに来てよく感じます。泳いで、すこし休憩したら、今回のゴールでもあるセブン・レイクスへ出発。

さて、泳いだあとは来た道をもどりメインのトレイルへ戻ります。

進行方向へ更に歩いていくとセブン・レイクスへの分岐が出てきます。レイク・ヘレンの分岐からは10分くらいで割とすぐです。ここの分岐も少しわかりずらいので注意が必要です。

写真にあるように、セブン・レイクスへの分岐はトレイルから左方向に急カーブしている道へ入ります。うっかり見過ごして真っ直ぐ行ってしまいそうですが、セブン・レイクスへの分岐は下りになります。

砂利道を下りながら降りて行った先にはセブン・レイク(アッパー)の登場です。

透明度が高く素晴らしく綺麗な湖。

レイク・ヘレンより規模は大きく、湖の色合いもとても綺麗です。

タイミングよくここでも自分以外、誰もいません。本当に静かな場所です。

ここでももちろん泳げます。温度も丁度いいです。

ここからすぐの所にローワーセブン・レイクスもあります。アッパーから気軽に歩いていけますが、アッパーの方が綺麗です。

しっかり休憩したら、歩いてきた道を帰っていきます。

今回はしっかり泳いで、休憩も含めトータル4時間半のハイキングでした。美しい湖がひっそりと佇むこのトレイル。オススメです。

新型コロナウィルス感染拡大に関するご注意

2020年12月現在、各国では検疫体制強化に伴う入国制限をはじめ、国立公園への入園規制や国内の移動制限など、さまざまな状況があり得ます。そうした条件は予告なく変更になる場合がございますので、旅行の際には必ず各国の大使館・領事館及び外務省海外安全ホームページ(感染症危険情報)、国立公園ホームページをはじめとした現地情報を入手し、乗継地および渡航予定国、訪問予定地周辺の情報を確認してから無理のない計画・行動をしてください。

加藤 さやか

マウントシャスタのハイキング・旅行プランはお任せください。父の影響もあり昔からアウトドアアクティビティーが大好きで、日本にいた頃から登山、国立公園巡りをする中で、アメリカやカナダの大自然に魅了され、その結果念願だったアメリカに辿り着きました。現在は日本人ガイドと行く完全プライベートハイキングツアーなど、お客様と一緒に作る現地オプショナルツアーを提供するANAMI TOURSを営んでいます。現地在住だから知り得る、スペシャルなオプションをご紹介させて頂きます。ご興味ある方は下記HPから。

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