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白鷹丘陵トレイルキックオフイベントで yamada packs のバックパックを背負って衝撃を受けた話

先週末は山形市少年自然の家・県民の森で行われたトレイルイベント「白鷹丘陵トレイル キックオフイベント」に参加してきました。

白鷹丘陵トレイルとは、インタビューやトークイベントなどでたびたびギアジンでお世話になっている斉藤正史さんの開拓している東北の新しいトレイルのひとつ。

斉藤さんは言うまでもなくこれまで世界中のロングトレイルを何万キロも歩いてきたロングトレイルの第一人者。日本の先駆者である加藤則芳さんと出会い、その遺志を引き継いだ。人間による破壊が今現在も進んでしまっている自然環境を保全し、100年後も同じ景色を次の世代と共有するために「YLTクラブ」というNPO法人を立ち上げ、一人で地道に山形県を中心にトレイル開拓の活動している。自分の眼で見て、自分で考え、自分のやり方で日本のアウトドアの新しい可能性を切り開こうと努力する人を、OGZが応援しないわけにはいかないだろう。もちろんそれもあるけど、この時期の東北の自然はほんとに気持ちよく、また参加者の皆さんと再会する楽しみもあり、昨年の第1回に引き続き今年もフリマブースを出店しに山形へとはせ参じたのでした。

天気は晴れ。気温も日陰にいると寒いくらいのちょうどよさで、爽やかな空気とポカポカ陽気に包まれた静かな会場はどれだけいても心地よい。

扉写真はイベントブースの様子。今回も車に入りきる限りのシューズやバックパックにウェアやギア類などの放出品を通じて参加者とたくさんお話しすることができました。そこで感じたことは、皆さん道具についての知識が年々肥えてきてるなということ。これアルファですか?とかオクタですか?とか、今このザックのここが気に入らないんだけど何かいいのある?とかエアーマットは音がねぇ、などなど、決して見た目からは想像できないほどみなさんより良い道具について貪欲に情報を吸収されていたことが印象的で、個人的にはあらためて身が引き締まる思いでした。イベントはその後屋外での夕食と焚火に、ビンゴ大会に、キャンプファイヤー(これが懐かしいやら新鮮やらで意外と楽しい)、それでも話は尽きずに深夜まで語り合ってしまいました(次の日信じられないくらいの二日酔いというありがたくないオチがつきましたが)。

yamada packsとの出会い

この日、OGZにはもうひとつの目的がありました。それは山形のローカル・バックパック・ブランド、yamada packsさんに会うことです。

https://ymdpacks.com/

斉藤さんから話は聞いていたのですが、ロングトレイルを歩いた作者が本当に必要な機能を突き詰め、日本の山に合わせたこだわりのバックパックを作っています。すべてハンドメイド、なおかつサイズもカスタムメイド。

作者のいたずらに軽くするのではなく、軽量でなおかつしっかりと腰で背負える構造と無駄を削ぎ落したシンプルさというコンセプトが非常に自分の理想に近く、ぜひその実物を背負って、じっくりと話を聞いてみたかった。

で、これを実際に背負わせてもらった。

https://ymdpacks.com/front/gears/backpack40/

あ、これはヤバい、探し求めていた一品に出会えた気がした。特に腰を包み込むようにフィットするヒップベルト(ウェストハーネス)が秀逸の一言。荷重をしっかりと腰で受け止めつつ、動きによってブレることもなく、そして背中のクッションも適度に心地よくあり、ショルダーハーネスも立体的でフィット感高しと、ほぼ理想的な背負い心地でした。特に専門的な修行を積んだわけでもないのにこれを一人で作ってしまうなんてすごいの一言。東北好きで渓流釣り好き・葛根田川好きという点でも意気投合。Outdoor Gearzineで一緒に何かできないかなぁ、とさっそく夢想中です。

5月のトークイベント開催迫る!そして次回6月26日イベント情報解禁

5月30日(木)は再開後初のトークイベント「僕らのまだ知らない『Haglöfs(ホグロフス)』のここでしか聞けない秘密を語り尽くす」がありますよ!

日本ではあまり知られていないバックパックメーカーとしてのホグロフス、計算されたパターニングの秘密、独特なカラーリングの秘密、北欧ならではのワークライフバランスとモノづくりの密接な関係、などなど、単なる製品開発の話だけでなく、北欧の人々の暮らしにとって自然やアウトドアがどんなものなのかといったここだけでしか聞けない話を本国のキーマンの方々に聞いてみたいと思いますので是非!

参加のお申込みは現地・オンラインともに下記↓↓↓から

イベントにエントリーする(Peatixチケット購入画面へ)

 

また次回のトークイベントは「6月26日(水)」に決定。詳細は近々にアナウンスしますが、テーマは「僕たちは『ヴィブラム』についてまだ何も知らない」アウトソールとヴィブラム特集です!

相変わらずコアな話題でスイマセン。でも今回も本当に興味深いトークイベントになること間違いなしです。語っていただくのはヴィブラムジャパンの平野さん。アウトソールってどうやってデザインされるの?どうやって作られるの?すごいアウトソールって何なの?未来のソールってどうなるの?などなど普段考えたことのない靴底の、奥深い世界を楽しみましょう。当日はメガグリップアウトソールの体験台なども持っていきます。2025シーズンの最新情報なども初解禁予定!?とにかくここでしか聞けない興味深い話をたくさん用意して(お土産もあるよ)お待ちしています!

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