【双眼鏡嫌いの筆者がおすすめ】エントリー機との光学性能の違いに驚く軽量高性能の中級機ケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」はすごくいい
Discord始めました
野生動物や自然風景などを観察するアウトドアライフを楽しむのにひとつ持っているとなにかと便利な双眼鏡。持っているけど、なにか使いづらくて、ほとんど使っていないという方も多いのでは? 実は筆者もそんなひとりでした。しかし、中級機といわれるケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」を使いはじめると、そんな印象は一変。一般的なエントリークラスの双眼鏡との違いも含めて紹介していきます。
目次
ケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」とは?
「家電批評」のミドルクラスおすすめ1位に輝いた実力派
双眼鏡の記事の冒頭からこんなことをいうのもなんですが、筆者はどうも双眼鏡というのがなにか見づらくて苦手でした。普段から一眼カメラ用の高価な望遠レンズを使っているせいか、どうも鮮明さやシャープネス、解像感が低く感じ、ピント合わせがしづらく、目が疲れるように感じていたのです。
野生動物や野鳥などを撮影する際に双眼鏡で様子を確認してから、撮影する様子に「格好いいな、あれ」と思いながらも、筆者が普段の野生動物の撮影に双眼鏡を持ち歩かないのには、そんな理由がありました。
しかし、先日カメラレンズやアクセサリーはもちろん、双眼鏡や望遠鏡なども手がけるケンコー・トキナーの社員さんと話していると「カメラレンズのレビューは詳細に行っているのに、双眼鏡はやらないのですね」という話題に。確かに筆者はAmazon Kindleでレンズデータベースやレンズラボといった電子書籍をライフワーク的に出版しています。最新刊は「SIGMA 14mm F1.4 DG DN | Art レンズデータベース」です。興味のある方はぜひご覧ください。
「実は双眼鏡がどうも見づらく感じて苦手なんです」と告白すると「もしかしてエントリー機を使っていませんか?」と聞かれたのです。筆者も知らなかったのですが、双眼鏡業界の売上台数の大部分を占めるのが実勢価格1万円を切るエントリー機。残念ながら価格との兼ね合いで十分な光学性能が出ているとはいえない部分があるといいます。
そして「見やすさという点では中級機以上がおすすめの技術的な理由はいろいろあるのですが、それよりも実際に見てもらう方が早いのでお貸ししますね」とテスト的に使わせてもらったのがケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」(実勢価格:3万円前後)です。実勢価格が2万円を超える業界でいうところの中級機で「家電批評 8月号」の「ライブ鑑賞向け双眼鏡No.1決定戦!!」でミドルクラスのおすすめ1位に輝いた実力派。十分な光学性能をもちながら、重さは約375gと軽量なため、筆者のようにアウトドアで使いたいという人はもちろん、ライブ鑑賞などの推し活にもおすすめの双眼鏡だといいます。今回はそんなケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」を実際にレビューしてみました。
おすすめのポイント
- DVDからBlu-rayに変わったような臨場感の違い
- 明るさ16と明るいので薄暗いところでも見やすい
- 直径3cmを超える鏡筒とツイストアップ見口での高い没入感
- 大きく滑らかなピント調整ダイヤルが使いやすい
- 対物レンズ有効径32mmでありながら約375gと軽量
- IPX7相当の防水で抗菌仕様のボディ
気になったポイント
- ボディカラーがブラックのみなのは残念
主なスペックと評価
項目 | ケンコー ウルトラビューEX コンパクト 8×32 |
---|---|
倍率 | 8倍 |
対物レンズ有効径 | 32mm |
コーティング | フルマルチコート |
実視界 | 8.3° |
ひとみ径 | 4mm |
明るさ | 16 |
1000m先の視野 | 145.1m |
アイレリーフ | 15.2mm |
眼幅 | 56~73mm |
最短合焦距離 | 2m |
サイズ(眼幅最大時) | 108.5×49.5×124mm |
質量 | 375g |
材質 | 本体ボディ:PPS樹脂 本体ラバー/転輪ラバー/目当てラバー:EPDM(抗菌剤含) |
付属品 | ポーチ、ストラップ |
解像感 | ★★★★☆ |
見やすさ | ★★★★☆ |
明るさ | ★★★★☆ |
持ち歩き | ★★★★☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
満足度 | ★★★★★ |
詳細レビュー
エントリー機との臨場感・解像感・質感の違いに驚く
日本国内で売れている双眼鏡の大部分が実勢価格1万円以下のエントリー機で、多くの方が特に意識しないで、このエントリー機を使っているといいます。筆者もおそらく、特に意識することなく、このエントリー機の双眼鏡を使って「なんか見づらくて双眼鏡は苦手」と思っていたのでしょう。
そこで中級機のケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」と比較しやすいようにケンコー「Classi-air 8X21DH」も同時に貸し出してもらいました。実勢価格は6,000円前後。「家電批評 8月号」の「ライブ鑑賞向け双眼鏡No.1決定戦!!」ではエントリークラスのおすすめ2位にランクインした実力派のエントリー機です。
とりあえず、見ればわかるとのことだったので、ケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」とケンコー「Classi-air 8X21DH」を交互にのぞいてみます。細かな部分の話は別途するとしても、圧倒的にケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」が見やすい。見やすいだけではなく、DVDで見ていた映画がBlu-rayになったかのような解像感の違いというか、臨場感の違い、そしてしっかりとピントの合った部分の質感までが伝わってくるような見え具合なのです。
DVDでだけ映画を見ていたときに特に不満を感じることはなかったのに、1度Blu-rayで映画を見てから、DVDに戻るとなんとも言えない立体感のなさとか、色彩のグラデーションのチープさが気になって仕方ないという経験は多くの方がしているのではないでしょうか。ケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」とケンコー「Classi-air 8X21DH」の違いはそんな感じです。
なぜ、これほど違うのかと聞いたところ、大きな要素はレンズ口径とレンズコーティング、さらにはプリズムの性能の違いだといいます。ケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」は対物レンズ有効径が32mm、そして、すべてのレンズ面、プリズム面にマルチ(多層膜)コートを施し、光の透過損失を極めて少なくするためのフルマルチコートを採用、さらにフェイズコート、誘電体多層膜のBak4という屈折率の高い高級硝材でできたプリズムを採用しているといいます。
これに対してケンコー「Classi-air 8X21DH」は対物レンズの有効径が21mm、レンズコートは空気に接する面の少なくとも1面以上に多層膜コートを施し、光の透過損失を少なくするマルチコートを採用、プリズムもアルミ蒸着コートのBK7という硝材を使っており、光学系全体がケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」などの中級機に比べると見劣りしてしまうとのこと。
実はカメラ用のレンズでも硝材やコーティングはレンズの光学性能を決める重要な要素なのですが、より口径の大きなレンズで高性能な硝材を採用して、多数のレンズ面にコーティングを施すほどの性能を上がりますが、どうしても高価になってしまうという問題があります。そのためエントリー機と呼ばれる低価格機では採用できない硝材やコーティングが使用できる中級機の双眼鏡はエントリー機と比較すると劇的に見やすく解像感が上がったかのように感じるそうです。実際、筆者もその差に驚きました。
大口径で明るいので薄暗いところでもとても見やすい
光学レンズにおいて明るさはとても重要な要素です。筆者にとって普段から馴染みのあるカメラのレンズでは明るさはF○○といった単位で表記されます。これに対して双眼鏡のレンズの明るさは、そのままストレートに明るさと表記され、ケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」は明るさ16。ちなみにケンコー「Classi-air 8X21DH」は明るさ6.8。実は計算方法は非常に簡単で「(対物レンズの有効径/倍率)の2乗」。
ケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」は(32/8)の2乗で16、ケンコー「Classi-air 8X21DH」は(21/8)の2乗で6.8となります。ただし、実際の明るさはレンズ枚数やコーティングにも影響を受けるので、実際の差はそれ以上になるはずです。
しかし、実は購入時に明るい店頭などで比較すると、画質以上に明るさの差が気にならないことがよくあります。これは双眼鏡の明るさを表すもうひとつの要素であるひとみ径に影響を受けています。双眼鏡の30cmほど離れたところから接眼レンズを見たときに見える、明るい円の直径をひとみ径といい、この直径が大きいほど薄暗い場所での観察や天体観測に力を発揮します。
このひとみ径は「対物レンズの有効径/倍率」で計算でき、ケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」は4.0mm、ケンコー「Classi-air 8X21DH」は2.6mmです。当然ひとみ径が大きいレンズのほうが明るいのですが、双眼鏡のひとみ径よりも人間のひとみ径(瞳孔)の大きさが小さい条件では人間の瞳孔が明るさを遮るので明るさの差がわかりにくいのです。一般的に明るい場所では人間の瞳孔は直径2mm程度になるので、明るい場所ではひとみ径が4.0mmのケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」と2.6mmのケンコー「Classi-air 8X21DH」の明るさの違いを感じるのは難しいわけです。
筆者の場合は、薄暗い森のなかや夕暮れなどに明るさの差を感じましたが、ライブやコンサートといった推し活にも使う人は、この明るさとひとみ径をしっかりとチェックすることをおすすめします。ちなみに薄暗い場所でものを見るのに適した双眼鏡は明るさは9以上、ひとみ径は3〜5mm程度が大ざっぱな目安だそうです。この条件を目安にしてもエントリー機のケンコー「Classi-air 8X21DH」に比べてケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」が優位なのはいうまでもありません。
また、実際にちょっと暗い条件で双眼鏡をのぞいていると、やはり明るいケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」の方が明らかに見やすいのです。筆者だけが感じているのかと思い、友人にも見てもらったのですが、やはり明るいケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」の方がエントリー機のケンコー「Classi-air 8X21DH」に比べて長時間見ていても疲れづらいように感じると言っていました。
実はあまりコンパクト過ぎないほうがしっかりとした没入感が得られる印象
臨場感であったり、明るさであったり、光学性能的な見やすさが1万円を切るエントリーモデルに比べて、2万円を超える中級機のケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」が優れているのは、納得できたのですが、実はそれ以上に差を感じたのが、実際に使ったときの没入感と言うか、のぞきやすさです。
今回、比較対象として使用したケンコー「Classi-air 8X21DH」は対物レンズの有効径が21mm、鏡筒部の直径も約32mmとコンパクトで重量も約170gしかありません。これに対してケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」は対物レンズの有効径が32mm、鏡筒の直径は約42mm、そのため接眼部の内径がケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」は約35mmに対してケンコー「Classi-air 8X21DH」が約25mmとなっています。
わずか1cmの差なのですが、双眼鏡をのぞいているときに接眼部の内径が約35mmのケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」はしっかりと双眼鏡の目が密着して高い没入感が得られるのに対して、接眼部の内径が約25mmのケンコー「Classi-air 8X21DH」ではどうものぞき込んでいる感が強く、高い没入感が得られないのです。
どうも私の目よりも接眼部の直径のほうが小さく、そのため接眼部が目全体を覆ってくれてないように感じます。そこで人間の目のサイズを調べてみると日本人の目の平均的なサイズは横幅が2.7〜3cm、縦の幅が1cm程度だそうです。筆者の目の大きさが日本人の平均的なサイズだとしても、接眼部の内径が約25mmのケンコー「Classi-air 8X21DH」では目全体が接眼部に覆われていないのでしょう。そのせいか、どうも高い没入感が得られないように感じるのです。これに対してケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」は接眼部の内径が約35mmと平均的な目の大きさの日本人であれば目全体が覆われて、しっかりと密着した高い没入感が得られるように感じました。
双眼鏡に関しては、軽量でコンパクトなことも重要ですが、接眼の内径が目の大きさよりも大きなものの方が没入感や見やすさに優れているように感じました。これはいっしょにテストをしてくれた友人も同じことを言っていましたので、筆者だけの感想ではないようです。そういった意味でも対物レンズの有効径が32mmと大きく接眼部の内径も十分な大きさを確保しながら重量は約375gと軽量な中級機であるケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」は優秀な双眼鏡と言えるでしょう。
また、接眼部についてはケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」はひねることでアイポイントの調整が行えるツイストアップ見口を採用。アイレリーフが15.2mm、15mmを超えるハイアイポイントになっているので、筆者のようにメガネをかけている方でも観察時の画像の一部が欠けるケラレが出づらく気持ちよく使用できるようになっています。なおエントリー機のケンコー「Classi-air 8X21DH」はアイレリーフが11.1mm。こういった点でもやはり実勢価格が2万円を超える中級機とエントリー機との差が出るようです。
ピント合わせがしやすく、防水で抗菌のケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」
いまやオートフォーカス(AF)が常識ともいえるスチルカメラのレンズに慣れてしまっている筆者にはちょっと新鮮なのですが、双眼鏡は手動でピントを合わせるマニュアルフォーカス(MF)が一般的です。
そのためピント調整ダイヤルを回して、被写体との距離に合わせてピントを合わせるのですが、野生動物や野鳥、またはライブやコンサートといった相手が動く環境では常時ピントを調整する必要があります。そのためピント調整ダイヤルの使い心地はかなり重要です。
販売店の店頭でも簡単に試すことができるで必ずチェックしてほしいのですが、中級機のケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」ではピント調整ダイヤルの直径は約32mmと大きく、操作時に滑りにくいよう凹凸の付いたラバー仕上げ、しかも操作時の感触も非常に滑らかで、操作時に必要な力も一定といった感じです。これに対してエントリー機のケンコー「Classi-air 8X21DH」のピント調整ダイヤルは直径が約16mmと小さく、滑り止めの凹凸はあるもののダイヤル自体はプラスチック製、そして動きは均一な力で滑らかに動くとは言いづらいのが実情。
双眼鏡の使用時に操作するダイヤルはピント調整ダイヤルのみなので、この操作性はある意味双眼鏡の操作性を決めると言ってもいいでしょう。しかし、残念ながら、この点にも中級機とエントリー機の差が歴然と表れてしまうのです。
また、筆者のように野鳥や野生動物の観察がメインという方はもちろん、推し活でも屋外ということもあるのではないでしょうか。そんなときもケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」は水深1m相当(10分間)JISB7261(ISO9022-8)に準拠しIP評価においてはIPX710分間相当)の防水仕様。しかも双眼鏡内部には窒素ガスを充填しレンズの曇りを防ぐ構造になっています。さらにEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)に覆われた外装部分は抗菌仕様になっており、細菌の繁殖を抑え、清潔に保つことができるといいます。
少し残念に思ったのはエントリー機であるケンコー「Classi-air 8X21DH」はカラーバリエーションがオレンジ、ディープグレー、ブルー、ホワイトと豊富なのですが、ケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」はブラックのみである点。好みもあるでしょうが、ボディカラーの選択肢があるとよりうれしく感じます。
まとめ:エントリー機との差に愕然とするケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」
せっかく双眼鏡を買うなら、しっかりと比較したうえで中級機を選択したい
「どうも双眼鏡が見づらく感じて苦手なんです」という筆者の発言から、ケンコー・トキナーさんからお借りしたケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」。数多くのカメラ用の交換レンズをレビューしながら、双眼鏡の光学性能の差を筆者はまったく考慮していなかったと言えるでしょう。
実際に双眼鏡の中級として軽量コンパクトながらしっかりとした光学性能を誇るケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」は1万円以下のエントリー機に比べると明らかに見やすく使いやすいのです。双眼鏡を購入しようと考えると同じ倍率なら安くエントリー機でもいいかと思ってしまいがちですが、逆に1度の購入するとなかなか買い換えることもなさそうな双眼鏡だからこそ、光学性能的にメーカーの方もおすすめする2万円以上の中級機もしっかりと比較したうえで購入することをおすすめします。
筆者は野生動物や野鳥のいるフィールドに行くと、どうしても写真を撮影したい欲求にあらがえず、すぐにカメラのシャッターを切っていましたが、カメラを置いてケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」で野鳥や野生動物、エゾリスなどを見ていると写真を撮るときとは違った視点で、被写体を眺めることができ、とても楽しいのです。
いままで諸先輩方には、被写体を見たら、ただ撮るだけでなく、よく見ることも大切だとアドバイスをもらっていたのですが、エントリー機の双眼鏡を使っていたせいか、なにか見づらく、解像感が悪く、目が疲れるような気がして避けてきました。しかし、コンパクトで使いやすい中級機ケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」を使ってみたところ、双眼鏡で野鳥や野生動物を観察するのは、撮影とはまた違った楽しみがあることに気が付いたのです。
筆者のようにアウトドアフィールドで使うにしても、ライブやコンサート、推し活といった活動に使うにしても、ケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」といった双眼鏡の中級機を1度試してみてから購入することをおすすめします。多くの方が価格差以上の性能の差に驚くのではないでしょうか。
ケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」の詳細と購入について
製品の詳細についてはケンコー「ウルトラビューEX コンパクト 8×32」をご覧ください。
齋藤千歳(サイトウ チトセ・Saito Titoce)
元月間カメラ誌編集者。北海道の絶景や野生動物の姿を追い求めているうちに、キャンピングカー・車中泊でのアウトドアライフにどっぷりハマっていました。現在2歳の息子、そして妻と全道を巡っているうちにカメラ・レンズはもちろん、アウトドア・キャンプ、子育て、PCガジェット、料理に、ダイエットまで経験したすべてを撮影し、執筆するフォトグラファーライター。OUTDOOR GEARZINEではキャンプ及びキャンピングカーでの生活クオリティを上げる「QOCL(Quality of camping life)向上委員会」を中心にさまざまな記事を執筆していく予定です。