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Review:icebreakerのメリノウール OASIS LS CREW

気がついたらずっと着てた icebreaker のメリノウール

もうさんざん言い尽くされていることかもしれないですが、icebreaker(アイスブレーカー)のメリノウール製ベースレイヤー(アンダーウェア・インナー)が大好きです。2014年はたくさんのベースレイヤーを試してみた末に、その結果何だかんだで最も長い時間着ているのが icebreaker でした。とにかく快適すぎでデザインも垢抜けてる。だから山ではもちろん、これを書いている今でもずっと着ちゃってます。そんなわけで、山に登る人も街に生きる人も、冬を乗り切るすべての人におすすめしたい、icebreaker のメリノウール・ベースレイヤーの詳細レビューを以下にまとめてみます。

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詳細レビュー

アイテム名(価格)

icebreaker オアシス ロングスリーブ クルー(参考価格:10,584円)

icebreaker_front

主なスペックと評価

他アイテムとの比較はこちらのレビューをご覧ください。

項目スペック・評価
Fabric200g ジャージー(ウール100%(メリノウール) )
SizeXS、S、M、L
原産国中国
weight150/200/260
※今回のレビューでは200
フィット感
(10点)
9
肌触り・快適性
(10点)
9
機動性
(10点)
7
温度調整性能
(20点)
18
速乾性
(20点)
14
耐久性
(10点)
8
フォルム・デザイン
(10点)
9
価格
(10点)
5
総合点79

ここがスゴイ!

icebreaker のメリノウールが他より優れている一番のポイントは、十分な機能を備えながら、機能だけにとどまらず最もスタイリッシュなフォルムとデザインを実現している点だと思ってます。機能性が優れたアウトドア・ウェアは、どうしても見た目・着心地が二の次になってしまいがち。そんななかで、このカットソーのようなシャレオツで着心地のよいフォルムと、垢抜けた色遣いですよ。日常に着ていたとしてまったく違和感がない、いやむしろ着たい。

もちろん、見た目だけではなく、機能面でも特筆すべきところがたくさんあります。まず比較した多くのメリノウールと違って気持ちのいい肌触り。生地の織目がきめ細かく伸び縮みが控えめでしっかりしている、これは SmartWool のメリノウールでも同じような特徴をもっていましたが、こちらの方がより滑らかな(綿に近い?)肌触りでした。

そして特に冬の寒い時期にハッキリと感じられたのですが、寒い時期に最適な「保温・通気・速乾性」。何度か試してみたのですが、結論からいうと冬では化繊にくらべてメリノウールのベースレイヤーの方が相対的には快適でいられました。これは同重量の化繊ベースレイヤーと比べた場合、速乾性は劣るものの、保温性は高いという性質によるものと思われます。つまり真夏のアクティビティであれば、保温性よりも速乾性の方が快適さにとって重要なのですが、冬は逆に速乾性よりも温度調節力(保温力)が快適さにとって重要になるため、メリノウールの特徴がより活きてくるというわけです。

DSC03204

その他細かい点としては、動いても裾が上がらないようなドロップテール仕様の裾(上図)、ザックの擦れを避けるような縫い目の構造(右図)など、細部に渡っているところも見逃せません。ちなみに手入れも簡単、普通の中性洗剤で洗濯機を回すだけ。一応伸びたり痛まないようにネットに入れてます。

 

ここがイマイチ

強いて挙げればですが、ボーダー柄じゃない方のカラーバリエーションが残念すぎるところ。

単色のヤツはまだしも、2色の組み合わせは今まで見たカラーリングの中で最悪の部類に入ります笑。数百円安いからといってこっちを選ぶ気にはどうしてもなれませんでした。もっとボーダー方面でバリエーションを増やしていって欲しいところです。

まとめ:どんな活動におすすめ?

普通にハイキングやクライミングにはもちろん、サイクリング、カヤック、スキーなど、あらゆるアウトドア・スポーツに問題なくフィットします。特に暑い夏よりも寒い季節にその特徴が活きてくることは先ほど述べたとおり。そしてさらに、海外旅行で旅先の気候が読めなくても幅広く対応できるし、洗濯しにくい状況でも衛生的に着続けられるので、超便利。

確かにメリノウールでももっと価格の安いものはたくさんあります。ただここまで山登りに使って高性能で、なおかつ日常でも大活躍してくれる icebreaker は1枚もっていて絶対損はないと思います。なお、3つあるウェイトのどれを選ぶかですが、ここまで書いてきたようなオールマイティーでの着回しのよさをフルに感じるためにも、ウェイトが 200 のモデルがおすすめです。